2011年の読書メーター
読んだ本の数:192冊
読んだページ数:51344ページ
ナイス:482ナイス
感想・レビュー:147件
月間平均冊数:16冊
月間平均ページ:4279ページ
三月の招待状
大学の同級生男女5人が、そのうちの2人の離婚式に参加する所から物語りは始まる。自分も大学の同級生と結婚していて、学生時代の友人と集まると当時にタイムスリップするので、彼らの集まった際の雰囲気はわかるような気がする。こんなにドロドロはしてないけど。麻美が暇であることを認めるべきだ、という主張はわかるようでわからない。
読了日:12月30日 著者:角田 光代
午後の曳航 (新潮文庫)
著者の本を読むのは何年ぶりだろう。「なにものかへのレクイエム」を読んだことと日経新聞の書評欄コラムで取り上げていたのを見て読んだ。文章が美しい。14歳という子供でも大人でもない存在が、大人に対する嫌悪感がテーマの一つになってるが、酒鬼薔薇事件後にこういった小説・論評が数多くでたが、この小説が全く古びていないことに驚く。
読了日:12月28日 著者:三島 由紀夫
トリツカレ男 (新潮文庫)
童話というかファンタジーというか、ほんのり温かい話だった。はまったらとことん突き詰めるトリツカレ男 ジュゼッペ。ペチカにとっては、サンタクロースであり、眠ってる間に仕事をしてくれる小人みたいな存在だろうなあ。クリスマスに読んだかもしれないが、クリスマスプレゼントにぴったり。
読了日:12月26日 著者:いしい しんじ
うさみみ(もうひとつの研究所パラパラブックス)
友達の子供へのプレゼントに購入したが、家用にも買った。この吸込まれ感が最高に気持ちイイwww
読了日:12月24日 著者:もうひとつの研究所
本屋の窓からのぞいた京都 ~恵文社一乗寺店の京都案内~
こんなほっこりしそうな本屋があるのは知らなかった。ここで本を買って、レンタサイクルでコーヒーやパンやお酒を味わいに行ったら、贅沢な一日になるだろうなあ。一度訪ねてみよう。 モリミーの京都ぐるぐる案内など、この手の京都案内本は、はやりなのかな。
読了日:12月23日 著者:恵文社一乗寺店
逃避めし
決して豪華ではないが、食べたい時に自分のためにちょこっと作って食べるご飯。正直ずばりを真似して作ろうとは思わないが、人それぞれ似たような簡単ご飯ってのがある気がする。出汁を取ってるし、見た目以上にきちんと料理してるのはエライ。 ハチノコご飯が、「なんかご飯に虫が入ってるんですけどー」と目が脳に直訴するってのがツボだった。
読了日:12月21日 著者:吉田 戦車
田村はまだか
図書館で題名を見ただけで読みたい!と一目ぼれ。小学校の同窓会の3次会で同級生 田村を待つ5人。待っている5人のそれぞれのドラマを垣間見ながら、田村のキャラクターが浮き上がる仕掛け。田村よ来いーと思いながら読んでいたが、最終的には来ないで終わっても良かったかもしれないなあ。
読了日:12月20日 著者:朝倉 かすみ
名探偵コナン 74 (少年サンデーコミックス)
読了日:12月17日 著者:青山 剛昌
天使の屍 (集英社文庫)
息子の自殺を信じることが出来ずに、真相を求めて友達の話を聞いて廻るが、その友人達も次々と自殺してしまう。何故?と引き込まれて読んだが、この動機はどうなんだろうか。「子供達の理論」だとしてもいくらなんでも、という気がしてしまう。大人だからだろうか。
読了日:12月16日 著者:貫井 徳郎
一生懸命―木村拓也 決してあなたを忘れない
奥さんから見た夫、子供の父親像の他、学生時代の恩師・選手時代の仲間からの追悼の書。家族写真の笑顔が印象的。同じ病気になっても生き残ったり、死んだり、この差は何なんだろうか。
読了日:12月15日 著者:木村 由美子
対談集 なにものかへのレクイエム――二〇世紀を思考する
最後の高橋源一郎との対談が興味深かった。1951年生まれ同士、中学では周りに「毛沢東語録」や「共産党宣言」を持っていた人間がいた時代。背伸びして追いつこうとしたら、学生運動は70年代に入ってぴたっと終わってしまった。残された宿題を芸術の形で片付けていることが、再度の対談でわかった。「正しさへの同調圧力」という言葉、メモ。
読了日:12月14日 著者:森村 泰昌
岳 みんなの山 11 (ビッグコミックス)
読了日:12月14日 著者:石塚 真一
岳 10 (ビッグコミックス)
段々とナオタの阿久津の成長物語が主になってきたような気が。
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
岳 9 (ビッグコミックス)
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
岳 8 (ビッグコミックス)
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
岳 7 (ビッグコミックス)
ここまで読んできたが、まだ山に行きたいと思わない。決して「岳」のせいではありません。
読了日:12月12日 著者:石塚 真一
岳 6 (ビッグコミックス)
人は迷惑をかけて生きてもいいんだ、という言葉を思いだした「山男」のラストシーン。
読了日:12月12日 著者:石塚 真一
岳 5 (ビッグコミックス)
こんな結末になるんだろうなあと思いながらも、「朋友」が良かった。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
岳 4 (ビッグコミックス)
「択一」が良かった。同時に別の場所で遭難が発生したら、どちらを先に助けるのか。自分が助けられて経験を元にしたその答えは、簡潔かつ冷酷だ。その決断は自分にはできそうにない。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
刻まれない明日
10年前に3095人が消え去った場所で、消えた人からハガキが届くラジオ局・図書館などがある、そんな設定にとっても魅かれた。そうなった謎の説明も書かれていたが、今ひとつその世界に入り込めなかったが、大切な人を失った残された想いを凄く感じるストーリーだった。「-たとえ自分が失われても、誰かの思い出に残るのっては、結構悪くないのかもしれない-」というセリフが心に残った。
読了日:12月11日 著者:三崎 亜記
岳 (3) (ビッグコミックス)
3巻目に入り、泣かせるエピソードが増えてきた。「乾杯」がいいなあと思って読んでいたら、「押し花」もジーンときた。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
岳 (2) (ビッグコミックス)
読了日:12月10日 著者:石塚 真一
岳 (1) (ビッグコミックス)
登山の遭難者をボランテイアで助ける三歩の物語。お涙頂戴でないのが好感がもてるが決してドライな訳ではない。生存者ばかり助けるのかと思ったとたんに死亡者も現れ、生死の差がわずかだということだろう。
読了日:12月10日 著者:石塚 真一
うきわねこ
プレゼントとして探したけど、本屋で見つけることができず、図書館で予約して読了。ファンタジー、おじいちゃんとの触れ合い、親から子供から孫へと繋がる想いが伝わってくる。絵と物語のコラボが素敵だ。今年のプレゼントは買ってしまったので、来年の候補にしよう。
読了日:12月03日 著者:蜂飼 耳
ほまれ
子供の頃から、北京オリンピック直前までのサッカー人生が書かれている。母のお腹の中でも蹴りまくっていたとか、チャンスの波に乗れと背中を押してくれる母の思いが伝わってきた。
読了日:12月03日 著者:澤 穂希
結婚相手は抽選で
少子化対策で、三人断ったらテロ撲滅隊送りという抽選見合い結婚法が制定、日本中大騒ぎ。この設定を思いついたのが素晴らしい。三人という人数が絶妙、どんな相手がやってくるかドキドキ、かけひきもドキドキ。設定が突飛だが、暖かい話だったなあ。映像化しても面白そう。
読了日:12月02日 著者:垣谷 美雨
さよならソクラテス (新潮文庫)
シリーズ3部作の3作目とのことだが、前2作は読んでない。でも、久しぶりの哲学本、言葉遊びか、との感もあったが、がん患者・サラリーマン・心理学者などを論破していくのが頭の体操のようで楽しかった。ソクラテスとクサンチッペのやり取りも軽快でGOOD。
読了日:12月01日 著者:池田 晶子
朝日のようにさわやかに
表題作を含め14編の短編集。題名のようにさわやかというよりも重たい話が多かった。「冷凍みかん」「淋しいお城」「卒業」が印象に残った。SFっぽい話が好きなんだなあ。
読了日:11月30日 著者:恩田 陸
シブすぎ技術に男泣き!2
日本の製造業の技術を紹介するコミックエッセイ2巻目。物づくりだけでなく、IT企業の取材も。前作よりも分かりやすくなっていた。説明が上手くなったのだろうか。担当のオタラさん、工場でヒラヒラした服はホントに危ないですよ。
読了日:11月27日 著者:見ル野 栄司
ヘルプマン!(19) (イブニングKC)
成年後見制度編の続き。痴呆の親の財産を子供は勝手に使うことができないのか。犬塚さんに幸せはやってくるんだろうか。
読了日:11月26日 著者:くさか 里樹
ウエディング・ベル
結婚するんだろうなあと思っていたら、途中で終わった。晶子の親が、年の差を引きずりすぎて、読んでるこっちまで腹が立ってきたわ。それってはまってるってことかなあ。
読了日:11月26日 著者:五十嵐 貴久
泳いで帰れ
著者のスポーツコラムは視点がユニークで好き。この本はアテネオリンピックの長嶋JAPANを追いかけ、柔道・バスケ・陸上を観たオリンピック観戦記。オーストラリアに破れたが、何とか銅メダルを獲得した日本代表だが、プロらしからぬプレーや采配にカツを入れている。題名が秀逸、この時の代表はグダグダだったのか、記憶にないな。
読了日:11月24日 著者:奥田 英朗
普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓
クリスマス・正月の過ごし方・料理などに関して、提示される事象がにわかには信じがたい例ばかりで恐ろしい。お節料理を作らず、正月と言えども家族揃って同じご飯を食べないといったしきたりが廃れていくこともさることながら、実際の行動が伴っていないのに理想ばかり語るというような乖離が大きくなることが、嫌な感じを受けた。
読了日:11月23日 著者:岩村 暢子
下流の宴
今や絶滅寸前(かな?)の中流意識を子供や子供の恋人に振りかざす由美子にイライラ。母親の子供に対しての愛情というのはこんなものなのか。由美子を見返そうと医学部合格を果たすも、うれしさを感じなかった。リーマンショック後の世間の重苦しさを反映しているのだろうか。
読了日:11月20日 著者:林 真理子
イグアナの娘 (小学館文庫)
著者のマンガお初。表題作含め6編の短編集。母と娘の微妙な関係を描いた表題作に衝撃を受けた。娘がイグアナで描かれているが、こんな違和感を持ち合った母娘もいるんだろうなあ。
読了日:11月18日 著者:萩尾 望都
困ってるひと
筋膜炎脂肪織炎症候群という自己免疫疾患を患った著者の生きる奮闘記。病名が確定するまでの検査の辛そうなこと。おしりから「元おしり」が流れだしたってどういうことだ!?としんどそうなことのオンパレード。しかし、辛さが周りの人にはわからいことがしんどい、理解者と思っていた主治医のデリカシーのない言葉でへこむ、難病男性との恋に救われたり、人間関係が大事だなあと感じた次第。
読了日:11月17日 著者:大野 更紗
心臓は語る (PHP新書)
心臓手術のスペシャリスト、他の本を読んで見たかったが、図書館にあった本書をまず借りてみた。「ブラックジャックによろしく」の北三郎のモデルと紹介されている。分からないことはわからないとはっきり書く姿勢は好感が持てた。心臓を出た血液は約13秒で全身を回って戻ってくると書いてあり、先日受けた血管造影剤検査で、造影剤を入れて数秒で頭の中が熱くなりこんなに速く届くのか?と訝っていたが納得できた。著者が心臓に対して愛情や畏敬の念を持っていると感じた。
読了日:11月16日 著者:南淵 明宏
誤認逮捕 (幻冬舎新書)
自分はやってないのだから、警察に行って話をすれば分かってもらえると思っていたが、と誤認逮捕されてしまった人は口を揃えているのが怖い。警察の批判だけでなく、マスコミの報道のあり方、真相よりも捜査手続きを重要視する現場のあり方を批判している。事例がたくさん挙げられているが、何となくぼやけてしまった印象。もっと面白いと思ったのだが。
読了日:11月15日 著者:久保 博司
いとみち
引っ込み思案の克服のために選んだバイト先は本州最北端のメイド喫茶。「お帰りなさいませ、ご主人様」も言えないほどのなまりがある主人公のいとの成長ぶりが楽しい。こうなるんだろうなあと思いながらも、この世界観は好き。MONKEYMAJIKのCHANGEを聞きたくなった。
読了日:11月14日 著者:越谷 オサム
音楽の在りて
1970年代に「奇想天外」に掲載された小説たち。正直マンガを読んだことがないのだが、これらの世界観は好き。「ヘルマロッド殺し」からしてやられた。
読了日:11月13日 著者:萩尾 望都
マザコン
表題作含め8編の短編集。「パセリと温泉」がお気に入り。会話のない何を考えているのか分からない父と父や世間に対して文句ばかり言う母。入院した母親の見舞いにも興味を示さなかった父だったが、ある時病院で仲睦まじく会話する二人を目撃した。外食で添えられているパセリは汚いから食べるなと母に言われてきたが、それを口に含んだ時の苦さを仲良い両親を目撃した時の違和感に絡めて描写。上手いなあ。
読了日:11月11日 著者:角田 光代
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)
50時間起きていて、20時間寝るという特殊体質の主人公。この設定を読んだら「生ける屍の死」とか「僕はロボット」みたいにしばりの中でストーリーをまとめるのかなあと思ったのだが、あまり本筋とは関係なかった。やっぱりこの著者は、人は温かいものを持っている、との基本姿勢だと感じた。この本とは関係ないけど、メフィスト賞受賞してたとは知らなかった。
読了日:11月09日 著者:小路 幸也
7年目のツレがうつになりまして。
うつ病の人は多いんだなあ、このシリーズのお蔭でうつ病のいい意味での認知度が上がったんだろうなあ、と思う。子供のように育てていたイグが亡くなり、落ち込んでいる二人にイグ友が、「イグはもう自分がいなくても私たちのこと大丈夫だって思ったから旅立ったって行ったんだって・・・」と伝えたとのこと。その通りかもなあと感じた。
読了日:11月07日 著者:細川 貂々
年下の男の子
「ウエディング・ベル」から図書館で借りてきてしまったので、こちらから読み始めた。13歳年下の児島からのアプローチにも、今ひとつ踏み切れない。日本ならば女性が10歳以上も年上だと、こうなってしまうものか。と思ったら最後の行動はどうなの?一応「ウエディング・ベル」も読んでみるが。
読了日:11月06日 著者:五十嵐 貴久
陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)
シリーズ第4弾。7編の短編集。どこまで読んだかわからなかったが、久しぶりに読んだ。晴明と博雅の掛け合いが相変わらず良い。「この地上から、全ての人が消え去るならば、神々や鬼もまた、この地上から消え去るのだよ。」というセリフが印象深い。
読了日:11月05日 著者:夢枕 獏
見せびらかすイルカ、おいしそうなアリ (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)
変態なのには理由(わけ)がある。という帯の文句がぴったり。メス以外にも天敵を呼び寄せてしまうから、鳴くのをやめたコオロギ、雌雄同体のアメフラシの大乱交パーティー、自分より100倍大きいメスを捕まえるために、速く走れるように2個ある巨大な生殖器官の1個をもぎ取る雄グモ、フンコロガシをおびき寄せるために糞を集めるフクロウなどなど。生き物たちが生き延びて、子孫を繋ぐために進化した方法が盛りだくさん。
読了日:11月03日 著者:パット・センソン
幽霊人命救助隊
以前より面白いと聞いていたが、やっと手に取った。自殺を100人防いで天国へというミッションを課せらた4人の奮闘を描く。と書くとシリアスだが、神様の登場シーンや小道具がコミカル。途中を削ってコンパクトにすれば、もっと面白くなった気がするが、十分楽しめた。「未来が定まってない以上、すべての絶望は勘違いである」という八木のセリフが心に残った。図書館で借りて読んだが、本を買ってきた。
読了日:10月30日 著者:高野 和明
神様 (中公文庫)
2004年3月以来の再読。当時の読書ノートを紐解くと、「神様」「河童玉」「離さない」「草上の昼食」がお気に入りで、「小説って面白い」のコメントあり。今回は「離さない」が怖かったな。
読了日:10月26日 著者:川上 弘美
おかしな本棚
本の背中、背表紙の本。読むというよりもパラパラと眺めるのが楽しいかも。ショートショートの小説やちょっとしたコラム入り。人には言えないが、有名だが読んだことがない本の筋を推測しあうというコラムが面白かった。そんな本あるかな?
読了日:10月26日 著者:クラフト・エヴィング商會
一回こっくり
自らの半生を、師匠談志が立川流を設立した経緯を小説に。最後の5章目が新作落語になっており、4章まで読んだ後でこの落語を読むと涙腺が緩んだ。
読了日:10月25日 著者:立川 談四楼
俺は、中小企業のおやじ
他の社長の本と比べると、控えめで中小企業のおやじなんだろうなあと感じた。一番難しいことだけど、後継者を早く見つけないといけないなあ。
読了日:10月23日 著者:鈴木 修
ピエタ
読了日:10月22日 著者:大島真寿美
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
将棋の話が少ないなあと思っていたら、新人戦。二海堂の準決勝の相手は鬼だな。二海堂が段々と村山聖になってきたよー。
読了日:10月18日 著者:羽海野 チカ
人質の朗読会
旅行先で反政府ゲリラに襲撃され人質となった日本人8人。人質生活を送る中で、それぞれの人生の1ページを語り合ったエピソードを8編と特殊部隊で盗聴を任務にしていた特殊部隊隊員のエピソード1編、合計9編。こういう小説は好きだ。とても静かな小説。死ぬことも覚悟した上で、同じ運命の人々と手を取り合うために誰にも言った事がない話を伝え合ったかのようだ。震災後に文句も言わずに配給の食事をもらっていた被災者の秩序、日本人の強さを感じた小説だった。「やまびこビスケット」が印象深い。
読了日:10月17日 著者:小川 洋子
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)
2巻でやっと将棋のルール説明が出た。二海堂のモデル 村山聖は色んな所に露出してるな。生きてる時に対局を見てみたかった。
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)
将棋の話がほとんど始まらない。暗い話だなあ。少女マンガの読みにくさを感じる。
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
神様 2011
1993年デビュー作の「神様」と「神様2011」の2編で1冊。2編とも熊と散歩する半日を描いてはいるが、「神様2011」では原発事故の前後で日常がが変わってしまったことがわかる。八百万の神が住む国日本のウラン235の神を怒らせてしまったのだろうか。
読了日:10月16日 著者:川上 弘美
さよならドビュッシー (宝島社文庫)
第8回「このミス」大賞受賞作品。主人公に降りかかる厄災があまりにも重たく読むのもつらかったが、そこから岬先生に導かれピアノを上達させていく過程に引き込まれた。どこにミステリーの要素が?と思った中盤からミステリーに。最後に明らかになった真相は、ミステリーにはよくある物と思うが、解説の音楽+スポ根+ミステリーのハイブリッドという表現がピッタリの秀作だった。
読了日:10月16日 著者:中山 七里
ハタラクオトメ
ちょっと前になるが、「明日があるさ」OL小説バージョンのようだった。中堅時計メーカーに勤めるごっつぁんが、女性だけのプロジェクトチームをまとめて新規開発に取り組むストーリー。涙頂戴ではない所に好感が持てた。ごっつぁんの手料理をご馳走になってみたい。
読了日:10月14日 著者:桂 望実
ふむふむ―おしえて、お仕事!
特殊技能を生かして働いている女性に話を聞こうとスタートしたインタビュー連載の単行本化。アスリート・学者・職人など16名の女性が登場。チョイスが絶妙なのか、質問がいいのか、面白い女性が登場。グラビアコーディネーターが、二重人格の未亡人というストーリー仕立てのグラビアを作ったなんて、面白すぎ。
読了日:10月12日 著者:三浦 しをん
イキガミ 9 (ヤングサンデーコミックス)
藤本に何故見張りがついていたのか明らかに。国繁に対してやっと反旗を翻すことになるのか。段々と生きることの意味を問うよりも、反国繁への陰謀物みたいになってきた。
読了日:10月10日 著者:間瀬 元朗
イキガミ 8 罪と罰 (ヤングサンデーコミックス)
交通事故で人を殺してしまった運転手と婚約者を失った女性の物語と整形を巡る物語の2編。監視のついた藤本の行く末は?
読了日:10月09日 著者:間瀬 元朗
月に歌うクジラ
詩人・ネイチャーライターの著者が、こうもり・ワニ・クジラ・ペンギンの動物学者に帯同し、それぞれの動物の姿を描き出す。こうもりが哺乳類で子供を年に1匹しか生まないことや、クジラの歌が神秘的であることなど教えてくれる。現場主義でアホウドリを見るために日本の鳥島を訪れ、くさやや白子など何でも食べてこたつや相撲にも言及したそうだ。
読了日:10月09日 著者:ダイアン アッカーマン
森見登美彦の京都ぐるぐる案内
森見登美彦の小説の抜粋を用いた京都観光案内書。「夜は短し〜」しか読んだことがないが、小説を持って京都観光に行きたくなった。万城目作品で関西ガイドブック作れないかなあ。
読了日:10月03日 著者:森見 登美彦
ほっと文庫 ゆず、香る
風呂に入浴剤を入れて、読んでみた。ベタ甘ではなく、ラブストーリーもほっこりする話。お風呂で読むと彼女の気持ちにリンクできるかも。もっと長い話としても読みたいという気持ちは分かるなあ。
読了日:10月02日 著者:有川 浩
君がいない夜のごはん
食べ物のエッセイ。実際に取材で食べに行くこともほとんどなく、妄想織り交ぜ頭の中から吐き出した話の数々が面白い。視点が独特だ。トコロテンを箸一本で食べていたことが特殊だと知って、ショックを受けたことがおかしかった。他人の家庭の食事を知ることはめったにないので、そういうことも起こるよなあ。
読了日:10月02日 著者:穂村 弘
ヘルプマン!(18) (イブニングKC)
成年後見制度編スタート。ローン・子育て・仕事の問題の他に、ご近所の認知症の老人とも関わりを持つ主人公。毎回前半の巻はつらい現実を見せ付けられるが、つらい・・・。希望が見出せるんだろうか。
読了日:09月30日 著者:くさか 里樹
ミドリさんとカラクリ屋敷
電信柱突き出し、中村青司もびっくりのカラクリ屋敷。風変わりな家に興味を持った著者が、ミドリさんと出会い北海道開拓者の歴史にまで遡る。家もさることながら、何と言ってもミドリさんの人生。手作りワンピースと白い麦わら帽をかぶって写った写真が素敵。
読了日:09月30日 著者:鈴木 遥
決断できない日本 (文春新書)
日米の危機管理の根本的な考え方の違い、沖縄の基地移転問題についての考え方の土台など、著者の意見はシンプルで真っ当である。失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちで決断して物事を進めていかなければ、震災の復興一つとっても成し遂げられない。 編集者が反論したかったができなかった、というのがわかる気がした。 日本の政治家は読んで勉強した方がよいのでは。
読了日:09月27日 著者:ケビン・メア
ヘルプマン!(17) (イブニングKC)
年をとっても自分の望むように暮らすことができるかどうか、残念ながら簡単ではなさそうだ。お金は掛かるだろうし、頼れる人間がいるかどうか。16巻・17巻と読んで、本の中では希望が見えて終わったが、現実はどうだろうか。死ぬんだったら家で死にたいと去年入院してた時に感じた。家族にも迷惑をかけるだろうし、現実的には簡単じゃないだろうとも。
読了日:09月27日 著者:くさか 里樹
ヘルプマン!(16) (イブニングKC)
読了日:09月26日 著者:くさか 里樹
女霊
どちらかというと派手な生き方をしている世間のイメージと実際はそうではないというギャップに相当苦しんだこともあり、「行」にのめりこんだ。題名と表紙からは想像できなかったが、行の入門書的な本だった。一度石鎚山に登ってみたいんだなあ。
読了日:09月25日 著者:家田 荘子
セカンド・ラブ
「イニシエーションラブ」の後だから、皆身構えるので、著者のハードルは上がっている。 にしても、動機がよくわからない。結局「女は怖い」に落とし込んだのか?正明みたいな男もいるか、と突っ込みたくはなる。序章と終章がいつか見た風景なのも気に掛かる。
読了日:09月24日 著者:乾 くるみ
週刊 ダイヤモンド 2011年 9/17号 [雑誌]
読了日:09月23日 著者:
アカペラ
お休みしてたんですよね、久しぶりに読んだ。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3篇。 大人の女性が主人公の話が多かったように思うが、人間関係に不器用な面々が主人公。「ネロリ」の各登場人物が、もう少し上手く立ち振る舞うことができたらなあと思いながら読んでた。
読了日:09月22日 著者:山本 文緒
想い出あずかります
崖の下の石造りの家は、質屋さん。質草は「おもいで」しかも、20歳以下の子供しか使えない店。 思い出を預かってお金を貸すという設定は面白い。 魔法使いが悩み迷う所が一番人間くさかった。
読了日:09月19日 著者:吉野 万理子
シブミ〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
上巻よりも日本風味が薄れて、普通の冒険小説に。ドン・ウィンズロウの「サトリ」の方が好き。冒険小説の金字塔とまでは言えないのではないかな。
読了日:09月18日 著者:トレヴェニアン
はやぶさ君の冒険日誌
図書館で読みきった。「はやぶさ」と名前が付く前から、サッカーの12人目の選手のようにサポーターを育てる一環で書かれていた日誌の本化。はやぶさの絵に顔をつけたり、基地局を「~さん」付けで呼んだり、子供向けを意識しているが、小学校高学年以上じゃないと難しいかな。 はやぶさが地球に帰還したのは、「奇跡」ではなく「努力」の結果ということを知って欲しいとのメッセージを伝えたかったのだなあ。 はやぶさが地球に帰って来る所は、やっぱり感動してしまう。
読了日:09月18日 著者:小野瀬 直美
終の住処
141回芥川賞受賞作。商社マンが書いたと話題になったはず。妻はそれきり11年、口を利かなかったー、と帯にあるが、理由ははっきりせず。人生は理不尽で、一つ一つきちんと因果関係について説明ができるものではなく、丸呑みして受け入れて生きていくしかない、と主人公は言ってるようだ。人生、そんなに悪いもんじゃないと思うが。 「ペナント」はよくわからなかった。
読了日:09月17日 著者:磯崎 憲一郎
名探偵コナン 73 (少年サンデーコミックス)
ここにきて新キャラ 世良登場。
読了日:09月17日 著者:青山 剛昌
あなたと、どこかへ。 eight short stories
ドライブをテーマにした8人の作家によるアンソロジー。吉田修一・角田光代・川上弘美の話が好き。好きな音楽を掛けて、本を持って車に乗って出かけたくなる。
読了日:09月17日 著者:片岡 義男,甘糟 りり子,林 望,谷村 志穂,角田 光代,石田 衣良,吉田 修一,川上 弘美
ストーリー・セラー
小説家の妻と「糟糠の夫」とも言える夫との夫婦。SIDE Aでは妻が、SIDE Bでは夫が亡くなるという両面ストーリー。両面とも同じ夫婦で視点が違うのかと思いきやそれは違った。しかし、旦那がやさしいなあ。著者にとって理想の旦那、もしくは現実の旦那さんもこんなに優しいのかな?
読了日:09月16日 著者:有川 浩
シブミ〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
「サトリ」から飛んできた。p.282とp.283の間が、「サトリ」ね。「シブミ」という概念が説明されてもよくわからない。岸川将軍を何故殺したのか、殺さなければならなかったのかについては、こういう理由だったのね。これって武士道かな。
読了日:09月13日 著者:トレヴェニアン
架空の球を追う
表題作の他、11編の短編集。1篇1篇が短くて、すーっと読めた。日常の出来事から話が作られているが、真正面から見てたつもりが、気がつけば実は違う角度から見ていたことに気付かされた、とでもいうような驚き・やられた感があった。「パパイヤと五家宝」の五家宝が買い物カゴに入って景色が変わった感やちぐはぐだった「二人姉妹」があれの話で元通りに戻れるなんやそれ感が心地良かった。
読了日:09月11日 著者:森 絵都
図書館で調べる (ちくまプリマー新書)
よく図書館に行くが、本を借りるだけでここまで使い倒していなかった。図書館の使い方教科書だ。本棚の眺め方や仮説を立てながら本を探したり、面白い。「図書館戦争」の郁の研修時代に読ませたかったなあ。
読了日:09月08日 著者:高田 高史
あなたは私の手になれますか―心地よいケアを受けるために
ケアされる側が書いたケアの教科書というべき本。起こし方・食事・着替え・トイレ・歯磨き・入浴など。わがままを通すか、妥協するか揺れ動きながらも、ケアされるプロとまで言えるようになまるまでになったのだろう。小山内さんが言ってることは至極シンプル、泣きたい時に一人で泣ける部屋が欲しいとかトイレがカーテン1枚の仕切りだけでは出るものも出ないとか。
読了日:09月06日 著者:小山内 美智子
笑う英会話 2
1に引き続き、どこで使うんだと言う例文のオンパレード。出そうと思ったらまだまだ出せるんだろうなあ、この本。「医者を呼べ、そしてもしそれが手間取るようだったら、坊主も呼べ」って、手際がよすぎて嫌だ。
読了日:09月04日 著者:草下 シンヤ
サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
トレヴェニアンの「シブミ」の前日譚。他者の主人公を使って世界観を引継ぎながら自分の物語を紡ぐのは難しいことだろう。ニール・ケアリーシリーズの方が好きだが、こちらも一気読みだった。碁の戦術を用いた作戦の立て方はわかるようでわからなかった。「シブミ」も読んでみよう。
読了日:09月04日 著者:ドン・ウィンズロウ
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
1950年代の日本・中国が舞台。フォーサイスを思い出したが、この手の小説ってどうしてもこいつが実は敵だろうなあとか穿った読み方をしてしまう。しかし、章を短く繋ぐことでスピード感があり、ストーリーに引き込まれた。下巻が楽しみ。
読了日:09月02日 著者:ドン・ウィンズロウ
生きてみよ、ツマラナイと思うけど
三代目桂三木助の娘であり、四代目桂三木助の姉である著者の「三木助」と歩んだ人生を描く。二人の三木助が、自分の娘や甥っ子を溺愛する姿がダブル所が興味深かった。四代目は破天荒な落語家とのイメージだったが、うつ病で自殺したんだなあ。つっけんどんな言葉・態度ながら著者を支える立川談志の愛が温かい。題名も談志の言葉から。
読了日:08月31日 著者:小林 茂子
オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン
シリーズ5作目。たくさんの登場人物で、相関図がついているのが便利だった。今回の東京バンドワゴンのピンチには、あの人が汚れ仕事を引き受けたり、ご都合主義っぽいがシリーズが長くなり、様々のキャラの登場人物がいればこうなってくるんだろうなあ。「髪結伊佐次捕物帳余話」シリーズのようにメインキャラの他、子供の成長に感動を覚えた巻だった。
読了日:08月31日 著者:小路 幸也
空色バトン
著者の本初めて。急死した母親が中学生の時に作った同人誌をきっかけに、息子や一緒に作った同級生の視点とバトンが繋がっていく短編小説集。軽く読めて、いい話なんだが、今ひとつまとまりがないというかこれだ!というモノを感じることができなかった。他の作品を読んでみよう。
読了日:08月29日 著者:笹生 陽子
家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇
1960年以降に生まれ、首都圏に在住する子供を持つ主婦を対象とした食卓調査。アンケート調査後、1週間のご飯の調達方法・食べた人/時間などの記録・写真撮影、アンケートと記録・写真の矛盾・疑問をインタビューするという3段階の調査結果。 こんなに家族の食卓は壊れているものなのだろうか。 子供の頃には、食べたくないものも食べさせられたもんだけど。こういうのを読むときは、自分を棚に上げやすいので、気を付けなければ。
読了日:08月28日 著者:岩村 暢子
マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)
終戦直後が舞台の長編番外編。シリーズの語り部サチさんと勘一の馴れ初めの話でもある。日本の運命を握る文書を託され、様々な敵に追われることになった咲智子と守る堀田家。敵の攻撃が手ぬるい感じはするが、これはサスペンスではなくあくまでも東京バンドワゴンシリーズなんだなあ。堀田家の歴史を垣間見られて楽しかった。
読了日:08月27日 著者:小路 幸也
昭和が終わる頃、僕たちはライターになった
悪く言えば行き当たりばったり、良く言えば前向き。 簡単に真似しちゃいけないが、ごちゃごちゃ言わずとにかくやってみる精神はプラスにとらえたい。
読了日:08月25日 著者:北尾 トロ,下関 マグロ
踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿
追っかけで1作目を読んだ。引きこもり探偵というとどうしても坂木司を思い出してしまう。引きこもりというか引っ込み思案探偵という感じ。ライトミステリーなので目くじらを立てるべきではないのだろうが、トリックが無理やりなのが気になってしまう。「見えないダイイング・メッセージ」という章名が好き。
読了日:08月24日 著者:北山 猛邦
笑う英会話―参考書や英会話本に載っている
辞書・参考書から集めた脱力、面白例文集。こんな英語いつ使うんだという例文を見たことあるが、一冊にまとまると壮観だ。「僕のチョコレートに触るな!」が「この一言ですべてが伝わる!ビジネス英語の最強フレーズ」からの転載というのに、笑ってしまった。
読了日:08月23日 著者:草下 シンヤ,北園大園
神様のカルテ (小学館文庫)
大学病院か地方の野戦病院のような病院か、一止の選択は予想通りだったが、死期を迎えつつある患者達とのエピソードが暖かい。死ぬ前に一止みたいな医者に出会えれば幸せと言えるか。安曇さんを見舞う紳士の正体がわかった時、ちょっと感動。
読了日:08月22日 著者:夏川 草介
県庁おもてなし課
これは高知県に行きたくなる。読みながら民間と公共機関のギャップが明らかになる仕組み。著者が実際の高知県観光大使を依頼されながら1ヶ月放ったらかされたのが実話だったことに大受けだった。
読了日:08月21日 著者:有川 浩
刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記
正統派ユダヤ教徒だったがドロップアウトし、ハーバード大を卒業しながらも新聞の死亡記事を書くに留まっていた著者が、刑務所図書室の司書の仕事につく。 受刑者との時には職務違反を犯しながらのエピソードが満載。夢を持って出所して行った受刑者が死んでしまうエピソードはつらかった。
読了日:08月19日 著者:アヴィ スタインバーグ
阿修羅ガール
途中で夢の世界か、と思いながら読んでたが、いつまでも戻ってこなくて・・・、と言ってるくらいだから、この本は合わんかった。
読了日:08月14日 著者:舞城 王太郎
わたし、生きるからね―重度障がいとガンを超えて
脳性麻痺の障害を持ち、「ケアされるプロ」を自認。 本書ではリンパ癌との闘病生活の中で合わない看護師との戦いも描かれる。生きるのも死ぬのも人間としての仕事、思い切ってやりたいことをやって言いたいことを言え。人に嫌われるからといって「いい人」になるな、わがままを自覚しながらわがままを言い通せ、というメッセージを重く感じた。
読了日:08月13日 著者:小山内 美智子
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
題名に引かれて、シリーズ2作目とわかっていながら図書館で借りた。2作目から読んでも問題なし。「停電から夜明けまで」がサスペンス要素もあり、面白かった。
読了日:08月10日 著者:北山 猛邦
超訳 ニーチェの言葉
ニーチェの言葉をまとめた、人生のヒント。その時その時の感情・置かれてる状況で受け止め方がきっと違うだろう言葉の数々。どう受け止め、仕事や人付き合いに使うかも読んだ人次第の本。
読了日:08月09日 著者:
今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話
全巻より10年経って、伊三次とお文に二人目の子供ができていてびっくり。龍之進の嫁探しがメインストーリー。最終的には意中の人を見つけることができて良かった。次巻では伊与太や茜の話を読んでみたい。
読了日:08月07日 著者:宇江佐 真理
上司をマネジメント (アスカビジネス)
上司に文句を言うだけよりも、会社に入れば自動的に上司がついてきて、良い人間ならメンター・師匠・コーチになってくれるが指導料はただ、という考えで利用する方が確かに建設的だなあ。
読了日:08月05日 著者:村山 昇
無縁社会
NHKがNHKスペシャルなどで取り上げた「無縁社会」の単行本化。2030年には生涯未婚率が男性30%、女性23%といったデータや家族のあり方が変わってきている例が挙げられている。 これを読んで感じたのは映像のインパクトの強さ。 大病をした後だけに、家族や近所のつながりの大切さを実感したが、会社勤めもしまだ身体も動くこの年だからまだ無縁社会に縁がないと思えるのだろうか。
読了日:08月02日 著者:NHK「無縁社会プロジェクト」取材班
感染遊戯
ガンテツや葉山が主人公の、姫川玲子シリーズのスピンオフ短編集かと思っていたけど、元官僚を狙った殺人事件を巡る連作短編小説だった。 姫川玲子は少し顔を覗かせるだけ。しかし、周囲のキャラクターだけでも十分楽しめる世界がこのシリーズにはある。
読了日:07月31日 著者:誉田哲也
東京バッティングセンター
著者らしい、一度転がると止まらない雪球のような話ではあったが、最後のオチはあれでいいのだろうか?そこが少し消化不良。 章のスタートパターンがドン・ウィンズロウ「ストリート・キッズ」の匂いがした。
読了日:07月29日 著者:木下 半太
絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)
会社を受けに来る学生がよく途上国という言葉を使うことに違和感を感じていた。「すくうべきかわいそうな貧困者」という画一的な視点ではなく、様々な人々が、様々な日常があり、様々な感情があることを伝えたい、というあとがきを読んで、画一的な視点で「途上国」とひとくくりにしているのではないか、という違和感を感じていたことに気がついた。
読了日:07月27日 著者:石井 光太
存在という名のダンス 下
これまでの著者作品とは一線を画すファンタジー作品。違う世界を描いたのは素晴らしいが、憎悪や愛やテーマが重たい割にはあっさりと終わった印象。題名もよく出てきたが、何のメタファーか今ひとつ掴めず。
読了日:07月21日 著者:大崎 善生
存在という名のダンス 上
読了日:07月19日 著者:大崎 善生
知事抹殺 つくられた福島県汚職事件
前福島県知事の汚職事件の回顧録。無罪を主張し、裁判継続中のようだ。前半は原発についての言及、震災後に読んだのでこちらに目が行ってしまう。国・東電の隠蔽体質、対応の悪さはずっと続いている体質なんだなあ。
読了日:07月18日 著者:佐藤 栄佐久
志の輔の肩巾
毎日新聞に1999年~2002年に連載したエッセイ集。禁煙・政治・健康等 ネタが幅広い分野に広がり、マクラを聞いている気がした。
読了日:07月17日 著者:立川 志の輔
我、言挙げす―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)
龍之進が主人にシフトしてきたが、お文が夢と現実の狭間をさまようSFみたいな話もあり、バラエティーにとんだ巻。
伊三次とお文の恋愛話がやっぱり好きなんだなあ。
読了日:07月15日 著者:宇江佐 真理
冬の伽藍 (講談社文庫)
夫を事故で失った悠子と妻を自殺で亡くした医師・兵藤は軽井沢の診療所で出会ってしまった。 1章は悠子、2章は手紙、3章は悠子の友人・摂子と、章毎に視点が違っている。 恋愛には色んなパターンがあると思うが、兵藤の義父の誘いは断れたんじゃないか、との思いが消えない。
読了日:07月12日 著者:小池 真理子
雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話
伊三次やお文の出番が少なくなってきたぞ。龍之進たちと無頼派との闘いが主題になりつつある。
読了日:07月07日 著者:宇江佐 真理
君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話
ここまで読んでいた。不破友之進の息子・龍之介が元服し、伊三次の息子・伊与太は疱瘡にかかり命を危ぶまれるなど、メインキャストの子供達が表に出ている。特に龍之介が活躍した巻だったなあ。
読了日:07月05日 著者:宇江佐 真理
WILL
「MOMENT」の続編。正直前作の内容うろ覚え・・・。前作は神田の視点だったよね?森野が京極夏彦の小説の主人公のように、憑き物落としをしていた。
読了日:07月02日 著者:本多 孝好
黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話
「髪結い伊三次捕物余話」シリーズをどこまで読んだか忘れたので、ここまで遡った。 お文のお産がこんなに難産だったとは覚えてなかった。
読了日:06月29日 著者:宇江佐 真理
街場のマンガ論
内田さんの漫画論。こんなに漫画好きだったとは。 「少女マンガを読める男」と「少女マンガを読めない男」の二種類おり、少女マンガを読むには少女マンガのリテラシーが要求される、との指摘はユニークだ。 自分は少女マンガを読めない男。
読了日:06月27日 著者:内田 樹
この世で一番大切な日
誕生日にまつわるハートフルストーリー。誕生日の今日に合わせて読んでみた。「想いのリレー」タクシーの運転手さんの想いが熱く、伝わって来て良かった。何だかんだ言っても人とのつながりを大切にしないといけないなあ。
読了日:06月25日 著者:十川ゆかり,MinxZone
菊葉荘の幽霊たち (ハルキ文庫)
主人公も吉元も菊葉荘の住人も現実の生活を営んでいる感がうかがえなかった。まるで幽霊のように。2004年以来の再読。全く内容を覚えてなかった。
読了日:06月25日 著者:角田 光代
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
藤澤清造に対する入れ込み具合がハンパじゃない、どうしてここまで?女性に対する振る舞いは最低すぎるが、最後まで読んでしまった。「本の雑誌」文庫ベストテン2009 第一位。
読了日:06月23日 著者:西村 賢太
名探偵コナン 72 (少年サンデーコミックス)
読了日:06月21日 著者:青山 剛昌
スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)
シリーズ3作目。ちょっと強引かなあという話が多かったなあ。特に藤島さん、あなたはどこまで堀田家を助けりゃ気が済むんだー。食卓の場面、会話文が続く箇所は段々心地よくなってきた。
読了日:06月21日 著者:小路 幸也
シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)
「東京バンドワゴン」の2作目。赤ちゃん置き去り、売った本を買い戻す老人、幽霊との出会いなどドラマがたくさん。キャラが確立される2作目って面白くなる。勘一と妹の再会の話が好き。終戦直後アメリカ兵と結婚してアメリカに去った妹は、夫の死後日本に帰ってきていた。会わせる顔がなかったという妹に涙を流しながら怒鳴りつけるシーンにぐっときた。LOVEですねえ。
読了日:06月17日 著者:小路 幸也
ひそやかな花園
世の中悪いことばかり溢れているわけではなく、この美しい世界を子供たちに見せてあげたいと著者のメッセージが込められていると感じた。 「八日目の蝉」でも同じ事を感じた。
読了日:06月15日 著者:角田 光代
城あるきのススメ
マクラでもよく話しが出るし、SWAのブログでもよく中世城郭を見に行ってるが、ついに本まで出したのか、という感想。読み終わってから自分の街にも中世城郭があるのかググってみたら、出てきた。攻め・守りの観点から城を見たら、面白いかも。
読了日:06月12日 著者:春風亭 昇太
Q&A
死亡者69名 負傷者119名 ショッピングセンターで起きた事件の原因が不明。事件の当事者への質問と答えでストーリーが進む。原因がはっきりしないことに人間は不安を覚える。そのもやもやを感じることができる小説だ。
読了日:06月11日 著者:恩田 陸
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
ノマドワーキングの紹介本。ソフトの紹介は使ってみたいと思わせてくれるが、本で紹介することだろうか。アテンションコントロールが大切というのは確かに大事。
読了日:06月10日 著者:佐々木 俊尚
友達がいないということ (ちくまプリマー新書 159)
何が言いたいのかふらふらしてよくわからなかったが、最後に書いている友達がいない人間もいること、それは本人が悪いことではないことを認めて欲しい、と伝えたかったのだろう。
読了日:06月07日 著者:小谷野 敦
笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで (角川SSC新書)
読了日:06月06日 著者:ラサール石井
筆談ホステス
読了日:06月05日 著者:斉藤里恵
オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)
OLとして勤務していた男時代のエッセイ。OLやってても、昔の友だちが見ると今までどおりオトコにしか見えないが、初めて会う人から見ると女にしか見えない、男と女の境界線なんていいかげんなもんですよー、ってとこが興味深かった。
読了日:06月04日 著者:能町 みね子
図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本/日本の歴史)
1946年~2010年の殺人事件史。貧困が動機・誘拐・保険金殺人・ネット絡みの事件など、世相を反映した移り変わりはあるものの、自白が前提の裁判は変わってないのだなあ。
読了日:06月03日 著者:福田 洋
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
大本営の不明確な指示と現場のあいまいな判断、作戦自体の意味を共有することなく、失敗を重ねる。日露戦争で見事にロシアに打ち勝ったと思っていたが、その成功体験があだとなり、学習できない組織になっていたのであれば皮肉なことである。外部環境の変化が激しい現在、会社組織も同じ失敗を繰り返してはならないと強く思わされた。
読了日:06月02日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
ラン
読了日:06月01日 著者:森 絵都
偉大なる、しゅららぼん
久しぶりの関西万城目ワールド、滋賀版。「鹿男」「ホルモー」同様、よくこんな話を考え付くなあ。しかし、段々と万城目ワールドに慣れてきたのか、「ホルモー」を読んだ時のびっくらこいた感が薄まってきたかも。次は忍者ものを書きたいとおっしゃってたので、早くも楽しみ。
読了日:05月31日 著者:万城目 学
携帯メール小説
読了日:05月24日 著者:
ファイナル・ラップ
陸上ものかと思いきや、エロい小説に近くて期待はずれ。
読了日:05月17日 著者:川島 誠
リストラなう!
再販制度・印税・電子書籍など出版業界の裏側を暴露。本文よりもコメントが面白かった。
読了日:05月13日 著者:綿貫 智人
六番目の小夜子
12年ぶりに再読。昔より面白く読んだ。朗読劇の場面がちょっとゾクゾクした。
読了日:05月04日 著者:恩田 陸
ボトルネック (新潮文庫)
単なるパラレルワールド物かと思って読んでたら、自分がいなかった世界を見せ付けられるという重たいストーリー。
読了日:05月03日 著者:米澤 穂信
八日目の蝉 (中公文庫)
犯罪であるが、徐々に希和子と薫の日々が少しでも長く続けばいいなあ、と思ってしまう自分がいた。
読了日:04月30日 著者:角田 光代
トギオ (宝島社文庫)
合う・合わないと評価が分かれるようだが、合わなかった。
読了日:04月29日 著者:太朗 想史郎
別冊 図書館戦争〈2〉
図書館戦争シリーズ、読みきった。緒形副隊長と加代子さんの物語がちょっといい話だった。
読了日:04月25日 著者:有川 浩
限界集落ーMarginal Village
読了日:04月24日 著者:梶井照陰
別冊 図書館戦争〈1〉
めちゃくちゃ甘い・・・。落ち着いて読んでられん。
読了日:04月24日 著者:有川 浩
余命1ヶ月の花嫁
検診には行かないといけないなあ。
読了日:04月23日 著者:TBS「イブニング5」
縦横無尽の文章レッスン
良い文章を書くには、良い文章を読むこと。小学生の作文までお手本にする所はすごい。
読了日:04月21日 著者:村田喜代子
エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)
常野物語3作目。ひっくり返す ひっくり返される 味方は誰か?敵は誰か?
読了日:04月17日 著者:恩田 陸
屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
「このミス!」大賞2009年第7回大賞受賞作。 茶木さんが指摘するように偶然が重なりすぎてご都合主義すぎると感じる。 プチ伊坂ワールドでもあった。
読了日:04月09日 著者:山下 貴光
君はフィクション
久しぶりに中島らもを読んだ。ホラー小説の「山紫館の怪」「コルトナの亡霊」が面白った。 「コルトナの亡霊」がほんとにあれば、怖いけど見てみたい。
読了日:04月07日 著者:中島 らも
光の帝国 常野物語 (常野物語)
常野物語1作目。特殊な能力を持つ常野の一族を描いた短編集。こういう話大好き。
読了日:04月05日 著者:恩田 陸
四十九日のレシピ
失った物が多く、生きる目的も失っていた登場人物が多いが、レシピを元に再び生きる活力を得た所がよかった。ちょっと子供が子供がと言いすぎなのが気になったが。
読了日:04月04日 著者:伊吹有喜
ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺 4 (笑酔亭梅寿謎解噺)
笑酔亭梅寿4。落語より漫才に魅かれていく竜二。ついにM-1をも目指すことに・・・。 12~13年つけで飲み食いし続けた店を持っていたという六代目松鶴が梅寿のモデルだろうか?
読了日:04月03日 著者:田中 啓文
ハナシがはずむ! (笑酔亭梅寿謎解噺 3)
笑酔亭梅寿謎解噺3。前座の身分で上方大名跡の襲名争いに巻き込まれ、梅寿の襲名を巡る兄弟子との争いにも巻き込まれた3作目。段々とミステリーじゃなくなってきたけど、これぐらいがハチャメチャで面白い。
読了日:04月01日 著者:田中 啓文
トリックスター列伝―近代マジック小史
読了日:03月31日 著者:松田 道弘
ひまわり事件
幼稚園児とジジババの共闘。
読了日:03月27日 著者:荻原 浩
読書会
恩田陸のSFを手に取るきっかけとなった本。
読了日:03月24日 著者:山田 正紀,笠井 潔,萩尾 望都,恩田 陸
じぶん素描集
読了日:03月21日 著者:須藤 夕子(写真),原田 宗典
ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺 2 (笑酔亭梅寿謎解噺) (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))
読了日:03月20日 著者:田中 啓文
笑酔亭梅寿謎解噺
読了日:03月19日 著者:田中 啓文
犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)
読了日:03月17日 著者:米澤 穂信
ルポ 仏教、貧困・自殺に挑む
読了日:03月15日 著者:磯村 健太郎
天国旅行
心中をテーマにした短編集。
読了日:03月13日 著者:三浦 しをん
自転車少年記
読了日:03月13日 著者:竹内 真
ま・く・ら (講談社文庫)
マクラが面白いと評判の小三治のマクラ集。 SFに3週間のアメリカ短期留学に駐車場の長谷川さんの話が実に興味深かった。
読了日:03月03日 著者:柳家 小三治
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 秋冬篇
読了日:02月17日 著者:ヘレン フィールディング
チーム
読了日:02月11日 著者:堂場 瞬一
青い空、白い雲、しゅーっという落語
読了日:02月10日 著者:堀井 憲一郎
らくご小僧
読了日:02月07日 著者:立川 志らく
昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理
読了日:02月06日 著者:鳥飼 否宇
犬なら普通のこと (ハヤカワ・ミステリワールド)
読了日:02月05日 著者:矢作 俊彦,司城志朗
結婚帝国 女の岐れ道
読了日:02月02日 著者:上野 千鶴子,信田 さよ子
なんちゃって育児休暇でパパ修行―パパ区長のイクメン講座 (リトルランド―こどもの本)
読了日:01月29日 著者:成澤 廣修
逆説探偵―13人の申し分なき重罪人
読了日:01月26日 著者:鳥飼 否宇
図書館内乱
読了日:01月24日 著者:有川 浩
ザ・万遊記
読了日:01月21日 著者:万城目 学
僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実
読了日:01月21日 著者:草薙 厚子
ぼくが世の中に学んだこと (岩波現代文庫)
読了日:01月19日 著者:鎌田 慧
オタクで女の子な国のモノづくり (講談社BIZ)
読了日:01月16日 著者:川口 盛之助
ブリジット・ジョーンズの日記―きれそうなわたしの12か月 春夏篇
読了日:01月15日 著者:ヘレン フィールディング
植物図鑑
読了日:01月09日 著者:有川 浩
ノンストップ! (文春文庫)
読了日:01月09日 著者:サイモン・カーニック
妻と最期の十日間 (集英社新書)
読了日:01月06日 著者:桃井 和馬
白銀ジャック (実業之日本社文庫)
読了日:01月05日 著者:東野 圭吾
写楽 閉じた国の幻
読了日:01月03日 著者:島田 荘司
2011年に読んだ本まとめ
読書メーター
読んだ本の数:192冊
読んだページ数:51344ページ
ナイス:482ナイス
感想・レビュー:147件
月間平均冊数:16冊
月間平均ページ:4279ページ
大学の同級生男女5人が、そのうちの2人の離婚式に参加する所から物語りは始まる。自分も大学の同級生と結婚していて、学生時代の友人と集まると当時にタイムスリップするので、彼らの集まった際の雰囲気はわかるような気がする。こんなにドロドロはしてないけど。麻美が暇であることを認めるべきだ、という主張はわかるようでわからない。
読了日:12月30日 著者:角田 光代
著者の本を読むのは何年ぶりだろう。「なにものかへのレクイエム」を読んだことと日経新聞の書評欄コラムで取り上げていたのを見て読んだ。文章が美しい。14歳という子供でも大人でもない存在が、大人に対する嫌悪感がテーマの一つになってるが、酒鬼薔薇事件後にこういった小説・論評が数多くでたが、この小説が全く古びていないことに驚く。
読了日:12月28日 著者:三島 由紀夫
童話というかファンタジーというか、ほんのり温かい話だった。はまったらとことん突き詰めるトリツカレ男 ジュゼッペ。ペチカにとっては、サンタクロースであり、眠ってる間に仕事をしてくれる小人みたいな存在だろうなあ。クリスマスに読んだかもしれないが、クリスマスプレゼントにぴったり。
読了日:12月26日 著者:いしい しんじ
友達の子供へのプレゼントに購入したが、家用にも買った。この吸込まれ感が最高に気持ちイイwww
読了日:12月24日 著者:もうひとつの研究所
こんなほっこりしそうな本屋があるのは知らなかった。ここで本を買って、レンタサイクルでコーヒーやパンやお酒を味わいに行ったら、贅沢な一日になるだろうなあ。一度訪ねてみよう。 モリミーの京都ぐるぐる案内など、この手の京都案内本は、はやりなのかな。
読了日:12月23日 著者:恵文社一乗寺店
決して豪華ではないが、食べたい時に自分のためにちょこっと作って食べるご飯。正直ずばりを真似して作ろうとは思わないが、人それぞれ似たような簡単ご飯ってのがある気がする。出汁を取ってるし、見た目以上にきちんと料理してるのはエライ。 ハチノコご飯が、「なんかご飯に虫が入ってるんですけどー」と目が脳に直訴するってのがツボだった。
読了日:12月21日 著者:吉田 戦車
図書館で題名を見ただけで読みたい!と一目ぼれ。小学校の同窓会の3次会で同級生 田村を待つ5人。待っている5人のそれぞれのドラマを垣間見ながら、田村のキャラクターが浮き上がる仕掛け。田村よ来いーと思いながら読んでいたが、最終的には来ないで終わっても良かったかもしれないなあ。
読了日:12月20日 著者:朝倉 かすみ
読了日:12月17日 著者:青山 剛昌
息子の自殺を信じることが出来ずに、真相を求めて友達の話を聞いて廻るが、その友人達も次々と自殺してしまう。何故?と引き込まれて読んだが、この動機はどうなんだろうか。「子供達の理論」だとしてもいくらなんでも、という気がしてしまう。大人だからだろうか。
読了日:12月16日 著者:貫井 徳郎
奥さんから見た夫、子供の父親像の他、学生時代の恩師・選手時代の仲間からの追悼の書。家族写真の笑顔が印象的。同じ病気になっても生き残ったり、死んだり、この差は何なんだろうか。
読了日:12月15日 著者:木村 由美子
最後の高橋源一郎との対談が興味深かった。1951年生まれ同士、中学では周りに「毛沢東語録」や「共産党宣言」を持っていた人間がいた時代。背伸びして追いつこうとしたら、学生運動は70年代に入ってぴたっと終わってしまった。残された宿題を芸術の形で片付けていることが、再度の対談でわかった。「正しさへの同調圧力」という言葉、メモ。
読了日:12月14日 著者:森村 泰昌
読了日:12月14日 著者:石塚 真一
段々とナオタの阿久津の成長物語が主になってきたような気が。
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
読了日:12月13日 著者:石塚 真一
ここまで読んできたが、まだ山に行きたいと思わない。決して「岳」のせいではありません。
読了日:12月12日 著者:石塚 真一
人は迷惑をかけて生きてもいいんだ、という言葉を思いだした「山男」のラストシーン。
読了日:12月12日 著者:石塚 真一
こんな結末になるんだろうなあと思いながらも、「朋友」が良かった。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
「択一」が良かった。同時に別の場所で遭難が発生したら、どちらを先に助けるのか。自分が助けられて経験を元にしたその答えは、簡潔かつ冷酷だ。その決断は自分にはできそうにない。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
10年前に3095人が消え去った場所で、消えた人からハガキが届くラジオ局・図書館などがある、そんな設定にとっても魅かれた。そうなった謎の説明も書かれていたが、今ひとつその世界に入り込めなかったが、大切な人を失った残された想いを凄く感じるストーリーだった。「-たとえ自分が失われても、誰かの思い出に残るのっては、結構悪くないのかもしれない-」というセリフが心に残った。
読了日:12月11日 著者:三崎 亜記
3巻目に入り、泣かせるエピソードが増えてきた。「乾杯」がいいなあと思って読んでいたら、「押し花」もジーンときた。
読了日:12月11日 著者:石塚 真一
読了日:12月10日 著者:石塚 真一
登山の遭難者をボランテイアで助ける三歩の物語。お涙頂戴でないのが好感がもてるが決してドライな訳ではない。生存者ばかり助けるのかと思ったとたんに死亡者も現れ、生死の差がわずかだということだろう。
読了日:12月10日 著者:石塚 真一
プレゼントとして探したけど、本屋で見つけることができず、図書館で予約して読了。ファンタジー、おじいちゃんとの触れ合い、親から子供から孫へと繋がる想いが伝わってくる。絵と物語のコラボが素敵だ。今年のプレゼントは買ってしまったので、来年の候補にしよう。
読了日:12月03日 著者:蜂飼 耳
子供の頃から、北京オリンピック直前までのサッカー人生が書かれている。母のお腹の中でも蹴りまくっていたとか、チャンスの波に乗れと背中を押してくれる母の思いが伝わってきた。
読了日:12月03日 著者:澤 穂希
少子化対策で、三人断ったらテロ撲滅隊送りという抽選見合い結婚法が制定、日本中大騒ぎ。この設定を思いついたのが素晴らしい。三人という人数が絶妙、どんな相手がやってくるかドキドキ、かけひきもドキドキ。設定が突飛だが、暖かい話だったなあ。映像化しても面白そう。
読了日:12月02日 著者:垣谷 美雨
シリーズ3部作の3作目とのことだが、前2作は読んでない。でも、久しぶりの哲学本、言葉遊びか、との感もあったが、がん患者・サラリーマン・心理学者などを論破していくのが頭の体操のようで楽しかった。ソクラテスとクサンチッペのやり取りも軽快でGOOD。
読了日:12月01日 著者:池田 晶子
表題作を含め14編の短編集。題名のようにさわやかというよりも重たい話が多かった。「冷凍みかん」「淋しいお城」「卒業」が印象に残った。SFっぽい話が好きなんだなあ。
読了日:11月30日 著者:恩田 陸
日本の製造業の技術を紹介するコミックエッセイ2巻目。物づくりだけでなく、IT企業の取材も。前作よりも分かりやすくなっていた。説明が上手くなったのだろうか。担当のオタラさん、工場でヒラヒラした服はホントに危ないですよ。
読了日:11月27日 著者:見ル野 栄司
成年後見制度編の続き。痴呆の親の財産を子供は勝手に使うことができないのか。犬塚さんに幸せはやってくるんだろうか。
読了日:11月26日 著者:くさか 里樹
結婚するんだろうなあと思っていたら、途中で終わった。晶子の親が、年の差を引きずりすぎて、読んでるこっちまで腹が立ってきたわ。それってはまってるってことかなあ。
読了日:11月26日 著者:五十嵐 貴久
著者のスポーツコラムは視点がユニークで好き。この本はアテネオリンピックの長嶋JAPANを追いかけ、柔道・バスケ・陸上を観たオリンピック観戦記。オーストラリアに破れたが、何とか銅メダルを獲得した日本代表だが、プロらしからぬプレーや采配にカツを入れている。題名が秀逸、この時の代表はグダグダだったのか、記憶にないな。
読了日:11月24日 著者:奥田 英朗
クリスマス・正月の過ごし方・料理などに関して、提示される事象がにわかには信じがたい例ばかりで恐ろしい。お節料理を作らず、正月と言えども家族揃って同じご飯を食べないといったしきたりが廃れていくこともさることながら、実際の行動が伴っていないのに理想ばかり語るというような乖離が大きくなることが、嫌な感じを受けた。
読了日:11月23日 著者:岩村 暢子
今や絶滅寸前(かな?)の中流意識を子供や子供の恋人に振りかざす由美子にイライラ。母親の子供に対しての愛情というのはこんなものなのか。由美子を見返そうと医学部合格を果たすも、うれしさを感じなかった。リーマンショック後の世間の重苦しさを反映しているのだろうか。
読了日:11月20日 著者:林 真理子
著者のマンガお初。表題作含め6編の短編集。母と娘の微妙な関係を描いた表題作に衝撃を受けた。娘がイグアナで描かれているが、こんな違和感を持ち合った母娘もいるんだろうなあ。
読了日:11月18日 著者:萩尾 望都
筋膜炎脂肪織炎症候群という自己免疫疾患を患った著者の生きる奮闘記。病名が確定するまでの検査の辛そうなこと。おしりから「元おしり」が流れだしたってどういうことだ!?としんどそうなことのオンパレード。しかし、辛さが周りの人にはわからいことがしんどい、理解者と思っていた主治医のデリカシーのない言葉でへこむ、難病男性との恋に救われたり、人間関係が大事だなあと感じた次第。
読了日:11月17日 著者:大野 更紗
心臓手術のスペシャリスト、他の本を読んで見たかったが、図書館にあった本書をまず借りてみた。「ブラックジャックによろしく」の北三郎のモデルと紹介されている。分からないことはわからないとはっきり書く姿勢は好感が持てた。心臓を出た血液は約13秒で全身を回って戻ってくると書いてあり、先日受けた血管造影剤検査で、造影剤を入れて数秒で頭の中が熱くなりこんなに速く届くのか?と訝っていたが納得できた。著者が心臓に対して愛情や畏敬の念を持っていると感じた。
読了日:11月16日 著者:南淵 明宏
自分はやってないのだから、警察に行って話をすれば分かってもらえると思っていたが、と誤認逮捕されてしまった人は口を揃えているのが怖い。警察の批判だけでなく、マスコミの報道のあり方、真相よりも捜査手続きを重要視する現場のあり方を批判している。事例がたくさん挙げられているが、何となくぼやけてしまった印象。もっと面白いと思ったのだが。
読了日:11月15日 著者:久保 博司
引っ込み思案の克服のために選んだバイト先は本州最北端のメイド喫茶。「お帰りなさいませ、ご主人様」も言えないほどのなまりがある主人公のいとの成長ぶりが楽しい。こうなるんだろうなあと思いながらも、この世界観は好き。MONKEYMAJIKのCHANGEを聞きたくなった。
読了日:11月14日 著者:越谷 オサム
1970年代に「奇想天外」に掲載された小説たち。正直マンガを読んだことがないのだが、これらの世界観は好き。「ヘルマロッド殺し」からしてやられた。
読了日:11月13日 著者:萩尾 望都
表題作含め8編の短編集。「パセリと温泉」がお気に入り。会話のない何を考えているのか分からない父と父や世間に対して文句ばかり言う母。入院した母親の見舞いにも興味を示さなかった父だったが、ある時病院で仲睦まじく会話する二人を目撃した。外食で添えられているパセリは汚いから食べるなと母に言われてきたが、それを口に含んだ時の苦さを仲良い両親を目撃した時の違和感に絡めて描写。上手いなあ。
読了日:11月11日 著者:角田 光代
50時間起きていて、20時間寝るという特殊体質の主人公。この設定を読んだら「生ける屍の死」とか「僕はロボット」みたいにしばりの中でストーリーをまとめるのかなあと思ったのだが、あまり本筋とは関係なかった。やっぱりこの著者は、人は温かいものを持っている、との基本姿勢だと感じた。この本とは関係ないけど、メフィスト賞受賞してたとは知らなかった。
読了日:11月09日 著者:小路 幸也
うつ病の人は多いんだなあ、このシリーズのお蔭でうつ病のいい意味での認知度が上がったんだろうなあ、と思う。子供のように育てていたイグが亡くなり、落ち込んでいる二人にイグ友が、「イグはもう自分がいなくても私たちのこと大丈夫だって思ったから旅立ったって行ったんだって・・・」と伝えたとのこと。その通りかもなあと感じた。
読了日:11月07日 著者:細川 貂々
「ウエディング・ベル」から図書館で借りてきてしまったので、こちらから読み始めた。13歳年下の児島からのアプローチにも、今ひとつ踏み切れない。日本ならば女性が10歳以上も年上だと、こうなってしまうものか。と思ったら最後の行動はどうなの?一応「ウエディング・ベル」も読んでみるが。
読了日:11月06日 著者:五十嵐 貴久
シリーズ第4弾。7編の短編集。どこまで読んだかわからなかったが、久しぶりに読んだ。晴明と博雅の掛け合いが相変わらず良い。「この地上から、全ての人が消え去るならば、神々や鬼もまた、この地上から消え去るのだよ。」というセリフが印象深い。
読了日:11月05日 著者:夢枕 獏
変態なのには理由(わけ)がある。という帯の文句がぴったり。メス以外にも天敵を呼び寄せてしまうから、鳴くのをやめたコオロギ、雌雄同体のアメフラシの大乱交パーティー、自分より100倍大きいメスを捕まえるために、速く走れるように2個ある巨大な生殖器官の1個をもぎ取る雄グモ、フンコロガシをおびき寄せるために糞を集めるフクロウなどなど。生き物たちが生き延びて、子孫を繋ぐために進化した方法が盛りだくさん。
読了日:11月03日 著者:パット・センソン
以前より面白いと聞いていたが、やっと手に取った。自殺を100人防いで天国へというミッションを課せらた4人の奮闘を描く。と書くとシリアスだが、神様の登場シーンや小道具がコミカル。途中を削ってコンパクトにすれば、もっと面白くなった気がするが、十分楽しめた。「未来が定まってない以上、すべての絶望は勘違いである」という八木のセリフが心に残った。図書館で借りて読んだが、本を買ってきた。
読了日:10月30日 著者:高野 和明
2004年3月以来の再読。当時の読書ノートを紐解くと、「神様」「河童玉」「離さない」「草上の昼食」がお気に入りで、「小説って面白い」のコメントあり。今回は「離さない」が怖かったな。
読了日:10月26日 著者:川上 弘美
本の背中、背表紙の本。読むというよりもパラパラと眺めるのが楽しいかも。ショートショートの小説やちょっとしたコラム入り。人には言えないが、有名だが読んだことがない本の筋を推測しあうというコラムが面白かった。そんな本あるかな?
読了日:10月26日 著者:クラフト・エヴィング商會
自らの半生を、師匠談志が立川流を設立した経緯を小説に。最後の5章目が新作落語になっており、4章まで読んだ後でこの落語を読むと涙腺が緩んだ。
読了日:10月25日 著者:立川 談四楼
他の社長の本と比べると、控えめで中小企業のおやじなんだろうなあと感じた。一番難しいことだけど、後継者を早く見つけないといけないなあ。
読了日:10月23日 著者:鈴木 修
読了日:10月22日 著者:大島真寿美
将棋の話が少ないなあと思っていたら、新人戦。二海堂の準決勝の相手は鬼だな。二海堂が段々と村山聖になってきたよー。
読了日:10月18日 著者:羽海野 チカ
旅行先で反政府ゲリラに襲撃され人質となった日本人8人。人質生活を送る中で、それぞれの人生の1ページを語り合ったエピソードを8編と特殊部隊で盗聴を任務にしていた特殊部隊隊員のエピソード1編、合計9編。こういう小説は好きだ。とても静かな小説。死ぬことも覚悟した上で、同じ運命の人々と手を取り合うために誰にも言った事がない話を伝え合ったかのようだ。震災後に文句も言わずに配給の食事をもらっていた被災者の秩序、日本人の強さを感じた小説だった。「やまびこビスケット」が印象深い。
読了日:10月17日 著者:小川 洋子
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
2巻でやっと将棋のルール説明が出た。二海堂のモデル 村山聖は色んな所に露出してるな。生きてる時に対局を見てみたかった。
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
将棋の話がほとんど始まらない。暗い話だなあ。少女マンガの読みにくさを感じる。
読了日:10月16日 著者:羽海野 チカ
1993年デビュー作の「神様」と「神様2011」の2編で1冊。2編とも熊と散歩する半日を描いてはいるが、「神様2011」では原発事故の前後で日常がが変わってしまったことがわかる。八百万の神が住む国日本のウラン235の神を怒らせてしまったのだろうか。
読了日:10月16日 著者:川上 弘美
第8回「このミス」大賞受賞作品。主人公に降りかかる厄災があまりにも重たく読むのもつらかったが、そこから岬先生に導かれピアノを上達させていく過程に引き込まれた。どこにミステリーの要素が?と思った中盤からミステリーに。最後に明らかになった真相は、ミステリーにはよくある物と思うが、解説の音楽+スポ根+ミステリーのハイブリッドという表現がピッタリの秀作だった。
読了日:10月16日 著者:中山 七里
ちょっと前になるが、「明日があるさ」OL小説バージョンのようだった。中堅時計メーカーに勤めるごっつぁんが、女性だけのプロジェクトチームをまとめて新規開発に取り組むストーリー。涙頂戴ではない所に好感が持てた。ごっつぁんの手料理をご馳走になってみたい。
読了日:10月14日 著者:桂 望実
特殊技能を生かして働いている女性に話を聞こうとスタートしたインタビュー連載の単行本化。アスリート・学者・職人など16名の女性が登場。チョイスが絶妙なのか、質問がいいのか、面白い女性が登場。グラビアコーディネーターが、二重人格の未亡人というストーリー仕立てのグラビアを作ったなんて、面白すぎ。
読了日:10月12日 著者:三浦 しをん
藤本に何故見張りがついていたのか明らかに。国繁に対してやっと反旗を翻すことになるのか。段々と生きることの意味を問うよりも、反国繁への陰謀物みたいになってきた。
読了日:10月10日 著者:間瀬 元朗
交通事故で人を殺してしまった運転手と婚約者を失った女性の物語と整形を巡る物語の2編。監視のついた藤本の行く末は?
読了日:10月09日 著者:間瀬 元朗
詩人・ネイチャーライターの著者が、こうもり・ワニ・クジラ・ペンギンの動物学者に帯同し、それぞれの動物の姿を描き出す。こうもりが哺乳類で子供を年に1匹しか生まないことや、クジラの歌が神秘的であることなど教えてくれる。現場主義でアホウドリを見るために日本の鳥島を訪れ、くさやや白子など何でも食べてこたつや相撲にも言及したそうだ。
読了日:10月09日 著者:ダイアン アッカーマン
森見登美彦の小説の抜粋を用いた京都観光案内書。「夜は短し〜」しか読んだことがないが、小説を持って京都観光に行きたくなった。万城目作品で関西ガイドブック作れないかなあ。
読了日:10月03日 著者:森見 登美彦
風呂に入浴剤を入れて、読んでみた。ベタ甘ではなく、ラブストーリーもほっこりする話。お風呂で読むと彼女の気持ちにリンクできるかも。もっと長い話としても読みたいという気持ちは分かるなあ。
読了日:10月02日 著者:有川 浩
食べ物のエッセイ。実際に取材で食べに行くこともほとんどなく、妄想織り交ぜ頭の中から吐き出した話の数々が面白い。視点が独特だ。トコロテンを箸一本で食べていたことが特殊だと知って、ショックを受けたことがおかしかった。他人の家庭の食事を知ることはめったにないので、そういうことも起こるよなあ。
読了日:10月02日 著者:穂村 弘
成年後見制度編スタート。ローン・子育て・仕事の問題の他に、ご近所の認知症の老人とも関わりを持つ主人公。毎回前半の巻はつらい現実を見せ付けられるが、つらい・・・。希望が見出せるんだろうか。
読了日:09月30日 著者:くさか 里樹
電信柱突き出し、中村青司もびっくりのカラクリ屋敷。風変わりな家に興味を持った著者が、ミドリさんと出会い北海道開拓者の歴史にまで遡る。家もさることながら、何と言ってもミドリさんの人生。手作りワンピースと白い麦わら帽をかぶって写った写真が素敵。
読了日:09月30日 著者:鈴木 遥
日米の危機管理の根本的な考え方の違い、沖縄の基地移転問題についての考え方の土台など、著者の意見はシンプルで真っ当である。失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちで決断して物事を進めていかなければ、震災の復興一つとっても成し遂げられない。 編集者が反論したかったができなかった、というのがわかる気がした。 日本の政治家は読んで勉強した方がよいのでは。
読了日:09月27日 著者:ケビン・メア
年をとっても自分の望むように暮らすことができるかどうか、残念ながら簡単ではなさそうだ。お金は掛かるだろうし、頼れる人間がいるかどうか。16巻・17巻と読んで、本の中では希望が見えて終わったが、現実はどうだろうか。死ぬんだったら家で死にたいと去年入院してた時に感じた。家族にも迷惑をかけるだろうし、現実的には簡単じゃないだろうとも。
読了日:09月27日 著者:くさか 里樹
読了日:09月26日 著者:くさか 里樹
どちらかというと派手な生き方をしている世間のイメージと実際はそうではないというギャップに相当苦しんだこともあり、「行」にのめりこんだ。題名と表紙からは想像できなかったが、行の入門書的な本だった。一度石鎚山に登ってみたいんだなあ。
読了日:09月25日 著者:家田 荘子
「イニシエーションラブ」の後だから、皆身構えるので、著者のハードルは上がっている。 にしても、動機がよくわからない。結局「女は怖い」に落とし込んだのか?正明みたいな男もいるか、と突っ込みたくはなる。序章と終章がいつか見た風景なのも気に掛かる。
読了日:09月24日 著者:乾 くるみ
読了日:09月23日 著者:
お休みしてたんですよね、久しぶりに読んだ。「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の3篇。 大人の女性が主人公の話が多かったように思うが、人間関係に不器用な面々が主人公。「ネロリ」の各登場人物が、もう少し上手く立ち振る舞うことができたらなあと思いながら読んでた。
読了日:09月22日 著者:山本 文緒
崖の下の石造りの家は、質屋さん。質草は「おもいで」しかも、20歳以下の子供しか使えない店。 思い出を預かってお金を貸すという設定は面白い。 魔法使いが悩み迷う所が一番人間くさかった。
読了日:09月19日 著者:吉野 万理子
上巻よりも日本風味が薄れて、普通の冒険小説に。ドン・ウィンズロウの「サトリ」の方が好き。冒険小説の金字塔とまでは言えないのではないかな。
読了日:09月18日 著者:トレヴェニアン
図書館で読みきった。「はやぶさ」と名前が付く前から、サッカーの12人目の選手のようにサポーターを育てる一環で書かれていた日誌の本化。はやぶさの絵に顔をつけたり、基地局を「~さん」付けで呼んだり、子供向けを意識しているが、小学校高学年以上じゃないと難しいかな。 はやぶさが地球に帰還したのは、「奇跡」ではなく「努力」の結果ということを知って欲しいとのメッセージを伝えたかったのだなあ。 はやぶさが地球に帰って来る所は、やっぱり感動してしまう。
読了日:09月18日 著者:小野瀬 直美
141回芥川賞受賞作。商社マンが書いたと話題になったはず。妻はそれきり11年、口を利かなかったー、と帯にあるが、理由ははっきりせず。人生は理不尽で、一つ一つきちんと因果関係について説明ができるものではなく、丸呑みして受け入れて生きていくしかない、と主人公は言ってるようだ。人生、そんなに悪いもんじゃないと思うが。 「ペナント」はよくわからなかった。
読了日:09月17日 著者:磯崎 憲一郎
ここにきて新キャラ 世良登場。
読了日:09月17日 著者:青山 剛昌
ドライブをテーマにした8人の作家によるアンソロジー。吉田修一・角田光代・川上弘美の話が好き。好きな音楽を掛けて、本を持って車に乗って出かけたくなる。
読了日:09月17日 著者:片岡 義男,甘糟 りり子,林 望,谷村 志穂,角田 光代,石田 衣良,吉田 修一,川上 弘美
小説家の妻と「糟糠の夫」とも言える夫との夫婦。SIDE Aでは妻が、SIDE Bでは夫が亡くなるという両面ストーリー。両面とも同じ夫婦で視点が違うのかと思いきやそれは違った。しかし、旦那がやさしいなあ。著者にとって理想の旦那、もしくは現実の旦那さんもこんなに優しいのかな?
読了日:09月16日 著者:有川 浩
「サトリ」から飛んできた。p.282とp.283の間が、「サトリ」ね。「シブミ」という概念が説明されてもよくわからない。岸川将軍を何故殺したのか、殺さなければならなかったのかについては、こういう理由だったのね。これって武士道かな。
読了日:09月13日 著者:トレヴェニアン
表題作の他、11編の短編集。1篇1篇が短くて、すーっと読めた。日常の出来事から話が作られているが、真正面から見てたつもりが、気がつけば実は違う角度から見ていたことに気付かされた、とでもいうような驚き・やられた感があった。「パパイヤと五家宝」の五家宝が買い物カゴに入って景色が変わった感やちぐはぐだった「二人姉妹」があれの話で元通りに戻れるなんやそれ感が心地良かった。
読了日:09月11日 著者:森 絵都
よく図書館に行くが、本を借りるだけでここまで使い倒していなかった。図書館の使い方教科書だ。本棚の眺め方や仮説を立てながら本を探したり、面白い。「図書館戦争」の郁の研修時代に読ませたかったなあ。
読了日:09月08日 著者:高田 高史
ケアされる側が書いたケアの教科書というべき本。起こし方・食事・着替え・トイレ・歯磨き・入浴など。わがままを通すか、妥協するか揺れ動きながらも、ケアされるプロとまで言えるようになまるまでになったのだろう。小山内さんが言ってることは至極シンプル、泣きたい時に一人で泣ける部屋が欲しいとかトイレがカーテン1枚の仕切りだけでは出るものも出ないとか。
読了日:09月06日 著者:小山内 美智子
1に引き続き、どこで使うんだと言う例文のオンパレード。出そうと思ったらまだまだ出せるんだろうなあ、この本。「医者を呼べ、そしてもしそれが手間取るようだったら、坊主も呼べ」って、手際がよすぎて嫌だ。
読了日:09月04日 著者:草下 シンヤ
トレヴェニアンの「シブミ」の前日譚。他者の主人公を使って世界観を引継ぎながら自分の物語を紡ぐのは難しいことだろう。ニール・ケアリーシリーズの方が好きだが、こちらも一気読みだった。碁の戦術を用いた作戦の立て方はわかるようでわからなかった。「シブミ」も読んでみよう。
読了日:09月04日 著者:ドン・ウィンズロウ
1950年代の日本・中国が舞台。フォーサイスを思い出したが、この手の小説ってどうしてもこいつが実は敵だろうなあとか穿った読み方をしてしまう。しかし、章を短く繋ぐことでスピード感があり、ストーリーに引き込まれた。下巻が楽しみ。
読了日:09月02日 著者:ドン・ウィンズロウ
三代目桂三木助の娘であり、四代目桂三木助の姉である著者の「三木助」と歩んだ人生を描く。二人の三木助が、自分の娘や甥っ子を溺愛する姿がダブル所が興味深かった。四代目は破天荒な落語家とのイメージだったが、うつ病で自殺したんだなあ。つっけんどんな言葉・態度ながら著者を支える立川談志の愛が温かい。題名も談志の言葉から。
読了日:08月31日 著者:小林 茂子
シリーズ5作目。たくさんの登場人物で、相関図がついているのが便利だった。今回の東京バンドワゴンのピンチには、あの人が汚れ仕事を引き受けたり、ご都合主義っぽいがシリーズが長くなり、様々のキャラの登場人物がいればこうなってくるんだろうなあ。「髪結伊佐次捕物帳余話」シリーズのようにメインキャラの他、子供の成長に感動を覚えた巻だった。
読了日:08月31日 著者:小路 幸也
著者の本初めて。急死した母親が中学生の時に作った同人誌をきっかけに、息子や一緒に作った同級生の視点とバトンが繋がっていく短編小説集。軽く読めて、いい話なんだが、今ひとつまとまりがないというかこれだ!というモノを感じることができなかった。他の作品を読んでみよう。
読了日:08月29日 著者:笹生 陽子
1960年以降に生まれ、首都圏に在住する子供を持つ主婦を対象とした食卓調査。アンケート調査後、1週間のご飯の調達方法・食べた人/時間などの記録・写真撮影、アンケートと記録・写真の矛盾・疑問をインタビューするという3段階の調査結果。 こんなに家族の食卓は壊れているものなのだろうか。 子供の頃には、食べたくないものも食べさせられたもんだけど。こういうのを読むときは、自分を棚に上げやすいので、気を付けなければ。
読了日:08月28日 著者:岩村 暢子
終戦直後が舞台の長編番外編。シリーズの語り部サチさんと勘一の馴れ初めの話でもある。日本の運命を握る文書を託され、様々な敵に追われることになった咲智子と守る堀田家。敵の攻撃が手ぬるい感じはするが、これはサスペンスではなくあくまでも東京バンドワゴンシリーズなんだなあ。堀田家の歴史を垣間見られて楽しかった。
読了日:08月27日 著者:小路 幸也
悪く言えば行き当たりばったり、良く言えば前向き。 簡単に真似しちゃいけないが、ごちゃごちゃ言わずとにかくやってみる精神はプラスにとらえたい。
読了日:08月25日 著者:北尾 トロ,下関 マグロ
追っかけで1作目を読んだ。引きこもり探偵というとどうしても坂木司を思い出してしまう。引きこもりというか引っ込み思案探偵という感じ。ライトミステリーなので目くじらを立てるべきではないのだろうが、トリックが無理やりなのが気になってしまう。「見えないダイイング・メッセージ」という章名が好き。
読了日:08月24日 著者:北山 猛邦
辞書・参考書から集めた脱力、面白例文集。こんな英語いつ使うんだという例文を見たことあるが、一冊にまとまると壮観だ。「僕のチョコレートに触るな!」が「この一言ですべてが伝わる!ビジネス英語の最強フレーズ」からの転載というのに、笑ってしまった。
読了日:08月23日 著者:草下 シンヤ,北園大園
大学病院か地方の野戦病院のような病院か、一止の選択は予想通りだったが、死期を迎えつつある患者達とのエピソードが暖かい。死ぬ前に一止みたいな医者に出会えれば幸せと言えるか。安曇さんを見舞う紳士の正体がわかった時、ちょっと感動。
読了日:08月22日 著者:夏川 草介
これは高知県に行きたくなる。読みながら民間と公共機関のギャップが明らかになる仕組み。著者が実際の高知県観光大使を依頼されながら1ヶ月放ったらかされたのが実話だったことに大受けだった。
読了日:08月21日 著者:有川 浩
正統派ユダヤ教徒だったがドロップアウトし、ハーバード大を卒業しながらも新聞の死亡記事を書くに留まっていた著者が、刑務所図書室の司書の仕事につく。 受刑者との時には職務違反を犯しながらのエピソードが満載。夢を持って出所して行った受刑者が死んでしまうエピソードはつらかった。
読了日:08月19日 著者:アヴィ スタインバーグ
途中で夢の世界か、と思いながら読んでたが、いつまでも戻ってこなくて・・・、と言ってるくらいだから、この本は合わんかった。
読了日:08月14日 著者:舞城 王太郎
脳性麻痺の障害を持ち、「ケアされるプロ」を自認。 本書ではリンパ癌との闘病生活の中で合わない看護師との戦いも描かれる。生きるのも死ぬのも人間としての仕事、思い切ってやりたいことをやって言いたいことを言え。人に嫌われるからといって「いい人」になるな、わがままを自覚しながらわがままを言い通せ、というメッセージを重く感じた。
読了日:08月13日 著者:小山内 美智子
題名に引かれて、シリーズ2作目とわかっていながら図書館で借りた。2作目から読んでも問題なし。「停電から夜明けまで」がサスペンス要素もあり、面白かった。
読了日:08月10日 著者:北山 猛邦
ニーチェの言葉をまとめた、人生のヒント。その時その時の感情・置かれてる状況で受け止め方がきっと違うだろう言葉の数々。どう受け止め、仕事や人付き合いに使うかも読んだ人次第の本。
読了日:08月09日 著者:
全巻より10年経って、伊三次とお文に二人目の子供ができていてびっくり。龍之進の嫁探しがメインストーリー。最終的には意中の人を見つけることができて良かった。次巻では伊与太や茜の話を読んでみたい。
読了日:08月07日 著者:宇江佐 真理
上司に文句を言うだけよりも、会社に入れば自動的に上司がついてきて、良い人間ならメンター・師匠・コーチになってくれるが指導料はただ、という考えで利用する方が確かに建設的だなあ。
読了日:08月05日 著者:村山 昇
NHKがNHKスペシャルなどで取り上げた「無縁社会」の単行本化。2030年には生涯未婚率が男性30%、女性23%といったデータや家族のあり方が変わってきている例が挙げられている。 これを読んで感じたのは映像のインパクトの強さ。 大病をした後だけに、家族や近所のつながりの大切さを実感したが、会社勤めもしまだ身体も動くこの年だからまだ無縁社会に縁がないと思えるのだろうか。
読了日:08月02日 著者:NHK「無縁社会プロジェクト」取材班
ガンテツや葉山が主人公の、姫川玲子シリーズのスピンオフ短編集かと思っていたけど、元官僚を狙った殺人事件を巡る連作短編小説だった。 姫川玲子は少し顔を覗かせるだけ。しかし、周囲のキャラクターだけでも十分楽しめる世界がこのシリーズにはある。
読了日:07月31日 著者:誉田哲也
著者らしい、一度転がると止まらない雪球のような話ではあったが、最後のオチはあれでいいのだろうか?そこが少し消化不良。 章のスタートパターンがドン・ウィンズロウ「ストリート・キッズ」の匂いがした。
読了日:07月29日 著者:木下 半太
会社を受けに来る学生がよく途上国という言葉を使うことに違和感を感じていた。「すくうべきかわいそうな貧困者」という画一的な視点ではなく、様々な人々が、様々な日常があり、様々な感情があることを伝えたい、というあとがきを読んで、画一的な視点で「途上国」とひとくくりにしているのではないか、という違和感を感じていたことに気がついた。
読了日:07月27日 著者:石井 光太
これまでの著者作品とは一線を画すファンタジー作品。違う世界を描いたのは素晴らしいが、憎悪や愛やテーマが重たい割にはあっさりと終わった印象。題名もよく出てきたが、何のメタファーか今ひとつ掴めず。
読了日:07月21日 著者:大崎 善生
読了日:07月19日 著者:大崎 善生
前福島県知事の汚職事件の回顧録。無罪を主張し、裁判継続中のようだ。前半は原発についての言及、震災後に読んだのでこちらに目が行ってしまう。国・東電の隠蔽体質、対応の悪さはずっと続いている体質なんだなあ。
読了日:07月18日 著者:佐藤 栄佐久
毎日新聞に1999年~2002年に連載したエッセイ集。禁煙・政治・健康等 ネタが幅広い分野に広がり、マクラを聞いている気がした。
読了日:07月17日 著者:立川 志の輔
龍之進が主人にシフトしてきたが、お文が夢と現実の狭間をさまようSFみたいな話もあり、バラエティーにとんだ巻。
伊三次とお文の恋愛話がやっぱり好きなんだなあ。
読了日:07月15日 著者:宇江佐 真理
夫を事故で失った悠子と妻を自殺で亡くした医師・兵藤は軽井沢の診療所で出会ってしまった。 1章は悠子、2章は手紙、3章は悠子の友人・摂子と、章毎に視点が違っている。 恋愛には色んなパターンがあると思うが、兵藤の義父の誘いは断れたんじゃないか、との思いが消えない。
読了日:07月12日 著者:小池 真理子
伊三次やお文の出番が少なくなってきたぞ。龍之進たちと無頼派との闘いが主題になりつつある。
読了日:07月07日 著者:宇江佐 真理
ここまで読んでいた。不破友之進の息子・龍之介が元服し、伊三次の息子・伊与太は疱瘡にかかり命を危ぶまれるなど、メインキャストの子供達が表に出ている。特に龍之介が活躍した巻だったなあ。
読了日:07月05日 著者:宇江佐 真理
「MOMENT」の続編。正直前作の内容うろ覚え・・・。前作は神田の視点だったよね?森野が京極夏彦の小説の主人公のように、憑き物落としをしていた。
読了日:07月02日 著者:本多 孝好
「髪結い伊三次捕物余話」シリーズをどこまで読んだか忘れたので、ここまで遡った。 お文のお産がこんなに難産だったとは覚えてなかった。
読了日:06月29日 著者:宇江佐 真理
内田さんの漫画論。こんなに漫画好きだったとは。 「少女マンガを読める男」と「少女マンガを読めない男」の二種類おり、少女マンガを読むには少女マンガのリテラシーが要求される、との指摘はユニークだ。 自分は少女マンガを読めない男。
読了日:06月27日 著者:内田 樹
誕生日にまつわるハートフルストーリー。誕生日の今日に合わせて読んでみた。「想いのリレー」タクシーの運転手さんの想いが熱く、伝わって来て良かった。何だかんだ言っても人とのつながりを大切にしないといけないなあ。
読了日:06月25日 著者:十川ゆかり,MinxZone
主人公も吉元も菊葉荘の住人も現実の生活を営んでいる感がうかがえなかった。まるで幽霊のように。2004年以来の再読。全く内容を覚えてなかった。
読了日:06月25日 著者:角田 光代
藤澤清造に対する入れ込み具合がハンパじゃない、どうしてここまで?女性に対する振る舞いは最低すぎるが、最後まで読んでしまった。「本の雑誌」文庫ベストテン2009 第一位。
読了日:06月23日 著者:西村 賢太
読了日:06月21日 著者:青山 剛昌
シリーズ3作目。ちょっと強引かなあという話が多かったなあ。特に藤島さん、あなたはどこまで堀田家を助けりゃ気が済むんだー。食卓の場面、会話文が続く箇所は段々心地よくなってきた。
読了日:06月21日 著者:小路 幸也
「東京バンドワゴン」の2作目。赤ちゃん置き去り、売った本を買い戻す老人、幽霊との出会いなどドラマがたくさん。キャラが確立される2作目って面白くなる。勘一と妹の再会の話が好き。終戦直後アメリカ兵と結婚してアメリカに去った妹は、夫の死後日本に帰ってきていた。会わせる顔がなかったという妹に涙を流しながら怒鳴りつけるシーンにぐっときた。LOVEですねえ。
読了日:06月17日 著者:小路 幸也
世の中悪いことばかり溢れているわけではなく、この美しい世界を子供たちに見せてあげたいと著者のメッセージが込められていると感じた。 「八日目の蝉」でも同じ事を感じた。
読了日:06月15日 著者:角田 光代
マクラでもよく話しが出るし、SWAのブログでもよく中世城郭を見に行ってるが、ついに本まで出したのか、という感想。読み終わってから自分の街にも中世城郭があるのかググってみたら、出てきた。攻め・守りの観点から城を見たら、面白いかも。
読了日:06月12日 著者:春風亭 昇太
死亡者69名 負傷者119名 ショッピングセンターで起きた事件の原因が不明。事件の当事者への質問と答えでストーリーが進む。原因がはっきりしないことに人間は不安を覚える。そのもやもやを感じることができる小説だ。
読了日:06月11日 著者:恩田 陸
ノマドワーキングの紹介本。ソフトの紹介は使ってみたいと思わせてくれるが、本で紹介することだろうか。アテンションコントロールが大切というのは確かに大事。
読了日:06月10日 著者:佐々木 俊尚
何が言いたいのかふらふらしてよくわからなかったが、最後に書いている友達がいない人間もいること、それは本人が悪いことではないことを認めて欲しい、と伝えたかったのだろう。
読了日:06月07日 著者:小谷野 敦
読了日:06月06日 著者:ラサール石井
読了日:06月05日 著者:斉藤里恵
OLとして勤務していた男時代のエッセイ。OLやってても、昔の友だちが見ると今までどおりオトコにしか見えないが、初めて会う人から見ると女にしか見えない、男と女の境界線なんていいかげんなもんですよー、ってとこが興味深かった。
読了日:06月04日 著者:能町 みね子
1946年~2010年の殺人事件史。貧困が動機・誘拐・保険金殺人・ネット絡みの事件など、世相を反映した移り変わりはあるものの、自白が前提の裁判は変わってないのだなあ。
読了日:06月03日 著者:福田 洋
大本営の不明確な指示と現場のあいまいな判断、作戦自体の意味を共有することなく、失敗を重ねる。日露戦争で見事にロシアに打ち勝ったと思っていたが、その成功体験があだとなり、学習できない組織になっていたのであれば皮肉なことである。外部環境の変化が激しい現在、会社組織も同じ失敗を繰り返してはならないと強く思わされた。
読了日:06月02日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
読了日:06月01日 著者:森 絵都
久しぶりの関西万城目ワールド、滋賀版。「鹿男」「ホルモー」同様、よくこんな話を考え付くなあ。しかし、段々と万城目ワールドに慣れてきたのか、「ホルモー」を読んだ時のびっくらこいた感が薄まってきたかも。次は忍者ものを書きたいとおっしゃってたので、早くも楽しみ。
読了日:05月31日 著者:万城目 学
読了日:05月24日 著者:
陸上ものかと思いきや、エロい小説に近くて期待はずれ。
読了日:05月17日 著者:川島 誠
再販制度・印税・電子書籍など出版業界の裏側を暴露。本文よりもコメントが面白かった。
読了日:05月13日 著者:綿貫 智人
12年ぶりに再読。昔より面白く読んだ。朗読劇の場面がちょっとゾクゾクした。
読了日:05月04日 著者:恩田 陸
単なるパラレルワールド物かと思って読んでたら、自分がいなかった世界を見せ付けられるという重たいストーリー。
読了日:05月03日 著者:米澤 穂信
犯罪であるが、徐々に希和子と薫の日々が少しでも長く続けばいいなあ、と思ってしまう自分がいた。
読了日:04月30日 著者:角田 光代
合う・合わないと評価が分かれるようだが、合わなかった。
読了日:04月29日 著者:太朗 想史郎
図書館戦争シリーズ、読みきった。緒形副隊長と加代子さんの物語がちょっといい話だった。
読了日:04月25日 著者:有川 浩
読了日:04月24日 著者:梶井照陰
めちゃくちゃ甘い・・・。落ち着いて読んでられん。
読了日:04月24日 著者:有川 浩
検診には行かないといけないなあ。
読了日:04月23日 著者:TBS「イブニング5」
良い文章を書くには、良い文章を読むこと。小学生の作文までお手本にする所はすごい。
読了日:04月21日 著者:村田喜代子
常野物語3作目。ひっくり返す ひっくり返される 味方は誰か?敵は誰か?
読了日:04月17日 著者:恩田 陸
「このミス!」大賞2009年第7回大賞受賞作。 茶木さんが指摘するように偶然が重なりすぎてご都合主義すぎると感じる。 プチ伊坂ワールドでもあった。
読了日:04月09日 著者:山下 貴光
久しぶりに中島らもを読んだ。ホラー小説の「山紫館の怪」「コルトナの亡霊」が面白った。 「コルトナの亡霊」がほんとにあれば、怖いけど見てみたい。
読了日:04月07日 著者:中島 らも
常野物語1作目。特殊な能力を持つ常野の一族を描いた短編集。こういう話大好き。
読了日:04月05日 著者:恩田 陸
失った物が多く、生きる目的も失っていた登場人物が多いが、レシピを元に再び生きる活力を得た所がよかった。ちょっと子供が子供がと言いすぎなのが気になったが。
読了日:04月04日 著者:伊吹有喜
笑酔亭梅寿4。落語より漫才に魅かれていく竜二。ついにM-1をも目指すことに・・・。 12~13年つけで飲み食いし続けた店を持っていたという六代目松鶴が梅寿のモデルだろうか?
読了日:04月03日 著者:田中 啓文
笑酔亭梅寿謎解噺3。前座の身分で上方大名跡の襲名争いに巻き込まれ、梅寿の襲名を巡る兄弟子との争いにも巻き込まれた3作目。段々とミステリーじゃなくなってきたけど、これぐらいがハチャメチャで面白い。
読了日:04月01日 著者:田中 啓文
読了日:03月31日 著者:松田 道弘
幼稚園児とジジババの共闘。
読了日:03月27日 著者:荻原 浩
恩田陸のSFを手に取るきっかけとなった本。
読了日:03月24日 著者:山田 正紀,笠井 潔,萩尾 望都,恩田 陸
読了日:03月21日 著者:須藤 夕子(写真),原田 宗典
読了日:03月20日 著者:田中 啓文
読了日:03月19日 著者:田中 啓文
読了日:03月17日 著者:米澤 穂信
読了日:03月15日 著者:磯村 健太郎
心中をテーマにした短編集。
読了日:03月13日 著者:三浦 しをん
読了日:03月13日 著者:竹内 真
マクラが面白いと評判の小三治のマクラ集。 SFに3週間のアメリカ短期留学に駐車場の長谷川さんの話が実に興味深かった。
読了日:03月03日 著者:柳家 小三治
読了日:02月17日 著者:ヘレン フィールディング
読了日:02月11日 著者:堂場 瞬一
読了日:02月10日 著者:堀井 憲一郎
読了日:02月07日 著者:立川 志らく
読了日:02月06日 著者:鳥飼 否宇
読了日:02月05日 著者:矢作 俊彦,司城志朗
読了日:02月02日 著者:上野 千鶴子,信田 さよ子
読了日:01月29日 著者:成澤 廣修
読了日:01月26日 著者:鳥飼 否宇
読了日:01月24日 著者:有川 浩
読了日:01月21日 著者:万城目 学
読了日:01月21日 著者:草薙 厚子
読了日:01月19日 著者:鎌田 慧
読了日:01月16日 著者:川口 盛之助
読了日:01月15日 著者:ヘレン フィールディング
読了日:01月09日 著者:有川 浩
読了日:01月09日 著者:サイモン・カーニック
読了日:01月06日 著者:桃井 和馬
読了日:01月05日 著者:東野 圭吾
読了日:01月03日 著者:島田 荘司
2011年に読んだ本まとめ
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