映画「ブラック・スワン」

11月19日 けいはんなプラザ

これも見たいと思っているうちに終わっていたが、
けいはんなプラザ映画劇場に見に行った。

ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、
元ダンサーの母親・エリカ(バーバラ・ハーシー)の寵愛のもと、
人生の全てをバレエに捧げていた。
そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。
だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならない
この難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。
さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、
ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、
現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった……。
(goo映画より)



見る前は、ディレクターを誘惑して主役を勝ち取ったのではないかと周りから
嫉妬を受ける、主役をライバルに奪われまいと奮闘する、という
映画かと思っていたが、ある意味ホラーサスペンス映画だった。

あまり書くとネタバレしてしまうが、適えられなかったプリマの夢を娘に託し
束縛する母親の圧力、白鳥とは正反対のキャラである妖艶な黒鳥を
完全に演じなければ、ライバルに主人公を奪われてしまうというプレッシャー
に徐々に自分を見失い、現実と幻の区別がつかなくなってしまうという
ストーリー。

どれが現実でどれが幻の世界なのか、見ながら区別がつかなくなる。
女性が性的にも成熟していく過程でもあり、母との和解というテーマも
含まれていた。

映画終盤で、見事に黒鳥に変身するニナ、鬼気迫る表情と舞いに
ぞくぞくした。 ナタリー・ポートマン、良かった。今年の洋画no.1は決まり。

新予告編でちらっと映ってるけど、これ見せすぎだろう。

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