今を描く映画 ~ ウェスト・サイド・ストーリー ~

京都みなみ会館へ移動。ネット購入していたチケットを発券し、しばし休憩。

映画館で観たいと思って忘れていたスピルバーグのウェスト・サイド・ストーリー だ。



【STORY】夢や成功を求め、多くの移民たちが暮らすニューヨークのウエスト・サイド。だが、貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、各チームの対立は激化していった。ある日、プエルトリコ系移民で構成された“シャークス”のリーダーを兄に持つマリアは、対立するヨーロッパ系移民“ジェッツ”の元リーダーのトニーと出会い、一瞬で惹かれあう。この禁断の愛が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。

(公式HPより)


1961年版の映画を観てない(と思う)ので比較はできないが、ダンスシーンは圧巻、光と闇を巧みに使った演出で2時間40分を飽きずに見終わった。

"Tonight"とか”America"、#Cool"など名曲だらけでもあった。

決闘に向かうシーンの"Tonight (Quintet)には鳥肌が立った。

なぜ今ごろウェスト・サイド・ストーリーをリメイクするのか?と思っていたが、トランプ時代に広がった大きな分断を抱えるアメリカの現状が、1957年のニューヨークを舞台にしたこの映画と重なる気がした。ジェッツとシャークスのいがみ合いは60年前の話ではなく、今のストーリーだ。

61年版にアニタ役で出演したリタ・モレノが、今作でトニーを支える育ての親である(バレンティーナ役として90歳!で出演したと聞いて胸が熱くなった。どこかに自分たちの場所があると歌うラストの"Somewhere"が良かったなあ。

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