2016/12/31

錦市場 伊藤若冲 生誕300年 締めくくり


お正月の買い物に錦市場へ。



例年は、京都駅の伊勢丹で買い物するのだが、伊藤若冲 生誕300年の今年、
若冲展は何度も見に行ったので、生家のあった錦市場を訪れた。





高倉通り側の入り口に、生家跡のモニュメントが作られている。



こんな感じ。
錦小路にあった青物問屋「枡屋」の長男として生まれた若冲。
この辺りで鶏観察してたのかな。





アーケードには若冲の作品も。

年末の買い物に訪れる人や海外の観光客に溢れる錦市場では、
上を向いていると危なっかしい。

2017年が酉年なので、若冲の年とも言えなくもないなあ。

2016/12/10

一止とハルが歩く道 「神様のカルテ」

松本と言えば、松本城が有名だが、小説「神様のカルテ」の舞台でもある。
松本城は見なかったが、舞台となった2ヶ所を訪れた。


相澤病院 

主人公・一止が内科医として勤める本庄病院のモデルである。

救急部の当直に出た日に限って重症患者が多く、「引く医者」と言われている一止。
365日24時間対応にあたるという理念に沿っているためだが、その看板が相澤病院にも
あった。


『本庄病院は開設以来、変わらぬ理念を打ち立て続けている。診療に昼も夜もない。
患者に一次も三次もない。つまりは軽症だ重症だと篩にかけるものではない。
あらゆる事態に対応するのが地域医療の基幹病院としての当然の義務である、と』
(小学館文庫 四刷 以下同 P.23)


昼間の看板


『「だいたいあんな看板を不用意に掲げるから、かくも多くの患者が集まって、
許容範囲を超えた仕事をせねばならんのだ」
窓から見渡せる病院の正面玄関には、「24時間 365日対応」などと
大見栄を切った看板が、造りだけは堂々と掲げられている。』(P.22-23)


夜も看板が光る

深志神社

相澤病院から北へ2-3分歩くと、もう一つの舞台、「深志神社」が現れる。

『病院から北へ、民家を縫うように小道をすすめば、巨木に囲まれた鎮守の森にたどりつく。
深志神社である。
菅原道真を祭伸とするごく小さな神社であるが、歴史は古く、建物にも趣がある。
日中の境内は近所の不届き者どもが駐車場代わりに使用していて実にせせこましい様相だが、
この時間は広々とした白石の砂利が月明かりに浮かび上がり、森閑として空気が澄んでいる。
拝殿わきの赤い灯籠が輿趣を添えてなかなかに美しい。』(P.40)

駐車場にはなっていなかったが、こんな小道から?と驚くくらい自動車が行きかう、
地元の通り道に本殿への入り口があった。



第一話「満天の星」は、患者を亡くし落ち込み夜中に帰宅した一止を、
モンブランから帰国したばかりのハルが深志神社に誘うシーンで終わる。

『「突然ですが、深志神社まで行きましょう!」
 まことに突然の提案である。時間は深夜の二時。
「今からか?遅いし寒いぞ」
「今からです。まだ道真公にただいまの挨拶をしていませんので」
すでに細君はワンピースの上に、紫のカーディガンを羽織り始めている。
「挨拶のできない人になってはいけないと、イチさんがいつも言っていることですよ」
「まあそうだが・・・・」
「ついでにイチさんが背負い込んでいる重い荷物も、少し減らしてもらうようお願いするつもりです』
(P.88)


本殿

次回訪れる機会があれば、居酒屋「九兵衛」で日本酒を飲みたいものだ。



2016/12/06

松本探訪


松本市に出張。長野市には行った事があるが、松本は初めてだったかも。

水玉がトレードマークの芸術家・草間彌生の出身地、松本市美術館に作品が展示
されていた。

入り口で作品がお出迎えしてくれる。


こんなのや



壁にも水玉が


常設展「魂のおきどころ」でも、作品を鑑賞できる。
"Pumpkin"があんなに大きな作品だったとは。




幻視体験を絵にしたというもの、納得の作品群だった。



2016/12/02

2016年11月の映画

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:3本
観た鑑賞時間:348分

家族はつらいよ [DVD]家族はつらいよ [DVD]
ハノイへの機内にて。熟年離婚を巡る家族の騒動、最後は落ち着く所に落ち着いた。
俳優人が豪華、変に笑わせようとするくすぐりは必要なかったような。
鑑賞日:11月23日 監督:山田洋次



マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]
sCS録画。もう14年前の映画なのか、設定は面白い。
お約束ではあるが、逃げられすぎなのがマイナス。
スピルバーグと知ってびっくりだった。
鑑賞日:11月05日 監督:スティーブン・スピルバーグ


シュレック [DVD]シュレック [DVD]
CS録画、吹き替え版。結局外身より中身だが、ラストは皮肉ってるのかな。
浜ちゃんの大阪弁吹き替えはどうなのか。
鑑賞日:11月01日 監督:

鑑賞メーター

2016/12/01

2016年11月の読書

2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:5547ページ
ナイス数:157ナイス

小説集 夏の花 (岩波文庫)小説集 夏の花 (岩波文庫)感想
「羊と鋼の森」で著者を知り手に取った。
広島の被爆体験を基にノンフィクションのような作品。
あの時代に、よく出版ができたものだなあ。
読了日:11月30日 著者:原民喜







Tarzan(ターザン) 2016年 12月8日号[呼吸と姿勢]Tarzan(ターザン) 2016年 12月8日号[呼吸と姿勢]感想
カラダ再起動 呼吸と姿勢
読了日:11月28日 著者:








DIME(ダイム) 2017年 01 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2017年 01 月号 [雑誌]感想
2016→2017 モノ消費+コト消費の時代を生き抜く! ヒット商品&トレンド大予測! 全部見せます!
/別冊付録 30年前の創刊号には 今、役立つ発想術が満載!
読了日:11月27日 著者:







BILLY BAT(11) (モーニング KC)BILLY BAT(11) (モーニング KC)感想
このラストは、ケヴィン編は終了?
この後は後継者に引き継がれるのだろうか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志









BILLY BAT(10) (モーニング KC)BILLY BAT(10) (モーニング KC)感想
ついにタイムスリップ、時間転換まで入ってきた。
折り返しまで来て、ますますややこしいぞ。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志








BILLY BAT(9) (モーニング KC)BILLY BAT(9) (モーニング KC)感想
とうとうアインシュタインまで登場。パラレルワールドにタイムスリップ?
アポロ計画の書割りも出てきそうだが、このストーリーは収束するのだろうか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志








BILLY BAT(8) (モーニング KC)BILLY BAT(8) (モーニング KC)感想
いよいよ日本へ。忍者の巻がここに繋がってくるとは。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志









BILLY BAT(7) (モーニング KC)BILLY BAT(7) (モーニング KC)感想
ビリーの予言通りに話は進み、JFK暗殺。
次は巻物の謎へ突入か。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志









アオハライド 8 (マーガレットコミックス)アオハライド 8 (マーガレットコミックス)感想
双葉の決意に揺れる洸。離れていって気づくものもある。
遅いけど。
読了日:11月27日 著者:咲坂伊緒










BILLY BAT(6) (モーニング KC)BILLY BAT(6) (モーニング KC)感想
ビリーに接することができる人物が増えてきて、流れが出来てきた感じ。
チャック・カルキンの裏側が明らかに。
今後どんな風に繋がっていくか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志







BILLY BAT(5) (モーニング KC)BILLY BAT(5) (モーニング KC)感想
続くアメリカ編。JFKとKKK 黒人差別。
 「正義ってのはなあ 頭で考えるもんじゃない。
血と汗と涙流して行動するのが正義だ」
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志







BILLY BAT(4) (モーニング KC)BILLY BAT(4) (モーニング KC)感想
オズワルド登場、話はケネディ暗殺に向かうのか。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志









坂本ですが? 1 (ビームコミックス)坂本ですが? 1 (ビームコミックス)感想
題名が気になっていた漫画。こういうシュールなストーリーだと、
予想ができたような意外なような。
読了日:11月26日 著者:佐野菜見








BILLY BAT(3) (モーニングKC)BILLY BAT(3) (モーニングKC)感想
一転して戦国時代の忍者者の一巻。
巻物に関わるものに死が訪れる。
全貌が見えないまま、ストーリーは進んでいく。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志








BILLY BAT(2) (モーニング KC)BILLY BAT(2) (モーニング KC)感想
下山事件を追いかけてると思いきや、キリストに戦国時代!?
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志









アオハライド 7 (マーガレットコミックス)アオハライド 7 (マーガレットコミックス)感想
修子の先生への恋も終わりを告げた。
遠回りしたが、双葉が気持ちを決めたクライマックス。
読了日:11月26日 著者:咲坂伊緒








BILLY BAT(1) (モーニング KC)BILLY BAT(1) (モーニング KC)感想
著者の作品にしては、タッチが違うのは何?と思いながら読み進むと、
次々と謎が深まっていく。
今どこにいるのかわからないほどの早い展開に引き込まれた。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志






週刊東洋経済 2016年11/19号 [雑誌](そのメディアにお金を払いますか?)週刊東洋経済 2016年11/19号 [雑誌](そのメディアにお金を払いますか?)感想
そのメディアにおカネを払いますか?
 「トランプ大統領」の衝撃
読了日:11月25日 著者:








データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則感想
宇宙のあらゆる変化は、エネルギーのやり取りで起きているのに、
人間の行動だけは「意思」や「好み」や「情」で決まるのだろうか?
お風呂以外に身に付けたウェアラブルセンサのデータから、
人間・組織・社会を読み解く。「明日、機械がヒトになる」を読んで手に取った。
 意思とは関係なく、エネルギー保存の法則、U分布にしたがって行動してるなど、これまでの常識とはかけ離れているが、組織論としても読むことができる。
読了日:11月21日 著者:矢野和男





ニコニコ時給800円ニコニコ時給800円感想
「明日、機械がヒトになる」が面白かったので、著者の小説を初読み。
漫画喫茶・アパレル・パチンコ屋など、時給800円の仕事をテーマの
連作短編小説。あっと言う間に読み終わった。
読了日:11月14日 著者:海猫沢めろん






ダ・ヴィンチ 2016年11月号ダ・ヴィンチ 2016年11月号感想
12巻発売!テレビアニメスタート!実写映画先行先取り情報も!「3月のライオン」
声の表現者たちは、どう本を読んでいるのか。「男と、本。声優編」
読了日:11月12日 著者:







ハチミツとクローバー (5) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (5) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
いきなりの帰国で、森田・竹本の回へ。
と思ったら、山田に動きがあり、四角関係か?成就する恋はあるのだろうか。
読了日:11月12日 著者:羽海野チカ








ハチミツとクローバー (4) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (4) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
真山と山田と理花の三角関係がもどかしい。愛する人は決して手に入らない。
読了日:11月12日 著者:羽海野チカ










羊と鋼の森羊と鋼の森感想
ピアノ調律師の話。主人公の成長の物語でもある。
温かい人たち, 雰囲気に満ちている。外村の故郷は、トムラウシかな。
読了日:11月11日 著者:宮下奈都









明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)感想
現実の科学はSFを超えている。
作家である著者が、人間と機械の境界を探るために7人の科学者を取材。
SR・3Dプリンター・アンドロイド・AI・ヒューマンビッグデータ・BMI・幸福学。
各々の分野を勉強する前のガイドブックの役目も果たしている。
人間は普段、そのままの現実ではなく、自分の中のデータを見ているだけ。
 「受動意識仮説」意識とは環境や単純な刺激によって、
場当たり的に出力されるもの、など、
知的好奇心を刺激されるワードに満ちている。
読了日:11月10日 著者:海猫沢めろん





夫に死んでほしい妻たち (朝日新書)夫に死んでほしい妻たち (朝日新書)感想
家事や育児の意識のずれ程度かと思って読んだら、
結婚前から価値観自体が合わなかった夫婦も出てくる。
一番だめなのは、女性に対する精神的な駄目出し。
結婚後の姓を変えるのは多くは女性、子育ての主体が女性という所も
問題の根元だろう。
読了日:11月6日 著者:小林美希







ハチミツとクローバー (3) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (3) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
そうか、好きな人とご飯を食べると緊張して美味しくないのか。
遠い昔の話だな。
読了日:11月5日 著者:羽海野チカ










このあと どうしちゃおうこのあと どうしちゃおう感想
おじいちゃんの楽しくてちょっぴり哀しいエンディングノートを読んで、
生きる喜びを知る。大人こそ「やりたいことノート」を書かないとな。
読了日:11月2日 著者:ヨシタケシンスケ







ハチミツとクローバー (2) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (2) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
巻末の「ハチクロ これまで物語」で登場人物とストーリーの繋がりが整理できた。竹本と母親、花本先生と理花、四つ葉のクローバーを探すはぐみといったエピソードを読むと、変な感想だが「3月のライオン」と同じ人が書いた漫画だと感じる。
読了日:11月2日 著者:羽海野チカ








ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
今更ではあるが、「3月のライオン」前のハチクロはどんな漫画だろうかと思い手に取った。はぐちゃんの存在もよくわからないし、話があっちこっちに飛んでいる感じ。まだ良さがわからない。
読了日:11月1日 著者:羽海野チカ

読書メーター