補陀落山 海住山寺

出張代休の今日、最後の紅葉でも見物に行こうかと思っていたが、
雨の予報もあり、ここも以前から行って見たかった海住山寺を参拝することに。

国道163号線を東へ、恭仁京跡を左に見ながら、左折し、
ジロ・デ・イタリアを彷彿とさせるような劇坂を1kmほど登って(車で)、到着。






補陀落山 海住山寺(かいじゅうせんじ)
http://www.kaijyusenji.jp/index.html

拝観料 400円 (ハイキング・写真撮影の入山料は100円)

拝観のしおりより

「海住山寺が創建されたのは、恭仁京造宮にさきだつ6年前、
天平7年(735年)のことと伝えられております。
大廬舎那仏造立を発願あそばれた聖武天皇が、その工事の
平安を祈るため、良弁僧正に勅して一宇を建てさせ、十一面観音菩薩を
奉安して、藤尾観音寺と名付けたのに始まるとのことです。
しかし、この寺は、保延3年(1137年)に灰燼の厄に遭い、
寺観のことごとくを失ったのです。

その後、七十余年を経た承元2年(1208年)11月、笠置寺におられた解脱上人負慶が
思うところあってこの観音寺の廃址に移り住み、海住山寺と名付け、
旧寺を中興されて、ここに現在の寺基が定められたのでありました。」





五重塔 国宝
現在の塔は1214年完成。
五重塔では4番目の高さ17.7m



本堂 
本尊十一面観音立像を安置
驚くほど目の前で拝観できる。合掌。


文殊堂 重要文化財

奥の院本尊の十一面観音立像や本坊庭園は、秋の特別拝観時期しか
公開されておらず、今回は見ることができなかった。

本坊庭園は、紅葉がばっちりのタイミングで見てみたいなあ。
http://www.kaijyusenji.jp/temple/p2.html#../img/temple/slide/temp_p3_03_b.jpg


また、重要文化財の四天王像は、普段は奈良国立博物館に寄託されているとのこと。


山門から本堂を望む

10℃を切る気温、雹がぱらつく気候だったが、五重塔の凛としたたたずまいに、
浄瑠璃寺や岩船寺もある南山城、侮れんという気持ちになった。


「恭仁京」って、何時の頃かと、「もういちど読む山川日本史」(ってろくすっぽ読んでないが)
を引っ張り出した。

聖武天皇が、740年に遷都し、その後 744年 難波宮 → 744年 紫香楽宮
→ 745年 平城京 と都が移り変わっている。

http://0774.or.jp/spot/kunikyo.html


恭仁京此を望む

聖武天皇がこれだけ遷都を繰り返した理由を、昔聞いたことがあったのだが、
忘れてしまった、何だったけなあ・・・。
勉強しよう。



 出張で今年の紅葉を見逃したので、まだ残っている紅葉を楽しんだ。







コメント

てれっとテレキャス さんの投稿…

もみじの赤と黄が素晴らしくよいですね。
そうだ、京都に行こうと思いたくなります。

十一面観音菩薩も観てみたいですね。

観たい行きたいばっかです。
(実行せず)
貧家ピー / hynkapii さんの投稿…
ホントに残りの木々だったので、
ピークはもっと綺麗だったと思います。

そうです、京都にいらっしゃい(笑)