2012/11/10

SAND DUNES 砂の美術館


11月8日・9日と海外顧客の鳥取出張に同行。

せっかく鳥取まで来たのだからと、砂丘に連れて行ってもらった。

鳥取砂丘に行くのは学生の時以来。
看板に、「TOTTORI SAND DUNES」との文字が。
DESSERT じゃなくて、DUNEね。
昔、デューン 砂の惑星って映画があったなあ。

雨で少し固まっていて、歩きやすかった。

その近くに、「砂の美術館」なる建物ができていた。



ウェルカム砂像がお出迎え




THE SAND MUSEUM


http://www.sand-museum.jp/

現在、第5期展示 砂で世界旅行 イギリス 語り継がれる大英帝国の繁栄と王室の誇り
を展示中。



ロンドン塔

全て砂と水のみで締め固めてから、削りだし、
接着材などのケミカル素材は使ってないとのこと。

大きくて中々の迫力だが、人の瞳の作りこみなど、繊細な作業が見られる。
期間が終了したら、壊されるという儚さも見てしまう理由かもしれない。

写真撮影可だったので、数枚アップ。


タクシーとツーリスト

タワーブリッジとダブルデッカー の人物
瞳の黒目部分まで作りこんでいる

ウィンザー城

エリザベス1世と絶対王政

イギリスの科学 ニュートンとダーウィン

衛兵パレード

2013年1月6日まで、展示中。



2012/11/04

12年目の対面 ~マウリッツハイス美術館展~


9月29日から1月6日の予定で、神戸市立博物館で開催中の
マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝 を
11月3日(土)に見に行った。

土日は、19時まで開場しており、ホームページの混雑状況によると
夕方は待ち時間が少なそうだったが、16時ごろ到着すると、
入館まで30分待ちの看板が出ていた。




やはりお目当ては、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」だ。

フェルメール作品 22作目の鑑賞となったこの絵画は、
オランダのモナリザとも呼ばれる世界的にも有名である。

2000年に大阪で開催された「フェルメールとその時代展」でも来日している
「彼女」、当時ポスターなどでこの顔をよく見かけ、一度見てみたいなあ、
と思っていた。
しかし、思っていただけで、美術展に絵を鑑賞しに行く習慣がなく、
敷居が高いと勝手に思い込んで、逡巡しているうちにほどなく展覧会は終了。

後悔とまではいかないが、見に行けば良かったなあとの思いから、
その後でやってきたフェルメール作品や美術展を見に行くようになった。

いろんな意味で、印象深い作品だった。

そして12年ぶりのチャンスがやってきた。

入場に時間が掛かったものの、「彼女」の部屋では覚悟していたほどの混雑もなく、
ご対面。

部屋に入るなり、遠く正面の壁に架かっていたが、視線が吸い込まれる。
一目見ると忘れることができない強い印象を残す。

ウルトラマリンのターバンの青色を楽しみにして行ったが、
艶やかな唇と真珠の耳飾りの光沢に目を奪われた。


図録より撮影 

今年の夏に東京で見た「真珠の首飾りの少女」と共に、これまで見たフェルメールの
中でも、特に素晴らしい作品だった。

フェルメール作品は、「ディアナとニンフたち」が来日。
これは2008年の上野以来の再会。
http://hynkapi.blogspot.jp/2008/08/blog-post_23.html


フェルメール以外にも、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイク、デ・ホーホなど、
17世紀のオランダの名画を堪能できた。



「笑う少年」 フランス・ハリス
こぼれそうな満面の笑みに吸い寄せられる





「ごしきひわ」 カレル・ファブリティウス
羽のふわふわな質感が伝わってきた

で、最後はやっぱりこれ買っちゃいました。



「真珠の耳飾りのミッフィー」


2012/11/01

2012年10月の読書

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4168ページ
ナイス数:49ナイス

「調べる」論―しつこさで壁を破った20人 (NHK出版新書 387)「調べる」論―しつこさで壁を破った20人 (NHK出版新書 387)感想
「調べる」ことを掘り下げるというよりも、異分野の人間へのインタビューで、「ノンフィクションの種」を読んでる感じ。 失敗をそこで止めたら、失敗のまま。成功するまでやり続けたら「成功のもと」。
読了日:10月31日 著者:木村 俊介




奇貨奇貨感想
同性の友達なし、女っ気なしの中年男・本田。レズビアンの同居人・七島への行動は、愛?嫉妬? 「親指P-」よりも読ませてもらった感じ。「半端ヘテロ」という言葉づかいが面白い。
読了日:10月30日 著者:松浦 理英子



人生の座標軸を持て―自分の価値は自分で決める (ウェッジ選書)人生の座標軸を持て―自分の価値は自分で決める (ウェッジ選書)感想
明日の講習会資料でもあり、取り急ぎななめ読み。科学者、作曲家、企業人の3人が、何に重きをおいて仕事をしてきたか、生きて来たか。3人共が言っているのは、「集中力」か。対談部分が面白い。
読了日:10月28日 著者:松井 孝典,葛西 敬之,三枝 成彰




クロワッサン特別編集 なんだかんだの病気自慢クロワッサン特別編集 なんだかんだの病気自慢感想

著名人の病気に関するエッセイ。
命に関わらなければ、病気の話をしたくなるのは分かる気がする。
病院に行って、当初違う診断をされている人が、結構いるのが気になった。
読了日:10月28日 著者:


逃亡日記逃亡日記感想
「失踪日記」その後。失踪中の棲家も取材。著者のロングインタビュー本でもある。何と言っても失踪日記の方が面白い。奥さんの「失踪され日記」が出たら読んでみたいな。
読了日:10月27日 著者:吾妻 ひでお





イキガミ 10 (ヤングサンデーコミックス)イキガミ 10 (ヤングサンデーコミックス)感想
シリーズ最終巻。国繁法の真の目的が明らかに。こう来たか。初期の命を考えさせてくれるストーリーが面白かったが、続けば続くほどマンネリになるので、よく着地させた。2巻の「出征前夜」が印象に残っている。
読了日:10月26日 著者:間瀬 元朗




母親ウエスタン母親ウエスタン感想
母子家庭を渡り歩き、家庭を立て直しては姿を消す広美。ストーリーは、育てられ広美を母として、追いかける子供たちと交わっていく。「シェーン」を彷彿とさせた。変わった話であるが、もうひとつ入り込むことができず。 何故だろうなあ。
読了日:10月26日 著者:原田 ひ香





部下は育てるな! 取り替えろ!! : 勝つ組織を作るために (知恵の森文庫)部下は育てるな! 取り替えろ!! : 勝つ組織を作るために (知恵の森文庫)感想
題名は刺激的だが、中身は真っ当なリーダー論。部下は育てることはできない、競争時代を勝ち抜くための采配をふるうことが上司の仕事と説く。本当に取り替えようとすると、分母の数が多い会社じゃないとえらいことになるだろうけど。
読了日:10月24日 著者:長野慶太




虹の岬の喫茶店虹の岬の喫茶店感想
小さな岬の先にある喫茶店。ここを訪れた人は、美味しいコーヒーと気分にぴったりの音楽と悦子さんとの会話に癒されることになる。悦子さんの人に対する愛情が溢れて、全編いい話。虹についてのラストは、なんとなく予想がつく。この著者のラストはいつもこんな感じかな。
読了日:10月19日 著者:森沢 明夫



リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)感想
人材輩出会社でもある「リクルート」の成り立ち、秘訣。歯車では、社員一人一人に起業家精神を持たせる会社作りをしたこと、他社の人間に助けれれていることがわかる。人脈作りメモ「成功する起業家の二十ヶ条」「経営理念とモットー」など。
読了日:10月17日 著者:江副 浩正




脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ感想
前作「脳の中の幽霊」の内容を一般向けに講演したもの。知的好奇心を掻き立てられたという意味では、前作の方が好き。幻肢痛を鏡を用いて治療したのは、興味深い。
読了日:10月15日 著者:V・S・ラマチャンドラン





悶絶スパイラル悶絶スパイラル感想
小説・エッセイ共に面白いと思う作者はそう多くない。題材を選ぶ目線が独特。名言日めくりカレンダーは作ってみたいな。「リアル」好きのレミングス君のエピソードは本好きには楽しい。
読了日:10月13日 著者:三浦 しをん




安売りしない会社はどこで努力をしているか?安売りしない会社はどこで努力をしているか?感想
価格以外の売り・価値をどう作るか。安売りは癖になる。社員みんなで、頭を使って考えよ。
読了日:10月7日 著者:村尾 隆介





とっさの方言 (ポプラ文庫)とっさの方言 (ポプラ文庫)感想
小説家を始め、著名人がとっさの時に口をつく、方言を集めた本。トイレ・風呂で少しずつ読み終わった。それぞれの著者の特徴が出ていて、読んでて楽しかった。「うるかす」が宮城県の言葉で紹介されていたが、会社で福岡県出身の人間も使うと聞いて、思わず方言周圏論に触れることになった。
読了日:10月6日 著者:小路幸也,大崎善生




ほしいものはなんですか?ほしいものはなんですか?感想
図書館の中で読了。世の女性はこんなに「何かちょっと違う」という想いを抱えてるものなのかな。家族にも囲まれ、日々のちょっとした事柄事への感謝を持っても良いのではと感じる。
読了日:10月6日 著者:益田 ミリ




週末出家ガイド―お寺へ行こう!週末出家ガイド―お寺へ行こう!感想
週末にでも体験できる写経・写仏・座禅・阿字観・精進料理・巡礼・その他 の紹介。体験できるお寺ガイドが便利だ。家でもできる写経はやりやすそう。
読了日:10月5日 著者:拓人社





突然死 あなたは大丈夫?突然死 あなたは大丈夫?感想
2003年の本なので、この時よりも改善されていて欲しいが、救急車で病院に運ばれても、専門医がいるかも、数多い手術数をこなしている医者に出会えるかも、結局は運任せというのが怖い。血圧計を買って、日々の血圧を把握しておこうかな。
読了日:10月4日 著者:南淵 明宏




夫婦善哉 (講談社文芸文庫)夫婦善哉 (講談社文芸文庫)感想
表題作含め5編。どの登場人物も貧乏かつ放浪している。これで暮らしていけたんだなあ。「夫婦善哉」の蝶子は、題名から想像していたイメージと違って、黙って夫に着いていく妻ではなく、時には激しかった。「アド・バルーン」の書き出し1ページが気に入った。
読了日:10月2日 著者:織田 作之助

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