8月の読書メーター読んだ本の数:34
読んだページ数:4351
ナイス数:282
ハチワンダイバー 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)の
感想無料電子版にて。漫画家真剣師との戦いは、漫画家真剣師の切れ負けに。潜る鋭さが増していく。3戦目には破れ女真剣師が相手のものに。
読了日:08月31日 著者:
柴田ヨクサル
もしも徳川家康が総理大臣になったらの
感想Audibleにて。新型コロナで生じた政治空白を埋めたのは、AI・ホログラムで復活した過去の偉人たち。徳川幕府を作った総理は家康と倒した官房長官は龍馬だけでも面白かった。決めてやり遂げる強さを持つ最強内閣は頼もしい。皆が自由を手に入れるためには、皆が少しずつ不自由を受け入れなければならない、良い言葉だ。歴史に学ぶとはこういう事だなと感じた。
読了日:08月28日 著者:
眞邊 明人
ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)の
感想無料電子版にて。元奨励会だが賭け将棋で生計を立てる「真剣師」が主人公。秋葉原の女真剣師に勝負を挑み完敗してしまう。部屋の片付けに清掃会社に派遣サービスを依頼するが、現われたのはメイド姿で、完敗した女真剣師だった、というハチャメチャな設定だ。題名は聞いた事があったが将棋漫画、こんな漫画だったとは知らなかった。
読了日:08月27日 著者:
柴田ヨクサル
白バイさんのおしごとの
感想京都府警本部交通機動隊の作成協力で、白バイ隊の仕事を紹介。道路標識や装備品の解説も描かれており、白バイや警官好きな子どもに刺さりそうな内容だった。
読了日:08月26日 著者:
今里茉莉奈
日本沈没(下) (角川文庫)の
感想第二関東大震災の後、富士火山帯の火山が相次いで噴火。九州・四国・関西から沈み始める。国民を海外へ避難させる「D計画」、各国への交渉から被害も出しながら救出する救助隊、鬼気迫るものがあった。初めて日本の異変に気付いた田所、「D計画」で交渉役を務めた渡が、沈みつつある日本から脱出せず、語り合うラストが印象的。海外脱出できた日本人のその後を描く第二部は読んでみたかったなあ。
読了日:08月22日 著者:
小松 左京
BLACK JACKザ・コンプリート・ダイジェスト (秋田文庫 46-1)の
感想手塚治虫 ブラック・ジャック展で購入。全243話を1話1ページで紹介するダイジェスト。文庫・新書に入っていない作品もあったようで、その作品はさすがに読んだことがない。ブラック・ジャック展で指摘されていたが、全て1話で完結する読み切りだったのは手塚治虫の力があってこそ、それが感じられる。巻末掲載の「ブラック・ジャックのジレンマ」で、患者の寿命を伸ばすことによって高齢化社会が進むこと、寿命が延びることだけでは患者の余生は幸せにならないという記述があり、ブラックジャックの根底に流れている考え方と感じた。
読了日:08月21日 著者:
コーダ: きこえない親の通訳を担う子どもたちの
感想自身もコーダである著者が、多数のコーダと親たちに聞き取りした結果を基に研究した内容。会話方法、通訳の役割、親とコーダの気持ちの変遷、親子関係の形など。最終章では、親やコーダへの応援メッセージも。ヤングケアラーの一面もあるだろう、手話通訳を利用したり、周囲の人間も聞こえない親と直接会話を試みるなどコーダの負担軽減を図らないといけないと感じた。
読了日:08月20日 著者:
中津真美
戦争は女の顔をしていない 4の
感想シリーズ4作目。ペレストロイカがきっかけで売れるようになった経緯を記す「古い日誌を読んでみる」からスタート。
元 看護婦、外科医、衛生指導員、現退役中佐、斥候、建設工兵、従軍記者らの話を聞き取り。誰も話をしたがらない戦場での恋愛の話も含まれているのが他の巻とは違った。
読了日:08月18日 著者:
小梅 けいと
あいうえおばけ: ことばの先生のことばあそび絵本の
感想小学校の「きこえとことばの教室」の先生である著者、「きこえとことばの教室」でも使われている「あいうえおのうた」の1つ。「あいうえ おばけが あらわれる」・「かきくけ こんやの よるおそく」リズムが心地いい。声に出して読みたい。
読了日:08月18日 著者:
あべ こうじ
荻窪メリーゴーランドの
感想出会いから別れ?と2人の恋を、短歌のやり取りが刻んでいく。 ドラマあり、ラストはミステリー要素もあり、何回か読みなしたくなる一冊。
会議室Cの灯りを消したとき雪だったことにはじめて気づく
/ 顔文字じゃなくてはじめて顔で見る「いってきます」がいとおしい朝
読了日:08月17日 著者:
木下龍也、鈴木晴香
ダーウィン事変(2) (アフタヌーンコミックス)の
感想無料電子版にて。チャーリーを高校になじませようとルーシーが頑張っても空回り。裏で手を引いていたのがチャーリーに目を付け引き込もうとしている動物解放同盟(ALA)、そして銃乱射事件が発生する。テロ、ヴィーガン、人権、現代の今のアメリカが抱える問題も土台にストーリーが進んでいく。
読了日:08月16日 著者:
うめざわしゅん
月刊経理ウーマン 2024年7月号の
感想特別企画 使用人兼務役員の「報酬・賞与・退職金」─税務のツボが分かるQ&A / 社員のヤル気を引き出す「賃金の決め方」─ここがポイントです / 優れた経理担当者は管理会計で未来を見ている… 一流の経理&三流の経理─ズバリ言ってここが違う!!
読了日:08月16日 著者:
株式会社研修出版
変な家の
感想知人が購入を検討している中古一軒家の間取り図に見つけた「謎の空間」。知り合いの設計士と「謎の空間」について想像を巡らせ、事件に繋がっていく。間取り図からよくここまで話を広げたものだと感心するが、どんどんと非現実的な話になっていってしまった。
読了日:08月14日 著者:
雨穴
THE BIG ISSUE JAPAN484号の
感想特集 日本の若者は人権マイノリティ / スペシャルインタビュー エミリア・クラーク / 障害者の移動を支援する「ロール・モビリティ」 / 滝田明日香のケニア便り クロサイの話② / ひと夏25ヵ所、知るほどに奥深い盆踊りの世界 中西祐紀子さん
読了日:08月13日 著者:
ビッグイシュー日本
戦争は女の顔をしていない 3の
感想シリーズ3作目。斥候、准医師、衛生指導員、医者の経験を聞き取った話。戦場で知り合った男性と結婚しただけで、相手の親に差別されるとは。敵の銃弾にさらされる中立地帯の民家での出産に初めてほっとする瞬間があった。執筆日誌に、戦争のことを聞いただけでそれを考えただけでむかつくような本を書けたら、将軍たち自身が吐き気をもよおしてしまうような本を書けたら、という言葉が印象深い。
日本沈没(上) (角川文庫)の
感想鳥島の南東にある無人島が、一夜にして海中に沈み、それを契機にするように日本各地で地震や火山の噴火が頻発する。上巻の終わりには第2次関東大震災の発生で大打撃を受ける東京。深海潜水艇の操艇責任者の小野寺は、近辺の海溝を調査で海底での異変に気づき、何者かに導かれるように日本の異変に取り組む渦に巻き込まれていく。50年経っても古びない設定・ストーリー展開に引き込まれ、下巻へ。
読了日:08月09日 著者:
小松 左京
誰かが私を殺したの
感想加賀恭一郎の新シリーズ、2時間30分の短編。豪華なナレーター、効果音などが入り、ラジオドラマだった。ミステリーとしては普通という内容。
読了日:08月09日 著者:
東野 圭吾
あいたくて ききたくて 旅にでるの
感想「幼い頃に聞いて覚えている昔話があれば聞かせてください」と村落を訪れて聞き取る活動ー採訪ーの紹介と集めた民話を紹介。話を聞かせて欲しいとフラッと家を訪ねるのもびっくりだが、フラッと家にやって来た他人に話を聞かせる懐の深さにも驚く。民話が、市井の人たちの普段の生活での経験やリフレーミングのようなものから生まれている、その過程を垣間見ることができた。
読了日:08月07日 著者:
小野和子,志賀理江子,濱口竜介,瀬尾夏美
新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇 (新潮文庫)の
感想1950年代から2010年代までの名詩を一冊にまとめた新潮文庫百年記念アンソロジー。「雪」三好達治、「初恋」島崎藤村、「レモン哀歌」「道程」高村光太郎 あたりが懐かしいと感じた。知らなかった詩の中では、「自分の感受性ぐらい」茨木のり子にはっとした。吉野弘(「祝婚歌」「夕焼け」「I was born」)はやはり良いなあ。
読了日:08月06日 著者:
九条の大罪(4) (ビッグコミックス)の
感想無料電子版にて。ぴえん系女子がはめられてAV出演するも、当人は居場所を見つけて幸せを感じる。それを食い物にしようと人権派弁護士に売り込む親と、登場人物は最低な人間が多いが、どの視点に立つかによって世界の見え方が変わる。
読了日:08月05日 著者:
真鍋昌平