読んだ本の数:24
読んだページ数:3613
ナイス数:288

Audibleにて。コロナ禍の日々の生活をゆったりと描く。ベランダ菜園、バス旅行とおつまみ昆布、餃子、進む老眼、捨てられないキャットタワー
読了日:09月28日 著者:小林聡美

富士山を望む町で介護士として働く日奈と海斗を軸にした連作短編集。登場人物たちも言語化して認知してないのではないかと思うような思考の癖や特定の関係・シチュエーションから逃避してしまうと言う振る舞いが、巧みに表現されている。介護士の仕事の厳しさ、好きでもない人と繋がる・好きな人と長く繋がれない辛さがにじみ出て、読み進めるのもしんどかったが止まらなかった。石川啄木が思い浮かぶ題名も小説の雰囲気と合っている。
読了日:09月27日 著者:窪 美澄

特集 読書バリアフリー / スペシャルインタビュー ビル・ナイ / 気候変動と“寒暖差”がもたらす健康リスク / 移動美容室TEADA 介護知識も身につけ、髪のオシャレを届ける移動美容室
読了日:09月26日 著者:ビッグイシュー日本
読了日:09月25日 著者:真造圭伍

経営は仕組化すること、マーケットインではなくユーザーインの製品を開発・販売するに至った創業からの流れを解説。経常利益50%を毎年投資に回す、稼働率は7割以下に抑える、ビスも作る完全自前主義など。コロナ以降の市場変化に如何に対応するか、同じやり方では機能しないだろうが、考え方・取り組み方は参考になった。
読了日:09月25日 著者:大山健太郎

料理教室の先生をしていた著者の母親に習うレシピ集。麻婆大根おいしそう。著者の名前の由来やポジティブシンキングなど著者のお母さんらしいキャラクター。本書ではトニーの出番はないのかと思ったら、トマトを料理しながらイタリアの血を垣間見させてくれた。
読了日:09月22日 著者:小栗 左多里

著者からの子ども向けのメッセージをまとめた一冊。森の中には、人それぞれの『自分の木』があり「自分の木」の下に立っていると、年をとった自分に会うことがある、という話から題名が決まっているようだ。全編にわたって優しい語り口で、子どもには難しいと思われるようなテーマでも、伝わるだろうなあと思わせてくれた。
読了日:09月20日 著者:

認知バイアスという認識のずれが起こるメカニズムを豊富な具体例を用いて説明してくれた。ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」で取り上げられていた内容が繰り返し出ていたが、初学者向けの入門編という位置づけ。最終章の「認知バイアス」のバイアスが興味深かった。
読了日:09月19日 著者:鈴木 宏昭

無料電子版にて。震災PTSDとパーソナリティ障害。REM睡眠の眼球の動きからトラウマに対するEMDRという治療ができている事は初めて知った。
読了日:09月16日 著者:七海仁,月子

無料電子版にて。摂食障害編、死亡率が高く精神科医も診たがらない病気とのこと。想像している以上に怖い病気だ。
読了日:09月15日 著者:七海仁,月子

2015年1月刊行の『世界で一番美しい劇場』を増補改訂し、再編集された一冊。世界中の劇場の内部を豊富な写真で紹介されている。ヨーロッパの劇場は、天井画・柱・装飾が絢爛豪華だ。オペラハウスの内部を初めて見ることができた。
読了日:09月13日 著者:

「あの本、読みました?」真夏のホラー特集をから手に取った。「夜市」と「風の古道」の2編。表題作「夜市」 迷い込んだ夜市から抜け出すために弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた祐司。15年振りに入り込んだ夜市で何を買う。第12回日本ホラー小説大賞受賞作ではあるが、ホラーというよりもファンタジー小説に近かった。「千と千尋の神隠し」を見ているような感覚があった。
読了日:09月13日 著者:恒川 光太郎

「えらばれたマスク」「けいれん」「イレズミの男」など懐かしい。テロの標的となったマンションの住民が助ける「地下水道」、住民のやさしさが沁みてくる。ラストのオチが秀逸な「ハローCQ」、オー・ヘンリーの短編のようだ。文庫未収録の「ドラキュラに捧ぐ」を読むことができた。
読了日:09月13日 著者:手塚 治虫

特集 進まない震災復旧。冬、春、夏をこえた奥能登から / スペシャルインタビュー キルスティン・ダンスト / 滝田明日香のケニア便り クロサイの話④ 絶滅危惧種 サイ。13頭のイアノッチング成功 / オーストラリア。生活費の高騰で、利用者急増の「フードハブ」 / トミヤマユキコの「マンガを通して社会問題を考える」
読了日:09月13日 著者:ビッグイシュー日本

無料電子版にて。大人の発達障害完結編と双極性障害。どちらもテキストとして使えるのではないかと思えるほど的確に表現されている。双極性障害の躁状態とうつ状態の現れる周期が長い事を始めて知った。
読了日:09月12日 著者:七海仁,月子

Audibleにて。南ヨーロッパからついにロンドンに到着。旅の目的であったロンドン中央郵便局からの電報は打てなかったが、そんなオチだったとは覚えていなかった。お茶と言う言葉がCからTへと移り変わることが印象的だったが、ポルトガル 最西端 ザクレスでCのお茶に出会っていたとは。旅を終える良いきっかけだった。
読了日:09月12日 著者:沢木 耕太郎

「あの本、読みました?」から著者の作品を読みたくなって図書館で借りてきた。スピンオフ短編集だったみたいだが、それぞれ単体で十分楽しむことができた。主人公が言語化できない友人や知人とのちょっとしたずれを上手く描いている。
読了日:09月11日 著者:辻村 深月

無料電子版にて。パニック障害、うつ病、大人の発達障害。各症例の詳細や精神科と心療内科との違いなど、しっかりと書かれている印象。
読了日:09月11日 著者:七海仁,月子

ディストピア小説の名作。都合の悪い過去は消去、歴史を改ざんし、全貌が明らかにはならないが「ビッグ・ブラザーズ」という権力側は弾圧に弾圧を重ねる。権力の維持が目的化した「ビッグ・ブラザーズ」。過去の改ざんの仕事に従事していたウィンストンは、「ビッグ・ブラザーズ」への抵抗を試みるが、ある意味予想通りの展開を見せる。過去とは現実とは何か、現在の脳科学にも通じるようなオブライエンの思想教育のシーンは読みごたえがあった。
読了日:09月09日 著者:ジョージ オーウェル

題名から想像した内容とはちょっと違っていた。明治時代からの読書史から、現代は自分でコントロールできないことは避けてコントロールできることに注力することを求める時代であり、コントロールできる人生に直結するのがネット情報であるのとは反対のノイズである代表が読書であると説く。 全身全霊で仕事しないで、読書できる半身社会を推奨する。前半の読書史が長いので、時間がなければ最終章だけ読めば十分理解できる。
読了日:09月06日 著者:三宅 香帆

「月次決算書」の正しい読み方&活かし方 / 中小企業が「弁護士さん」への依頼を考えたときの心得帳 / 社が保有する「上場株式」の評価方法と税務取扱い / 会社負担のレクリエーション費用の「税務取扱い」が分かるセミナー / 「マイナス金利の解除」─企業&個人にこんな影響があります
読了日:09月03日 著者:株式会社研修出版

今年読んだ本の中で題名No.1と言える作品。だが内容もとても面白かった。翻訳家 松岡和子がシェイクスピア新訳集を出版するまで半生を記した。ソ連に抑留された父の帰国までを描いた第1章が、ここだけで1冊の中身がある。大学 英文科の「シェイ研(シェイクスピア研究会)」から、東大 大学院で読みの深さにおののきシェイクスピアか「逃走」したが、縁があったのだろう。シェイクスピアが伝えようとした内容を日本語で伝えようと考えつくす姿勢がにじみ出ていた。
読了日:09月03日 著者:草生 亜紀子

「四季ねこ」の秋の絵本のようだ。公園で出会った猫が不思議な絵の具で秋の景色を描き出す。ファンタジー、描きだされる風景が美しい。
読了日:09月01日 著者:かんの ゆうこ,たなか 鮎子

ANA機内誌で見た時からミニチュアの写真とばかり思っていたが、現実の風景をミニチュア・ジオラマのように撮影した写真だったとは知らなかった。なんだか不思議。
読了日:09月01日 著者:
読書メーター
コメント