金曜日の会社帰り、難波の映画館で映画鑑賞。
【 公式HPより 】
独裁政権が続くシリアで、政府軍と反政府組織との内戦が激化。シリアの医師アミラは娘と共に安全な国へ逃れるため危険な国境越えを決意する。国境を守るシリア兵ムスタファは、残虐な政府軍に不信感を抱き、命令に従う兵士であるべきか、心ある人間でいるべきか苦悩する。一方、トルコの密航業者マルワンは病弱な息子とアメリカで暮らすため、難民をギリシャ行きのボートに乗せて荒稼ぎしようとする。ファティは妻子を連れてそのボートに乗り込むが、死の危機に直面。そして嵐の海を航行する難民を発見したギリシャ沿岸警備隊のスタヴロスは、人命救助に全力を尽くすのだが──
2011年から2024年まで続いたシリア内線(政府軍と反体制派の争い)、戦禍を逃れるために1,400万人の人々が国内外への非難を余儀なくされた。
そんな国外逃避行に関わる5人が交差して1つのドラマを紡ぎ出す。
アメリカの病院に勤めている医師 アミラから物語がスタート。
誕生日のメッセ―ジにシリア時代の誕生日を思い出し、物語はシリアでの病院勤務時代に飛んでいく。
父親の家で家族に誕生日を祝ってもらっている所に爆弾が被弾、娘と共にがれきの中から助け出される。
国境警備を行うシリア兵ムスタファは、政府軍に身を浸しながらも市民への残虐な暴力に徐々に反感を覚える。
連作短編小説のように、各主人公のパートが少しずつ重なって進んでいく。
医師、兵士、密航業者、詩人、沿岸警備隊。
緊迫の場面で次の登場人物のストーリーに進み、次の主人公に移る時には前のストーリーの結末が伺い知れるという繋がりで、先を先を、と急ぎたくなる。
映画の構成自体も面白いが、シリアの国情、難民が直面する現実が厳しすぎるが故に、他の映画やドラマでは陳腐だろうなあというセリフが深く伝わってきた。
反政府活動を行う父と対面するスタファ。父もムスタファも血のつながった親子という認識を持ち、互いの立場を認め合うからこそ、「息子は死んだ」と言い放つ父とそれを黙って聞くムスタファという場面が際立った。
この映画を見た後は、STRANGER じゃだめだと言われている気がした。
シリア内線についても勉強したくなった。




































