2020年11月の読書

 



11月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3361
ナイス数:208

タイ・ビルマ 国境の難民診療所―女医シンシア・マウンの物語タイ・ビルマ 国境の難民診療所―女医シンシア・マウンの物語感想
1989年にタイ北西部・メソットに設立された、ミャンマーからの難民ー軍事政権による迫害・弾圧などによってタイに逃れて来た人々、貧困で国内で医療を受けられない人ーに、無償で医療を提供し続けるメータオクリニック。立ち上げ・運営してきたシンシア・マウン医師とクリニックを紹介する。 医療を直接提供する苦労だけでなく、後進を育てる・移動医療団ー「バックパック医療団」の構築など、すそ野を広げる努力も素晴らしい。 難民がミャンマーでの平和な生活を取り戻せると良いが、軍事政権後でも、あまり変化はないのかもしれない。
読了日:11月30日 著者:宋 芳綺


ファーストマン(上) (ニール・アームストロングの人生)ファーストマン(上) (ニール・アームストロングの人生)感想
アポロ11号船長として月に降り立ったニール・アームストロング船長の伝記。 宇宙飛行士である前に、エンジニアだという自負が見え、月面後のコメントにも伺える。
読了日:11月28日 著者:ジェイムズ・R. ハンセン


京都ミュージアム探訪―アートで知る・感じる京都市内の美術館・博物館・科学京都ミュージアム探訪―アートで知る・感じる京都市内の美術館・博物館・科学感想
京都市内の美術館・博物館・科学館・宝物館を写真・地図入りで紹介するガイドブック。旅行のお供の一冊。 どの都道府県でも探せばあるのかもしないが、京都市内でこれだけあるとはちょっとびっくり。
読了日:11月27日 著者:京都新聞出版センター


癌だましい癌だましい感想
第112回文學界新人賞を表題作で受賞。受賞第一作の「癌ふるい」脱稿後に亡くなった著者の2編。食への執着を、圧力で感じる。
読了日:11月23日 著者:山内 令南


木皿食堂3  お布団はタイムマシーン木皿食堂3 お布団はタイムマシーン感想
シリーズ3作目。神戸新聞・日経新聞などの連載エッセイ、藤野千夜との対談を収録。 日経新聞連載分は、掲載時に読んでいたはずだが、覚えてなかった。妻鹿さんの、ご主人への静かな愛情が感じられるエッセイが多かった。
読了日:11月22日 著者:木皿 泉


昆虫は美味い! (新潮新書)昆虫は美味い! (新潮新書)感想
東南アジアでいろんな動物は食べたけど、虫はちょっとなあと思っているが、モノによっては美味しいのかもという気がする。 国連食糧農業機関が昆虫食を推奨する報告書を2013年に発表。高タンパク低脂肪の他、飼育変換効率が良い、可食部が多い、温室効果ガスの放出量が少ない、有機廃棄物で飼育できる、人間の植物と重ならない、と良い事づくめじゃないか。
読了日:11月18日 著者:内山 昭一


緩和ケア医が、がんになって緩和ケア医が、がんになって感想
緩和ケア病棟勤務の著者が、ジスト(消化管間質腫瘍)を患い、闘病生活をつづった手記。 抗がん剤を流しに捨てたり、勝手に点滴の速度を早めたり、医者と言えども人間臭い。自分が当事者になって、初めて患者として実感した事を正直に書いてある感じ。
読了日:11月16日 著者:大橋 洋平


ふらり旅 いい酒いい肴 1ふらり旅 いい酒いい肴 1感想
BS11の番組の書籍化。 倉敷・尾道・伊勢・小田原・鎌倉・勝浦・高知・松山・会津・松本・鹿児島・熊本・八丈島・浅草・ 秋田・鶴岡・神戸。テレビで見る方がいいなあ。
読了日:11月14日 著者:太田 和彦


顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語感想
病気で顔に痣や傷があったりする「見た目問題」当事者9人のインタビュー記事。それぞれの歩みの中に、他者との摩擦に悩み、乗り越えようと努力したり、折り合ったり、受け入れたりさらっと書かれているが、苦しい経験だったに違いない。みんな行動している、親・友達・家族といった味方に恵まれている。 世の中にあるものは、どんなものにも必ず何か意味がある。 /相手に警戒されるのは、外見の問題ではなく、コミュニケーションの問題。/人との間にある壁は、相手だけではなく自分も作り出している。
読了日:11月12日 著者:水野 敬也


すぐ動くコツ──フットワークが軽くなる93のきっかけすぐ動くコツ──フットワークが軽くなる93のきっかけ感想
1テーマ(きっかけ)2ページで、アッという間に読み終わった。 短い時間で区切って取り組む / 検討は良いが、迷いすぎは良くない / 「~してはいけない」禁止令を解く
読了日:11月11日 著者:植西 聰


出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと感想
夫と別居し、出会い系サイトで出会った人に本を進めるという題名通りの自伝・私小説。 自分探し、成長の旅。ヴィレッジヴァンガードの裏側もチラホラと。
読了日:11月09日 著者:花田 菜々子


ネイティブに「いいね! 」と思わせる イマドキ言葉の英語表現ネイティブに「いいね! 」と思わせる イマドキ言葉の英語表現感想
ニュースやビジネスで使われる言葉を英語で表現。 天下り:parachute / 先行き不透明:ramain uncertain / 女子会:girl's night out / 年の差婚:rob the cradle
読了日:11月06日 著者:


空き家急増の真実―放置・倒壊・限界マンション化を防げ空き家急増の真実―放置・倒壊・限界マンション化を防げ感想
2012年の本。住宅ローン減税など、今でもやってることがちぐはぐ。
読了日:11月06日 著者:米山 秀隆


動きだした時計: ベトナム残留日本兵とその家族動きだした時計: ベトナム残留日本兵とその家族感想
太平洋戦争後もベトナムに残り、家族も設けるも帰国したベトナム残留日本兵家族を追う記録。 ほとんど説明もなく去った夫や父を数十年に渡り想い続けるベトナム人家族の気持ちに胸を打たれる。 元日本兵たちが、なぜ家族を残して帰国しなければならなかったかという疑問について、ベトナム史研究者たちの解説・当事者の手紙から、中国の存在・冷戦の影響を大きく受けたのであろうと推測でき、納得できた。 元日本兵、残留家族共に歴史の流れに翻弄された被害者と言えるかも。
読了日:11月05日 著者:小松 みゆき

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