読んだ本の数:23
読んだページ数:4051
ナイス数:255

26歳で早逝した著者のベスト歌集に、俳句・詩・エッセイを加えた文庫版。解説 穂村弘。自分とは違う目でみたこの世界が描かれて、同じ世界を生きていたのだろうかという感覚に陥る。 「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」「街中のリーゼントへと告げられた初雪時刻 十二時」 「小説のなかで平和に暮らしているおじさんをやや折り曲げてみる」「死ななければならないひとのかたわらで表紙のうすい本をひらいた」
読了日:05月31日 著者:笹井 宏之

無料電子版にて。不治の病の幼馴染を笑わせて免疫力をアップさせようと奮闘する。スベリまくる中でもいじましい努力、幼馴染にも時々通じる。
読了日:05月29日 著者:吉沢緑時

舞妓を目指して一緒に状況したすみれがデビューを果たす。ご飯を食べる暇を惜しんで修行に努めるすみれを、食事を支えるキヨの健気さ。
読了日:05月25日 著者:小山愛子

無料電子版にて。大手建設会社のリフォーム課に勤める太田夏子が、幹部候補生の野島ことりから起業を持ち掛けられ、受付嬢の鴨下ミキの3人で会社を興す。95年の作品、今の読むと全編セクハラという感じ。女社長を書きたいと著者が10人以上に取材して書いた作品とのこと、大変な時代だったんだな。
読了日:05月25日 著者:柴門ふみ

特集 静かに消えゆく昆虫たち / スペシャルインタビュー ルイス・キャパルディ / AIチャットボットの認識には、社会の偏見が反映される / 比叡山、“選ばれし森”でブナに出合う:三浦豊さん
読了日:05月25日 著者:ビッグイシュー日本

著者の本は初読。高校の同級生を名乗る向伊の魅力に惹かれていく熊田。向伊の魅力に共感できず、かつほどんどの登場人物が嫌な感じを醸し出しているので、違和感を抱えながら読み進めることになった。題名が言い得て妙。
読了日:05月24日 著者:本谷 有希子

Audibleにて。本屋大賞2023受賞作。瀬戸内の島の同級生 暁海と櫂のすれ違いの恋愛模様を章ごとに変わる2人の視点で描いた。耳で聞いたせいか、途中に色々と入ってくるヤングケアラー・LGBT・新興宗教にはまる親など、ストーリーから浮いているような感じをうけた。
読了日:05月23日 著者:凪良 ゆう

人間社会に溶け込むようになった吸血鬼、嵐野家の一人娘・弓子は楽しい高校生活を送っていたが、17歳の誕生日を迎えるまでの10日の間に、血を吸わないか監視に来たという「Q」に付きまとわれる。舞台設定、展開といい久しぶりの万城目ワールドを堪能した。野ブタ。をプロデュースの「地球上に1人でも信じる人がいれば、吸血鬼はいるような気がする。本当だから信じるんじゃなくて、信じるから本当になるっていうの。わかる? 誰も信じなくなったその日、吸血鬼は本当にこの世から消えてしまうんじゃないかしら」というセリフを思い出した。
読了日:05月19日 著者:万城目 学

無料電子版にて。青森から舞妓になるために京都にやってきた主人公。舞妓になる才能はないと言い渡されるも屋形のまかないとして料理を作ることに。すごくほんわかした話が多い。
読了日:05月18日 著者:小山愛子

京都大学の特別講義「企業価値創造と評価」。2016年前期に登壇した積水ハウス、ホシザキ、大和ハウス工業、シスメックス、カルビーの経営者による講義内容。カルビー 松本晃氏の講義「権限移譲こそ人材育成の最強ツール」が一番興味深かった。ビジョン・プラン・リーダーシップ、成果・結果を出すための変革、厳しいけれど暖かい会社、会社はくたびれた人間を作る所ではない。
読了日:05月17日 著者:川北 英隆,奥野 一成

NHK「ヨーコさんの“言葉”」第4弾。いつ死んでもいい、でも今日でなくてもいい、と思って生きるのが、何だか素敵に思えた。
読了日:05月16日 著者:佐野 洋子,北村 裕花

資生堂の「花椿」に掲載された著者と41人との対談を書籍化。写真 荒木経惟。対談相手が様々なジャンルの一線で活躍している人たち。瑛太の「台本に"泣く”と書いてあったら俳優はみんな辛いと思う」という言葉が印象的。もっと違う表現があるだろう、と。
読了日:05月13日 著者:穂村 弘

1ケース見開き2ページで職場の不祥事24ケースを解説。 主に上司が問題行動を部下に要請するケースを会話形式で。 その後、違法行為の罰則等・防止のための対策解説する、 入門書。
読了日:05月11日 著者:秋山 進

無料電子版にて。バツイチ子持ちの美人妻と結婚したED童貞の主人公が、画期的なED治療薬を自分で作ろうとする。美人妻が結婚した目論見は?ED薬の効能の秘密は?など、怪しい点が盛りだくさん。
読了日:05月10日 著者:高橋ツトム

2023年本屋大賞ノミネート作品。美味しいご飯、温かいご飯が人を繋ぐ。1つのご飯を美味しいと分かち合えることは 幸せだと思う。宙を見守り続けたやっちんのやさしさ・懐の大きさが物語を進めただけに、第5章で亡くなったのは作りすぎという感じを受けた。
読了日:05月10日 著者:町田 そのこ

特集 笑賛! へんな研究 / スペシャルインタビュー ケイト・ブランシェット / スウェーデン「KRIS」。元受刑者たちの居場所づくり / 民族音楽は身近でフラット、聴く人も一緒に楽しむ:ロビン・ロイドさん
読了日:05月10日 著者:ビッグイシュー日本

「パワハラ・セクハラ」トラブル回避のための完全マニュアル / 「インボイス制度」ではこんな負担軽減措置が講じられます / 最近よく聞く「ジョブ型雇用」のことが分かる30分セミナー / 新連載/どこよりも分かりやすい「管理会計」入門 / マイカー通勤」をめぐる税務の知識Q&A
読了日:05月06日 著者:研修出版

疲労しているのは体ではなく、脳であるという内容。 疲労の原因は、自律神経が疲労することで、充分な睡眠を取ることが対策。疲労因子と疲労回復因子がある。疲労回復因子は鶏の胸肉やマグロ・カツオに含まれるイミダペプチド。
読了日:05月05日 著者:梶本 修身

惑星祭宇宙ステーションに地球人の一員として足を踏み入れたという設定で、地球の常識が宇宙の常識とは違うことを知ることができる。地球の場所をどう伝えるか、地球人は何からできているか、恒星が複数ある星の暦はなど、詳しい内容は理解不能のものが多かったが、物理学の入口として取っつき易くなる。
読了日:05月05日 著者:高水 裕一

無料電子版にて。自転車で書店を巡り、ゲッサンのPOPを書かせてもらうという企画。「四国八十八書店編」・「東海道五十三次走破書店編」・「沖縄全書店完全制覇編」。
読了日:05月04日 著者:横山 裕二

無料電子版にて。顔が醜いと言われている主人公・累が、今は亡き「伝説の女優」であった母親が残した口紅を塗ってキスをすると、顔が入れ替わるというちょっとホラーな物語。母親も本当の顔ではなかったのか?謎が深まる。
読了日:05月02日 著者:松浦だるま

本屋大賞3年連続ノミネート。上手くいかない生活を送っていると感じている登場人物を繋ぐタケトリ・オキナのポッドキャスト『ツキない話』。変わり映えはしないが本当は価値がある毎日、見守ってくれている大切な人がいたことに各々が気づいていく。そして全体として1つの繋がりが生まれるという著者お得意の連作短編集で一気読み。
読了日:05月02日 著者:青山美智子
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