「文七元結」 立川志らく

お台場寄席 フジテレビのポッドキャスティング『フジポッド』 12月25日配信

腕は確かだが博打にはまってしまい、仕事もろくにしなくなってしまった
左官屋の長兵衛。当然着る物にも不自由する貧乏暮らし。
ある日、吉原の大店 佐野槌から呼び出され向かうと、17歳の娘が来ていた。
父親が働かず、母親とけんかばかりしているので、家を救うために
吉原に身を沈めると言う。
佐野槌の女将が説教の上、50両を貸し付けた。来年の年末までに
返さなければその時は娘に客を取らせるという。

一念発起、と行きたかったが、帰り際に川に身を投げようとする若者を発見。
聞くとお使いで50両を掏られてしまい、死んで責任を取ろうとしていた所だった。

長兵衛は思わずなけなしの50両を渡してしまった。
家では奥さんに一晩中なじられてしまった。

若者が店に帰ると掏られたと思っていた50両は忘れていただけだったことが
わかった。
何とか長兵衛を探してお金を返そうとうろうろ。

50両と娘を身請けしてあげて、大円団となりめでたしめでたし。

人情話だが、主人公のキャラクターのせいか、語りがうまいのか、
ええ話だが笑いもたくさん入っていた。
こんな不景気な世の中なので、長兵衛のような人間がたくさんいるといいなあ。

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