映画「第9地区」

出張後に代休を取りそびれていたので、帰国2週間たって有給を取った。


映画が¥1,000の日だったので、「第9地区」を見ることに。
しょっぱなから、大きな飛行物体がヨハネスブルク上空に現れる。
エイリアンとの共生か?戦争か?

これまでのエイリアン映画ならばどちらかに話が進むが、この映画はちょっと違う。
何とか飛行物体に乗りこむと、栄養失調のエイリアンたちの集団を見つけることになる。

そして、飛行物体の真下にエイリアンのキャンプを作り、そこでエイリアンを住ませるという
共生生活が始まる。そこが「第9地区」-”DISTRICT 9”

20年経って、地域住民との軋轢・犯罪事件の発生により、エイリアンを第9地区から
移住させよう、というのが映画のストーリー。

恐らくエイリアンは、アパルトヘイト下の黒人とか他国からの移民だとか、
そういう映画と見ることもできる。
エイリアンと共生でもなく戦争でもなく、虐げられていることに変わりないからだ。
よく最初は外見に違和感があったが、最後には人間みたいに見えた、なんて
こともあるが、このエイリアンは最後まで違和感ばりばりの異星人である。


しかし、そこがこの映画の良い所。
単純なヒューマンドラマにしなかったのは正解ではないか。
後半はノンストップSFアクション映画になって、思いのほかグロイので、
(観客は中高年層が多かったし、途中で出て行った人もいたなあ)
万人受けしないだろうけれども、中々の作品であった。



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