6月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5154ページ
ナイス数:74ナイス
仏教が好き!
河合隼雄が生徒役で仏教を学ぶ。一神教の戒律では、神が人間に絶対的な命令する。守らなければ、それは罪で、罰せられる。仏教の戒律は、うまく生きていく方法、上手な方法を具体的に教えてくれる = マニュアル。カウンセリングを聞きかじった知識と中沢氏の心理療法に関する認識が、ずれていて若干の気持ち悪かった。それを上手く合わせる、河合隼雄の人と繋がる能力を、ここでも感じた。
読了日:06月30日 著者:河合 隼雄,中沢 新一
雨ン中の、らくだ (新潮文庫)
師匠、談志へのラブレター。談春との関係は、勝利者が書く歴史書、といった感じではないかな。やられた方は、そうは思ってないのでは、ということ。隠れ題名「青めだか」。落語は業の肯定、という考えからすると、 談志の「芝浜」は確かに美しすぎる。著者が考える「芝浜」→「子別れ」→「親子酒」のサイクルを聞いてみたい。
読了日:06月29日 著者:立川 志らく
第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
本紹介だが、ほんとに紹介してるのは、終わりの数行だけ。自分の経験や身の回りに起こった出来事をエッセイ風に書いて、本の紹介に繋げてるのだが、読みたくなるから不思議。ダ・ヴィンチ読んでも思ったが、本好きに間違いない。
読了日:06月27日 著者:又吉 直樹
CARTA (カルタ) 2012年初夏号 2012年 06月号 [雑誌]
第一特集 「すばらしい日本建築の伝統」神社・仏閣・スカイツリー 第二特集 古典文学へのいざない 付録 奥の細道 日本の国宝建築 216件。 うち、7割が近畿地方に集中している。文化財保護法で指定された重要文化財のうち、「世界文化の見地から価値が高いもので、たぐいまれなる国民の宝たるもの」が国宝として指定されるとのこと。近畿に住んでたら、見に行くしかないな。
読了日:06月26日 著者:
こんな私も修行したい!精神道入門
瞑想、写経、座禅、滝、断食、座禅、お遍路、内観と修行オンパレード。 どれも宗教とつながっていそうで、ちょっと体験したいと思っても門をくぐる最初の心理的ハードルが高い。門の先を垣間見れる参考にはいいのかもしれない。著者の本だと、もっとコミック部分を期待してしまう。
読了日:06月24日 著者:小栗 左多里
食道楽 (下) (岩波文庫)
お代との結婚を避けるために、大原は洋行に出ることになる。お登和も後から追いかければ良い、といよいよ物語は佳境、ということで終了。上巻にも増して肉・野菜・魚のレシピがふんだん。日本語は、英語に比べて語彙が多く、子供が言葉を覚える際に不利だ、という記載も。食物に関しては小さな事をであり、もっと大きな問題があるぞと食物問題を軽蔑した英雄豪傑は、食物の味がわからないから、自分の身を重んずることを知らない。そんな人間は決して大事業を成し遂げられない、とぶった切るのが気持ち良い。
読了日:06月23日 著者:村井 弦斎
名探偵コナン 76 (少年サンデーコミックス)
進んでるような進んでないような・・・。まあ、進みすぎたら終わるんだが。
読了日:06月23日 著者:青山 剛昌
機動戦士ガンダムさん やっつめの巻
四コマ漫画をもっと読みたいと思いながら、「お笑い一直線」に移ったら、ラストのつながりに感心&感動。
読了日:06月22日 著者:大和田 秀樹
新版 古寺巡礼京都〈1〉東寺
この間東寺に行ったばかりなので勉強したくなって図書館で借りてきた。見てきたから頭に入る部分もあり、見逃した部分もあり、読んでから行くか 行ってから読むか悩ましい。鎮護国家の官寺として誕生し、鎮護国家を願う真言密教の根本道場として空海に任された。
読了日:06月19日 著者:砂原 秀遍,梅原 猛
ダ・ヴィンチ 2012年 05月号 [雑誌]
京都特集。本屋に行きたし。アスタルテ書房に興味深々だ。
読了日:06月18日 著者:
カキフライが無いなら来なかった
自由律俳句とエッセイと写真で構成。せきしろさんが同じ年代のためか、 心にひっかかる句が多かった。又吉さんの「オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう」誰もが持ってるような甘酸っぱいも想い出まで行かない想い?の大切さに気付いた感じ。自由律俳句って、ツイッターだな。
読了日:06月17日 著者:せきしろ,又吉 直樹
九月が永遠に続けば (新潮文庫)
第6回 ホラーサスペンス大賞受賞作。著者の本は初めて。読後感が悪いと評判だが、わかるような気はした。ミステリーとしての謎解きも含んでいるが、そんなのを忘れさせるように、狭い人間関係中に、ある意味グロテスクな世界が詰まっていた。
読了日:06月16日 著者:沼田 まほかる
食道楽(上) (岩波文庫)
「食育のススメ」から飛んできた。あらすじが分かっていても面白い。「血族結婚の弊害」「白粉の鉛の害」など、世相を現わしていたり、食品を提供する業者のモラルが今の中国並みに低く、健康に問題のない食品選びのための情報まで提供しており、興味深い。新聞連載小説なので、テンポがあり読みやすい。図書館で借りてきたが、買って手元に置いておこう。
読了日:06月13日 著者:村井 弦斎
猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷
題名と表紙からはこんなストーリーとは想像もしなかった。陰陽道の話?東京バンドワゴンシリーズとも全然違う世界感、色々な意味で想像を裏切ってくれた不思議な小説だった。ふわふわした感覚が残った。
読了日:06月12日 著者:小路幸也
頑張らないジャズの聴き方
ジャズの歴史からお勧め曲まで、初心者向けの案内書。フュージョンが、ジャズを土台にしていたとは知らなかった。会社に入ってすぐの頃、会社近くにジャズバーを見つけ、同期と飛び込んだが、あまりに初心者で緊張し、値段ばかり高く感じたことを思い出した。まず聴かないといけないな。
読了日:06月10日 著者:富澤えいち
昼下がりの恋人達 (角川文庫)
表題作含め7編の短編集。単行本として昭和55年に出版された本書、30年弱振りの再読。看板のユーモアミステリーあり、サスペンスあり、ほろっとさせてくれたり、30年前にこのクオリティであれば、あの頃ハマったのも道理である。
読了日:06月10日 著者:赤川 次郎
「ワタクシハ」
就職活動の物語。主人公は、既に過去の人だが、CDデビューしたことがある大学生。勝手にこういう物語では、普通の大学生がもがくと想像してしまったが、その方が面白かったんじゃないか。 随分昔になるが、就活は縁なものだという感想。選ぶ方も選ばれる方も曖昧な基準で動いている就活戦線は、ただただ混沌としている、というのはその通りかも知れない。
読了日:06月07日 著者:羽田 圭介
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)
料理、物づくり、自然と調和する暮らし、脈々と続く言葉や国、といった視点で、日本の長所を語る。全部納得できたわけではないが、天皇を抜きに日本は語れない、とここまではっきりと明言する日本論にお目にかかったことがなかった。日本を骨抜きにしようという太平洋戦争後の教育が、 見事に成功したのだろう、と思うことがあるので、本書を読んでいてうなずく箇所があった。もっと自国に関して勉強しなけらばならない。式年遷宮の仕組みには、改めて感心する。
読了日:06月06日 著者:竹田 恒泰
モサ (ダ・ヴィンチブックス)
荒井良二さんの絵が、表紙から挿絵に盛りだくさん。絵本のような一冊。
読了日:06月02日 著者:山崎 ナオコーラ
食育のススメ (文春新書)
いやー面白いな、この本。明治の大ベストセラー村井玄斎著「食道楽」。 和食・洋食のレシピ紹介だけでなく、栄養学やカロリーにも触れ、食に興味のない男と結婚しても幸せになれない、など100年前とは思えない内容。 大原とお登和の恋物語もにも目が離せない。「パンとペン」もそうだったが、この著者の目の付け所が面白い。亡くなったのが残念だが、残された本をどんどん読みたい。
読了日:06月02日 著者:黒岩 比佐子
2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5154ページ
ナイス数:74ナイス
河合隼雄が生徒役で仏教を学ぶ。一神教の戒律では、神が人間に絶対的な命令する。守らなければ、それは罪で、罰せられる。仏教の戒律は、うまく生きていく方法、上手な方法を具体的に教えてくれる = マニュアル。カウンセリングを聞きかじった知識と中沢氏の心理療法に関する認識が、ずれていて若干の気持ち悪かった。それを上手く合わせる、河合隼雄の人と繋がる能力を、ここでも感じた。
読了日:06月30日 著者:河合 隼雄,中沢 新一
師匠、談志へのラブレター。談春との関係は、勝利者が書く歴史書、といった感じではないかな。やられた方は、そうは思ってないのでは、ということ。隠れ題名「青めだか」。落語は業の肯定、という考えからすると、 談志の「芝浜」は確かに美しすぎる。著者が考える「芝浜」→「子別れ」→「親子酒」のサイクルを聞いてみたい。
読了日:06月29日 著者:立川 志らく
本紹介だが、ほんとに紹介してるのは、終わりの数行だけ。自分の経験や身の回りに起こった出来事をエッセイ風に書いて、本の紹介に繋げてるのだが、読みたくなるから不思議。ダ・ヴィンチ読んでも思ったが、本好きに間違いない。
読了日:06月27日 著者:又吉 直樹
第一特集 「すばらしい日本建築の伝統」神社・仏閣・スカイツリー 第二特集 古典文学へのいざない 付録 奥の細道 日本の国宝建築 216件。 うち、7割が近畿地方に集中している。文化財保護法で指定された重要文化財のうち、「世界文化の見地から価値が高いもので、たぐいまれなる国民の宝たるもの」が国宝として指定されるとのこと。近畿に住んでたら、見に行くしかないな。
読了日:06月26日 著者:
瞑想、写経、座禅、滝、断食、座禅、お遍路、内観と修行オンパレード。 どれも宗教とつながっていそうで、ちょっと体験したいと思っても門をくぐる最初の心理的ハードルが高い。門の先を垣間見れる参考にはいいのかもしれない。著者の本だと、もっとコミック部分を期待してしまう。
読了日:06月24日 著者:小栗 左多里
お代との結婚を避けるために、大原は洋行に出ることになる。お登和も後から追いかければ良い、といよいよ物語は佳境、ということで終了。上巻にも増して肉・野菜・魚のレシピがふんだん。日本語は、英語に比べて語彙が多く、子供が言葉を覚える際に不利だ、という記載も。食物に関しては小さな事をであり、もっと大きな問題があるぞと食物問題を軽蔑した英雄豪傑は、食物の味がわからないから、自分の身を重んずることを知らない。そんな人間は決して大事業を成し遂げられない、とぶった切るのが気持ち良い。
読了日:06月23日 著者:村井 弦斎
進んでるような進んでないような・・・。まあ、進みすぎたら終わるんだが。
読了日:06月23日 著者:青山 剛昌
四コマ漫画をもっと読みたいと思いながら、「お笑い一直線」に移ったら、ラストのつながりに感心&感動。
読了日:06月22日 著者:大和田 秀樹
この間東寺に行ったばかりなので勉強したくなって図書館で借りてきた。見てきたから頭に入る部分もあり、見逃した部分もあり、読んでから行くか 行ってから読むか悩ましい。鎮護国家の官寺として誕生し、鎮護国家を願う真言密教の根本道場として空海に任された。
読了日:06月19日 著者:砂原 秀遍,梅原 猛
京都特集。本屋に行きたし。アスタルテ書房に興味深々だ。
読了日:06月18日 著者:
自由律俳句とエッセイと写真で構成。せきしろさんが同じ年代のためか、 心にひっかかる句が多かった。又吉さんの「オハヨウが言えなかったサヨナラは言おう」誰もが持ってるような甘酸っぱいも想い出まで行かない想い?の大切さに気付いた感じ。自由律俳句って、ツイッターだな。
読了日:06月17日 著者:せきしろ,又吉 直樹
第6回 ホラーサスペンス大賞受賞作。著者の本は初めて。読後感が悪いと評判だが、わかるような気はした。ミステリーとしての謎解きも含んでいるが、そんなのを忘れさせるように、狭い人間関係中に、ある意味グロテスクな世界が詰まっていた。
読了日:06月16日 著者:沼田 まほかる
「食育のススメ」から飛んできた。あらすじが分かっていても面白い。「血族結婚の弊害」「白粉の鉛の害」など、世相を現わしていたり、食品を提供する業者のモラルが今の中国並みに低く、健康に問題のない食品選びのための情報まで提供しており、興味深い。新聞連載小説なので、テンポがあり読みやすい。図書館で借りてきたが、買って手元に置いておこう。
読了日:06月13日 著者:村井 弦斎
題名と表紙からはこんなストーリーとは想像もしなかった。陰陽道の話?東京バンドワゴンシリーズとも全然違う世界感、色々な意味で想像を裏切ってくれた不思議な小説だった。ふわふわした感覚が残った。
読了日:06月12日 著者:小路幸也
ジャズの歴史からお勧め曲まで、初心者向けの案内書。フュージョンが、ジャズを土台にしていたとは知らなかった。会社に入ってすぐの頃、会社近くにジャズバーを見つけ、同期と飛び込んだが、あまりに初心者で緊張し、値段ばかり高く感じたことを思い出した。まず聴かないといけないな。
読了日:06月10日 著者:富澤えいち
表題作含め7編の短編集。単行本として昭和55年に出版された本書、30年弱振りの再読。看板のユーモアミステリーあり、サスペンスあり、ほろっとさせてくれたり、30年前にこのクオリティであれば、あの頃ハマったのも道理である。
読了日:06月10日 著者:赤川 次郎
就職活動の物語。主人公は、既に過去の人だが、CDデビューしたことがある大学生。勝手にこういう物語では、普通の大学生がもがくと想像してしまったが、その方が面白かったんじゃないか。 随分昔になるが、就活は縁なものだという感想。選ぶ方も選ばれる方も曖昧な基準で動いている就活戦線は、ただただ混沌としている、というのはその通りかも知れない。
読了日:06月07日 著者:羽田 圭介
料理、物づくり、自然と調和する暮らし、脈々と続く言葉や国、といった視点で、日本の長所を語る。全部納得できたわけではないが、天皇を抜きに日本は語れない、とここまではっきりと明言する日本論にお目にかかったことがなかった。日本を骨抜きにしようという太平洋戦争後の教育が、 見事に成功したのだろう、と思うことがあるので、本書を読んでいてうなずく箇所があった。もっと自国に関して勉強しなけらばならない。式年遷宮の仕組みには、改めて感心する。
読了日:06月06日 著者:竹田 恒泰
荒井良二さんの絵が、表紙から挿絵に盛りだくさん。絵本のような一冊。
読了日:06月02日 著者:山崎 ナオコーラ
いやー面白いな、この本。明治の大ベストセラー村井玄斎著「食道楽」。 和食・洋食のレシピ紹介だけでなく、栄養学やカロリーにも触れ、食に興味のない男と結婚しても幸せになれない、など100年前とは思えない内容。 大原とお登和の恋物語もにも目が離せない。「パンとペン」もそうだったが、この著者の目の付け所が面白い。亡くなったのが残念だが、残された本をどんどん読みたい。
読了日:06月02日 著者:黒岩 比佐子
2012年6月の読書メーターまとめ詳細
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