「さくらんぼ」 桂雀々

扇町寄席 11月15日放映。
東京では「あたま山」と言うらしい。

「天狗裁き」のようにSFの匂いがする落語もあるが、
これは不思議な話、というよりけったいな話だ。

変な男の話なので、大阪駅前に出没したなぞなぞ男のマクラでスタート。
芳っさんがさくらんぼを種ごと食べたら、頭から桜の木が生えてきた。
見事な桜の花も咲いたので、皆が花見をするなど大騒ぎ。

植木屋に桜の木を引っこ抜いてもらったら、その痕がへっこんで
その穴に雨水が溜まり、今度は池になってしまった。
今度は池の周りでドンちゃん騒ぎ。

最後は何でこんなことになったのか、と頭の池に身を投げて死ぬ、
というサゲ。
雀々のキャラで笑わせてくれる場面もあるが、さすがに頭の池に飛び込むって???
哲学的なんだろうか?

師匠の枝雀で見てみたかった。

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