春風亭昇太独演会 オレスタイルvol.12


9月10日 ワッハホール
昨年12月25日以来の大阪での落語会らしい。
今回は、自分で携帯撲滅キャンペーンを兼ねた前節と古典を3作だった。

しかし、vol.11を読み返すと前回も古典3席ではないか。
新作のイメージが強すぎる。

まくら
ずっと一人で話しっぱなしなので、どれがどの話のまくらというわけではないが、
・椿組の芝居(@花園神社)に出演。舞台設営も手伝ったがそれが面白かった。中学生に目撃され、バイトをしていると思われてしまった(「笑点って儲からないんだな」と中学生に言われた)。
・落語の本ではなく、中世城郭の本を出さないかという話が来た
・博打が苦手。パチンコや競馬など、負けるとしても金額が分かるならまだしも、
麻雀・賭けゴルフなど負ける金額が不明なものは嫌い。ゆえにゴルフはしない。
しかし、最近は志の輔専属ゴルファーとして、再度ゴルフを始めた。

「看板のピン」
落語の基本中の基本、ちょっと抜けている男が、賢い男のそっくりそのまま
まねをして失敗する典型的な話。

賭けごとがむなしいことを見せつけられた男が、
今度は同じ手を使ってもうけを企んで失敗する。

予定調和の安心感があったが、特に昇太色もなく淡々と終了。

「そば清」
落語家というとすぐにそばを食べる仕草を求められるが、実際そばを食べる落語は
少ない、という前振りから始まった。2つぐらいしかないとは、後は「時そば」かな。

昇太自身はサゲよりも途中を大事にしたい落語家ということで、
そばが羽織を羽織ってたというサゲをさらっと。
周りの雰囲気としては、やっぱり分かってない人もいたかも知れない。

「宿屋の仇討」
3席の中では、一番これが面白かった。数か所噛んだのが気にはなったが。
静かに寝たい隣部屋の侍を尻目に、旅話・取っ組み合いの相撲・怪談話
そして人を殺めて金を盗んだ話をしたことから、仇討の敵にされてしまう
どんでん返しがあるストーリー。

相撲で盛り上がる時に、出てきた関取の名前がいかしていた。
坊主を辞めて関取に、その名も「捨衣(すてごろも)」。
地味に笑いを取ってくれた。

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