鎌倉の仏像 ~ 迫真とエキゾチシズム~ @奈良国立博物館

奈良国立博物館で鎌倉の仏像展をやっているとネットで見かけ、
空き時間ができたので、足を運んだ。

特別展 武家のみやこ 鎌倉の仏像 迫真とエキゾチシズム
2014年4月5日(土) ~ 6月1日(日)
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2014toku/kamakura/kamakura_index.html


一般 ¥1,300

一度だけ鎌倉に行ったことがあるが、奈良よりも厳格というか固い雰囲気を感じたのだが、
果たして仏像に違いがあるのか興味深かった。

鎌倉の仏像は、中国・宗の影響を受けているとのこと。
正直、どれが?という感じもしたが、閻魔大王のイメージを彷彿とさせる
初江王座像(円応寺)や伽藍神像などは、奈良・京都で見たことがない。

肖像彫刻も鎌倉時代の特徴かも。

逆にパンフレットや公式HPの説明によると、奈良と鎌倉の共通点がある。

鎌倉時代初め、康慶・運慶・快慶ら慶派仏師の手によって、
奈良に新しい仏像様式が生まれたとのこと。
(平家に焼き討ちされた奈良の仏像復興は、彼ら慶派の仏師によるもの。
東大寺も1150年焼き討ちに会うが、源頼朝の協力を得て、
1185年に後白河法皇を導師として「大仏開眼供養」が行なわれた)


転害門を通って奈良国立博物館に歩いていく途中、東大寺南大門を
通ったが、彩色の剥がれ具合にどれほどの時間が流れたのだろうか、と
大きさも去ることながら圧倒され、しばらく見上げていた。


コメント