11月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3402
ナイス数:259

映画を見たので、14年ぶりの再読。
障害者と健常者の共生という耳障りの良い言葉の裏に隠されている、
当事者同士のエゴとエゴ、立場と立場のぶつかり合いが、
鹿野さんとボランティアの間で日々繰り広げられている。
鹿野さんの「ワガママ」が激しいと感じるが、「生命維持」「欲求充足」を突き詰めているだけ。エゴがぶつかり合う象徴が、題名になっていたことに今頃気が付いた。
ボランティア斉藤大介氏のボランティアが鹿野さんの生活においてたいした存在じゃない、日常・普通のものであればいい、という言葉がそうありたいと思わせてくれた。
読了日:11月29日 著者:渡辺 一史

片思い、こちらを好きになってくれていない(のがわかってる)、
パートナーがいる。
恋に落ちてはいけない・幸せになれないとわかっているのに落ちる恋。
それが恋愛と言えばそうなのだろうが、激しい恋をシンプルな表現で描き切る。
小説を読む喜びを感じる一冊。
読了日:11月27日 著者:西 加奈子

USJをV字回復させた著者の成長するための組織づくり。
ー「ヒト」の力を活かした組織づくりと一人のサラリーマンでも組織を動かす起点になるための秘訣。
人間の本質は、現状維持であり自己保存。
自己保存の本能を逆手に取ること→変わるための必然を作る。
読了日:11月26日 著者:森岡 毅

既刊分を復習しスタート。
戴国に泰麒が6年ぶりに帰還、驍宗の行方を探る。
驍宗亡き後の戴国の荒廃ぶり、厳しい寒さを乗り越えられるかという
民衆の姿がひたすら続く1巻。
冗長ともいえるが、これが十二国記。2巻へ。
読了日:11月26日 著者:小野 不由美
![AERA (アエラ) 2019年 9/30 号【表紙:山口智子】[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51FYDsn4JyL._SL75_.jpg)
転職は異業種・新業種 転職の狙い目は異業種スライド
ZOZO社員狙う業界 営業マーケ広報「買い」
羽生結弦の初戦
櫻井翔とラグビー
読了日:11月23日 著者:

話題だった本を図書館で。
生命・人の繋がり、人間の過ち・後悔・反省からどう生きるか、普遍的なテーマ。
漫画になって伝わりやすくなっているのだろう。
読了日:11月22日 著者:吉野源三郎

2004年 6歳の重症重複障害の女の子に施された医療介入の内容・経過詳細、
反響、その後を詳しくまとめた。
・ホルモン大量投与で身長制限
・子宮摘出で生理と生理痛を取り除く
・乳房生育を制限する目的で初期乳房芽の摘出
第三者的な医療行為としての必要性検討はもっとなされるべきだっただろうし、尊厳という一般論で片づけるのも違うという感じを受ける、とても難しい事件。
読了日:11月20日 著者:児玉 真美

「安楽死を遂げるまで」の続編。
多系統萎縮症を患いスイスで安楽死を遂げた小島ミナさん、
末期がんで安楽死を望むも、亡くなった吉田さん(仮名)
今後安楽死を目論む幡野広志さん の3名の取材。
今の日本では安楽死・尊厳死・セデーション(鎮静)の区別がついているとは言えないというのはそうなのかもしれない。
安らかで楽な死は安楽死だけではなく、緩和ケアで実践できるのであれば、安楽死を広げる前に、緩和ケアとはどういうものかを知らしめる方が先だろう。
読了日:11月15日 著者:宮下 洋一

RUGBY WORLD CUP HISTORIC DAYS of JAPAN
突破。
ラグビー日本代表 ベスト8進出の軌跡
読了日:11月15日 著者:

著者がイタリア語で書いた小説。ショートショートかと思って読んでいたが、46編の連作掌編小説という趣き。
40代後半 大学教師の主人公の日常の出来事を、出会った人を中心に描く。
一日一編ずつ読んだら、主人公の日常がもっと身近になったかもしれない。
読了日:11月12日 著者:ジュンパ ラヒリ

2014年以来の再読。
市井の人々の目線で世界が描かれる。
慶国・新王 即位の礼の「大射」、陶鵲が射られて割れ、鳥から乳白色の花弁に変じて降り注ぐ様、美しい。
読了日:11月11日 著者:小野 不由美
![BRUTUS(ブルータス) 2019年 11月1日号 No.903 [本屋好き。] [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/41ReCu3yh7L._SL75_.jpg)
ニッポン全国、本屋の旅104軒! 人気書店&看板猫も登場
本屋好き。
読了日:11月11日 著者:

3歳から11歳ぐらいまでの子供の詩に、石川文洋の写真を撮り合わせた。
本当に子どもが書いたのか、と思うほど日常を切り取っている。
表題作がむっちゃいい。
読了日:11月10日 著者:灰谷 健次郎,石川 文洋

短編5編。
華胥 ミステリー要素を含みながら、理想に迫る功罪を描く。
責難は成事にあらず、の言葉が染みた。
答えを知らずにただ責めることは何も生まない。
読了日:11月06日 著者:小野 不由美
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