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2026/03/18

笑点 vs 探偵ナイトスクープ 春風亭昇太 桂二葉 二人会 ②

 中入り後は予告通りに昇太が高座に上がる。


マクラで笑点メンバーの裏話を披露、笑点メンバーはやる気・生きる気が薄いという話。

落語家のサイン色紙にはイラストや好きな言葉を書くのだが、メンバー最年長の三遊亭好楽の本当の好きな言葉が、「ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい」で大爆笑。


「宴会の花道」が二席目。

宴会をノンアルでやろうとなったとある部署、会費分好きなものを食べる会を行うことに。好きな物が、焼き鳥、寄せ鍋、焼きそば、白子、カニ味噌、ナタデココ、ショートケーキなどなど、酒もなく好きなものを食べ始めた最初は良かったが、会費5,000円分のショートケーキは食べきれない。ショートケーキを食べるのを手伝ってくれと部下に頼む部長だったが、皆も自分の担当を食べるので精いっぱい、「俺のショートケーキがたべられんのか!」と結局は昭和の飲み会のようになってしまうというストーリー。


ナタデココに時代を感じるが、スマドリという飲み方も言われる今に笑える噺。


新大阪に向けて旅立ちました。


代わって二葉、笑点よりも探偵ナイトスクープを、で爆笑をかっさらう。


「佐々木裁き」、西町奉行・佐々木信濃守と松屋町の桶屋の息子・四郎吉の口の戦い。

四郎吉らがお裁き遊びをしているところを目撃した佐々木信濃守、四郎吉親子を奉行所に呼びつけて、四郎吉を言い負かそうとあれこれ投げかけるが、どれも見事に切り返して返り討ちにあってしまう。


こまっしゃくれた子どもを演じさせたら、いま一番うまいのではないか?と思わせてくれるほど、憎たらしさ満タンの四郎吉だった。いいもん聞かせてもらった。



食べ物の話が多かったこともあり、帰りの居酒屋で焼きそば・焼き鳥を堪能した。


2026/03/15

笑点 vs 探偵ナイトスクープ 春風亭昇太 桂二葉 二人会①

 


サンケイホールブリーゼで行われた春風亭昇太と桂二葉の二人会を見に行った。

ブリーゼで落語を見たのはいつだろうと遡ると、2009年のことだった。


春風亭昇太の落語も2010年2月のオレスタイルだった。16年も前か。

春風亭昇太独演会 オレスタイルVOL.13


まずは二人が舞台に上がってのトーク。

この後2席ずつ、翌日のラジオ生放送に出るために会が終わり次第東京に戻るので、中入り後は昇太が先でトリは二葉が務めること、協賛のケンミンが観客にビーフンをプレゼントしてくれることなどを聞いた。


2人が引っ込んだ後は、前座として桂 九寿玉が六文銭を軽快に語った。


二葉の一席目は「ガマの油」。

ガマの油売りの口上が立て板に水のごとし、それだけに酔ったあとのグダグダ振りが、気持ち良い。


代わった昇太は「二番煎じ」。

火の用心で集まった旦那衆、2班に分けて交代で見回ることにするが、第1班が休憩所の番屋に戻ると、飲んではいけない酒を飲み始める。

そこにへやってきた役人に右往左往する旦那たち。風の煎じ薬と伝えるも酒が入った土瓶の中身を所望する役人、実は風邪っぽいのだと、飲み干してしまう。

無くなったという旦那衆に、「二番を煎じておけ」というサゲ。


酒やつまみのシシ鍋、特にネギを食べる様子が美味しそう。


16年振りの昇太、やっぱり面白い。

2010/02/02

春風亭昇太独演会 オレスタイルVOL.13

ワッハホール 2月1日。
冷たい雨降る月曜日にも関わらず、関西のファンが集結、客席は結構な入り具合。
風邪を引いて体調が万全でない中、古典2席に新作1席。
「短命」
こんなのもやるんだと言う軽い驚きを感じたが、よくよく聞くと察しの悪いおバカな人間が登場する落語らしい落語だった。

「リストラの宴」
お馴染み舞台上での衣裳替えの後、新作落語を一席。
ケチな部長に食事に誘われた夫に妻がリストラ対策に知恵を着けた。
介護が必要な親が居る、受験を控えた子供が居る、学歴をひけらかさない、たまには口答えする、人事部と仲良くする。
事実とは異なるが、アドバイスを優先した身の上話をするから噛み合わない笑いあり。
変な話ばかりするので、怒って帰った部長。
奥さんに部下とうまく付き合えない上司はリストラ候補と一言。これがサゲ。
これまた落語の基本を押さえた噛み合わない面白さがあり、楽しめる一席だった。
「寝床」
去年1年間掛けた中で、最もお気に入りの噺とのこと。
これまたこんな噺をやるんだ、と思っていたら、途中から雰囲気が一変。
下手な義太夫を聞かせるために逃げ惑う人を追い掛けるバイオハザードばりのホラーになっていった。
ラストの義太夫を聞くシーンは、頭を低くする戦場の最前線と化していてあな楽し。
昇太ぐらいだな、こんな「寝床」やるの。
今回のマクラで面白かったというか興味深いったのが、終戦を潜水艦の中で迎えた乗組員に聞いた話。
焦土と化した日本に帰るよりも、魚雷を使って海賊になろうと乗組員の意見が一致した。
結局、船長が一度親の顔を見てから海賊になろうと、皆の気持ちを沈めたそうだ。
命をかけた戦争が終わったという事が窺い知れるエピソードだと感心してしまった。








2009/09/12

春風亭昇太独演会 オレスタイルvol.12


9月10日 ワッハホール
昨年12月25日以来の大阪での落語会らしい。
今回は、自分で携帯撲滅キャンペーンを兼ねた前節と古典を3作だった。

しかし、vol.11を読み返すと前回も古典3席ではないか。
新作のイメージが強すぎる。

まくら
ずっと一人で話しっぱなしなので、どれがどの話のまくらというわけではないが、
・椿組の芝居(@花園神社)に出演。舞台設営も手伝ったがそれが面白かった。中学生に目撃され、バイトをしていると思われてしまった(「笑点って儲からないんだな」と中学生に言われた)。
・落語の本ではなく、中世城郭の本を出さないかという話が来た
・博打が苦手。パチンコや競馬など、負けるとしても金額が分かるならまだしも、
麻雀・賭けゴルフなど負ける金額が不明なものは嫌い。ゆえにゴルフはしない。
しかし、最近は志の輔専属ゴルファーとして、再度ゴルフを始めた。

「看板のピン」
落語の基本中の基本、ちょっと抜けている男が、賢い男のそっくりそのまま
まねをして失敗する典型的な話。

賭けごとがむなしいことを見せつけられた男が、
今度は同じ手を使ってもうけを企んで失敗する。

予定調和の安心感があったが、特に昇太色もなく淡々と終了。

「そば清」
落語家というとすぐにそばを食べる仕草を求められるが、実際そばを食べる落語は
少ない、という前振りから始まった。2つぐらいしかないとは、後は「時そば」かな。

昇太自身はサゲよりも途中を大事にしたい落語家ということで、
そばが羽織を羽織ってたというサゲをさらっと。
周りの雰囲気としては、やっぱり分かってない人もいたかも知れない。

「宿屋の仇討」
3席の中では、一番これが面白かった。数か所噛んだのが気にはなったが。
静かに寝たい隣部屋の侍を尻目に、旅話・取っ組み合いの相撲・怪談話
そして人を殺めて金を盗んだ話をしたことから、仇討の敵にされてしまう
どんでん返しがあるストーリー。

相撲で盛り上がる時に、出てきた関取の名前がいかしていた。
坊主を辞めて関取に、その名も「捨衣(すてごろも)」。
地味に笑いを取ってくれた。

2008/12/27

春風亭昇太独演会 オレスタイル vol.11

@ワッハ上方 12月25日

何とフェスティバルホールでは談春の独演会が開催されているという

超逆風を突いての落語会。こっちに来た人は間違いなく昇太ファンに違いない。
風邪を引いた後らしく、いつもの破壊力が無かった気がするが、
古典を3作語りきった。

林家彦いち 「みんな知っている」

翌日のSWA大阪公演と繁盛亭出演もあり先乗り。前座役となった。
秘密を守ることができない人はどこでもいるもので、そんな母親に
エロ本を隠し持っていることがバレてさあ大変、という話。
品川から新幹線に乗ってくる時に、間違って東京へ行ってしまったという
マクラが印象的だった。

春風亭昇太 「牛ほめ」
師匠に教えてもらった2作のうちの2作目。
語尾がはっきりしないのは自分の口調が移るからだ、と
師匠からの口伝に引導を渡された記念?の話らしい。

春風亭昇太 「花筏」
相撲、それも八百長の話。
病気の大関にそっくりな提灯屋が、お金に釣られて地方巡業に偽者として
行ってしまったばっかりに、八百長で全勝できた地元胴元の息子と千秋楽に
戦うことに。
互いに土俵で殺されると思い、仕切れない二人だが、提灯屋が出した手で
息子が吹っ飛んだ。
提灯屋だけに張りがきれい、というサゲ。
うまいことできた話だなあ。

春風亭昇太 「茶の湯」
お茶を知らないのに知ったかぶりをして、お茶をやってしまったら、
という話。青黄な粉を溶かしたお湯にシャボンを浮かべたらまずいだろうなあ。
飲み込めなくて苦しい場面の描写は、座布団をはみ出んばかりの
動きの昇太にはぴったりだ。

これを書いてて思ったが、ドリフのもしものコーナーは古典落語だなあ。

終演後に大サービス、昇太自らお土産(タオルハンカチ)を全員に手渡ししてくれた。
有難う!

思わずCDも購入。





2008/05/08

春風亭昇太 26周年記念落語会



オレまつり ~オレスタイル vol.10 at ワッハホール
26周年記念落語会と銘打たれただけあって、これまでの落語人生を振り返りつつ、
自身の落語人生の転機となったネタをやるという構成。
舞台の端に楽屋風にテーブルなどを置いて独り言、
ずっと出ずっぱりしゃべりっ放し、中入りなしの2時間だった。




「力士の春」「おやじの楽園」「花粉寿司」「ストレスの海」
「人生が二度あれば」の五本立て豪華ラインナップに、替え歌版「マイウェイ」の歌謡ショー付き。

創作ばかりで、およそ正統落語からはかけ離れているが、これがオレ流とばかり
面白い事をやりきった。

「力士の春」
稼働率が高い話だそうだ。学校寄席ではよく受ける。
相撲好きの両親に育てられると、息子はどうなるのか?
学校生活・作文の内容・生活全てが相撲づくし、
作文を読み終わった貴乃爪君が教壇から席に戻る時、同級生に肩を叩かれる
場面が小学生に爆笑を誘うのだそうだ。

「おやじの楽園」
小田急線のラッシュに乗っている時に作った話。
結婚生活に対して如何に悪印象を持っているかを象徴している作品だそうな。
虐げられる親父が、おやじの楽園で幸せな時間を過ごすという
落語の世界観の広さを表している話だった。

ちゃぶ台をひっくり返す前の間「ネギと糸こんにゃくの煮物」が最高。

「花粉寿司」
笑ったなあ。
花粉症が似合わない職業として寿司屋を選択し、これがずばり的中。
つらいのでと、寝ながら握る姿に受けることと言ったらなかった。
くしゃみしてる人を見ると思い出してしまう。「ダークション!」

「ストレスの海」
この話で、NHK新人演芸コンクール優秀賞を受賞したそうで、世田谷の家も
この話のおかげ、って言ってました。出世作。
vol.8でも聞きました。
健康ブームが続く限り、高座に掛けることができる話だと思う。

「人生が二度あれば」
今回のテーマにぴったり。
ネタに入るまでの枕として、これまで書いたネタが登場。
「ジョージワシントン伝」とか「松野明美伝」とかいつか聞いてみたい。

二十数年前の東京の落語会で、受け入れられる事がなかったつらさ、
どうだわからず屋どもめ、 とのメッセージを受け取った。
札束と化した観客もカーテンコールで見送った。

大阪は面白ければ伝統とか格式とかうるさく言わないだろうから、
昇太には合った舞台ではないだろうか。

次回は古典も見せてくれるらしい。

2007/03/12

「崇徳院」

春風亭昇太独演会 オレスタイル vol.8 in OSAKA at ワッハホール

何でも今日は桂文枝追討落語会が催されていたそうで、此処にきたのは変り者の落語好きらしい。
テーマは、「病気」。「お見立て」「崇徳院」に創作落語「ストレスの海」、おまけの「愛犬チャッピー」の豪華4本立て。
独特のテンションの高さは、相変わらず。ネタを喋ってなくとも、笑いがあちこちから漏れ聞こえた。
オレリュウスタイルとのこと、お囃子はなし、1席目と2席目の間には、着替えタイムも。
昨今の落語人気は本当なのかもしれない。男女・年令問わず、幅広い客層で学生らしき集団も大受け。
前に座っていたおばあさんが、肺病の下りで大いに頷いていたのが、印象的でした。
「崇徳院」は、いろいろな噺家さんのを聞いたが、昇太演じる恋煩いの若旦那が、一番なよなよしてたなあ。