11月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:3268
ナイス数:220
弱いロボット (シリーズ ケアをひらく)の
感想自分でゴミを拾えないゴミ箱ロボット、答えを間違えるロボットなど、人の助けを借りないといけない「弱い」ロボットを開発するに至った経緯、周囲の反応などをまとめた。人の役に立つのがロボットという思い込みから、弱いロボットというのは新鮮だった。不完全なところを隠さう、その弱さを開示することで、周りにいる人の強みや優しさをうまく引き出すことが出来るのが面白い。
読了日:11月25日 著者:
岡田 美智男
なんのために経営するのかの
感想Audiibleにて。会社の目的は利益の追求ではなく、社会に貢献すること、顧客・社員が幸せになるために「志」を基にした経営を行う。「志」の5つの要素 ミッション/ビジョン/バリュー/スピリット/ストーリー。沼津港新海水族館を始めとした企業例も掲載。
読了日:11月23日 著者:
鈴木 祐介
書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理されるの
感想flier book labo ランチセミナーから手を取った。やる事に追われ、不安と焦りで余裕がないような状態で、書くことで頭と心を整える。
「書き出す」一日15分 考えず呼吸するように書く
「片づける」月一回の降り返りジャーナリング
「習慣化する」自己対話と行動を循環させて習慣
自分の価値観・願望・好きの源泉を見つけることができるそう、試してみたい。
読了日:11月20日 著者:
古川武士
闇祓の
感想あいつらが来ると、人が死ぬ。
第一章「転校生」を読むと、京極作品のような憑き物落としの作品かと思ったら、どんどんと闇が深まっていった。日本社会に見られる声が大きい人への忖度というか会社・学校・仲間内で少し違和感を感じながらも声を上げずに雰囲気が醸成されることを「闇祓」と名付けた作品と言える。「神原家」はそこかしこに存在する。えらい物を言語化したものだ。
読了日:11月16日 著者:
辻村 深月
月刊経理ウーマン 2023年10月号の
感想特集 非課税の要件から節税につなげる活用方法まで
「現物給与」をめぐる税務の知識まるわかり / 「外注費」と「給与」の違いがすらすら分かる30分セミナー / 「決算期変更」の手続きとメリット&デメリット / いま話題の「退職金税制の見直し」こんな議論が進んでいます / イライラが爆発寸前のあなたのための「アンガーマネジメント」入門
読了日:11月13日 著者:
研修出版
ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)の
感想題名の通り、トースターを原材料から作ろうと思い立ち実行した記録。著者が定めたルールは3つ。①普通に市販されているトースターに近いものにすること。②地球が産出する原料を使うこと ③産業革命以前の手法を使うこと。4つ目のルールがあり、気が向いたらルール違反をする、でこれがなければ完成しなかっただろう。物の成り立ちに注目できた。
読了日:11月10日 著者:
トーマス トウェイツ
短歌ください 海の家でオセロ篇の
感想シリーズ第5弾。これまで5作の中で一番分厚い(P.368)かも。
新品の本の匂いにくるまれて昔話をもう一度読む / 「ざりがにをたべたらおいしかったです」の日記に✕がついていた夏
/ 平安にウインクとかあったのかなあ自由研究はそれがいいのに / ジュネーブで買ったキャベツは炒めても炒めても炒めてもかたい
読了日:11月08日 著者:
穂村 弘
鴨川食堂はんなり: (小学館)の
感想Audible にて。シリーズ5作目。親子丼・焼売・きつねうどん・おでん・芋煮・ハヤシライスの6編。クライアント任せの料理と探偵料はいくら支払うのが正解なのだろう。人生最後の恋を描いた「ハヤシライス」の話が切なかった。後悔先に立たず。
読了日:11月08日 著者:
柏井 壽
くもをさがすの
感想コロナ禍の中、カナダ・バンクーバーでの約8か月に及ぶ乳がん闘病の記録。癌との闘いだけでなく、日本とカナダの文化・医療の差異に振り回されたり、逆に癒され、闘病記というよりもエッセイを読んでいる感覚だった。あきらめや投げやりとは違う病気に冷静に向き合う思索が興味深かった。「自分の身体のボスは自分」という言葉は覚えておこう。
読了日:11月03日 著者:
西 加奈子