8月の読書

8月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5114ページ
ナイス数:66ナイス

生きてみよ、ツマラナイと思うけど生きてみよ、ツマラナイと思うけど
三代目桂三木助の娘であり、四代目桂三木助の姉である著者の「三木助」と歩んだ人生を描く。二人の三木助が、自分の娘や甥っ子を溺愛する姿がダブル所が興味深かった。四代目は破天荒な落語家とのイメージだったが、うつ病で自殺したんだなあ。つっけんどんな言葉・態度ながら著者を支える立川談志の愛が温かい。題名も談志の言葉から。
読了日:08月31日 著者:小林 茂子
オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴンオール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン
シリーズ5作目。たくさんの登場人物で、相関図がついているのが便利だった。今回の東京バンドワゴンのピンチには、あの人が汚れ仕事を引き受けたり、ご都合主義っぽいがシリーズが長くなり、様々のキャラの登場人物がいればこうなってくるんだろうなあ。「髪結伊佐次捕物帳余話」シリーズのようにメインキャラの他、子供の成長に感動を覚えた巻だった。
読了日:08月31日 著者:小路 幸也
空色バトン空色バトン
著者の本初めて。急死した母親が中学生の時に作った同人誌をきっかけに、息子や一緒に作った同級生の視点とバトンが繋がっていく短編小説集。軽く読めて、いい話なんだが、今ひとつまとまりがないというかこれだ!というモノを感じることができなかった。他の作品を読んでみよう。
読了日:08月29日 著者:笹生 陽子
家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇
1960年以降に生まれ、首都圏に在住する子供を持つ主婦を対象とした食卓調査。アンケート調査後、1週間のご飯の調達方法・食べた人/時間などの記録・写真撮影、アンケートと記録・写真の矛盾・疑問をインタビューするという3段階の調査結果。 こんなに家族の食卓は壊れているものなのだろうか。 子供の頃には、食べたくないものも食べさせられたもんだけど。こういうのを読むときは、自分を棚に上げやすいので、気を付けなければ。
読了日:08月28日 著者:岩村 暢子
マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)
終戦直後が舞台の長編番外編。シリーズの語り部サチさんと勘一の馴れ初めの話でもある。日本の運命を握る文書を託され、様々な敵に追われることになった咲智子と守る堀田家。敵の攻撃が手ぬるい感じはするが、これはサスペンスではなくあくまでも東京バンドワゴンシリーズなんだなあ。堀田家の歴史を垣間見られて楽しかった。
読了日:08月27日 著者:小路 幸也
昭和が終わる頃、僕たちはライターになった昭和が終わる頃、僕たちはライターになった
悪く言えば行き当たりばったり、良く言えば前向き。 簡単に真似しちゃいけないが、ごちゃごちゃ言わずとにかくやってみる精神はプラスにとらえたい。
読了日:08月25日 著者:北尾 トロ,下関 マグロ
踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿
追っかけで1作目を読んだ。引きこもり探偵というとどうしても坂木司を思い出してしまう。引きこもりというか引っ込み思案探偵という感じ。ライトミステリーなので目くじらを立てるべきではないのだろうが、トリックが無理やりなのが気になってしまう。「見えないダイイング・メッセージ」という章名が好き。
読了日:08月24日 著者:北山 猛邦
笑う英会話―参考書や英会話本に載っている笑う英会話―参考書や英会話本に載っている
辞書・参考書から集めた脱力、面白例文集。こんな英語いつ使うんだという例文を見たことあるが、一冊にまとまると壮観だ。「僕のチョコレートに触るな!」が「この一言ですべてが伝わる!ビジネス英語の最強フレーズ」からの転載というのに、笑ってしまった。
読了日:08月23日 著者:草下 シンヤ,北園大園
神様のカルテ (小学館文庫)神様のカルテ (小学館文庫)
大学病院か地方の野戦病院のような病院か、一止の選択は予想通りだったが、死期を迎えつつある患者達とのエピソードが暖かい。死ぬ前に一止みたいな医者に出会えれば幸せと言えるか。安曇さんを見舞う紳士の正体がわかった時、ちょっと感動。
読了日:08月22日 著者:夏川 草介
県庁おもてなし課県庁おもてなし課
これは高知県に行きたくなる。読みながら民間と公共機関のギャップが明らかになる仕組み。著者が実際の高知県観光大使を依頼されながら1ヶ月放ったらかされたのが実話だったことに大受けだった。
読了日:08月21日 著者:有川 浩
刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記
正統派ユダヤ教徒だったがドロップアウトし、ハーバード大を卒業しながらも新聞の死亡記事を書くに留まっていた著者が、刑務所図書室の司書の仕事につく。 受刑者との時には職務違反を犯しながらのエピソードが満載。夢を持って出所して行った受刑者が死んでしまうエピソードはつらかった。
読了日:08月19日 著者:アヴィ スタインバーグ
阿修羅ガール阿修羅ガール
途中で夢の世界か、と思いながら読んでたが、いつまでも戻ってこなくて・・・、と言ってるくらいだから、この本は合わんかった。
読了日:08月14日 著者:舞城 王太郎
わたし、生きるからね―重度障がいとガンを超えてわたし、生きるからね―重度障がいとガンを超えて
脳性麻痺の障害を持ち、「ケアされるプロ」を自認。 本書ではリンパ癌との闘病生活の中で合わない看護師との戦いも描かれる。生きるのも死ぬのも人間としての仕事、思い切ってやりたいことをやって言いたいことを言え。人に嫌われるからといって「いい人」になるな、わがままを自覚しながらわがままを言い通せ、というメッセージを重く感じた。
読了日:08月13日 著者:小山内 美智子
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
題名に引かれて、シリーズ2作目とわかっていながら図書館で借りた。2作目から読んでも問題なし。「停電から夜明けまで」がサスペンス要素もあり、面白かった。
読了日:08月10日 著者:北山 猛邦
超訳 ニーチェの言葉超訳 ニーチェの言葉
ニーチェの言葉をまとめた、人生のヒント。その時その時の感情・置かれてる状況で受け止め方がきっと違うだろう言葉の数々。どう受け止め、仕事や人付き合いに使うかも読んだ人次第の本。
読了日:08月09日 著者:
今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話
全巻より10年経って、伊三次とお文に二人目の子供ができていてびっくり。龍之進の嫁探しがメインストーリー。最終的には意中の人を見つけることができて良かった。次巻では伊与太や茜の話を読んでみたい。
読了日:08月07日 著者:宇江佐 真理
上司をマネジメント (アスカビジネス)上司をマネジメント (アスカビジネス)
上司に文句を言うだけよりも、会社に入れば自動的に上司がついてきて、良い人間ならメンター・師匠・コーチになってくれるが指導料はただ、という考えで利用する方が確かに建設的だなあ。
読了日:08月05日 著者:村山 昇
無縁社会無縁社会
NHKがNHKスペシャルなどで取り上げた「無縁社会」の単行本化。2030年には生涯未婚率が男性30%、女性23%といったデータや家族のあり方が変わってきている例が挙げられている。 これを読んで感じたのは映像のインパクトの強さ。 大病をした後だけに、家族や近所のつながりの大切さを実感したが、会社勤めもしまだ身体も動くこの年だからまだ無縁社会に縁がないと思えるのだろうか。
読了日:08月02日 著者:NHK「無縁社会プロジェクト」取材班

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