9月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:5206ページ
ナイス数:60ナイス
ヘルプマン!(18) (イブニングKC)
成年後見制度編スタート。ローン・子育て・仕事の問題の他に、ご近所の認知症の老人とも関わりを持つ主人公。毎回前半の巻はつらい現実を見せ付けられるが、つらい・・・。希望が見出せるんだろうか。
読了日:09月30日 著者:くさか 里樹
ミドリさんとカラクリ屋敷
電信柱突き出し、中村青司もびっくりのカラクリ屋敷。風変わりな家に興味を持った著者が、ミドリさんと出会い北海道開拓者の歴史にまで遡る。家もさることながら、何と言ってもミドリさんの人生。手作りワンピースと白い麦わら帽をかぶって写った写真が素敵。
読了日:09月30日 著者:鈴木 遥
決断できない日本 (文春新書)
日米の危機管理の根本的な考え方の違い、沖縄の基地移転問題についての考え方の土台など、著者の意見はシンプルで真っ当である。失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちで決断して物事を進めていかなければ、震災の復興一つとっても成し遂げられない。 編集者が反論したかったができなかった、というのがわかる気がした。 日本の政治家は読んで勉強した方がよいのでは。
読了日:09月27日 著者:ケビン・メア
ヘルプマン!(17) (イブニングKC)
年をとっても自分の望むように暮らすことができるかどうか、残念ながら簡単ではなさそうだ。お金は掛かるだろうし、頼れる人間がいるかどうか。16巻・17巻と読んで、本の中では希望が見えて終わったが、現実はどうだろうか。死ぬんだったら家で死にたいと去年入院してた時に感じた。家族にも迷惑をかけるだろうし、現実的には簡単じゃないだろうとも。
読了日:09月27日 著者:くさか 里樹
ヘルプマン!(16) (イブニングKC)
読了日:09月26日 著者:くさか 里樹
女霊
どちらかというと派手な生き方をしている世間のイメージと実際はそうではないというギャップに相当苦しんだこともあり、「行」にのめりこんだ。題名と表紙からは想像できなかったが、行の入門書的な本だった。一度石鎚山に登ってみたいんだなあ。
読了日:09月25日 著者:家田 荘子
セカンド・ラブ
「イニシエーションラブ」の後だから、皆身構えるので、著者のハードルは上がっている。 にしても、動機がよくわからない。結局「女は怖い」に落とし込んだのか?正明みたいな男もいるか、と突っ込みたくはなる。序章と終章がいつか見た風景なのも気に掛かる。
読了日:09月24日 著者:乾 くるみ
週刊 ダイヤモンド 2011年 9/17号 [雑誌]
読了日:09月23日 著者:
アカペラ
お休みしてたんですよね、久しぶりに読んだ。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3篇。 大人の女性が主人公の話が多かったように思うが、人間関係に不器用な面々が主人公。「ネロリ」の各登場人物が、もう少し上手く立ち振る舞うことができたらなあと思いながら読んでた。
読了日:09月22日 著者:山本 文緒
想い出あずかります
崖の下の石造りの家は、質屋さん。質草は「おもいで」しかも、20歳以下の子供しか使えない店。 思い出を預かってお金を貸すという設定は面白い。 魔法使いが悩み迷う所が一番人間くさかった。
読了日:09月19日 著者:吉野 万理子
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
上巻よりも日本風味が薄れて、普通の冒険小説に。ドン・ウィンズロウの「サトリ」の方が好き。冒険小説の金字塔とまでは言えないのではないかな。
読了日:09月18日 著者:トレヴェニアン
はやぶさ君の冒険日誌
図書館で読みきった。「はやぶさ」と名前が付く前から、サッカーの12人目の選手のようにサポーターを育てる一環で書かれていた日誌の本化。はやぶさの絵に顔をつけたり、基地局を「~さん」付けで呼んだり、子供向けを意識しているが、小学校高学年以上じゃないと難しいかな。 はやぶさが地球に帰還したのは、「奇跡」ではなく「努力」の結果ということを知って欲しいとのメッセージを伝えたかったのだなあ。 はやぶさが地球に帰って来る所は、やっぱり感動してしまう。
読了日:09月18日 著者:小野瀬 直美
終の住処
141回芥川賞受賞作。商社マンが書いたと話題になったはず。妻はそれきり11年、口を利かなかったー、と帯にあるが、理由ははっきりせず。人生は理不尽で、一つ一つきちんと因果関係について説明ができるものではなく、丸呑みして受け入れて生きていくしかない、と主人公は言ってるようだ。人生、そんなに悪いもんじゃないと思うが。 「ペナント」はよくわからなかった。
読了日:09月17日 著者:磯崎 憲一郎
名探偵コナン 73 (少年サンデーコミックス)
ここにきて新キャラ 世良登場。
読了日:09月17日 著者:青山 剛昌
あなたと、どこかへ。 eight short stories
ドライブをテーマにした8人の作家によるアンソロジー。吉田修一・角田光代・川上弘美の話が好き。好きな音楽を掛けて、本を持って車に乗って出かけたくなる。
読了日:09月17日 著者:片岡 義男,甘糟 りり子,林 望,谷村 志穂,角田 光代,石田 衣良,吉田 修一,川上 弘美
ストーリー・セラー
小説家の妻と「糟糠の夫」とも言える夫との夫婦。SIDE Aでは妻が、SIDE Bでは夫が亡くなるという両面ストーリー。両面とも同じ夫婦で視点が違うのかと思いきやそれは違った。しかし、旦那がやさしいなあ。著者にとって理想の旦那、もしくは現実の旦那さんもこんなに優しいのかな?
読了日:09月16日 著者:有川 浩
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
「サトリ」から飛んできた。p.282とp.283の間が、「サトリ」ね。「シブミ」という概念が説明されてもよくわからない。岸川将軍を何故殺したのか、殺さなければならなかったのかについては、こういう理由だったのね。これって武士道かな。
読了日:09月13日 著者:トレヴェニアン
架空の球を追う
表題作の他、11編の短編集。1篇1篇が短くて、すーっと読めた。日常の出来事から話が作られているが、真正面から見てたつもりが、気がつけば実は違う角度から見ていたことに気付かされた、とでもいうような驚き・やられた感があった。「パパイヤと五家宝」の五家宝が買い物カゴに入って景色が変わった感やちぐはぐだった「二人姉妹」があれの話で元通りに戻れるなんやそれ感が心地良かった。
読了日:09月11日 著者:森 絵都
図書館で調べる (ちくまプリマー新書)
よく図書館に行くが、本を借りるだけでここまで使い倒していなかった。図書館の使い方教科書だ。本棚の眺め方や仮説を立てながら本を探したり、面白い。「図書館戦争」の郁の研修時代に読ませたかったなあ。
読了日:09月08日 著者:高田 高史
あなたは私の手になれますか―心地よいケアを受けるために
ケアされる側が書いたケアの教科書というべき本。起こし方・食事・着替え・トイレ・歯磨き・入浴など。わがままを通すか、妥協するか揺れ動きながらも、ケアされるプロとまで言えるようになまるまでになったのだろう。小山内さんが言ってることは至極シンプル、泣きたい時に一人で泣ける部屋が欲しいとかトイレがカーテン1枚の仕切りだけでは出るものも出ないとか。
読了日:09月06日 著者:小山内 美智子
笑う英会話 2
1に引き続き、どこで使うんだと言う例文のオンパレード。出そうと思ったらまだまだ出せるんだろうなあ、この本。「医者を呼べ、そしてもしそれが手間取るようだったら、坊主も呼べ」って、手際がよすぎて嫌だ。
読了日:09月04日 著者:草下 シンヤ
サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
トレヴェニアンの「シブミ」の前日譚。他者の主人公を使って世界観を引継ぎながら自分の物語を紡ぐのは難しいことだろう。ニール・ケアリーシリーズの方が好きだが、こちらも一気読みだった。碁の戦術を用いた作戦の立て方はわかるようでわからなかった。「シブミ」も読んでみよう。
読了日:09月04日 著者:ドン・ウィンズロウ
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
1950年代の日本・中国が舞台。フォーサイスを思い出したが、この手の小説ってどうしてもこいつが実は敵だろうなあとか穿った読み方をしてしまう。しかし、章を短く繋ぐことでスピード感があり、ストーリーに引き込まれた。下巻が楽しみ。
読了日:09月02日 著者:ドン・ウィンズロウ
2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:5206ページ
ナイス数:60ナイス
成年後見制度編スタート。ローン・子育て・仕事の問題の他に、ご近所の認知症の老人とも関わりを持つ主人公。毎回前半の巻はつらい現実を見せ付けられるが、つらい・・・。希望が見出せるんだろうか。
読了日:09月30日 著者:くさか 里樹
電信柱突き出し、中村青司もびっくりのカラクリ屋敷。風変わりな家に興味を持った著者が、ミドリさんと出会い北海道開拓者の歴史にまで遡る。家もさることながら、何と言ってもミドリさんの人生。手作りワンピースと白い麦わら帽をかぶって写った写真が素敵。
読了日:09月30日 著者:鈴木 遥
日米の危機管理の根本的な考え方の違い、沖縄の基地移転問題についての考え方の土台など、著者の意見はシンプルで真っ当である。失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちで決断して物事を進めていかなければ、震災の復興一つとっても成し遂げられない。 編集者が反論したかったができなかった、というのがわかる気がした。 日本の政治家は読んで勉強した方がよいのでは。
読了日:09月27日 著者:ケビン・メア
年をとっても自分の望むように暮らすことができるかどうか、残念ながら簡単ではなさそうだ。お金は掛かるだろうし、頼れる人間がいるかどうか。16巻・17巻と読んで、本の中では希望が見えて終わったが、現実はどうだろうか。死ぬんだったら家で死にたいと去年入院してた時に感じた。家族にも迷惑をかけるだろうし、現実的には簡単じゃないだろうとも。
読了日:09月27日 著者:くさか 里樹
読了日:09月26日 著者:くさか 里樹
どちらかというと派手な生き方をしている世間のイメージと実際はそうではないというギャップに相当苦しんだこともあり、「行」にのめりこんだ。題名と表紙からは想像できなかったが、行の入門書的な本だった。一度石鎚山に登ってみたいんだなあ。
読了日:09月25日 著者:家田 荘子
「イニシエーションラブ」の後だから、皆身構えるので、著者のハードルは上がっている。 にしても、動機がよくわからない。結局「女は怖い」に落とし込んだのか?正明みたいな男もいるか、と突っ込みたくはなる。序章と終章がいつか見た風景なのも気に掛かる。
読了日:09月24日 著者:乾 くるみ
読了日:09月23日 著者:
お休みしてたんですよね、久しぶりに読んだ。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3篇。 大人の女性が主人公の話が多かったように思うが、人間関係に不器用な面々が主人公。「ネロリ」の各登場人物が、もう少し上手く立ち振る舞うことができたらなあと思いながら読んでた。
読了日:09月22日 著者:山本 文緒
崖の下の石造りの家は、質屋さん。質草は「おもいで」しかも、20歳以下の子供しか使えない店。 思い出を預かってお金を貸すという設定は面白い。 魔法使いが悩み迷う所が一番人間くさかった。
読了日:09月19日 著者:吉野 万理子
上巻よりも日本風味が薄れて、普通の冒険小説に。ドン・ウィンズロウの「サトリ」の方が好き。冒険小説の金字塔とまでは言えないのではないかな。
読了日:09月18日 著者:トレヴェニアン
図書館で読みきった。「はやぶさ」と名前が付く前から、サッカーの12人目の選手のようにサポーターを育てる一環で書かれていた日誌の本化。はやぶさの絵に顔をつけたり、基地局を「~さん」付けで呼んだり、子供向けを意識しているが、小学校高学年以上じゃないと難しいかな。 はやぶさが地球に帰還したのは、「奇跡」ではなく「努力」の結果ということを知って欲しいとのメッセージを伝えたかったのだなあ。 はやぶさが地球に帰って来る所は、やっぱり感動してしまう。
読了日:09月18日 著者:小野瀬 直美
141回芥川賞受賞作。商社マンが書いたと話題になったはず。妻はそれきり11年、口を利かなかったー、と帯にあるが、理由ははっきりせず。人生は理不尽で、一つ一つきちんと因果関係について説明ができるものではなく、丸呑みして受け入れて生きていくしかない、と主人公は言ってるようだ。人生、そんなに悪いもんじゃないと思うが。 「ペナント」はよくわからなかった。
読了日:09月17日 著者:磯崎 憲一郎
ここにきて新キャラ 世良登場。
読了日:09月17日 著者:青山 剛昌
ドライブをテーマにした8人の作家によるアンソロジー。吉田修一・角田光代・川上弘美の話が好き。好きな音楽を掛けて、本を持って車に乗って出かけたくなる。
読了日:09月17日 著者:片岡 義男,甘糟 りり子,林 望,谷村 志穂,角田 光代,石田 衣良,吉田 修一,川上 弘美
小説家の妻と「糟糠の夫」とも言える夫との夫婦。SIDE Aでは妻が、SIDE Bでは夫が亡くなるという両面ストーリー。両面とも同じ夫婦で視点が違うのかと思いきやそれは違った。しかし、旦那がやさしいなあ。著者にとって理想の旦那、もしくは現実の旦那さんもこんなに優しいのかな?
読了日:09月16日 著者:有川 浩
「サトリ」から飛んできた。p.282とp.283の間が、「サトリ」ね。「シブミ」という概念が説明されてもよくわからない。岸川将軍を何故殺したのか、殺さなければならなかったのかについては、こういう理由だったのね。これって武士道かな。
読了日:09月13日 著者:トレヴェニアン
表題作の他、11編の短編集。1篇1篇が短くて、すーっと読めた。日常の出来事から話が作られているが、真正面から見てたつもりが、気がつけば実は違う角度から見ていたことに気付かされた、とでもいうような驚き・やられた感があった。「パパイヤと五家宝」の五家宝が買い物カゴに入って景色が変わった感やちぐはぐだった「二人姉妹」があれの話で元通りに戻れるなんやそれ感が心地良かった。
読了日:09月11日 著者:森 絵都
よく図書館に行くが、本を借りるだけでここまで使い倒していなかった。図書館の使い方教科書だ。本棚の眺め方や仮説を立てながら本を探したり、面白い。「図書館戦争」の郁の研修時代に読ませたかったなあ。
読了日:09月08日 著者:高田 高史
ケアされる側が書いたケアの教科書というべき本。起こし方・食事・着替え・トイレ・歯磨き・入浴など。わがままを通すか、妥協するか揺れ動きながらも、ケアされるプロとまで言えるようになまるまでになったのだろう。小山内さんが言ってることは至極シンプル、泣きたい時に一人で泣ける部屋が欲しいとかトイレがカーテン1枚の仕切りだけでは出るものも出ないとか。
読了日:09月06日 著者:小山内 美智子
1に引き続き、どこで使うんだと言う例文のオンパレード。出そうと思ったらまだまだ出せるんだろうなあ、この本。「医者を呼べ、そしてもしそれが手間取るようだったら、坊主も呼べ」って、手際がよすぎて嫌だ。
読了日:09月04日 著者:草下 シンヤ
トレヴェニアンの「シブミ」の前日譚。他者の主人公を使って世界観を引継ぎながら自分の物語を紡ぐのは難しいことだろう。ニール・ケアリーシリーズの方が好きだが、こちらも一気読みだった。碁の戦術を用いた作戦の立て方はわかるようでわからなかった。「シブミ」も読んでみよう。
読了日:09月04日 著者:ドン・ウィンズロウ
1950年代の日本・中国が舞台。フォーサイスを思い出したが、この手の小説ってどうしてもこいつが実は敵だろうなあとか穿った読み方をしてしまう。しかし、章を短く繋ぐことでスピード感があり、ストーリーに引き込まれた。下巻が楽しみ。
読了日:09月02日 著者:ドン・ウィンズロウ
2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
コメント
志の輔の肩幅、読了しました。
絶対貧困、読書中です。
良い本を紹介していただきました。
感謝。
面白い本に出会えたのであれば、嬉しい限りです。