天王寺の大阪市立美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」で17年ぶりに「窓辺で手紙を読む女」に再開した。
奥の壁面に描かれていたキューピッドが消されていたことがわかり、修復作業が行われて所蔵館以外では世界初公開となる。
2005年4月に兵庫県立美術館で鑑賞したのはこっち。
修復後はキューピッドが現れた。
修復以前は全体に暗い印象だったが、明るさを取り戻し色合いもはっきりした。
キューピッドがカーテンを持っているように見える。
キューピッドを塗りつぶしたのはフェルメール自身と考えられていたが、その後の研究で何者かに塗りつぶされたことが判明し、修復作業が行われた。この辺りの説明も会場のビデオで知る事ができる。
カリニャーニョ公のコレクションをアウグスト2世への売却作品を選別したのが、スロッツというパリの画家兼修復家で、元々リストに入っていなかったこの作品を無償で加えたのだという。その後アウグスト2世はスロッツをドレスデン絵画館の調査官に推薦したのだそうだ。
当時この作品はレンブラントの作品と考えており、レンブラントには作中画があるものがないので、もしかしてスロッツが塗りつぶしたのか・・・
この辺りの事情は興味深い。
今回もミッフィーを購入。
手紙を読んでるように見えないが・・・
何気にコレクションが増えてきた。
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