3月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4665ページ
ナイス数:70ナイス
キャベツ炒めに捧ぐ
惣菜屋「ここ家」を舞台に60代女性3人の日常を描く。60代と言うが、読んでると10代か20代の女性が思い浮かんでいた。恋する気持ちに年齢は関係なしか。そしてとにかくご飯が美味しそう。旬の素材を囲んで、あれ作ろうこれ作ろうという場面が、たまらなかった。
読了日:03月31日 著者:井上 荒野
ハナシはつきぬ! 笑酔亭梅寿謎解噺 5
シリーズ5作目。謎解噺とついてるが、破滅的な振る舞いの師匠・梅寿が時々見せる安楽椅子探偵風の竜二への愛に垣間見れるぐらい。竜二は一発屋芸人になったり、生死の境をさまよったり、相変わらずハチャメチャ。そこがいいんだけど。
読了日:03月27日 著者:田中 啓文
和菓子の京都 (岩波新書)
「和菓子のアン」を読み、和菓子の本をと、図書館で借りた。創業1503年 京都北山の川端道喜の15代当主が著者。500年に渡り御所に和菓子を納めて来た伝統の重みを感じた。太平洋戦争時に副食物はいらないと和菓子屋が廃業させられたり、戦時中・後の物資不足もあったが、よく乗り切れたものだ。はなびら餅を黒文字で切ると味噌が流れて来るとは、これまで食べたはなびら餅とは全然違うのかな。一度食べてみたい。
読了日:03月24日 著者:川端 道喜
ヘルプマン!(20) (イブニングKC)
成年後見制度編3巻目。キレイ事のような終わり方だが、ちょっとずつ迷惑を掛けながら支えあう暮らしは、もうできないものか。マイホームは、家族がいて、みんな健康で、笑って暮らせるところ、というセリフに、そうだなあと心に残った。
読了日:03月24日 著者:くさか 里樹
チア男子!!
それぞれに事情を抱えながら、男子チアチームで一つになっていく、というスポーツモノの黄金パターンだが、今一つ入り込めなかった。登場人物が多すぎるからか、各人のキャラ設定が分かりにくいし、チアリーディング用語に馴染んでないので、描写が難しかったからだろう。ネタはいいし、チアリーディングは映像で見たほうが伝わるので、演者が大変だが映像化すれば面白いかも。「チアリーダーとは、観客も選手も関係なくすべての人を応援し、励まし、笑顔にする人のこと。そして、そのために自らの努力を惜しまない人のこと」
読了日:03月24日 著者:朝井 リョウ
炎情―熟年離婚と性
「婦人公論」に連載されていたためか、様々な熟年離婚のケースを性の問題で括った。著者自身が熟年離婚経験者なので、聞き取りできたこともあっただろうが、プライバシーに配慮しなければならず、本当の話かと穿った見方をしてしまった。一緒にいるのも嫌なパートナーと嫌々暮らしていくならば、別れてしまう方が良いので、熟年離婚がしにくかった昔に比べればいい世の中になったのだろう。他国はどういう傾向になってるのだろうか。
読了日:03月18日 著者:工藤 美代子
PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐
前から読みたいと思っていて、一年経過した11日に寄付の気持ちで購入。ここに書かれている日本人の我慢強さ・人を思いやる気持ちなどを、本当の日本の強さに変えたいとの思いが強くなった。
読了日:03月14日 著者:
できるポケット+ Evernote 活用編
使えるアイデアばかりではないが、とにかくEvernoteを使ってみよう。
読了日:03月14日 著者:コグレマサト,いしたにまさき,堀正岳,できるシリーズ編集部
星やどりの声
父が遺した喫茶店を中心に兄弟6人の物語。1章の長男・光彦は何故か読みにくかったが、段々とこなれて来た。ちょっときれいにまとまりすぎという気がする。でも「桐島~」より好き。
読了日:03月13日 著者:朝井 リョウ
毛のない生活
題名買い。15年勤めた幻冬社を退社した直後に乳がんが見つかった。抗がん剤に苦しみながらの闘病記であるが、悲壮感だけではない。毛のある生活に戻れた時、違う自分に変わっていた。抗がん剤治療の様々な情報に振り回されるのではなく、自分の身体感覚を優先させて治療を受ければよいという言は大事にしたい。「雨風がしのげて、あたたかいごはんをいただけて、あたたかいふとんで眠れる。なんとありがたいことでしょうか。これ以上の幸せを、やたらもとめちゃいけないなァ、とつぶやいて、ふとんにもぐる」の箇所が今日は身に沁みる。
読了日:03月11日 著者:山口ミルコ
選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)
女性にとって幸せな関係を継続できる夢の男の条件として、殴らない男・怒鳴らない男・暴言を吐かない男ってあるが当たり前じゃないかと思う。しかし著者は、給与格差・出産/育児に被る影響の男女差など、結婚という制度化された関係性において男性は望むと望まざるとに関わらず、大きな特権を得るのだと説く。男はこのことに無自覚なのだろうか。
読了日:03月11日 著者:信田 さよ子
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)
「館」シリーズ9作目。中村青司の館だけでなく、雪に閉じ込められるというオプション付き。しかし凝った舞台設定の割りには、謎解きはこじんまりとした印象。でも、「館」シリーズは出たら読むのだ。次が最終作になるのだろうか。
読了日:03月10日 著者:綾辻 行人
ジェノサイド
壮大な世界観。何点か?という所もあったが、それを補って余りある世界が描かれていた。ザ・エンターテイメントという感じ。映像化するならハリウッド映画と思いながら読んでたが、「24」のシーズン1つ使わないといけないな。
読了日:03月07日 著者:高野 和明
ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす (光文社新書)
老いて失われる記憶力・身体能力などを、「選択・最適化・補償」することで、老いに適応して生きていけるのだ、という点が前向き。
読了日:03月04日 著者:佐藤 眞一
経済大国インドネシア - 21世紀の成長条件 (中公新書)
90年代と今のインドネシアの大きなギャップを持っている一人として、溝を埋める一冊と感じた。インドネシアにとって日本は最大の貿易国であり、最大の援助国だが、「インドネシアは変わりつつある」との認識を持たないといけない。今回のネシア訪問時に実際にプチンダ・ジュパンを目撃し、ネシア人若者の日本愛の一端を垣間見た。
読了日:03月01日 著者:佐藤 百合
2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4665ページ
ナイス数:70ナイス
惣菜屋「ここ家」を舞台に60代女性3人の日常を描く。60代と言うが、読んでると10代か20代の女性が思い浮かんでいた。恋する気持ちに年齢は関係なしか。そしてとにかくご飯が美味しそう。旬の素材を囲んで、あれ作ろうこれ作ろうという場面が、たまらなかった。
読了日:03月31日 著者:井上 荒野
シリーズ5作目。謎解噺とついてるが、破滅的な振る舞いの師匠・梅寿が時々見せる安楽椅子探偵風の竜二への愛に垣間見れるぐらい。竜二は一発屋芸人になったり、生死の境をさまよったり、相変わらずハチャメチャ。そこがいいんだけど。
読了日:03月27日 著者:田中 啓文
「和菓子のアン」を読み、和菓子の本をと、図書館で借りた。創業1503年 京都北山の川端道喜の15代当主が著者。500年に渡り御所に和菓子を納めて来た伝統の重みを感じた。太平洋戦争時に副食物はいらないと和菓子屋が廃業させられたり、戦時中・後の物資不足もあったが、よく乗り切れたものだ。はなびら餅を黒文字で切ると味噌が流れて来るとは、これまで食べたはなびら餅とは全然違うのかな。一度食べてみたい。
読了日:03月24日 著者:川端 道喜
成年後見制度編3巻目。キレイ事のような終わり方だが、ちょっとずつ迷惑を掛けながら支えあう暮らしは、もうできないものか。マイホームは、家族がいて、みんな健康で、笑って暮らせるところ、というセリフに、そうだなあと心に残った。
読了日:03月24日 著者:くさか 里樹
それぞれに事情を抱えながら、男子チアチームで一つになっていく、というスポーツモノの黄金パターンだが、今一つ入り込めなかった。登場人物が多すぎるからか、各人のキャラ設定が分かりにくいし、チアリーディング用語に馴染んでないので、描写が難しかったからだろう。ネタはいいし、チアリーディングは映像で見たほうが伝わるので、演者が大変だが映像化すれば面白いかも。「チアリーダーとは、観客も選手も関係なくすべての人を応援し、励まし、笑顔にする人のこと。そして、そのために自らの努力を惜しまない人のこと」
読了日:03月24日 著者:朝井 リョウ
「婦人公論」に連載されていたためか、様々な熟年離婚のケースを性の問題で括った。著者自身が熟年離婚経験者なので、聞き取りできたこともあっただろうが、プライバシーに配慮しなければならず、本当の話かと穿った見方をしてしまった。一緒にいるのも嫌なパートナーと嫌々暮らしていくならば、別れてしまう方が良いので、熟年離婚がしにくかった昔に比べればいい世の中になったのだろう。他国はどういう傾向になってるのだろうか。
読了日:03月18日 著者:工藤 美代子
前から読みたいと思っていて、一年経過した11日に寄付の気持ちで購入。ここに書かれている日本人の我慢強さ・人を思いやる気持ちなどを、本当の日本の強さに変えたいとの思いが強くなった。
読了日:03月14日 著者:
使えるアイデアばかりではないが、とにかくEvernoteを使ってみよう。
読了日:03月14日 著者:コグレマサト,いしたにまさき,堀正岳,できるシリーズ編集部
父が遺した喫茶店を中心に兄弟6人の物語。1章の長男・光彦は何故か読みにくかったが、段々とこなれて来た。ちょっときれいにまとまりすぎという気がする。でも「桐島~」より好き。
読了日:03月13日 著者:朝井 リョウ
題名買い。15年勤めた幻冬社を退社した直後に乳がんが見つかった。抗がん剤に苦しみながらの闘病記であるが、悲壮感だけではない。毛のある生活に戻れた時、違う自分に変わっていた。抗がん剤治療の様々な情報に振り回されるのではなく、自分の身体感覚を優先させて治療を受ければよいという言は大事にしたい。「雨風がしのげて、あたたかいごはんをいただけて、あたたかいふとんで眠れる。なんとありがたいことでしょうか。これ以上の幸せを、やたらもとめちゃいけないなァ、とつぶやいて、ふとんにもぐる」の箇所が今日は身に沁みる。
読了日:03月11日 著者:山口ミルコ
女性にとって幸せな関係を継続できる夢の男の条件として、殴らない男・怒鳴らない男・暴言を吐かない男ってあるが当たり前じゃないかと思う。しかし著者は、給与格差・出産/育児に被る影響の男女差など、結婚という制度化された関係性において男性は望むと望まざるとに関わらず、大きな特権を得るのだと説く。男はこのことに無自覚なのだろうか。
読了日:03月11日 著者:信田 さよ子
「館」シリーズ9作目。中村青司の館だけでなく、雪に閉じ込められるというオプション付き。しかし凝った舞台設定の割りには、謎解きはこじんまりとした印象。でも、「館」シリーズは出たら読むのだ。次が最終作になるのだろうか。
読了日:03月10日 著者:綾辻 行人
壮大な世界観。何点か?という所もあったが、それを補って余りある世界が描かれていた。ザ・エンターテイメントという感じ。映像化するならハリウッド映画と思いながら読んでたが、「24」のシーズン1つ使わないといけないな。
読了日:03月07日 著者:高野 和明
老いて失われる記憶力・身体能力などを、「選択・最適化・補償」することで、老いに適応して生きていけるのだ、という点が前向き。
読了日:03月04日 著者:佐藤 眞一
90年代と今のインドネシアの大きなギャップを持っている一人として、溝を埋める一冊と感じた。インドネシアにとって日本は最大の貿易国であり、最大の援助国だが、「インドネシアは変わりつつある」との認識を持たないといけない。今回のネシア訪問時に実際にプチンダ・ジュパンを目撃し、ネシア人若者の日本愛の一端を垣間見た。
読了日:03月01日 著者:佐藤 百合
2012年3月の読書メーターまとめ詳細
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