読んだ本の数:17冊
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ナイス数:208ナイス
映画が良かったが、小説も良い。 「この世にあるものすべては言葉を持っている」 「-なにをどれだけ失おうと、どんなにひどい扱いを受けようと、 私たちが人間である-」 どんなに閉じ込められても、周りの言葉を聞く事で、世界は広がる、
それが 生きることだというメッセージを受け取った。
読了日:8月31日 著者:ドリアン助川
第41回 大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
ALS、それもTLSの母親を自宅で介護した12年間の記録。
呼吸器を付けるという選択をした後、人間の体がこうなるのかという
当然だが考えが及ばなかった問題点に驚く。
口が開く、口腔ケア・水分循環/補給の問題、瞼を閉じたままか
開けたままにするのか等。
外界との接点が無くなった状態で生き続けるとは、どういう状態だろうか。
生きる、ということはどういうことか、考えさせられる。
読了日:8月30日 著者:川口有美子
パラリンピックの歴史、競技の種類、障害・機能別の説明、
競技別日本選手のメダル獲得数など、パラリンピックの教科書。
障害・機能のクラス分けが、メダル争いに影響するし、
選手間で問題になるほど難しいというのはわかる気がする。
東京パラリンピックで障害者スポーツとしての種がまかれ、
長野パラリンピックでリハビリからスポーツへの独立と自国開催で
変化を見せている。
次の東京パラリンピックでは、どんな発展を見せるか楽しみ。
読了日:8月29日 著者:藤田紀昭
待望の2巻目。1巻の衝撃こそ覚めたが、本人とのギャップの大きさは相変わらず。ぬい(ぐるみ)との対談が、何気にいい話だった。
読了日:8月28日 著者:伊奈めぐみ
「太宰治の辞書」を読んでからちょうど1年、ようやく「女生徒」を。
女性が主人公の短編集。女性視点でこんなに書けるとは、女子力強い。
「きりぎりす」が一番良かった。糟糠の妻を捨てる男はひどい奴と
思っていたが、世俗に塗れて変わって行く夫といるのは、
妻からはノーサンキューなのかもしれない。
読了日:8月26日 著者:太宰治
岬洋介、最初の事件。自らにかかった殺人容疑を晴らす。
才能と努力についての議論は、才能がないものには嫌になるほど繰り返されたが、良い所をついている。
岬の「月光」第3楽章を聴けたらなあ。
読了日:8月24日 著者:中山七里
ブランディングメソッドのプロセスと考え方の説明、ブランディングケースの紹介。ブランディングで最も重要なのは「思い」。
「思い」を「かたち」にすること。 サントリー「伊右衛門」のケースが興味深かった。 客がお金を払っても良いと思ってもらえる物をどう提供するかが商い。
読了日:8月21日 著者:永井一史
このシリーズも本当に最後。世代が進み子供達に譲った感があったが、
伊三次とお文が出て来てくれてのは嬉しい。
読メユーザーの感想と同じ、伊与太と茜の将来を読むことができないのは
残念だが、あれこれ想像しよう。このシリーズを読むことができて良かった。
読了日:8月21日 著者:宇江佐真理
月刊「工場管理」2015年10月臨時増刊号として発刊したものを書籍化。
全部門・全員参加が基本、定着するまでやり切ることが肝要。
読了日:8月18日 著者:
日本IE協会の協会紙「IEレビュー」にケース・スタディーとして掲載された中から、「現場が人を育てる」というテーマに合致した3社を中心に書籍化。
トップダウンではなく、巻き込んでいく。
5ゲン(現地・現物・現実・原理・原則)、
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)+1S(習慣)の基本に立ち戻ったという
トヨタ車体の事例が勉強になる。
読了日:8月16日 著者:河野宏和,篠田心治,斎藤文
トヨタ生産方式を加味した生産現場の改善方法を解説。
読了日:8月15日 著者:岡田貞夫
ブラック・ジャックのカルトクイズ
101問中75問正解で、ブラック・ジャックファン度は、チャンピオンクラス。
良いエピソードが多く、思い出すとまた読みたくなった。
読了日:8月14日 著者:
整理目的で必要のないものに赤札を貼る目に見える作戦は知らなかった。
3定 場所表示 どこに(定位)
品目表示 何を(定品)
量表示 いくつ(定量)
読了日:8月14日 著者:平野裕之,古谷誠,輪島正裕
昭和を象徴する仕事、昭和に全盛期を迎えた仕事、昭和に消えた仕事、
をイラストと共に紹介する図鑑。
昭和の早い時期の仕事が多く、落語や言葉でしか聞いたことが
ないものが多かった。
読了日:8月13日 著者:澤宮優
雑居ビル「バベル九朔」の管理人で、作家を夢見る主人公。
黒づくめのカラス女の登場から、もう一つのバベルの世界に取り込まれる。
この手のストーリーは好き。影の入れ物である一つのバベル。
希望ではなく無駄をエネルギーに拡大するとは、知ってしまった主人公には
残酷な話だ。現実の世界でもよく潰れてころころと店が変わる場所があるが、
あればバベルを拡大しているんだな。
カラス女と九朔満男とのやり取りは、冗長にも感じたが、
これぞバベルなのだろう。言霊を感じる作品。
読了日:8月12日 著者:万城目学
洛外出身の著者が、洛中の「京都」中華思想を指摘しながら、
京都外の人には洛外出身者も「京都」中華思想を持つという二重構造。
歴史、宗教などの言及も。
読了日:8月9日 著者:井上章一
ウルグアイの前大統領 ホセム・ヒカの生涯をルポ。
虚礼廃止、庶民生活は国家元首としては、度が過ぎるのではという感じだが
人柄がにじみ出ている。
読了日:8月7日 著者:アンドレス・ダンサ,エルネスト・トゥルボヴィッツ
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