「夢の酒」 桂文楽

落語研究会 tbsチャンネル5月30日放映。

昭和44年の映像で、まだ白黒だ。
話は少しSFで、ある商家の若旦那が夢の中で、向島の未亡人と酒を酌み交わし、いい雰囲気になったと聞いて穏やかじゃない。

義父である御隠居に、同じ夢を見て、未亡人に意見してくれという無茶を言った。

無茶苦茶だが、嫁の勢いに負けて、床に就いた所、巧い具合に未亡人と出会うことができた。

燗を付けるのに時間が掛かるからと、冷や酒を勧められるが、冷やは粗相するからと、断るが相手もしつこい。押し問答するうちに、嫁に起こされた。

「しまった冷や酒を飲んでおくんだった」

各人の演じ分けが素晴らしく良く、話にすーっと入っていくことができた。

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