プロトンがパリに戻ってきた。
全チームが欠けることなく、シャンゼリゼ周回コースに入っただけで感動。
マイヨ・ヴェール争いはしないとのコメント通り、中間スプリントポイントをサガンは争わず、レース途中でサム・ベネットのポイント賞がほぼ確定。
最後のスプリントも強さを見せ、マイヨ・ヴェールを飾るステージ優勝も成し遂げた。
ポガチャルも無事ゴールし、マイヨ・ジョーヌを獲得。
21歳364日、戦後最年少マイヨ・ジョーヌ誕生の瞬間だ。
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スロベニア国旗を背に |
山岳賞は最年少、新人賞ジャージと3賞を独占することになった。
あっぱれ。
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マイヨ・ア・ポア・ルージュとブランはマネキンで登場となった |
毎回グランツールは色々な人間模様が見られると思っていたが、今ツールは特に濃い人間模様が見られた気がする。
20ステージ 山岳TTでのポガチャル逆転と失意のユンボとログリッチ。
昨年覇者 ベルナルのがリタイヤした後、アシストのクフィアトコフスキがチームメイ ト・カラパスと肩を組みながらステージ勝利。
35歳、リッチー・ポートの初表彰台(3位)
しかし、何よりも新規感染患者発生数が、一日1万人弱のフランスでツール開催を敢行し、選手には感染者を出さず、どのチームも脱落することなくゴールできたことが、信じられない。
奇蹟と言っていいだろう。
選手・チーム関係者・主催者と想像もつかない苦労があったと思うが、世界的な難局にも立ち向かい、打ち勝つという人間の想いを見せてもらった3週間だった。
ツール・ド・フランス2020に関わった人すべてに、ありがとう。
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