6月の読書メーター読んだ本の数:30
読んだページ数:5069
ナイス数:297
THE BIG ISSUE JAPAN433号の
感想第9次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」最終号。 特集 当事者演劇の可能性 / スペシャルインタビュー ジョン・バティステ / インド・ラダック 温暖化でヒマラヤの雪が減少。「氷 の塔」水不足への一時的な解決策 / ふくしまから震災から11年。浪江町で「語ろう!会」
読了日:06月30日 著者:
ビッグイシュー日本
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則の
感想今更ではあるが「読書は格闘技」から手に取った。ビジョナリー・カンパニーとなるには、カリスマ社長、先進的・斬新なアイデアは必要ない。基本理念を見つけ出し、一貫性を追求し、停滞せず進歩を促すことといったごくシンプルな主張は、時代が変わっても通用するのではないか。「時を告げるのではなく時を告げる仕組みをつくる」
読了日:06月30日 著者:
ジム・コリンズ
捨てられる銀行の
感想Audibleにて。2015年当時の森金融庁長官による金融検査手法の改革の内実を描く。不良債権処理が主目的の金融検査マニュアルの副作用で、本来あるべき地域企業支援を忘れてしまった地域金融機関の立て直しが目的。
読了日:06月27日 著者:
橋本 卓典
ドラゴン桜(1) (モーニング KC)の
感想無料電子版にて。YouTube「佐渡島チャンネル」が面白かったので、今更ながら読んでみた。龍山高校の債権整理担当の弁護士・桜木が東大合格者を出すことで高校を再生しようと奮闘する。これだけ分析すると東大に合格できそうな気がしてくる。
読了日:06月24日 著者:
三田 紀房
フツーに方丈記の
感想台湾での隠居生活がコロナ禍で継続不能になり帰国。父親が要介護状態、折り合い良くない実家に転がり込んで「方丈記」を読み返して考えた事。人によって感じ方が違いそう。著者による新訳は読みやすくて面白い。
読了日:06月23日 著者:
大原 扁理
事業ポートフォリオマネジメント入門―資本コスト経営の理論と実践の
感想長期的な企業価値の向上を目指すにあたり、資本コストを踏まえた事業ポートフォリオを見直してマネジメントに活用する。事業ポートフォリオマネジメントが必要な背景から、事業別B/S作成、マネジメントへの実践まで。
事業ごとの資本コストを基にした資本効率を把握していなければ、資本投下の集中と選択、売却の判断を付けることができないのはその通りだ。
読了日:06月21日 著者:
松田千恵子,神崎清志
チ。―地球の運動について― (6) (BIG SPIRITS COMICS)の
感想C教の権威が薄れてきた25年後。最終的には裏切られることになる叔父ではあったが、「神を信じるな」「考えろ」「信念」という3つの教えは、ドゥラカにとって土台になるものになった。C教の司教にこの先のC教の権威が揺らぐのは防げない、次の時代に何がくるのか見極めて手を打てと言い切る場面、現代に通じる。最後はヨランダ登場。
読了日:06月19日 著者:
魚豊
シルバー川柳8 書き込んだ予定はすべて診察日の
感想シリーズ第8弾。本作も加齢系、物忘れ系、奥さんにつれなくされる系などのユニークな句が並ぶ。
「お揃いの茶碗にされる俺と猫」
「靴下を立って履くのはE難度」
「あごクイは気道確保の訓練か」
読了日:06月19日 著者:
具体と抽象の
感想Audible 聴き放題で聞けたので、「具体⇄抽象」に続いて聞いてみた。「具体⇄抽象」の基礎の内容と言えるので、よりわかりやすかった。四コマ漫画は伝わりにくいのではないかと心配したが、大事な点はしっかりと伝わった。
読了日:06月17日 著者:
細谷 功
深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったことの
感想啓文社一乗寺店で購入。
デイリーポータルZなどネット中心に
で執筆するライターの初の著書。
入ったことのなかった近所のラーメン屋、
昼スナックの世界、海上酒場ジャンボフェリー、目にしてるようで見えてない世界を掘り出してくれたような感覚に触れることが出来た。
読了日:06月15日 著者:
スズキ ナオ
「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (PHPビジネス新書)の
感想抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法。
具体的事象から抽象度の高い概念を獲得し、違う具体的事象に落とし込む。人に説明・説得するにもこの抽象化と具体化の往復が必要となる。
また、抽象化は都合の良いように切り取ることと言え、
切り取った方もそれを聞かされた方もそこに気づいていないため、コミュニケーションギャップの大きな原因となる。仕事だけでなく日常生活においても基礎能力として備えておきたい力だ。
読了日:06月15日 著者:
細谷 功
真ん中の子どもたちの
感想「あなたのルーツを教えて下さい」から手に取った。日本人の父と台湾人の母の元で、日本で育った主人公・琴子が中国語を学ぶために留学した上海語学学校が舞台。台湾を国家として認めない上海での生活、台湾人・日本人ハーフの親友・嘉玲、両親は中国人で日本育ちの舜哉との関わりの中でアイデンティティを模索する。台湾で生まれ、台湾語なまりの中国語を話す両親と3歳で東京に引っ越ししてきたという著者の自伝的な小説と言えるだろうか。
読了日:06月13日 著者:
温 又柔
いぬやしき(2) (イブニングコミックス)の
感想無料電子版にて。同じ事故に遭い機械の体になってしまった犬屋敷と獅子神。人助けに生きがいを感じる犬屋敷、一方で殺人に存在意義を感じる獅子神、と両極端の2人のこれからが気になってきた。
読了日:06月10日 著者:
奥浩哉
読書は格闘技の
感想単に受動的に読むのではなく、著者の語っている事に対して
本当にそうなのかと疑い、反証するなかで自分の考えを作っていく知的プロセス=「読書は格闘技」
心をつかむ・組織論・グローバリゼーション・時間管理術・どこに住むか・才能・マーケティング・未来・正義・教養小説・国語教育の文学・児童文学の各テーマ毎に全く異なるアプローチの2冊を取り上げて、批判的に比較検討する。
読みたい本が増える本。
読了日:06月09日 著者:
瀧本 哲史
超ファシリテーション力の
感想audibleにて。テレ朝のアナウンサーによるファシリテーションの基礎解説。キラーフレーズ辞典付き。
準備が9割、参加者のこれだけは言いたいを話させる・ファシリテーターとしてこれは聞きたいことを逃さず聞くという進行をイメージする。反復・要約・同調のいずれかで反応するなど。
読了日:06月09日 著者:
平石 直之
正欲の
感想生物学的性別と性自認の一致と異性愛をベースした世の中から、性自認・性的志向の多様性を認める変化に対して、その外側に存在すると考える主人公たちの振る舞い・行動に、「多様性」礼賛の風潮に思考停止になっているのではないかと疑問を突き付けられた。
読了日:06月06日 著者:
朝井 リョウ
社会人のための読解力トレーニング―――正しく読めれば楽しく読める・理解できるの
感想電子書籍にて。できている人間には当たり前のことになっていると思うが、「述語から主語を探す」「指示語が指す言葉」「事実と考えの区別」「段落が変わったときは、時間軸やテーマ、場面などが変わる」など、文章読解の基礎力を、講義と例題を通じて習得していくことができる。仕事をするうえでも必須の能力「主観と客観」「具体と抽象」「絶対と相対」「普遍と特殊」の4つの対立概念の理解は身につけたい。
読了日:06月03日 著者:
後藤武士
面白くて眠れなくなる植物学の
感想Audibleにて。眠れなくなることはなかったが、植物学への導入を目指すような内容。フィボナッチ数列に従った葉の付き方・昆虫に花粉を運ばせるようになった戦略、植物学の基礎から、おろし方でワサビや大根の辛さが違うことや玉ねぎの縦切り・横切りで味が違うといったトリビア的な情報も。
読了日:06月02日 著者:
稲垣 栄洋読書メーター