2016年9月の読書


2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3448ページ
ナイス数:162ナイス

隠居の日向ぼっこ隠居の日向ぼっこ感想
江戸時代から昭和に使われた道具を春夏秋冬に章立てしたエッセイ。
「団扇では憎らしいほど叩かれず」
 「夕涼みよくぞ男に生まれけり」
読了日:9月30日 著者:杉浦日向子





奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)感想
「奇想の系譜」に続く2作目。
キワモノとみられていた画家たちを世に出すことになった前作。
本書は、からくり・アマチュアリズム・かざりといったテーマを。
MIHO MUSEUM 館長最後の展覧会が「KAZARI」だったので、
図録を読みなおそう。

 かざり アクセサリーの類い・装飾美術だけに限るものではなく、装飾文化とでもいうべき、生活の中での飾りの総体。
読了日:9月27日 著者:辻惟雄


花の日本語花の日本語感想
和名や別名など、こんなに花があるんだと知る。
詩歌にも歌われているのも、昔から存在している証拠。
凩(こがらし)や あとで芽をふけ 川柳
手に取るな やはり野に置け 蓮華草
葛の花 踏みしだかれて 色あたらし。 この山道を行きし人あり

読了日:9月24日 著者:山下景子


3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)感想
ダメ男・川本家父のつきまといもようやく解決したのかな。
「同じ所をぐるぐる回る螺旋も、遠くから見たら一本の棒に見える」
まさに零の行く道が一本に見えてきた。
作者の身を削って削ってここまで来た感しがする。

読了日:9月22日 著者:羽海野チカ


3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)感想
自分の足で歩き始めた感のある零・入江棋士との対局・
川本家のピンチに介入など、成長が見られた。にしても、
最後は爆弾発言を掘り込んできたな。

読了日:9月20日 著者:羽海野チカ




わたしの容れものわたしの容れもの感想
自分の容れもの=身体についてのエッセイ集。結構検査好きだなあ。
年齢を重ねると、病気や検査数値の悪さで盛り上がる。

読了日:9月20日 著者:角田光代






3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)感想
高校受験と淡い恋の終りと、ひなちゃんメインの一巻。
将棋の激しい闘いを描いた8巻と違って、将棋はなしかと思いきや、
宗谷名人と土橋九段の名人戦。
対局中にどんな世界にどこまで行っているんだ、という話。

読了日:9月19日 著者:羽海野チカ





イベリコ豚を買いにイベリコ豚を買いに感想
手垢がついた表現だが、イベリコ豚の神様に導かれた著者の道筋を
追体験した感じ。食の世界でも経済効率が優先されているが、
スペインの自然のサイクルの中で生まれ、食べ繋いでいるイベリコ豚に
食文化とは、と考える所が一番心に残った。

日本人との食の考え方の違いに気付いたり、西洋料理人は肉を知るために
欧米の食肉業者で勉強すべしなど、面白い観点も多々。

読了日:9月18日 著者:野地秩嘉


3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)感想
宗谷名人と零の静かな一局、柳原棋匠と島田八段の大激戦に
引き込まれた一巻。今までで一番面白かった。

読了日:9月17日 著者:羽海野チカ






3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)感想
6巻を読んだのが5年以上前なので、1巻から読み直した。
宗谷名人との新人戦記念対局前に、ひねちゃんのいじめ問題が解決の巻。

読了日:9月17日 著者:羽海野チカ







ジェトロセンサー 2016年10月号ジェトロセンサー 2016年10月号感想
特集 英国のEU離脱 ビジネスへの影響を探る
特別リポート 大統領選後の米国 各政策の行方は?

読了日:9月16日 著者:日本貿易振興機構






上野千鶴子が聞く  小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?感想
上野千鶴子の在宅ひとり死の著作中で、読むのが最後の方になったので、
まとめのように読めた。希望死・満足死・納得死を目指したい。

読了日:9月15日 著者:上野千鶴子,小笠原文雄






脳が壊れた (新潮新書)脳が壊れた (新潮新書)感想
「最貧困女子」「老人喰い」の著者でもあるルポライターが脳梗塞に見舞われる。脳梗塞・高次脳機能障害下にある自らの状態を言語化したのが稀有な本書。
何故脳梗塞になったのかという性格分析も。
これまでの取材対象者との類似点も見つけ、 適切なリハビリを行えば、
生きやすくなるはずとの提言も。

読了日:9月12日 著者:鈴木大介




ガケ書房の頃ガケ書房の頃感想
京都市下京区には魅力的な本屋が多く、その一つだった。
一度しか行ったことがなかったが、恵文社一乗寺店と同様に、
何も目的を定めずに出会った本を見初めて買う
「発見の買い物」できる本屋だったなあ。エッセイとしても一編一編面白かった。「ホホホ座」にも是非行かねば。

読了日:9月7日 著者:山下賢二



ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめないビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない感想
愚痴を言うこともあっただろうが、現状に憂うことなく、
家族と仕事と向き合った著者の力を感じる。真似するのは中々難しそうだが。

読了日:9月6日 著者:佐々木常夫






家系図カッター (角川文庫)家系図カッター (角川文庫)感想
カワイイ文化発信者である著者の自伝エッセイ。
内容、というか親の振る舞いが衝撃的。子育て能力ゼロ。
祖父母まで遡って自分のトラウマ体験の実子への伝承を繰り返さないために、
子供は作らない・・・家系図は自分で断ち切る、なんて題名だ。
寺山修二と出合い、既成概念を打ち破ってゆく。

読了日:9月2日 著者:増田セバスチャン



海街diary 1 蝉時雨のやむ頃海街diary 1 蝉時雨のやむ頃感想
映画を見て手に取った。雰囲気としては原作のイメージをよく再現してたんだなと。登場人物が抱える葛藤や心の動きは、こちらの方が伝わってきた。
風太のキャプテンシー、いい感じだよ。

読了日:9月1日 著者:吉田秋生





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