「蛇含草」 笑福亭小つる

扇町寄席 2009年9月6日放映

笑福亭枝鶴の弟子入り、師匠が破門?された後で
六代目松鶴の弟子となったらしい。

上方では餅を食べすぎる話だが、そうめんにアレンジされていた。
(江戸では、「そば清」という話)
そうめんに変わっても、曲芸食べが入るところは変わらず。
下を向いたらそうめんが口からこぼれるまで食べきる所も餅の場合と一緒。

この話、推理小説で言うところの叙述トリックを使っている。
うわばみが人間を飲み込んで腹いっぱいの時に蛇含草を食べて
人間を溶かすと言っているだけで、食べ物の消化を助けるとは言っていない。
お腹いっぱいなのだから、蛇含草を食べればお腹がすっきりするだろうと
聞き手が勝手に想像してしまう。

そうめんが羽織を着ていた、というサゲは映像的にも面白い。

コメント

てれっとテレキャス さんの投稿…
そば清のそうめん版ですか、おもしろそうですね。江戸だからソバですけど・・・、確かにうどんでは話になりませんね。

このオチはシュールですよね。ただ、ソバよりそうめんが羽織を着ている方が視覚的にはきれいかも。
貧家ピー / hynkapii さんの投稿…
そうめん版は初めて聞きました。

このオチで"?”っていう人もいるのではないか、ってくらいシュールですね。

上方は、餅にそうめん=白。
単なる偶然ですね。