第283回 NHK上方落語の会

@NHK大阪ホール

初めてのNHK大阪ホール、きれいな建物。
ホールに上がるエスカレーターからライトアップされた大阪城が
見えたのが印象的だ。

「寄合酒」 桂吉坊
まだ28歳、吉朝にほれ込んでの弟子入りとのこと。
若いがさすがに吉朝の弟子だけあって、手のしぐさがきれいなど
基本が出来ていると感じた。

「子盗人」 笑福亭 三喬
上方落語会のクマのプーサン。
江戸落語では「穴どろ」というらしい。

五円のためにある商家にどろぼうに入った盗人が、
その家の子供をあやす場面が見所だった。
風貌と赤ちゃん言葉で子供をあやすギャップが面白い。

「植木屋娘」 桂 九雀
枝雀の口調が時々出てきて、落語が口伝の芸であることを実感する。
マクラで、自分の息子が保育園の落語会の前に、クラスメイトにあらすじを
話していたというのがいい話だ。「植木屋娘」にぴったりのマクラだった。

「てんぷら」 露の都
漫談風の語り。保険の勧誘電話を断る一番良い理由が「でんぷらを揚げています」。
だんなからも言われてしまった、っていう話だったが、
赤地に白の水玉の水着をはいた所、伸びてピンクの無地になった、ってのがツボ。

「不動坊」 桂雀三郎
この話を映像及び生で見るのは初めてかも。
耳だけで聞いていると、無理があるように思っていたが、
ばかなことをやってるがリアリティを出させるのが演者の力かな。

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