11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5093ページ
ナイス数:92ナイス
朝日のようにさわやかに
表題作を含め14編の短編集。題名のようにさわやかというよりも重たい話が多かった。「冷凍みかん」「淋しいお城」「卒業」が印象に残った。SFっぽい話が好きなんだなあ。
読了日:11月30日 著者:恩田 陸
シブすぎ技術に男泣き!2
日本の製造業の技術を紹介するコミックエッセイ2巻目。物づくりだけでなく、IT企業の取材も。前作よりも分かりやすくなっていた。説明が上手くなったのだろうか。担当のオタラさん、工場でヒラヒラした服はホントに危ないですよ。
読了日:11月27日 著者:見ル野 栄司
ヘルプマン!(19) (イブニングKC)
成年後見制度編の続き。痴呆の親の財産を子供は勝手に使うことができないのか。犬塚さんに幸せはやってくるんだろうか。
読了日:11月26日 著者:くさか 里樹
ウエディング・ベル
結婚するんだろうなあと思っていたら、途中で終わった。晶子の親が、年の差を引きずりすぎて、読んでるこっちまで腹が立ってきたわ。それってはまってるってことかなあ。
読了日:11月26日 著者:五十嵐 貴久
泳いで帰れ
著者のスポーツコラムは視点がユニークで好き。この本はアテネオリンピックの長嶋JAPANを追いかけ、柔道・バスケ・陸上を観たオリンピック観戦記。オーストラリアに破れたが、何とか銅メダルを獲得した日本代表だが、プロらしからぬプレーや采配にカツを入れている。題名が秀逸、この時の代表はグダグダだったのか、記憶にないな。
読了日:11月24日 著者:奥田 英朗
普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓
クリスマス・正月の過ごし方・料理などに関して、提示される事象がにわかには信じがたい例ばかりで恐ろしい。お節料理を作らず、正月と言えども家族揃って同じご飯を食べないといったしきたりが廃れていくこともさることながら、実際の行動が伴っていないのに理想ばかり語るというような乖離が大きくなることが、嫌な感じを受けた。
読了日:11月23日 著者:岩村 暢子
下流の宴
今や絶滅寸前(かな?)の中流意識を子供や子供の恋人に振りかざす由美子にイライラ。母親の子供に対しての愛情というのはこんなものなのか。由美子を見返そうと医学部合格を果たすも、うれしさを感じなかった。リーマンショック後の世間の重苦しさを反映しているのだろうか。
読了日:11月20日 著者:林 真理子
イグアナの娘 (小学館文庫)
著者のマンガお初。表題作含め6編の短編集。母と娘の微妙な関係を描いた表題作に衝撃を受けた。娘がイグアナで描かれているが、こんな違和感を持ち合った母娘もいるんだろうなあ。
読了日:11月18日 著者:萩尾 望都
困ってるひと
筋膜炎脂肪織炎症候群という自己免疫疾患を患った著者の生きる奮闘記。病名が確定するまでの検査の辛そうなこと。おしりから「元おしり」が流れだしたってどういうことだ!?としんどそうなことのオンパレード。しかし、辛さが周りの人にはわからいことがしんどい、理解者と思っていた主治医のデリカシーのない言葉でへこむ、難病男性との恋に救われたり、人間関係が大事だなあと感じた次第。
読了日:11月17日 著者:大野 更紗
心臓は語る (PHP新書)
心臓手術のスペシャリスト、他の本を読んで見たかったが、図書館にあった本書をまず借りてみた。「ブラックジャックによろしく」の北三郎のモデルと紹介されている。分からないことはわからないとはっきり書く姿勢は好感が持てた。心臓を出た血液は約13秒で全身を回って戻ってくると書いてあり、先日受けた血管造影剤検査で、造影剤を入れて数秒で頭の中が熱くなりこんなに速く届くのか?と訝っていたが納得できた。著者が心臓に対して愛情や畏敬の念を持っていると感じた。
読了日:11月16日 著者:南淵 明宏
誤認逮捕 (幻冬舎新書)
自分はやってないのだから、警察に行って話をすれば分かってもらえると思っていたが、と誤認逮捕されてしまった人は口を揃えているのが怖い。警察の批判だけでなく、マスコミの報道のあり方、真相よりも捜査手続きを重要視する現場のあり方を批判している。事例がたくさん挙げられているが、何となくぼやけてしまった印象。もっと面白いと思ったのだが。
読了日:11月15日 著者:久保 博司
いとみち
引っ込み思案の克服のために選んだバイト先は本州最北端のメイド喫茶。「お帰りなさいませ、ご主人様」も言えないほどのなまりがある主人公のいとの成長ぶりが楽しい。こうなるんだろうなあと思いながらも、この世界観は好き。MONKEYMAJIKのCHANGEを聞きたくなった。
読了日:11月14日 著者:越谷 オサム
音楽の在りて
1970年代に「奇想天外」に掲載された小説たち。正直マンガを読んだことがないのだが、これらの世界観は好き。「ヘルマロッド殺し」からしてやられた。
読了日:11月13日 著者:萩尾 望都
マザコン
表題作含め8編の短編集。「パセリと温泉」がお気に入り。会話のない何を考えているのか分からない父と父や世間に対して文句ばかり言う母。入院した母親の見舞いにも興味を示さなかった父だったが、ある時病院で仲睦まじく会話する二人を目撃した。外食で添えられているパセリは汚いから食べるなと母に言われてきたが、それを口に含んだ時の苦さを仲良い両親を目撃した時の違和感に絡めて描写。上手いなあ。
読了日:11月11日 著者:角田 光代
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)
50時間起きていて、20時間寝るという特殊体質の主人公。この設定を読んだら「生ける屍の死」とか「僕はロボット」みたいにしばりの中でストーリーをまとめるのかなあと思ったのだが、あまり本筋とは関係なかった。やっぱりこの著者は、人は温かいものを持っている、との基本姿勢だと感じた。この本とは関係ないけど、メフィスト賞受賞してたとは知らなかった。
読了日:11月09日 著者:小路 幸也
7年目のツレがうつになりまして。
うつ病の人は多いんだなあ、このシリーズのお蔭でうつ病のいい意味での認知度が上がったんだろうなあ、と思う。子供のように育てていたイグが亡くなり、落ち込んでいる二人にイグ友が、「イグはもう自分がいなくても私たちのこと大丈夫だって思ったから旅立ったって行ったんだって・・・」と伝えたとのこと。その通りかもなあと感じた。
読了日:11月07日 著者:細川 貂々
年下の男の子
「ウエディング・ベル」から図書館で借りてきてしまったので、こちらから読み始めた。13歳年下の児島からのアプローチにも、今ひとつ踏み切れない。日本ならば女性が10歳以上も年上だと、こうなってしまうものか。と思ったら最後の行動はどうなの?一応「ウエディング・ベル」も読んでみるが。
読了日:11月06日 著者:五十嵐 貴久
陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)
シリーズ第4弾。7編の短編集。どこまで読んだかわからなかったが、久しぶりに読んだ。晴明と博雅の掛け合いが相変わらず良い。「この地上から、全ての人が消え去るならば、神々や鬼もまた、この地上から消え去るのだよ。」というセリフが印象深い。
読了日:11月05日 著者:夢枕 獏
見せびらかすイルカ、おいしそうなアリ (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
変態なのには理由(わけ)がある。という帯の文句がぴったり。メス以外にも天敵を呼び寄せてしまうから、鳴くのをやめたコオロギ、雌雄同体のアメフラシの大乱交パーティー、自分より100倍大きいメスを捕まえるために、速く走れるように2個ある巨大な生殖器官の1個をもぎ取る雄グモ、フンコロガシをおびき寄せるために糞を集めるフクロウなどなど。生き物たちが生き延びて、子孫を繋ぐために進化した方法が盛りだくさん。
読了日:11月03日 著者:パット・センソン
2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5093ページ
ナイス数:92ナイス
表題作を含め14編の短編集。題名のようにさわやかというよりも重たい話が多かった。「冷凍みかん」「淋しいお城」「卒業」が印象に残った。SFっぽい話が好きなんだなあ。
読了日:11月30日 著者:恩田 陸
日本の製造業の技術を紹介するコミックエッセイ2巻目。物づくりだけでなく、IT企業の取材も。前作よりも分かりやすくなっていた。説明が上手くなったのだろうか。担当のオタラさん、工場でヒラヒラした服はホントに危ないですよ。
読了日:11月27日 著者:見ル野 栄司
成年後見制度編の続き。痴呆の親の財産を子供は勝手に使うことができないのか。犬塚さんに幸せはやってくるんだろうか。
読了日:11月26日 著者:くさか 里樹
結婚するんだろうなあと思っていたら、途中で終わった。晶子の親が、年の差を引きずりすぎて、読んでるこっちまで腹が立ってきたわ。それってはまってるってことかなあ。
読了日:11月26日 著者:五十嵐 貴久
著者のスポーツコラムは視点がユニークで好き。この本はアテネオリンピックの長嶋JAPANを追いかけ、柔道・バスケ・陸上を観たオリンピック観戦記。オーストラリアに破れたが、何とか銅メダルを獲得した日本代表だが、プロらしからぬプレーや采配にカツを入れている。題名が秀逸、この時の代表はグダグダだったのか、記憶にないな。
読了日:11月24日 著者:奥田 英朗
クリスマス・正月の過ごし方・料理などに関して、提示される事象がにわかには信じがたい例ばかりで恐ろしい。お節料理を作らず、正月と言えども家族揃って同じご飯を食べないといったしきたりが廃れていくこともさることながら、実際の行動が伴っていないのに理想ばかり語るというような乖離が大きくなることが、嫌な感じを受けた。
読了日:11月23日 著者:岩村 暢子
今や絶滅寸前(かな?)の中流意識を子供や子供の恋人に振りかざす由美子にイライラ。母親の子供に対しての愛情というのはこんなものなのか。由美子を見返そうと医学部合格を果たすも、うれしさを感じなかった。リーマンショック後の世間の重苦しさを反映しているのだろうか。
読了日:11月20日 著者:林 真理子
著者のマンガお初。表題作含め6編の短編集。母と娘の微妙な関係を描いた表題作に衝撃を受けた。娘がイグアナで描かれているが、こんな違和感を持ち合った母娘もいるんだろうなあ。
読了日:11月18日 著者:萩尾 望都
筋膜炎脂肪織炎症候群という自己免疫疾患を患った著者の生きる奮闘記。病名が確定するまでの検査の辛そうなこと。おしりから「元おしり」が流れだしたってどういうことだ!?としんどそうなことのオンパレード。しかし、辛さが周りの人にはわからいことがしんどい、理解者と思っていた主治医のデリカシーのない言葉でへこむ、難病男性との恋に救われたり、人間関係が大事だなあと感じた次第。
読了日:11月17日 著者:大野 更紗
心臓手術のスペシャリスト、他の本を読んで見たかったが、図書館にあった本書をまず借りてみた。「ブラックジャックによろしく」の北三郎のモデルと紹介されている。分からないことはわからないとはっきり書く姿勢は好感が持てた。心臓を出た血液は約13秒で全身を回って戻ってくると書いてあり、先日受けた血管造影剤検査で、造影剤を入れて数秒で頭の中が熱くなりこんなに速く届くのか?と訝っていたが納得できた。著者が心臓に対して愛情や畏敬の念を持っていると感じた。
読了日:11月16日 著者:南淵 明宏
自分はやってないのだから、警察に行って話をすれば分かってもらえると思っていたが、と誤認逮捕されてしまった人は口を揃えているのが怖い。警察の批判だけでなく、マスコミの報道のあり方、真相よりも捜査手続きを重要視する現場のあり方を批判している。事例がたくさん挙げられているが、何となくぼやけてしまった印象。もっと面白いと思ったのだが。
読了日:11月15日 著者:久保 博司
引っ込み思案の克服のために選んだバイト先は本州最北端のメイド喫茶。「お帰りなさいませ、ご主人様」も言えないほどのなまりがある主人公のいとの成長ぶりが楽しい。こうなるんだろうなあと思いながらも、この世界観は好き。MONKEYMAJIKのCHANGEを聞きたくなった。
読了日:11月14日 著者:越谷 オサム
1970年代に「奇想天外」に掲載された小説たち。正直マンガを読んだことがないのだが、これらの世界観は好き。「ヘルマロッド殺し」からしてやられた。
読了日:11月13日 著者:萩尾 望都
表題作含め8編の短編集。「パセリと温泉」がお気に入り。会話のない何を考えているのか分からない父と父や世間に対して文句ばかり言う母。入院した母親の見舞いにも興味を示さなかった父だったが、ある時病院で仲睦まじく会話する二人を目撃した。外食で添えられているパセリは汚いから食べるなと母に言われてきたが、それを口に含んだ時の苦さを仲良い両親を目撃した時の違和感に絡めて描写。上手いなあ。
読了日:11月11日 著者:角田 光代
50時間起きていて、20時間寝るという特殊体質の主人公。この設定を読んだら「生ける屍の死」とか「僕はロボット」みたいにしばりの中でストーリーをまとめるのかなあと思ったのだが、あまり本筋とは関係なかった。やっぱりこの著者は、人は温かいものを持っている、との基本姿勢だと感じた。この本とは関係ないけど、メフィスト賞受賞してたとは知らなかった。
読了日:11月09日 著者:小路 幸也
うつ病の人は多いんだなあ、このシリーズのお蔭でうつ病のいい意味での認知度が上がったんだろうなあ、と思う。子供のように育てていたイグが亡くなり、落ち込んでいる二人にイグ友が、「イグはもう自分がいなくても私たちのこと大丈夫だって思ったから旅立ったって行ったんだって・・・」と伝えたとのこと。その通りかもなあと感じた。
読了日:11月07日 著者:細川 貂々
「ウエディング・ベル」から図書館で借りてきてしまったので、こちらから読み始めた。13歳年下の児島からのアプローチにも、今ひとつ踏み切れない。日本ならば女性が10歳以上も年上だと、こうなってしまうものか。と思ったら最後の行動はどうなの?一応「ウエディング・ベル」も読んでみるが。
読了日:11月06日 著者:五十嵐 貴久
シリーズ第4弾。7編の短編集。どこまで読んだかわからなかったが、久しぶりに読んだ。晴明と博雅の掛け合いが相変わらず良い。「この地上から、全ての人が消え去るならば、神々や鬼もまた、この地上から消え去るのだよ。」というセリフが印象深い。
読了日:11月05日 著者:夢枕 獏
変態なのには理由(わけ)がある。という帯の文句がぴったり。メス以外にも天敵を呼び寄せてしまうから、鳴くのをやめたコオロギ、雌雄同体のアメフラシの大乱交パーティー、自分より100倍大きいメスを捕まえるために、速く走れるように2個ある巨大な生殖器官の1個をもぎ取る雄グモ、フンコロガシをおびき寄せるために糞を集めるフクロウなどなど。生き物たちが生き延びて、子孫を繋ぐために進化した方法が盛りだくさん。
読了日:11月03日 著者:パット・センソン
2011年11月の読書メーターまとめ詳細
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