深川の雪@箱根 岡田美術館

5月5日子どもの日、箱根 岡田美術館に出かけた。

喜多川歌麿の肉筆画「雪月花」三部作の「深川の雪」が、60数年ぶりに再発見され、
岡田美術館で6月30日まで展示中。
http://www.okada-museum.com/exhibition/

ゴールデンウィーク真っ只中ではあるが、見逃したくなかったので、
箱根初訪問となった。


2013年10月に小涌谷に開館した
岡田美術館

携帯電話や飲み物はロッカーに預け、空港のセキュリティーチェック張りに
X線チェックを受け入場、展示されている2階へ。

薄暗く広い2F 陶磁器展示室に足を踏み入れると、「深川の雪」が目に飛び込んでくる。
遠くからでもわかる大きさと色鮮やかさ。

縦 199cm  横 341cm 、浮世絵でこんなに大きいのは初めて見た。
誰が発注し、どこに飾ろうとしたんだろう。

深川の料亭、総勢27名の芸者、女中が描かれており、
着物の柄・色彩の鮮やかさは、最近描かれたと言われても信じるくらいだ。

猫にじゃれられて振り返る芸者、手鏡で紅をチェックする芸者、拳で遊ぶ芸者たち、
夜具や料理を運ぶ女中など、どこを見ようか目移りしてしまう。

歌麿晩年の大作、良い作品を見ることができた。



足湯カフェから、福井江太郎氏の壁画
「風・刻(かぜ・とき」を。


若冲や琳派絵師の作品、中国・韓国の陶磁器など、他にも見るべき作品に溢れていた
岡田美術館。

入場料が、2,800円とお高めだが、その価値はありました。


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