2024年4月の読書

 



4月の読書メーター
読んだ本の数:30
読んだページ数:5356
ナイス数:295

本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事感想
ブックディレクター 幅允孝の本棚や考え方・価値観などを紹介。本を介して人と人・モノと人が繋がっていく様子が見えるかのようだ。本を探しに行きたくなった。
読了日:04月30日 著者:高瀬 毅

今すぐ、実家を売りなさい  空き家2000万問題の衝撃今すぐ、実家を売りなさい  空き家2000万問題の衝撃感想
Audibleにて。「空家特措法」が改正され、固定資産税が6倍になる可能性が出て来ていることもあり、誰も住む人がいなくなった実家を保存しておく経費は、期間が長くなればなるほど嵩んでしまう。親が生きているうちに意向を確認しておき、住まなくなる時のために準備をしておく必要性を説く。売る、貸す、自分で住むの3つの選択肢。
読了日:04月26日 著者:著者: 和田 貴充 ナレーター: 西山 慎哉

名探偵コナン 犯人の犯沢さん(2) (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 犯人の犯沢さん(2) (少年サンデーコミックス)感想
無料電子版にて。バイトで必死に生活費を稼ごうとする犯沢さん、目的には中々届きそうにない。阿笠博士の変わりっぷりといったら。
読了日:04月25日 著者:かんばまゆこ,青山剛昌

THE BIG ISSUE JAPAN477号THE BIG ISSUE JAPAN477号感想
特集 ガザ76年 / スペシャルインタビュー ノラ・ジョーンズ / 滝田明日香のケニアだより 肉食獣の治療③ 夕暮れ迫るなか、赤ちゃんチーター捕獲に成功 / 青空の下、山谷・玉姫公園で「りんりんふぇす」開催
読了日:04月25日 著者:ビッグイシュー日本

名探偵コナン 犯人の犯沢さん(1) (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 犯人の犯沢さん(1) (少年サンデーコミックス)感想
無料電子版にて。名探偵コナンの黒づくめの犯人のシルエットである犯沢さん、ある人物の殺害を目論みやって来た米花町は、超犯罪都市だった。これはスピンオフといって良いのか、コナンの世界をいじり倒しているが、けっこう面白った。果たして目的を果たすことができるのか、犯沢さん。
読了日:04月24日 著者:かんばまゆこ,青山剛昌

手紙を書いてマスコミにPRする方法手紙を書いてマスコミにPRする方法感想
感想 : 元新聞記者である著者が、自身の経験から取材に繋がるプレスリリースの書き方、「マスコミを宣伝に使おう」が透けて見えるプレスリリースの特徴を伝授。想いやストーリーを伝えるのは想定内だったが、記者クラブに直接届ける、 他のマスコミでの取材歴を書くのは避けた方が良いというのは気づかなかった。
読了日:04月24日 著者:坂本宗之祐

科学的に幸せになれる脳磨き科学的に幸せになれる脳磨き感想
脳科学の研究から、島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせる「脳磨き」が豊かで幸せな人生を過ごすことができると説く。①感謝の気持ちを持つ ②前向きになる ③気の合う仲間や家族と過ごす ④利他の心を持つ ⑤マインドフルネス(脳トレ坐禅)をする ⑥Awe(オウ)体験をする 非認知能力にも関係する島皮質、集合知性を発揮できる組織作りにも繋がりそうということで読んでみた。
読了日:04月24日 著者:岩崎一郎

名探偵コナン 異次元の狙撃手(1) (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 異次元の狙撃手(1) (少年サンデーコミックス)感想
無料電子版にて。劇場版名探偵コナン 18作目のコミック版の1巻目。超長距離の狙撃事件、元特殊部隊のスナイパーが犯人か。
読了日:04月23日 著者:青山剛昌,阿部ゆたか,丸伝次郎

臨床の砦臨床の砦感想
現役の医師である著者が、コロナ禍の医療崩壊寸前、医療崩壊したと言える現場を描いたドキュメント小説。現場医師の頑張りだのみだったことが伝ってくる。まだ3年前なのに遠い昔にすら感じるが、先の読めない重苦しさを思い出した。
読了日:04月23日 著者:夏川 草介

ゆうびんです ポストです (かこさとし◆しゃかいの本)ゆうびんです ポストです (かこさとし◆しゃかいの本)感想
郵便のシステムを丁寧に説明した一冊。今の時代だからこその意味が出ている。可愛らしいオチがついていた。
読了日:04月21日 著者:かこ さとし

自炊。何にしようか自炊。何にしようか感想
神戸での一人暮らし、自炊の記録。写真が多く、フォトエッセイみたいだ。それぞれの料理は手間が掛かっているようだが、無理をしている風ではなく、自然に楽しく料理しているのが伝わってくる。
読了日:04月20日 著者:高山 なおみ

成瀬は天下を取りにいく成瀬は天下を取りにいく感想
Audibeにて。2024年本屋大賞 受賞作。閉店まじかの西武大津店を中継するテレビに映りこみに行ったり、髪の毛の伸び方実験のためにボウズにしたり、M-1に出たり、自分の気持ちに素直に従い行動に移す成瀬に目が離せないという感じ。ゼゼカラの相方になる島崎の支えがまた効いている。膳所に行って見たくなる。
読了日:04月18日 著者:宮島 未奈

1/11 じゅういちぶんのいち 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)1/11 じゅういちぶんのいち 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
無料電子版にて。安藤ソラがプロになっていて驚いたが、ソラに関わった人々のドラマが描かれるようになった。巻末の読み切り漫画は、2巻続けて本編とは関係がないが、この巻の短編の方が著者らしさが出ている気がする。
読了日:04月17日 著者:中村尚儁

人的資本経営  まるわかり (PHPビジネス新書)人的資本経営  まるわかり (PHPビジネス新書)感想
感想 : 人的資本経営とは何か、海外と日本の現状、結局何をすれば良いのか等、を新書で解説している、まず読むと良い入門書だった。
読了日:04月17日 著者:岩本 隆

11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 22-1)11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 22-1)感想
映画「PERFECT DAYS」で、主人公平山が読んでいた小説。古書店店主に恐怖と不安が別のものだって教わったと言われていたハイスミス、恐怖に、不安に苛まれた。カタツムリを見ると落ち着かない気分になってしまいそうだ。
読了日:04月17日 著者:パトリシア ハイスミス

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論感想
既存の方法で解決できる「技術的問題」、既存の方法で一方的に解決ができない複雑で困難な問題「適応課題」と定義。組織に横たわる「適応課題」を解きほぐすために、ナラティブ・アプローチ ー 相手のナラティブに入り込み、新しい関係を構築する ー の対話と説く。非常に興味深い一冊だった。ナラティブ:物語、その語りを生み出す「解釈の枠組み」のこと。人それぞれにナラティブを持っており、自分のナラティブから見えていないものを見ようと努力することが、他者との新しい関係を構築するために重要ということは、頭においておきたい。
読了日:04月16日 著者:宇田川 元一

1/11 じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)1/11 じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)感想
無料電子版にて。サッカー漫画と思いきや、サッカーを土台にしたヒューマンドラマ・オムニバスでちょっとびっくりしたが、大切なものに気づかされる良い話が多くほっこり。
読了日:04月15日 著者:中村尚儁

THE BIG ISSUE JAPAN476号THE BIG ISSUE JAPAN476号感想
特集「ネガティブ・ケイパビリティ」を生きる / スペシャルインタビュー スペシャル企画:ボブ・マーリー / 地球の平均気温、今年「1.5℃」上昇!? / 監督 『劇場版 再会長江』竹内亮監督 / 表現する人 「不在」と「実在」を行き来する彫刻 中谷ミチコさん
読了日:04月13日 著者:ビッグイシュー日本

自炊のトリセツ おいしいごはんの法則自炊のトリセツ おいしいごはんの法則感想
感想 : 卵のトリセツから始まり、食材別・料理方法別・炊飯器のレシピを写真と共に教えてくれる。道具や冷蔵庫の収納など、1冊で料理の基本を学ぶことができ、新生活を迎える春にぴったり。
読了日:04月12日 著者:小田 真規子

紫式部と藤原道長 (講談社現代新書)紫式部と藤原道長 (講談社現代新書)感想
大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当する著者が、「小右記」「御堂関白記」「権記」など確実な一次資料に基づて、平安宮中の政治の姿や藤原道長と紫式部の生涯が描かれていて興味深い。紙の量も膨大で、紫式部は道長の援助と後援がなければ「源氏物語」を書けなかったし、道長は「源氏物語」に依って一条天皇を彰子の許に引留めることが出来た。「道長なくして紫式部なし、紫式部なくして道長なし」。
読了日:04月12日 著者:倉本 一宏

避難所避難所感想
東北の震災・津波の被害から生き残った3人の女性の避難所生活。プライベートのない体育館、夫や舅・義弟、地域住民との関係に押しつぶされそうで救いのなさが辛かったが、最後に希望の光が見えて救われた。
読了日:04月11日 著者:垣谷 美雨

近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について感想
Audibleにて。雑誌記者の取材やネット掲示板の怪談情報などを積み重ねるノンフィクション仕立てで行ったり来たり進み、細切れで聞いたせいもあり分かりにくかった。
読了日:04月11日 著者:背筋

ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)感想
電子版にて。富山編完結。人を殺す理由が衝撃すぎ、読後感は良くない。こういう犯人をサイコパスというのだろうか。
読了日:04月09日 著者:田村 由美

〈叱る依存〉がとまらない〈叱る依存〉がとまらない感想
感想 : 脳の「報酬系回路」により「叱る」には依存性があり、エスカレートしていくという刺激的な内容。指導する立場、役職の人間は一読しておくと良い。罰で人は変わらず少なくとも前向きな学びや成長は促進されない。重い罰を与えれば人は大いに「反省」し、自分を見つめ直してよい方向に代わるのだという考えは幻想。この考え方は、人が自分の処罰感情を充足させるために生み出した無意識の願望である可能性が高い。人が本心から変わろうと思えるためには、少なくとも自分を受け入れてくれる「仲間」と、いろいろな意味での「ゆとり」が必要。
読了日:04月09日 著者:村中直人

高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
強迫性障害に摂食障害が重なり、精神病院への入院からの回復までを、自分の中の「神様」の命令という形で表した。物を触られ、物を食べるな、「神様」の命令は日に日に増していく。よくぞ戻ってきたと思うほど、「神様」の力は強大だった。読むのには重苦しいが、同じような苦しみを抱えている人には、助けになるかもしれない。
読了日:04月06日 著者:もつお

クックパッドのおいしい厳選! スープレシピクックパッドのおいしい厳選! スープレシピ感想
スープのレパートリーを増やすために手に取った。ゴマ油で生姜と具材を炒めるといつもと違うスープになった。トムヤムクンを作ってみよう。
読了日:04月05日 著者:クックパッド株式会社

聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書 1686)聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書 1686)感想
「聴く」よりも「聞く」方が難しいという投げかけから引き込まれた。心の奥底に触れるよりも、懸命に訴えられていることをそのまま受け取る方がずっと難しい。「聞く」は「聞いてもらう」に支えられるとして、聞いてもらうことから始めようと説く。「聞く技術」「聞いてもらう技術」それぞれ小手先編と本質編も解説。「何かあった?」と聞いてみよう。「ちょっと聞いて」と言って見よう。
読了日:04月05日 著者:東畑 開人

アイリウム (モーニング KC)アイリウム (モーニング KC)感想
電子版にて。1錠飲むと1日分の記憶を飛ばすことが出来る薬ーアイリウムが普及している社会を描く。しんどい事、辛い事が起こることが分かっている前日に飲むと、行為は為されるがその記憶はない。嫌な記憶をスキップできるのは良さそうだが、各話の主人公は必ずしも幸せそうではない。記憶が人を作っている。
読了日:04月03日 著者:小出 もと貴

スピノザの診察室スピノザの診察室感想
大学病院で将来を嘱望されるも、妹の死をきっかけに甥を育てるために退職し、京都の地域病院に勤務することになった医師 マチ先生 雄町哲郎が主人公。世の中の医者は心の中に持っている科学者と哲学者という2種類の人格のうち、科学者でも一流かつ哲学者としても凡庸ではないというマチ先生。「神様のカルテ」シリーズ同様に、マチ先生の患者に対する視点が好き。医療がどんなに発展しても人の幸せに必ず繋がるとは限らないという限界を感じながらも、それでもやれることはある。著者はそこをスピノザに重ねた。
読了日:04月02日 著者:夏川 草介

THE BIG ISSUE JAPAN475号THE BIG ISSUE JAPAN475号感想
特集 生きのびるデザイン / リレーインタビュー・私の分岐点プロフィギュアスケーター 本田武史さん / スペシャルインタビュー ケイリー・スピーニー / 滝田明日香のケニアだより
読了日:04月02日 著者:ビッグイシュー日本

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