島田宿 大井川川越遺跡

1966年に国指定の史跡となった「島田宿 大井川川越遺跡」も訪問したので
上げておこう。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越せれぬ大井川」と詠まれた東海道
最大の難所 大井川。

江戸幕府は、橋を架けることも渡船も禁止したため、川越の人足たちの手を借りて
大井川を渡るしかなかった。

記録では、20日間渡ることができなかったそうだ。

川会所では、ボランティアの方が詳しく説明してくれ、様々な連台も見ることができる。
力自慢のならず者が人足だったのかと思いきや、座学で知識も蓄え、現代で言う所の
ライフセーバーのような存在だった。

川越人足を整備するまでは、川の近隣の人々が勝手に川を渡していたため、
川底の状態を知らずに、水深関係なく渡ろうとして、死者が多かった。

それではいけないと、幕府が島田宿に川越人足を整備したのだそうだ。

島田宿の通りから大井川の方角を臨む



七番宿の跡



一番から十番までの組に分けられた人足たち。
それぞれの番宿で待機していたとのこと。



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