「立ち切れ線香」 桂文枝

上方演芸ホール特別編 ちりとてちんで取り上げた落語を聞く番組。

落語で純愛を語るこの話。

若旦那が小糸という芸者を毎日会いに行くので、通えないように100日間蔵に
閉じ込められてしまう。

そうとは知らずに小糸は若旦那を待ち焦がれて、毎日手紙を届けるが
蔵の若旦那の手には届かない。
80日目まで手紙は届いたが、そこで途切れてしまう。

100日経って小糸の元に向かいそこで亡くなったことを知る。
仏壇に線香をあげてお酒を飲んで小糸を偲んでいると
誰も触っていない三味線が鳴る。

それと知っていれば蔵を抜け出してでも会いに来たのにと泣き崩れる若旦那。
そのうち三味線が鳴らなくなり、「ちょうど線香が立ち切れました。」

その昔、芸者は遊び時間を線香で時間を計っていたらしく、下げと題名に
使われている。

とてもせつないストーリー。

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