お仕事映画 ~ グッドバイ、バッドマガジンズ ~

 久しぶりに映画館で映画を。

京都みなみ会館で、グッドバイ、バッドマガジンズを鑑賞。



オシャレなサブカル雑誌が大好きな詩織は念願かなって都内の出版社に就職。しかし、そこはオシャレのカケラもないどころか卑猥な写真と猥雑な言葉が飛び交う男性向け成人雑誌の編集部だった。理想とかけ離れた職場に最初こそテンションがダダ下がりの詩織だったが、女性編集長の澤木や女性ライターのハルなど、女性が「エロ」を追求している姿に刺激を受け成人雑誌に対して興味を持ち始める。しかし、そんな中、編集部で取り扱っていた雑誌で「とんでもないミス」が発覚。それを境に共に激務を戦ってきた同僚の編集者たちが次々と退社。オーバーワークで心も体も疲弊しきった詩織だったが、さらに追い打ちをかけるように衝撃的な事実を知ることになる。

(公式HPより)




詩織の面接場面から映画がスタートするが、後の上司になる澤木のエロ本を編集できたら、何でもできるよというセリフから掴まれたが、その後も男性向け成人雑誌編集部の日常にくぎ付けになる。

帰ることができても終電、編集部で徹夜するのは当たり前、写真やアダルトグッズ溢れる部屋は今どきのセクハラ防止の世界とは別世界でもある。

初めて任されたネームで、男性のエロがわからないといっていた詩織も、数か月経つと、いぱしの編集者となり、新人にエロいネームを指示できるようになる。

会社の役員や営業部との対立も、実際にあるんだろうなあという熱い戦いが繰り広げられる。

男性向け成人雑誌だけでなく、出版物業界は縮小の流れが止まらないが、そんな中少しでも良いものを作ろうとする編集者たちの仕事映画であった。

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