薬師寺 東西両塔特別公開

3月1日から20日までの予定で、薬師寺 東西両塔が特別公開されており、
昨年8月以来の再訪。




春の陽気だった今日、駐車場にも観光バスが5-6台駐車しているなど、
たくさんの参拝客が訪れていた。

解体修理中の東塔は、初層 内陣を見学できることもあり、入口には行列が。


修理作業の関係上、
月曜日は見学できない模様。

これまで文章でしか確認できなかった仏舎利が納められた蓮華形舎利容器が、
心柱最上部から、昨年12月に発見されたとのこと。

今回の特別公開で仏舎利と、およそ100年前に補修した心柱も間近で見学できる。
心柱からは、正に大黒柱と呼びたくなるような安定感だ。



西塔も初層公開中


西塔の初層では、内陣で釈迦成道像・初転法輪像・釈迦涅槃像・弥勒如来像の他、

修復後は初公開の四天王像を参拝。


この四天王像が、凛々しくほれぼれする。


五円玉をたんまり準備していったが、お賽銭がいくらあっても足りない。


右上 仏舎利容器が発見された心柱最上部

右下 仏舎利

左 修復後初公開の西塔 四天王像(重文)
同時開催の大宝蔵殿特別公開で吉祥天画像(国宝)を見学。
白鳳時代の美術品として教科書で見たよなあ、これ。
http://www.nara-yakushiji.com/data/0013.htm

現代の感覚からすると、かなりふっくらの美人。
展示ガラスに蛍光灯が反射して、見にくかったので、
展示方法をもうちょっと工夫してもらいたい。


前回来た時も金堂で説法を聞いたのだが、話上手に拍車が掛かっていたような。
(同じ御坊さんではないだろうが)

ワイドショー並みに写真パネルを使っての説明、
(罰当たりだが、ウィークエンダ―を思い出した(笑))
参拝客が多い?からか、話にも熱が籠って、笑いもしっかり取りながら、
聞き手の心をしっかり鷲掴み。

「東塔は1300歳、西塔は30歳(1981年に修復)、修理中の東塔も
若いころは西塔みたいな姿だった。
西塔も1000年経てば、東塔のような姿になります。

あおによし は奈良の枕詞。
西塔を見てください、青(緑)と丹(朱)が美しいでしょう」

青と朱色がくっきりと映えた春の一日、奈良はあおによしの都でした。


あおによし 奈良の都は 咲く花の にほうがごとく 今が盛りなり



梅も満開

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