「目薬」 柳屋 福治

フジポッド お台場寄席 6月12日配信。

落語の奥深さを感じる一作というか、誠に下らない話であることは
確かだが、ちょっと微笑ましい話でもある。

目が痛いので仕事ができないと、貧乏暮らしの夫婦の妻が、
夫のために目薬を買ってくる。

この目薬が粉薬で、袋に書いてある使い方を読むのだが、
ひらがなは読めるが漢字が読めない夫婦、「めじりにさす」と「め」が
女湯の「女」に似ているので、おんなと読んでしまう。
(「め」と「女」は出所が同じらしい)

「女じりにさす」と読んでしまったから、奥さんのしりをまくって
薬を塗りたくったところ、くすぐったくてしょうがない奥さん、
思わず力んで大きなおならを一発放った。

粉まみれになりながら、はたと気づく。
「この薬は、こうやって使うんだ!」

学校寄席に行くことがよくあるそうで、おならネタというだけで
子供にはうけそうだ。

コメント