10月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:2687
ナイス数:167
釜ヶ崎から: 貧困と野宿の日本 (ちくま文庫)の
感想
釜ヶ崎で、野宿支援活動を30年に渡り携わってきた著者のルポ。
日雇い労働も経験し、景気調整弁の実態を明らかに。
年齢や女性の野宿者を助ける行政サービスがなかった時代も
あったとは驚きだが、長期間の現場観察が明らかにした力作。
読了日:10月31日 著者:
生田 武志
泣きたくなるような青空の
感想
Audibleにて。
ANA機内誌「翼の王国」に連載エッセイの書籍化。
長崎のお盆が印象的。
読了日:10月25日 著者:
吉田 修一
ザ・万字固めの
感想
「鴨川ホルモー」、ホルモーじゃあ通じないと中国や韓国では
違う題名で翻訳されているのに、台湾ではOKというのが興味深い
(中国語では、ネタバレの題名「鴨川小鬼」というのも面白い)
読了日:10月25日 著者:
万城目 学
企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得の
感想
企画とは、実行されて初めて企画と呼ぶ。
「物語」を語る。「何を行うか」ではなく「何故行うか」を語れ。
企画書の隠れた重要な役割は、「問題を提起すること」。
論旨が明確で、主張がストレートに突き刺さる。
読了日:10月23日 著者:
田坂 広志
本のお口よごしですが 完全収録版の
感想
Audible にて。
古本屋とお客さんのちょっといい話がいっぱい。
新刊本屋も減っていく世の中、古本屋でのやり取りも
減っていくんだろうなあ。
読了日:10月23日 著者:
出久根 達郎
壊れた脳 生存する知の
感想
整形外科の医師であり、三度の脳出血を起こし、
高次脳機能障害に苦しみながら、その体験を客観的に綴った本書。
患者本人による高次脳機能障害の描写は貴重ではないか。
・空間性の認知障害 スープ皿とスープ皿周辺のトレイの認識が困難/
アナログ時計を読むのが困難、記憶障害、言語障害、注意障害。
回復の過程は2年を過ぎてもなお続く、どんな脳でも必ず何かを学習する、
というのも貴重な指摘だろう。
読了日:10月22日 著者:
山田 規畝子
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)の
感想
著者の本は久しぶり。回収されてない伏線がたくさんあるし、
沙羅との関係もわからずままだが、思ったよりもやもやが少なかった。
謎解きに近いからだろうか、断絶された親友たちとの再会・やり取りに
ページを捲った。
若い頃に比べると、段々と著者の本が面白いと思うようになってる気がする。
読了日:10月20日 著者:
村上 春樹
死ぬほど読書 (幻冬舎新書)の
感想
「サピエンス全史」にも出て来たキーワードの一つ、
無知であることを自覚する、がここでも。
無駄な読書はない、一冊に一つ良い言葉があれば良い、という点に、
他の読書本よりも共感できた。
実家が本屋、売り物の本をこっそり読んでいたとはうらやましい。
読了日:10月17日 著者:
丹羽 宇一郎
禅、シンプル生活のすすめの
感想
Audibleにて。
シンプル、ごく当たり前の事柄ばかりと言えるが、
日常でもすこし見方を変えるだけで違うように見える。
本で読む方がより心に残ったかも。
読了日:10月15日 著者:
枡野 俊明
東大から刑務所へ (幻冬舎新書)の
感想
ホリエモンの本の中では、面白くない
対談だけど、刑務所はこんなんだったとか、互いに言ってるだけで
深まってない。
井川氏の言葉は言い訳(してないけど)というか開き直り(にもなってないけど)
というか、こんな経営者がいたら、社員は可哀そうだ。
読了日:10月14日 著者:
堀江 貴文,井川 意高
DIME(ダイム) 2017年 11 月号 [雑誌]の
感想
RIZAPの真実。
スーパー中学生のつくりかた
モテる男はスマートウォッチを選ぶ!
読了日:10月14日 著者:
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福の
感想
下巻は、宗教・科学革命・サピエンスの未来。
無知を認めることが、科学発展の源という説が興味深い。
農業革命、科学革命はサピエンスを幸せにしたのか?
答えるのに難しく、重たい問いになるな。
読了日:10月08日 著者:
ユヴァル・ノア・ハラリ
3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)の
感想
林田先生の恋バナで、将棋はないのかと心配したが、
吹き飛ばすほどの壮絶な二階堂・宗谷名人戦に満足。
読了日:10月01日 著者:
羽海野チカ
鬼談百景 (角川文庫)の
感想
百物語怪談本。99話を少しずつトイレで読了。
恐ろしい話だけでなく、懐かしい誰かにあったような静かな話も多かった。
読了日:10月01日 著者:
小野 不由美
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