2019年10月の読書


「Heaven?」 と「十二国記」の10月


10月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:5558
ナイス数:248

黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)感想
本編の復習が完了。裏「魔性の子」の本巻、蓬莱から泰麒が戻るまでを描く。
天とは何か、王とは何か、麒麟とは何か、シリーズの根幹への問いが続く、
長く重苦しくもあった一冊。
短編集 2巻を挟んで、18年ぶりの新刊へ。

読了日:10月31日 著者:小野 不由美

Heaven?―ご苦楽レストラン (6) (Big spirits comics special)Heaven?―ご苦楽レストラン (6) (Big spirits comics special)感想
最終巻。オーナー不在の「幸せな一日」は、ドラマよりもコミックの方が幸せに溢れている。
「鱸石材店の休日」が好きだったなあ。
読了日:10月28日 著者:佐々木 倫子


図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)感想
復習もついにここまで来た。本の雑誌 (じゃんけんで負けた)1996年ベスト2。
供王のモラトリアム小説。
前半の珠晶の言動にはイライラさせられるが、現状を憂うばかりで自分が動こうとしない大人を見て、自分事として蓬山を目指す考え・行動力が素晴らしい。
読了日:10月26日 著者:小野 不由美


かいつまんで言う (1977年)かいつまんで言う (1977年)感想
今なら斜に構えて小難しいことを言っていると言われそうで、何かと炎上しそうな内容だが、時代の方が変わってしまったという事だろうなあ。今の世の中を切って欲しかった。
読了日:10月26日 著者:山本 夏彦


Heaven?―ご苦楽レストラン (5) (Big spirits comics special)Heaven?―ご苦楽レストラン (5) (Big spirits comics special)感想
小澤シェフ5万円の回。コンサルタントとの対決、子役との競合、泥棒退治と、いつもに増してオーナーの存在感が強い巻だった。

読了日:10月20日 著者:佐々木 倫子


死ぬこと以外かすり傷死ぬこと以外かすり傷感想
これからの日本のためには、こういう人間がどんどん出てこないといけないのだろうな。
内容よりも、題名が一番良い。
読了日:10月20日 著者:箕輪 厚介


風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
景王・陽子が国民の姿を間近にしながら、王としての歩みを進めていく。禁軍に囲まれてから、十二国記の水戸黄門が始まった。
読了日:10月18日 著者:小野 不由美


Heaven?―ご苦楽レストラン (4) (Big spirits comics special)Heaven?―ご苦楽レストラン (4) (Big spirits comics special)感想
ミステリアスな、「レストラン結婚式」「幽霊」。
毛ガニを巡る「カニ横丁」、北海道の描写はさすが。
読了日:10月18日 著者:佐々木 倫子


風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
景王 陽子 再登場。王としての振る舞いに悩む。
不幸な境遇は外に原因があると殻に閉じこもる祥瓊、鈴。
3人が交わる時に、何が起きるか。
読了日:10月17日 著者:小野 不由美


左右の安全左右の安全感想
「もしも、詩があったら」以来のアーサー・ビナード。
目線の置き所が面白い、「の」なんて詩を作ることができることも。
「詩が仕上がるということは、まずない。最終的に、あきらめて発表するのだ」ポール・ヴァレリー
読了日:10月16日 著者:アーサー・ビナード


ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)感想
「反省させると犯罪者になります」という本があったが、
反省させる以前の子供たちが少年院にたくさんいることを伝えたいと著者。
認知力が弱い、軽度知識障害の存在に言及し、人口の10数%いると言われる境界知能の子供たちへの対応法ー認知機能トレーニング、も記載。
親も気づきにくく、学校・医者も指摘しにくい内容だけに、
指摘することの難しさがあるが、現実的にはどこかで対応が必要なのだろう。
読了日:10月15日 著者:宮口 幸治


東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
雁州国 延王・尚隆 延麒・六太の物語。
蓬莱で生まれ育った二人という縁もあるが、言いたい放題しながらも、絆を強く感じる。
この世界の王と麒麟はこうあるのだなあと感じる。
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
天啓がないまま驍宗を王に選ぶ泰麒。
驍宗を追いかけ麒麟に転生するシーンは、シリーズでも白眉と言って良いか。新刊が楽しみ。
読了日:10月11日 著者:小野 不由美


Heaven?―ご苦楽レストラン (3) (Big spirits comics special)Heaven?―ご苦楽レストラン (3) (Big spirits comics special)感想
山縣さん、堤店長のエピソードと、覆面記者・雪のロワンデシディ・カエルの話。
読了日:10月11日 著者:佐々木 倫子


風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
「魔性の子」で高里が神隠しにあっていた間の話。
蝕によって蓬莱に流された泰麒。麒麟としての能力を取り戻せるか。

読了日:10月10日 著者:小野 不由美


Number(ナンバー)987「ラグビー日本代表W杯詳報 撃破。/秋競馬決戦秘話」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))Number(ナンバー)987「ラグビー日本代表W杯詳報 撃破。/秋競馬決戦秘話」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))感想
撃破 RUGBY WORLD CUP JAPAN vs IRELAND 2019.9.28
特集 秋競馬 秋競馬決戦秘話 ディープを超えろ
読了日:10月10日 著者:


月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
楽俊との出会い、延王との出会い。
決して暮らし心地の良くなかった日本への望郷の念を振り切り、景王となる決意を下す陽子。
強さ・弱さ、信じること、今までの旅がここに繋がる。
十二国の政治体制、地理、仕組みなどがわかるので、復習にもちょうど良かった。
読了日:10月09日 著者:小野 不由美,山田 章博


月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
ケイキに連れ去られ巧国に辿り着いた陽子の苦難の旅が続く上巻。襲い来る妖魔と闘い、他人を信用できない陽子のつらさといったらない。
「魔性の子」読後だけに、胎果を育てた親もつらいだろうとなあと思う。
読了日:10月08日 著者:小野 不由美,山田 章博


魔性の子 (新潮文庫)魔性の子 (新潮文庫)感想
新刊「白銀の墟 玄の月」を前に、十二国記を読み直おうと久しぶりの再読。
ここまでやるか、というくらいのホラー作品だが、
自分の居場所が住む世界にないという苦しみ、モナトリアムストーリーでもある。
読了日:10月07日 著者:小野 不由美


見えないものを見る―絵描きの眼・作家の眼見えないものを見る―絵描きの眼・作家の眼感想
絵描きと作家の二人による対談集。
目に見えないもの、命・意思・思いといったものが浮かび上がる。
読了日:10月03日 著者:伊勢 英子,柳田 邦男


なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化なぜ、男子は突然、草食化したのか 統計データが解き明かす日本の変化感想
統計データと固定観念・思い込みのずれを解き明かす。
・長時間労働が減っているが過労死が注目される
・日本人はITに不慣れ
ダイヤモンドオンライン連載をデータ更新と加筆修正したものだからか、一つ一つが短くて読みやすいが、深堀りされていない感じ。
意図的にでも意図的でなくても、データの切り取り・見せ方で全く違う結論に持っていけるので気をつけなければ。
読了日:10月02日 著者:本川 裕


Heaven?―ご苦楽レストラン (2) (Big spirits comics special)Heaven?―ご苦楽レストラン (2) (Big spirits comics special)感想
伊賀くんの生い立ち、オーナーの裏の姿といったキャラ紹介の2巻。
「楽しい夜をありがとう」がこの巻に。
読了日:10月02日 著者:佐々木 倫子

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