2009/06/29

カジノ in プノンペン


プノンペンにもカジノが存在した。
NAGAホテルという川沿いの高級ホテルの一階にそれはあった。

スロットマシンからルーレット、何かわからないがカードゲームまで
多種多彩。
上の階にはVIPルームまであるそうだ。
アジア人観光客が札を握り締めて熱くなっていたのが、面白かった。

中に入るとカンボジアにいる気がしなかった。

2009/06/24

ローカル料理


東南アジアで楽しみのひとつは、その土地のご飯を食べることである。
しゃちほこばった高級レストランではなく、屋台であったり食堂であったり庶民的な味が美味しいものだ。

しかしミャンマーの料理は外国人には口に合わないと言われている。
何を食べても油ギトギトだそうだ。

このため、ミャンマーのお客さんにミャンマー料理が食べたいと言ったのに、「止めておけ。口に合わないから中華にしよう」と連れて行ってもらえなかった。

そんな中、これをとりあえず食べておけば、とのリコメンドを受け、
代表料理「モヒンガー」を食べてみた。

米から出来た細い麺に、魚が発酵したスープを掛けただけというシンプルな麺類。
ホテルで食べたのであまり強烈ではなく、食べられるという印象だった。

しかし、美味しくてまた食べようという気は起こらなかった。
元気の出ない味とでも言うか、外大の文化祭の模擬店で、大量に余ったというのも
うなづける味だった。



車の墓場


ミャンマー出張して一番困ったのは、車が古すぎること。
20年以上経った日本の中古車を修理しまくって走らせているので、
いい意味では物を大切にしている。

しかし、配線はむき出し、窓ガラスが開かない・閉まらない車ばかりで、
暑くて空気が悪い。雨が降っても窓がしまらないので、
車内で雨に降られるという経験をした。
挙句の果てには、浸水(振り込んだ雨水が車内に溜まっている)した
タクシーにぶち当たってしまった。

あと、運転のマナーはこれまで訪問したアジアの国の中でも最悪だと感じた。

普通人がいれば避けるものだが、ミャンマーでは自動車は決して避けない。
必死で人間がよけないと轢かれてしまうだろう。

2009/06/15

「そば清」 三遊亭吉窓

お台場寄席フジテレビポッドキャストィング6月11日配信。

そばの大食いの賭けで家を建てたと言われるそば清の話。「蛇丸草」の話と同じで、うわばみが人間を丸呑みした後で、食べた草を消化剤だと思っていたら、人間を溶かす草だったと言うサゲ。
そばが羽織をきて座ってたってのは、ビジュアル的に可笑しい。

最後にサービスで踊っていたのは珍しい。昇太は歌を歌ったが、以外にサービスしてくれるものなのだろうか。

2009/06/09

「肝つぶし」 桂千朝

扇町寄席 6月7日放映。

桂米朝のお弟子さん。真面目そうに見え、師匠の芸をしっかりと受け継いでいる感じを受けた。

この話も恋煩いがテーマ。治すには、辰年生まれ・辰の刻生まれという時が揃った人間の肝を煎じて飲むといいと聞いた。
なんと自分のたった一人の妹が、ずばりの人間だということに気付いた。

昔世話になった人の息子が病んでいるために、恩返しとばかり、寝ている妹を刺し殺そうとするが、踏み切れない。

すると目を覚ました妹、包丁を握った兄に気付いた。
芝居の稽古という言い訳を信じた妹は、肝をつぶしたと一言。

これで肝を取らずに済んだというサゲ。

妹を前に包丁を握り、逡巡する場面が山場。

「夢の酒」 桂文楽

落語研究会 tbsチャンネル5月30日放映。

昭和44年の映像で、まだ白黒だ。
話は少しSFで、ある商家の若旦那が夢の中で、向島の未亡人と酒を酌み交わし、いい雰囲気になったと聞いて穏やかじゃない。

義父である御隠居に、同じ夢を見て、未亡人に意見してくれという無茶を言った。

無茶苦茶だが、嫁の勢いに負けて、床に就いた所、巧い具合に未亡人と出会うことができた。

燗を付けるのに時間が掛かるからと、冷や酒を勧められるが、冷やは粗相するからと、断るが相手もしつこい。押し問答するうちに、嫁に起こされた。

「しまった冷や酒を飲んでおくんだった」

各人の演じ分けが素晴らしく良く、話にすーっと入っていくことができた。