美術館巡り ホイッスラー展 華麗なるジャポニズム展


秋は展覧会・美術展がてんこ盛り。
正倉院展も、鳥獣戯画展も見たいのだが、京都・岡崎公園の美術館をはしご。

京都国立近代美術館 ホイッスラー展
http://www.jm-whistler.jp/



一般1,500円、11月16日まで。

アメリカ・ボストン近郊出身で、画家・版画家。
絵画の他、エッチング・版画など約130点を展示、27年ぶりの大回顧展であった。

浮世絵に影響を受けた画家の一人で、ノクターンやシンフォニーといった
音楽用語を用いた作品も印象深い。

今回の一番のお気に入りは、「白のシンフォニーNo.2 : 小さなホワイト・ガール」。

白のシンフォニー No.2
ドレスの白さと団扇の色彩が対照的、愁いを浮かべた表情に吸い込まれる。

道を挟んだ京都市美術館では、11月30日まで、
ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展が開催中。
http://www.boston-japonisme.jp/top/




印象派に影響を与えた浮世絵、両方の作品を並べて展示することで、
どのように影響を与えたのかが浮かび上がる。

ボストン美術館の浮世絵は、綺麗なのはわかってるよ、
と心の中で思いながらも、やはり保存状態の良さに舌を巻く。

この美術展のお気に入りは、目玉でもあるモネの「ラ・ジャポネーズ」だ。




本格的な修復後、初展示となった本作品。
歌舞伎衣装と考えられる武者絵が描かれた打掛の鮮やかさに目を奪われる。

モデルは、最初の妻、カミーユ。
トリコロールの扇子、背景には団扇がデザインされ、正にジャポニズムの一作。

ずっと見ていられた。


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