2016年の読書

2016年の読書メーター
読んだ本の数:207冊
読んだページ数:42638ページ
ナイス数:2071ナイス

岩崎航エッセイ集 日付の大きいカレンダー岩崎航エッセイ集 日付の大きいカレンダー感想
「点滴ポール」の岩崎航さんの初エッセイ集。病気を含めて自分だと受け入れることは、簡単なことではなかっただろう。 「運命」と人生を外側から与えられたものと捉えるのではなく、「宿命」として自分の内側から捉え直して生き切っていくという主体性を、自分も持っていたい。
読了日:1月5日 著者:岩崎航

働きマン(1) (モーニング KC)働きマン(1) (モーニング KC)感想
年末の掃除で出てきたこともあり再読。プライベートを犠牲にしていることに、
時々我に返りながらも、仕事に没頭する主人公が格好いい。
読了日:1月5日 著者:安野モヨコ



五感のピクニック五感のピクニック感想
視覚、臭覚、聴覚だけでなく、痛覚、時間感覚もがテーマの詩。
詩とイラストのコラボレーションが楽しい。特に「足のうらから」。
詩の並びが縦横いろいろな場所に散らばっており、どの順番で読むのか難しいがどう読んでも詩になっている。
読了日:1月9日 著者:杉田比呂美


アホな二代目につけるクスリアホな二代目につけるクスリ感想
オートバックスの二代目社長、代表取締役CEOが著者。
指示待ちではなく、自分が主役・リーダー、自分の頭で考え判断する社員を
求める「自主 自発 自律」を社是にしている。笑い、遊びも重要視する考えも。
読了日:1月10日 著者:住野公一


意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論感想
意識が何故どのように発生するのか興味があり手に取ったが、専門的な内容も初心者が投げ出さないような論拠が展開される。面白かった。 意識が発生する条件として、豊富な情報量と統合され単一の存在であること。外部とのやりとりができない昏睡患者の意識を測るTMSを用いた方法は興味深った。
読了日:1月11日 著者:ジュリオ・トノーニ,マルチェッロ・マッスィミーニ


れるられる (シリーズ ここで生きる)れるられる (シリーズ ここで生きる)感想
シリーズ ここで生きるの一冊。受動態と能動態の表現が変わるだけで、 境界線のあちら側とこちら側の世界を表現する連作エッセイ。 生む・生まれる / 支える・支えられる / 狂う・狂わされる / 絶つ・絶たれる / 聞く・聞かれる / 愛する・愛される 立ち位置はどちらかは、非常に微妙なものだろう。
読了日:1月12日 著者:最相葉月


ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴンヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン感想
シリーズ10作目。久しぶりに読んだせいか、登場人物を追いかけるので一冊が終わってしまった。表題作の「ヒア・カムズ・ザ・サン」で、花陽の研人に対する啖呵が内容・キレ共に素晴らしかった。
読了日:1月17日 著者:小路幸也


悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)感想
ルメートルのデビュー作。「その女 アレックス」を読んで、この題名。何が起こるのかわかっていて読むという悲しさはあるも、最後までぐいぐい引っ張られた。ルメートル3作目にして犯人に共感できなかったな。
読了日:1月19日 著者:


智恵子と生きた―高村光太郎の生涯 (詩人の評伝シリーズ)智恵子と生きた―高村光太郎の生涯 (詩人の評伝シリーズ)感想
生まれから、欧米留学時代の葛藤、「智恵子抄」、太平洋戦争前後の価値観の変遷など、高村光太郎の生涯を描く。「智恵子抄」が好きな割には、高村光太郎についてあまり知らないことに気付かされた。 家制度に対抗し、独立した個人と個人としての長沼智恵子との共同生活に乗り出す決意が「道程」だったなど。
読了日:1月20日 著者:茨木のり子


Number(ナンバー)894号 〝エディー後〟のジャパン。特集 日本ラグビー「再生」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))Number(ナンバー)894号 〝エディー後〟のジャパン。特集 日本ラグビー「再生」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))感想
特集 日本ラグビー「再生」"エディー後"のジャパン。 五郎丸歩 「夢のつづきを」 「白熱討論」2019年のジャパン選択会議 「新鋭8人直撃取材」君は、世界で勝つ覚悟があるか
読了日:1月24日 著者:Number編集部


週刊文春 2016年 1/28 号 [雑誌]週刊文春 2016年 1/28 号 [雑誌]
読了日:1月25日 著者:





ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)感想
自分の死について椎名誠が書いたのかー、と手に取ったが、意外に世界の葬式・墓事情などの言及が多かった。解説の中沢正夫が書いているように「もだえ苦しむ活字中毒者、死者との談合」みたいなのを期待してた。 椎名誠が71歳、東ケト会の面々も60代・70代になっているのにびっくり。人間年を取るので当たり前だが。
読了日:1月28日 著者:椎名誠


本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか感想
本棚は外付けの脳。大量の本を受け入れる「新鮮な本棚」、その中から新しくて面白くて情報量が多い勝負本を「メインの本棚」へ整理する。 どんどん買って、どんどん読んで、要らない本は売るサイクルは、必要かもしれない。
読了日:1月30日 著者:成毛眞


MONOQLO(モノクロ) 2016年 03 月号 [雑誌]MONOQLO(モノクロ) 2016年 03 月号 [雑誌]感想
そのレビュー、ウソ?ホント? アマゾンほんとの5つ星を検証
楽して痩せるダイエットを探せ
読了日:2月7日 著者:


ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books)感想
ワールドカップ直前に出版された本。コーチングは「アート」と言う。
具体的なデータ使いサイエンスを土台にした練習計画を作り、選手ひとり一人に何が必要で適しているか見極めることにアートが関与する。できると信じること、信じさせること。ここまで出来たと満足せず、常に上を見続ける。 会社のリーダー育成にも繋がる言及が多々されている。 「驚かせるんだ、歴史を変えるんだ。日本代表が世界の舞台で 結果を残せば、日本の文化は変わる」 変わるだろうか。
読了日:2月7日 著者:生島淳


南下せよと彼女は言う (小学館文庫)南下せよと彼女は言う (小学館文庫)感想
フェルメールが出てくる短編が入っており、手に取った。ヨーロッパ(ハワイもあったけど)のガイドブックのような短編集。旅とは非日常の世界、ということを感じる一冊だった。
読了日:2月10日 著者:有吉玉青



最貧困女子 (幻冬舎新書)最貧困女子 (幻冬舎新書)感想
貧困と貧乏は違う、家族・地域・制度(社会保障制度)の3つの縁・3つの障害のあるなしで、「最貧困女子」と「プア充」との違い。「最貧困女子」が努力をしていないと叩かれる存在にすら成りえている現実。なかなか複雑だ。
読了日:2月12日 著者:鈴木大介


朝が来る朝が来る感想
特別養子縁組で交わった、二人の女性・母親の物語。「広島の母ちゃん」になろうとしたひかりにも、救いの光が見えたことに安堵を覚えた。佐都子にもひかりにも朝斗にも、朝が来るといいなあ。著者の本は、最後まで読んで題名が良いなあと思うことが多いが、本書もそうだった。
読了日:2月14日 著者:辻村深月


鴨川食堂 (小学館文庫)鴨川食堂 (小学館文庫)感想
BSドラマの原作本。映像と違和感なく、鴨川食堂が目に浮かび、美味しそうな料理が目に浮かぶ。やさしい手触りの小説。
読了日:2月15日 著者:柏井壽



怪のはなし怪のはなし感想
怪奇エッセイ、という趣き。著者がこんなにこの世の外と繋がる人だとは思っていなかった。陰陽師だったら、清明が解決してくれそうな話も。
読了日:2月15日 著者:加門七海



謝るなら、いつでもおいで謝るなら、いつでもおいで感想
被害者は、毎日新聞佐世保支局長の娘。著者は、4年目の記者で支局長の部下。所員4名という小さな支局の3階が支局長の社宅で、家族とも食事をしたこともある間柄でもあった。ノンフィクションに著者の感情が過度に表出するのは、御法度と思うが本書は別だった。記者としての取材活動と被害者家族への感情の板挟み。事件後、仏壇に手を合わせて、やっと怜美ちゃんが亡くなったと感情が追い付いた場面はつらい。10年経っても被害者・加害者の父親が共に「何故?」という答えのない問いを考え続けていて重たい。題名は、被害者の兄の言葉から。
読了日:2月19日 著者:川名壮志


はなちゃんのみそ汁 (文春文庫)はなちゃんのみそ汁 (文春文庫)感想
最初のはなちゃんの手紙で、泣いてしまう。がんで33歳に亡くなった千恵さん。がんがわかってから授かった、当時5歳のはなちゃんに料理・家事など生きていく術を教えた。 著者が妻を亡くした悲しみにくれていると、はなちゃんが母親仕込みのみそ汁を作ってくれるとは、頬を張られた気分だろう。 生きることは食べること。
読了日:2月20日 著者:安武信吾,安武はな,安武千恵


体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~感想
図書館にて。ひじきとかぼちゃの焼コロッケ定食、ヤングコーンのサラダ作ってみよう。ドライカレー、丼ぶり物も美味しそう。
読了日:2月20日 著者:タニタ



リベンジポルノ―性を拡散される若者たちリベンジポルノ―性を拡散される若者たち感想
性的な写真を撮らせるのが悪いのではないかと思っていたが、それだけでは解決にならないと説く。画像・動画を自らの意思に反して拡散される。 被害者の信頼を裏切った「拡散する側」の問題、拡散するなというメッセージを広げることが大切。
読了日:2月21日 著者:渡辺真由子


ゲルダ――キャパが愛した女性写真家の生涯ゲルダ――キャパが愛した女性写真家の生涯感想
読後、ゲルダという女性の見方が全く変わった。「キャパ」のプロデューサーであり、-「キャパ」を構成すると言っても良い - 一人の戦場カメラマンだ。そんな彼女の死が、共産主義の反ファシズムプロパガンダに利用され、逆に戦後は西側諸国に消されてしまう。二度死んだ彼女を蘇らせる一冊。
読了日:2月25日 著者:I・シャーバー


ジェトロセンサー 2016年 03月号 [雑誌]ジェトロセンサー 2016年 03月号 [雑誌]感想
特集 分業するアジア ASEAN・中国の生産ネットワーク
特別リポート 転換期の韓中経済関係
読了日:2月26日 著者:



まにまにまにまに感想
テレビのインタビュー番組で受けた印象の著者が、そのままがここにいた。 「洗濯先輩に憧れる。 ジョン・アーヴィングの書評、言い表しているなあ。バイアスを掛けずに、フラットで物事を見る。産まれること死ぬこと、おぞましいこと幸福の瞬間がほぼ同じ温度で描かれる。久しぶりに読みたくなった。
読了日:2月27日 著者:西加奈子


鴨川食堂おかわり鴨川食堂おかわり感想
「鴨川食堂」続編。依頼人が訪れて、食事を頂いて、依頼を話して、解決してもらう場面にそぎ落とされた感を受けた。もっともっと読みたくなる。
読了日:2月27日 著者:柏井壽


教団X教団X感想
評判の本書、図書館でどれくらい待っただろうか。しかし、合わなかった。 宗教、戦争、脳と意識、量子論、飢餓、大企業など、色々な主題が盛りだくさんで、とっ散らかったまま終わってしまった感じ。これならどれか一つの主題で深く書いてくれたら良かったのに。
読了日:3月4日 著者:中村文則


漂流老人ホームレス社会漂流老人ホームレス社会感想
著者は精神科医、ホームレス支援団体「TENOHASI」事務局長。 ホームレスには、精神疾患を持つ者が含まれていると聞いたことがあるが、 オーストラリア・メルボルンの研究者・支援者の言葉がある意味表している。「若くしてホームレスになった人は、心に傷を負っている人が多い。 お金や物の支援だけでは生きて行くことができない」
読了日:3月8日 著者:森川すいめい


僕が、落語を変える。 (河出文庫)僕が、落語を変える。 (河出文庫)感想
2001年出版の単行本を10年後に文庫化。取材対象者と著者がどちらも気になる二人。花緑が街中でも気づかれないというのが、まずは大きな違いだろう。小さんの孫という看板が、プラスだったのか、マイナスだったのか。 立川流との距離感は、花緑の人格なのだろう。 小さんと言う名前が、花魁や芸者の名前から来ていたとは知らなかった。
読了日:3月8日 著者:柳家花緑,小林照幸


こうしてお前は彼女にフラれる (新潮クレスト・ブックス)こうしてお前は彼女にフラれる (新潮クレスト・ブックス)感想
浮気をしないと死ぬんじゃ、って世界が広がる。でもオスカー同様に間抜けキャラで終わらない哀愁を感じる。 巻頭の詩が素敵。著作が3作しかないことにもびっくり。
読了日:3月11日 著者:ジュノ・ディアス


魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日感想
「サワコの朝」で聞いた話が多く、しかもご本人から話を聞いた方が魅力が伝わった感じがする。退路を断って挑戦する、成功体験を与える、目標は数字にする等。箱根駅伝の参加資格をオープンにすべきや中継所付近に観客用スタンドの設置を考えては、などが書かれている「あとがき」がある意味一番興味深い。
読了日:3月13日 著者:原晋


竈河岸 髪結い伊三次捕物余話竈河岸 髪結い伊三次捕物余話感想
シリーズ第14弾。伊三次とお文の出番が減っているのに違いはないが、次郎衛を待つおのぶの気持ち、伊与太から茜への判じ物の手紙などに、著者が人を見る目線を感じることができる。もっとこの世界を味わいたかったが、あと一冊しかないのが、本当に残念だ。
読了日:3月14日 著者:宇江佐真理


介護離職から社員を守る介護離職から社員を守る感想
半休や短縮勤務制度、介護保険制度の情報提供の仕組みを、企業が整備することで、「仕事と介護の両立」が特別のことではなく、普通のことを目指すとの土台から書かれている。人口減少、人手不足、高齢化を迎える日本の企業には必要な準備だろう。 介護休暇は、介護に専念するための休暇ではなく、仕事と介護を両立するための準備をするための休暇、という視点はなかった。
読了日:3月16日 著者:佐藤博樹,矢島洋子


どうすれば「人」を創れるか―アンドロイドになった私どうすれば「人」を創れるか―アンドロイドになった私感想
2011年4月20日発行。ロボット開発の目的は、人間を知ること。 自分そっくりのアンドロイド、「ジェミノイド」を作ると人間とは、自分とはという疑問にぶつかる。 MRI画像と裸画像はどちらが恥ずかしいか。 見かけ・姿勢は修正して作りたい - 映画「サロゲート」の世界だ。 自分そっくりのジェミノイド相手にカウンセリングするとどうなるだろうか? 石黒教授、ジェミノイドに合わせて整形手術されていたとはびっくり。
読了日:3月20日 著者:石黒浩


宇宙飛行士が撮った母なる地球宇宙飛行士が撮った母なる地球感想
野口聡一さんが、ISSから撮影しツイッターにつぶやいた写真の数々。 無重力で体を固定するのが大変だったり、望遠で撮影するとISSスピードを感じるといった裏話も楽しい。 俯瞰できるようになればいいなあと、トイレで毎日眺めてた。
読了日:3月20日 著者:野口聡一


患者のための最新医学 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血 (患者のための最新医学シリーズ)患者のための最新医学 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血 (患者のための最新医学シリーズ)感想
2015年9月5日発行。脳卒中の各病気の説明、予兆はどういたものがあるか・手術法、リハビリ法まで。家族・近くに脳卒中患者が出た際の入門書。
読了日:3月21日 著者:


マンガで知る!  初めての介護 ──大切な人に必要となったとき、最初に読む本──マンガで知る! 初めての介護 ──大切な人に必要となったとき、最初に読む本──感想
父親が腰椎圧迫骨折で倒れ、介護を通じて介護保険のイロハ、ケアマネとの付き合い、ケアプラン設計、ヘルパーとの付き合い、父親の人間性尊重との葛藤など、介護の初期に直面するであろう事柄の数々を漫画で教えてくれる。漫画家・了春刀さんの実話を基にした本。
読了日:3月21日 著者:了春刀,太田差惠子


ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)感想
こういう設定の話が好き。「われはロボット」「生ける屍の死」のように、決められた設定の世界で繰り広げられる物語を楽しむ本。大切な人が死ぬストーリーが多く、悲しいに決まっているだろう、あんちょこと思うことも多いが、本書はそれに対する答えとも受け取った。2人のこの世界、特に彼女の気持ちを考えるとせつないなあ。
読了日:3月21日 著者:七月隆文


出世する武士、しない武士 (日経プレミアシリーズ)出世する武士、しない武士 (日経プレミアシリーズ)感想
安定=低成長、江戸時代の武士達の姿って現代の官僚・サラリーマンにも通じるかもと思わせてくれる。上司に嫌われた閑職に追いやられた遠山の金さんや民意を背にヒーローになった赤穂浪士とか。田沼意次のイメージがちょっと変わった。
読了日:3月22日 著者:


将棋の渡辺くん(1) (ワイドKC 週刊少年マガジン)将棋の渡辺くん(1) (ワイドKC 週刊少年マガジン)感想
あの渡辺永世竜王をこんなにいじっていいのか!? まあ奥さんだからいいのか、などとぐるぐる考えるも、愛すべき渡辺くんのキャラが最高。逆に対局中の永世竜王に渡辺くんを重ねてしまいそう。
読了日:3月25日 著者:伊奈めぐみ


海の本屋のはなし―海文堂書店の記憶と記録海の本屋のはなし―海文堂書店の記憶と記録感想
神戸の海文堂書店の2013年9月閉店まで約100年の記録。各売り場の担当者の声の章があるのがユニークで面白い。閉店が決まるあたりはあっさり書かれていて拍子抜けするくらいだった。
読了日:3月26日 著者:平野義昌


ひとりの体で 上ひとりの体で 上感想
久しぶりの著者の小説。主人公・バイセクシャルの作家による回顧録の形式で、男女に関係なく魅かれた人達との関係が淡々と描かれる。と思ったら、ラストで淡々と爆弾を爆発させられた。さすがだ、ジョン・アーヴィング。 「17で懐かしくてたまらないんなら、たぶんあなたは作家になるわ!」
読了日:3月27日 著者:ジョンアーヴィング


日本はASEANとどう付き合うか: 米中攻防時代の新戦略日本はASEANとどう付き合うか: 米中攻防時代の新戦略感想
AECがスタートするも、経済格差あり、宗教が違う、歴史が違う国々の集まりASEAN。成り立ち、日本との歴史的・経済的繋がりなどに言及し、中国と対抗する中でASEANとの協働を説く。
読了日:4月2日 著者:千野境子


へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々感想
博多の「宅老所よりあい」を立ち上げ、運営する人々がハチャメチャというか、とにかくやるんだという感が半端ない。自分達のいたい場所を、死ぬ場所を自分達で作る。数百万・数千万円の資金集めを、不可能と諦めず動いて動く。ただただ凄いの一言。雑誌「ヨレヨレ」も読もう。
読了日:4月3日 著者:鹿子裕文


会社は頭から腐る 企業再生の修羅場からの提言 (PHP文庫)会社は頭から腐る 企業再生の修羅場からの提言 (PHP文庫)感想
著者は産業再生機構で企業再生の陣頭指揮を執った。日本の社会構造、会社構造は、人口増加と均質なマス市場を前提にしていたが、30年以上前に崩れている。しかし、リーダーにふさわしい経験を積んでいる人間が出世しておらず、現場は一流・経営は三流というのが日本の企業。「リーダーは、情と理、人間的要素と算数的と要素の中で、のたうち回っていくことになる。半永久的に矛盾がある構造の中で、苦しみ、もがきながら、自分の柱をつくっていくのだ」との言葉が重たい。国、会社のリーダーを如何に作っていくか、残された時間は長くはない。
読了日:4月9日 著者:冨山和彦


火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)感想
映画「オデッセイ」の原作。映画では描かれなかったサバイバルも描かれていて、結末がわかっていてもページを捲る手が止まらない。下巻へ。
読了日:4月11日 著者:アンディ・ウィアー



ペコロスの母に会いに行くペコロスの母に会いに行く感想
映画同様に、認知症のお母さんの住んでいる世界が違和感なく描かれている。絵のタッチがやさしくて温かい。
読了日:4月11日 著者:岡野雄一


谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)感想
ほぼ日刊イトイ新聞の連載を基にした本。質問に対する回答は、ユニークだけど、奇をてらった訳でもなく、発想が豊かというか著者の懐の大きさを感じる。 好きな女性のタイプを質問され、 「どんな女性が好みかと問われて、その答に千万言を費やすとしても、 目の前にひとりの女性が出現してその人を好きになってしまったら、 千万言はたちまちゴミになってしまいます」 と答える谷川さんが格好いいなと思う。
読了日:4月12日 著者:谷川俊太郎


空海空海感想
小説だと思ってたが、空海を巡るノンフィクション。写真も多数。 ・民間信仰 弘法大師 言葉には表すことが難しい宗教的身体体験が、奇跡伝説となり伝えられた。 ・人間空海は、在唐2年間に雑文を全く残さず、真面目で合理的な実務家のイメージと。 四国八十八ヶ所巡礼が「個人が自分と言う存在を確認するための自己覚醒の儀礼」というのはわかる気がする。
読了日:4月14日 著者:高村薫


ペコロスの母の玉手箱ペコロスの母の玉手箱感想
「ペコロスの母に会いに行く」の続編。「~母に会いに行く」がみつえさんの人生を表す文章の読点、本書が句点だと。認知症のみつえさんが残っている記憶の世界に戻っている時間が多くなってるのが、死に近づいていく感じを受ける。幸せに浸っている時間が長くなったということかもしれないけど。
読了日:4月16日 著者:岡野雄一


DIME(ダイム) 2016年 06 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2016年 06 月号 [雑誌]感想
NEO街トレ発見!格安スマホ最終結論独占撮 嵐・松本潤 弁護士になる!
読了日:4月22日 著者:




ひとりの体で 下ひとりの体で 下感想
80年代に入り、エイズ禍で死んでいく友人たち、ミス・フロストとのレスリング。下巻に入っても、西加奈子が書いていたようにおぞましいこと幸福の瞬間が、ほぼ同じ温度で描かれていく。ビルの生い立ちは、ジョン・アーヴィングの生い立ちをなぞっていたのか。
読了日:4月23日 著者:ジョンアーヴィング


火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)感想
正に、火星でサバイバルする方法。映画を先に見ていたので、文章だけでは想像しにくい事もイメージ付きやすかった。映画を先に見ても面白く読めた少ない例だ。ログエントリーの1人称がいい。 「人間は誰でも互いに助け合うのが基本であり本能」、映画でもワトニーを助けにいくヘルメスクルーに、一番胸を熱くしたので、好きな文章だ。お帰り、ワトニー。
読了日:4月25日 著者:


老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)感想
特殊詐欺対策に活用できるかと手に取ったが、いきなり高齢者を狙う特殊詐欺は無くならない、とくる。騙すために洗練された組織・持たざるものが持つ者から資産の再配分を行っているのだというシナリオ・ブラック企業以上の厳しい選別に勝ち残る自己肯定感・モチベーションの高さ等々。特殊詐欺が犯罪であるのは明らかだが、既存社会の仕組み・社会が見習うべき点もあると感じた。面白かった。
読了日:4月27日 著者:鈴木大介


フードバンクという挑戦――貧困と飽食のあいだで (岩波現代文庫)フードバンクという挑戦――貧困と飽食のあいだで (岩波現代文庫)感想
フードバンク誕生から、日本でのフードバンクの挑戦(2008年までが中心)について。欧米とのボランティアに対する考え方の違い、寄付文化が根付いていないなど、日本ならではの課題も浮き彫りに。
読了日:5月1日 著者:大原悦子


アスペルガーだからこそ私は私―発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々アスペルガーだからこそ私は私―発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々感想
23歳でアスペルガー症候群と診断を受けた著者と母親からの視点で構成。「そば」と「近く」の違い、わからないから説明してと言われると定型発達者は言い直してしまうが、それが余計にわからなくなるなど、気付かせてもらった。
読了日:5月2日 著者:白崎やよい,白崎花代


Wedge (ウェッジ) 2016年5月号Wedge (ウェッジ) 2016年5月号感想
女はつらいよ 待機児童だけじゃない
12倍の難民にすくむEU エーゲ海に「監獄島」
読了日:5月2日 著者:Wedge編集部



週刊東洋経済 2016年4/16号 [ザ・商社]週刊東洋経済 2016年4/16号 [ザ・商社]感想
ザ・商社 資源安で大波乱 次の一手 鴻海劇場、始まる!
読了日:5月6日 著者:



島へ免許を取りに行く (集英社文庫)島へ免許を取りに行く (集英社文庫)感想
東京での人間関係に問題発生し、40歳を超えてから合宿で免許取得に向かった先は、長崎県五島列島だった。免許取得の過程を描いているが、癒しの物語、家族の物語、学びの物語になっているのだった。
読了日:5月7日 著者:星野博美


下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)感想
生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者、という定義。年金制度の公的制度疲労、親子・近所間の支えあい関係の崩壊、生活保護利用の心理的バリアなど、個人の問題ではなく、国や社会が生み出すものと説く。 老人か子育て世代かという二分論ではなく、互いに影響しあう問題だという点は、もっと考えたい。
読了日:5月8日 著者:藤田孝典


空港にて (文春文庫)空港にて (文春文庫)感想
バンコク→関空の道中で読了。脳の中を覗いて、思考の過程を疑似体験するとこうなるかも。海外へ行くというテーマなので、逆ルートで読んだ方が良かったか。
読了日:5月10日 著者:村上龍



これからのリーダーに贈る17の言葉これからのリーダーに贈る17の言葉感想
著者の人生からすると、リーダーは生き方によって磨かれるといいいう言葉が重たい。 「上を見て生きろ、下を見て暮らせ」 志に従って生きる、目の前の仕事で一つひとつ結果を出すことで足下を固めていく。
読了日:5月18日 著者:佐々木常夫


幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)感想
19世紀半ば、ノーベル賞科学者2人を中心に幽霊の存在を証明しようとした SPR(心霊研究協会)のストーリー。科学が発展していく時代背景も影響しただろう。現象を証明していく話かと思っていたが、科学者達の取り組みに主眼が置かれていた。それだけに登場人物も多く、時代順に描かれたこともあって読むのに時間がかかった。 アナフィラキシーショックを発見してノーベル生理学賞を受賞した科学者が、「エクトプラズム」という言葉を作ったとか、メインテーマとは違う所で感心。
読了日:5月19日 著者:デボラブラム


男はなぜこんなに苦しいのか (朝日新書)男はなぜこんなに苦しいのか (朝日新書)感想
全国初の女性クリニックを開設した著者が、男性のストレス危機について書いた本。終身雇用制の崩壊・人事評価制度の変更・年下上司・営業手法の転換・家族とのコミュニケーション不全等のアイデンティティークライシスは、前から言われている気も。 「4つの支援」 直接支援、情報支援、共感支援、援助への期待 男性は直接支援しか支援と思わない傾向がある、覚えておこう。
読了日:5月22日 著者:海原純子


ぼけてもいいよ―「第2宅老所よりあい」からぼけてもいいよ―「第2宅老所よりあい」から感想
「へろへろ」を読んで購入。福岡・宅老所よりあい代表の著者が、「第2宅老所よりあい」の老人たちの日常を基に描いたエッセイ。 『僕たちの仕事は解決することではなく、解決しないことにつきあうことかもしれない』『20代が中心の若い職員集団である僕たちが、彼女の哀しみを簡単に理解してはいけないのだ。(中略)受容なんかできません。』 『スピードや効率が重視される世界と対局にある老いが急すぎる社会にストップをかけてくれる。』言葉だけでなく、人を、老いを中心に置いた著者だからこそ言える言葉が散りばめられている。
読了日:5月25日 著者:村瀬孝生


「めんどくさい」をやめました。――さあ、言葉も片づけてみようか!「めんどくさい」をやめました。――さあ、言葉も片づけてみようか!感想
言葉が身体を表す、思想・考え方が言葉となって現れる。 自分をわかって欲しいとアピールする言葉、言い訳を作る言葉、 愚痴と願望と決意、など。「言葉」に対する考えは近い物を感じた。
読了日:5月25日 著者:やましたひでこ


芸術新潮 2016年 05 月号芸術新潮 2016年 05 月号感想
特集 若冲 水墨ニューウェイヴ
短期集中小説連載スタート 原田マハ「デトロイト美術館の奇跡」
読了日:5月26日 著者:


ランニング思考──本州縦断マラソン1648kmを走って学んだことランニング思考──本州縦断マラソン1648kmを走って学んだこと感想
企業家の著者が、過酷なマラソンを通じた「自己との対話」。 恵まれない現状を嘆くのではなくどう生きるか、人は支えられてることなど気づきがたくさん。 「やるべきことを、倦まず弛まずやり続ける」 「ただ溌剌とした活動によってのみ、不愉快なことは克服される」 「99.9%の起業家は、世の中から何かを受け取ってばかりだ。チャレンジをさせてもらえるのは、今すぐ世の中で必要とされている仕事をやっている大勢の人々がいるお蔭」
読了日:5月27日 著者:慎泰俊


今様 京都の値段 (京都しあわせ倶楽部)今様 京都の値段 (京都しあわせ倶楽部)感想
「鴨川食堂」の著者が、京料理・土産物・風景を値段をキーに紹介する。新書で写真入り、一つ一つが2-3ページで紹介され、京都旅行のお供にぴったり。
読了日:5月29日 著者:柏井壽




それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)感想
三部作の一作だったのか。路面電車が走る街のサンドイッチ店「トロウ」、「月舟シネマ」、やさしい人々が交差する。通勤じゃない電車で読みたい小説、だった。
読了日:5月29日 著者:吉田篤弘



ジェトロセンサー 2016年 04月号 [雑誌]ジェトロセンサー 2016年 04月号 [雑誌]感想
特別リポート 欧州市場に挑む 中堅・中小企業
特集 中南米ビジネスの新局面 資源ブーム後の経営環境
読了日:6月1日 著者:



中国第二の大陸 アフリカ:一〇〇万の移民が築く新たな帝国中国第二の大陸 アフリカ:一〇〇万の移民が築く新たな帝国感想
「win-win の関係」を掲げた新帝国主義とも言える中国のアフリカ進出と同時に、100万人を超える中国人が移住している。移住した中国人を訪ね、直接インタビューを行ったノンフィクション。 ハコ物は作るが、資材・人すべてを自国から持ち込み、その国にお金が落ちず技術も残らないという話はアジアでもよく聞く話だが、中国人の評判が悪いのもアフリカでも同様のようだ。 資源を狙っての進出ばかりかと考えていたが、灌漑用地をも見据える進出もあり、多種多様なことに驚いた。
読了日:6月10日 著者:ハワード・W・フレンチ


スクラップ・アンド・ビルドスクラップ・アンド・ビルド感想
「メタルモフォシス」の世界観が凄かったので、ハードルを上げすぎたかも。これで終わりか、という感じがした。現実はもっと厳しいのではないだろうか。
読了日:6月11日 著者:羽田圭介



Number(ナンバー)903号 MLB 2016 イチロー未踏の地へ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))Number(ナンバー)903号 MLB 2016 イチロー未踏の地へ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))感想
MLB2016 イチロー未踏の地へ
クローズアップ ダルビッシュ有 前田健太
独占インタビュー&人生相談 川崎宗則
初のスペシャル対談 高橋尚子x野口みずき
読了日:6月14日 著者:


DIME(ダイム) 2016年 07 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2016年 07 月号 [雑誌]感想
安くて良いモノ300 新アイデア満載の日用品 リビング・文具・デジモノ・家電・キッチン・食品・自転車・スニーカーetc. 目利きが選んだいま買うべきモノ
読了日:6月14日 著者:




海陽学園が変える日本の教育海陽学園が変える日本の教育感想
愛知県蒲郡市の中高一貫全寮制学校 海陽学園。学園設立の経緯、1日のスケジュール、先生のインタビューの他、著者が感じる短所にも言及。 トヨタ、JR東海、中部電力のトップが、次代の教育を論じる中で生まれた学校、じゃあ自分たちで作ろうというパワーが凄い。卒業生がどう活躍するか楽しみだ。
読了日:6月18日 著者:鈴木隆祐


おひとりさまの最期おひとりさまの最期感想
「おひとりさま」シリーズ三部作 三作目。「在宅ひとり死」のススメ。 ・死にゆく人をひとりにしたくない、死に目に会いたいというのは家族の思い込みではないか/家に居たい=家族と一緒にいたいと同意ではない、 といった視点を持っておらず考える。
読了日:6月23日 著者:上野千鶴子



夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)感想
どうして本を読むのか。普段から感じている曖昧模糊な感覚を再確認できる、自分が持ってなかった新しい感覚を発見できる。 「第2図書係補佐」は、このエッセイを好きなら、この本は面白いとさせようとした狙いがあったと知って感心。
読了日:6月28日 著者:又吉直樹


女性たちの貧困 “新たな連鎖"の衝撃女性たちの貧困 “新たな連鎖"の衝撃感想
NHKクローズアップ現代、NHKスペシャルの2014年の番組取材を書籍化。 働く女性の3人に1人が、年収114万円未満。非正規雇用、シングルマザー、風俗業界がセーフティーネット、妊娠と特殊養子縁組、家族でネットカフェ暮らし、これが日本かというような女性達の姿があふれる1冊だった。
読了日:6月29日 著者:NHK「女性の貧困」取材班


虫たちと作った 世界に一つだけのレモン虫たちと作った 世界に一つだけのレモン感想
皮ごと食べることができる安全なレモンを作るのに、虫を利用。完全無農薬栽培の取り組み・ポイントやネット販売、果樹園の1年など。こんなレモンを常備しておきたい。
読了日:7月3日 著者:河合浩樹



ケアのカリスマたち――看取りを支えるプロフェッショナルケアのカリスマたち――看取りを支えるプロフェッショナル感想
様々な現場でケアサポートするプロたちに「在宅ひとり死」利用者の目線でインタビュー。最前線のプロがどんな考えで仕事に当たっているのか、介護保険についてどう考えているか、興味深い意見が多い。著者の社会学者としての意見も、各人に刺激を与えているようで、現場が良い方向に変わって行くことを期待したくなる。
読了日:7月7日 著者:上野千鶴子


木皿食堂 (双葉文庫)木皿食堂 (双葉文庫)感想
神戸新聞連載のエッセイが題名。「野ブタ。」「Q10」の裏話、羽海野チカさんとの対談も。「いてよし!」は、ウケ狙いで書いたとは面白い。作者の思いとは正反対、代表的なセリフになってしまってる。帰る家があるのは幸せ、その通りだ。
読了日:7月9日 著者:木皿泉


DIME(ダイム) 2016年 08 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2016年 08 月号 [雑誌]感想
格安スマホ&激安SIMに乗り換えろ!
 食フェス・マルシェ・レストランバス・肉 「お出かけ型」がうまい! 食のトレンド最前線 2016
読了日:7月10日 著者:



落語九十九旅――全国落語名所ガイド落語九十九旅――全国落語名所ガイド感想
落語の舞台そのものずばりの場所を訪れるのはむしろ少なく、落語内でちょっとでも触れられていたり、関係するる場所に足を運んでいる。知らない噺が多かった。

読了日:7月12日 著者:田中敦


短歌ください 君の抜け殻篇短歌ください 君の抜け殻篇感想
三作目も楽しい。
本好きあるあるじゃないかな「本棚の前で臭い屁漏らしおり 厠のお供がまだ決まらない」 「駅からの道は駅までの道になる 言えないことを言えないままで」
 「ナイターに背を向けひとりキッチンで 静かに桃を食べている母」
読了日:7月13日 著者:穂村弘


絶望読書――苦悩の時期、私を救った本絶望読書――苦悩の時期、私を救った本感想
悲しいときには、悲しい曲を。絶望したときには、すぐに立ち直ろうとせず、とことん悲しみに浸る。2部は本・映画のガイド。

読了日:7月14日 著者:頭木弘樹


パン屋を襲うパン屋を襲う感想
空腹に耐えきれずパン屋を襲撃する2編。奥さんと襲撃する「再びパン屋を襲う」は、結婚そのものだった。
読了日:7月14日 著者:村上春樹



九八歳の妊娠―宅老所よりあい物語九八歳の妊娠―宅老所よりあい物語感想
「宅老所よりあい」のスタート、出会ったお年寄りの数々、その暮らし・看取り。
とことん現場から出て来た話の積み重ねであり、寄り添いの記録でもある。

読了日:7月15日 著者:下村恵美子,谷川俊太郎


ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -感想
自己顕示欲で物を持ってしまうことがないので、ここまで棄てることはないと思うが、余計なモノは持つと身動きがとりにくいのは確かだろう。後半に進むにつれて精神論が強くなってきた。
読了日:7月17日 著者:佐々木典士


週刊ダイヤモンド 2016年 7/9 号 [雑誌] (落語にハマる!)週刊ダイヤモンド 2016年 7/9 号 [雑誌] (落語にハマる!)感想
落語にハマる! ビジネスに効く!落語のハマり方
緊急特集 英国発世界恐慌?EU離脱の深刻
読了日:7月17日 著者:



経営者になるためのノート ([テキスト])経営者になるためのノート ([テキスト])感想
ファーストリテイリング人材育成用資料をテキスト化。単に読んで終わらせるのではなく、書き込んだり自分に当てはめて意見をまとめる。図書館で借りるほんではなかった。
読了日:7月18日 著者:柳井正



週刊ゴルフダイジェスト 2016年 8/2 号 [雑誌]週刊ゴルフダイジェスト 2016年 8/2 号 [雑誌]感想
パー5は狙ってバーディ!女子プロたちの全力3オン計画
飛んでる人は知っている「ティの高さ」の真実。
別冊付録 暑くても疲れ知らず!夏ゴルフ体ケアBOOK

読了日:7月22日 著者:


レタスクラブ '16 08/08増刊号レタスクラブ '16 08/08増刊号感想
野菜がたっぷりとれる 夏のヘルシースープ
はずせる保存版 買い物に行かない日も大助かり! 魚缶でごちそうBOOK
特大別冊付録 賛否両論 笠原将弘の俺的和食BOK
読了日:7月22日 著者:


DIME(ダイム) 2016年 09 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2016年 09 月号 [雑誌]感想
得する無料情報156連発!0円でできること! レビューじゃわからない超マニアック解説 2016SUMMER 間違いだらけの新製品選び 人間関係の悩みが99%うまくいく アドラー新 14の教訓
読了日:7月30日 著者:


10戦9勝の数字の使い方 (小学館新書)10戦9勝の数字の使い方 (小学館新書)感想
論理的思考の構築のために数字が必要。フェルミ推定の本に近い論調もあった。文系でもあきらめることなかれ。
読了日:7月31日 著者:深沢真太郎



ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領 (角川文庫)ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領 (角川文庫)感想
ウルグアイの前大統領 ホセム・ヒカの生涯をルポ。
 虚礼廃止、庶民生活は国家元首としては、度が過ぎるのではという感じだが人柄がにじみ出ている。
読了日:8月7日 著者:アンドレス・ダンサ,エルネスト・トゥルボヴィッツ


京都ぎらい (朝日新書)京都ぎらい (朝日新書)感想
洛外出身の著者が、洛中の「京都」中華思想を指摘しながら、京都外の人には洛外出身者も「京都」中華思想を持つという二重構造。歴史、宗教などの言及も。
読了日:8月9日 著者:井上章一



バベル九朔バベル九朔感想
雑居ビル「バベル九朔」の管理人で、作家を夢見る主人公。 黒づくめのカラス女の登場から、もう一つのバベルの世界に取り込まれる。 この手のストーリーは好き。影の入れ物である一つのバベル。希望ではなく無駄をエネルギーに拡大するとは、知ってしまった主人公には残酷な話だ。現実の世界でもよく潰れてころころと店が変わる場所があるが、あればバベルを拡大しているんだな。 カラス女と九朔満男とのやり取りは、冗長にも感じたが、これぞバベルなのだろう。言霊を感じる作品。
読了日:8月12日 著者:万城目学


イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑感想
昭和を象徴する仕事、昭和に全盛期を迎えた仕事、昭和に消えた仕事、を イラストと共に紹介する図鑑。昭和の早い時期の仕事が多く、落語や言葉でしか聞いたことがないものが多かった。
読了日:8月13日 著者:澤宮優


マンガで教えて…カイゼン君!5S (B&Tブックス)マンガで教えて…カイゼン君!5S (B&Tブックス)感想
整理目的で必要のないものに赤札を貼る目に見える作戦は知らなかった。
3定 場所表示 どこに(定位)・品目表示 何を(定品)・量表示  いくつ(定量)
読了日:8月14日 著者:平野裕之,古谷誠,輪島正裕



BLACK JACK QUIZ101 (秋田文庫)BLACK JACK QUIZ101 (秋田文庫)感想
ブラック・ジャックのカルトクイズ 101問。
75問正解で、ブラック・ジャックファン度は、チャンピオンクラス。
良いエピソードが多く、思い出すとまた読みたくなった。
読了日:8月14日 著者:



トコトンやさしい作業改善の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)トコトンやさしい作業改善の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)感想
トヨタ生産方式を加味した生産現場の改善方法を解説。
読了日:8月15日 著者:岡田貞夫




現場が人が育てる (IEパワーアップ選書)現場が人が育てる (IEパワーアップ選書)感想
日本IE協会の協会紙「IEレビュー」にケース・スタディーとして掲載された中から、「現場が人を育てる」というテーマに合致した3社を中心に書籍化。トップダウンではなく、巻き込んでいく。5ゲン(現地・現物・現実・原理・原則)、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)+1S(習慣)の基本に立ち戻ったというトヨタ車体の事例が勉強になる。
読了日:8月16日 著者:河野宏和,篠田心治,斎藤文


新 まるごと5S展開大事典新 まるごと5S展開大事典感想
月刊「工場管理」2015年10月臨時増刊号として発刊したものを書籍化。全部門・全員参加が基本、定着するまでやり切ることが肝要。
読了日:8月18日 著者:



髪結い伊三次捕物余話 擬宝珠のある橋髪結い伊三次捕物余話 擬宝珠のある橋感想
このシリーズも本当に最後。世代が進み子供達に譲った感があったが、伊三次とお文が出て来てくれてのは嬉しい。皆さんの感想と同じ、伊与太と茜の将来を読むことができないのは残念だが、あれこれ想像しよう。このシリーズを読むことができて良かった。
読了日:8月21日 著者:宇江佐真理


博報堂デザインのブランディング: 思考のデザインとカタチのデザイン博報堂デザインのブランディング: 思考のデザインとカタチのデザイン感想
ブランディングメソッドのプロセスと考え方の説明、ブランディングケースの紹介。ブランディングで最も重要なのは「思い」。「思い」を「かたち」にすること。 サントリー「伊右衛門」のケースが興味深かった。 客がお金を払っても良いと思ってもらえる物をどう提供するかが商い。
読了日:8月21日 著者:永井一史


どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (『このミス』大賞シリーズ)感想
岬洋介、最初の事件。自らにかかった殺人容疑を晴らす。才能と努力についての議論は、才能がないものには嫌になるほど繰り返されたが、良い所をついている。岬の「月光」第3楽章を聴けたらなあ。
読了日:8月24日 著者:中山七里


女生徒 (角川文庫)女生徒 (角川文庫)感想
「太宰治の辞書」を読んでからちょうど1年、ようやく「女生徒」を。 女性が主人公の短編集。女性視点でこんなに書けるとは、女子力強い。 「きりぎりす」が一番良かった。「糟糠の妻」を捨てる男はひどい奴と思っていたが、世俗に塗れて変わって行く夫といるのは、妻からはノーサンキューなのかもしれない。
読了日:8月26日 著者:太宰治


将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)感想
待望の2巻目。1巻の衝撃こそ覚めたが、本人とのギャップの大きさは相変わらず。ぬい(ぐるみ)との対談が、何気にいい話だった。
読了日:8月28日 著者:伊奈めぐみ



パラリンピックの楽しみ方: ルールから知られざる歴史までパラリンピックの楽しみ方: ルールから知られざる歴史まで感想
パラリンピックの歴史、競技の種類、障害・機能別の説明、競技別日本選手のメダル獲得数など、パラリンピックの教科書。 障害・機能のクラス分けが、メダル争いに影響するし、選手間で問題になるほど難しいというのはわかる気がする。 東京パラリンピックで障害者スポーツとしての種がまかれ、長野パラリンピックでリハビリからスポーツへの独立と時刻開催で変化を見せている。次の東京パラリンピックでは、どんな発展を見せるか楽しみ。
読了日:8月29日 著者:藤田紀昭


逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)感想
第41回 大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 ALS、それもTLSの母親を自宅で介護した12年間の記録。 呼吸器を付けるという選択をした後、人間の体がこうなるのかという当然だが考えが及ばなかった問題点に驚く。口が開く、口腔ケア・水分循環/補給の問題、瞼を閉じたままか開けたままにするのか等。 外界との接点が無くなった状態で生き続けるとは、そういう状態だろうか。生きる、ということはどういうことか、考えさせられる。
読了日:8月30日 著者:川口有美子


あん (一般書)あん (一般書)感想
映画が良かったが、小説も良い。 「この世にあるものすべては言葉を持っている」 「-なにをどれだけ失おうと、どんなにひどい扱いを受けようと、 私たちが人間である-」 どんなに閉じ込められても、周りの言葉を聞く事で、世界は広がる、それが 生きることだというメッセージを受け取った。
読了日:8月31日 著者:ドリアン助川


海街diary 1 蝉時雨のやむ頃海街diary 1 蝉時雨のやむ頃感想
映画を見て手に取った。雰囲気としては原作のイメージをよく再現してたんだなと。登場人物が抱える葛藤や心の動きは、こちらの方が伝わってきた。風太のキャプテンシー、いい感じだよ。
読了日:9月1日 著者:吉田秋生


家系図カッター (角川文庫)家系図カッター (角川文庫)感想
カワイイ文化発信者である著者の自伝エッセイ。内容、というか親の振る舞いが衝撃的。子育て能力ゼロ。祖父母まで遡って自分のトラウマ体験の実子への伝承を繰り返さないために、子供は作らない・・・家系図は自分で断ち切る、なんて題名だ。 寺山修二と出合い、既成概念を打ち破ってゆく。
読了日:9月2日 著者:増田セバスチャン


ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめないビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない感想
愚痴を言うこともあっただろうが、現状に憂うことなく、家族と仕事と向き合った著者の力を感じる。真似するのは中々難しそうだが。
読了日:9月6日 著者:佐々木常夫



ガケ書房の頃ガケ書房の頃感想
京都市下京区には魅力的な本屋が多く、その一つだった。一度しか行ったことがなかったが、恵文社一乗寺店と同様に、何も目的を定めずに出会った本を見初めて買う「発見の買い物」できる本屋だったなあ。エッセイとしても一編一編面白かった。「ホホホ座」にも是非行かねば。
読了日:9月7日 著者:山下賢二


脳が壊れた (新潮新書)脳が壊れた (新潮新書)感想
「最貧困女子」「老人喰い」の著者でもあるルポライターが脳梗塞に見舞われる。脳梗塞・高次脳機能障害下にある自らの状態を言語化したのが稀有な本書。 何故脳梗塞になったのかという性格分析も。これまでの取材対象者との類似点も見つけ、 適切なリハビリを行えば、生きやすくなるはずとの提言も。
読了日:9月12日 著者:鈴木大介


上野千鶴子が聞く  小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?感想
上野千鶴子の在宅ひとり死の著作中で、読むのが最後の方になったので、まとめのように読めた。希望死・満足死・納得死を目指したい。
読了日:9月15日 著者:上野千鶴子,小笠原文雄



ジェトロセンサー 2016年10月号ジェトロセンサー 2016年10月号感想
特集 英国のEU離脱 ビジネスへの影響を探る
特別リポート 大統領選後の米国 各政策の行方は?
読了日:9月16日 著者:日本貿易振興機構



3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)感想
6巻を読んだのが5年以上前なので、1巻から読み直した。宗谷名人との新人戦記念対局前に、ひねちゃんのいじめ問題が解決の巻。
読了日:9月17日 著者:羽海野チカ



3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)3月のライオン 8 (ジェッツコミックス)感想
宗谷名人と零の静かな一局、柳原棋匠と島田八段の大激戦に引き込まれた一巻。
今までで一番面白かった。
読了日:9月17日 著者:羽海野チカ



イベリコ豚を買いにイベリコ豚を買いに感想
手垢がついた表現だが、イベリコ豚の神様に導かれた著者の道筋を追体験した感じ。食の世界でも経済効率が優先されているが、スペインの自然のサイクルの中で生まれ、食べ繋いでいるイベリコ豚に食文化とは、と考える所が一番心に残った。日本人との食の考え方の違いに気付いたり、西洋料理人は肉を知るために欧米の食肉業者で勉強すべしなど、面白い観点も多々。
読了日:9月18日 著者:野地秩嘉


3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)3月のライオン 9 (ジェッツコミックス)感想
高校受験と淡い恋の終りと、ひなちゃんメインの一巻。 将棋の激しい闘いを描いた8巻と違って、将棋はなしかと思いきや、宗谷名人と土橋九段の名人戦。対局中にどんな世界にどこまで行っているんだ、という話。
読了日:9月19日 著者:羽海野チカ


わたしの容れものわたしの容れもの感想
自分の容れもの=身体についてのエッセイ集。結構検査好きだなあ。
年齢を重ねると、病気や検査数値の悪さで盛り上がる。
読了日:9月20日 著者:角田光代



3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)感想
自分の足で歩き始めた感のある零、入江棋士との対局、川本家のピンチに介入など、成長が見られた。にしても、最後は爆弾発言を掘り込んできたな。
読了日:9月20日 著者:羽海野チカ



3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)感想
ダメ男・川本家父のつきまといもようやく解決したのかな。「同じ所をぐるぐる回る螺旋も、遠くから見たら一本の棒に見える」まさに零の行く道が一本に見えてきた。作者の身を削って削ってここまで来た感しがする。
読了日:9月22日 著者:羽海野チカ


花の日本語花の日本語感想
和名や別名など、こんなに花があるんだと知る。詩歌にも歌われているのも、昔から存在している証拠。 凩(こがらし)や あとで芽をふけ 川柳 手に取るな やはり野に置け 蓮華草 葛の花 踏みしだかれて 色あたらし。 この山道を行きし人あり
読了日:9月24日 著者:山下景子


奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)奇想の図譜 (ちくま学芸文庫)感想
「奇想の系譜」に続く2作目。キワモノとみられていた画家たちを世に出すことになった前作。本書は、からくり・アマチュアリズム・かざりといったテーマを。MIHO MUSEUM 館長最後の展覧会が「KAZARI」だったので、図録を読みなおそう。 かざり アクセサリーの類い・装飾美術だけに限るものではなく、装飾文化とでもいうべき、生活の中での飾りの総体。
読了日:9月27日 著者:辻惟雄


隠居の日向ぼっこ隠居の日向ぼっこ感想
江戸時代から昭和に使われた道具を春夏秋冬に章立てしたエッセイ。 「団扇では憎らしいほど叩かれず」 「夕涼みよくぞ男に生まれけり」
読了日:9月30日 著者:杉浦日向子



アンドロイドは人間になれるか (文春新書)アンドロイドは人間になれるか (文春新書)感想
人間とは何か、不気味なロボット テレノイド、ジェミノイドF、についてなど、他の本を読んだり、講演会を聴いたことがあるので、まとめのように読んだ。 モダリティ 人間が何かを認識するのに必要な要素。簡単に言うと知覚。       視覚、聴覚、触覚などの感覚を用いて下界を知覚する手段。 最低ふたつのモダリティが結びつけば他者の存在もわかったことになる。
読了日:10月1日 著者:石黒浩


3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)感想
全体の雰囲気が段々と明るくなってきた中に、滑川に勝ちきる強さも見られ、零が成長している。そうめんが美味しそうだった。
読了日:10月6日 著者:羽海野チカ



ヒカルの碁 (2) (ジャンプ・コミックス)ヒカルの碁 (2) (ジャンプ・コミックス)感想
碁を打ちたいという気持ちを感じたヒカル。才能の片りんも見えたのか。
読了日:10月8日 著者:ほったゆみ,小畑健,梅沢由香里




若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語感想
オクラホマ出身のアメリカ人が、60数年前の出会いをきっかけに如何に若冲コレクターになったか、インタビュー形式でまとめた本書。コレクションの自身の解説付き。日本美術にほれ込み、日本館まで建設するも、のっとられそうになったり、知らなかったが結構波瀾万丈。「鳥獣家族図屏風」のタイル画があるプライス家のお風呂場は、世界で最も贅沢なものの一つだな。
読了日:10月8日 著者:ジョー・プライス,山下裕二


週刊東洋経済 2016年10/8号 [雑誌](最新科学でわかった!  「脳」入門)週刊東洋経済 2016年10/8号 [雑誌](最新科学でわかった! 「脳」入門)感想
最新科学でわかった!「脳」入門
Wインタビュー 修会長 俊宏社長 スズキおやじの引き際
読了日:10月9日 著者:



謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉感想
帯の文句は「日本は納豆後進国だった」 納豆は外国のソウルフード、納豆を追いかけミャンマー、ネパール、中国、日本の東北地方へ飛び回る。 貴重なタンパク源であり、出汁・うま味調味料という発見。葉っぱにも納豆菌が存在するので、葉っぱで納豆ができる。 日本にも葉の納豆菌で作るアジア納豆があったことなど、常識を覆す発見に知的好奇心を擽られる。
読了日:10月10日 著者:高野秀行


サライ 2016年 10 月号 [雑誌]サライ 2016年 10 月号 [雑誌]感想
大特集 若冲と紅葉の京都へ
特集「日本ワイン」今年味わいたい30本
読了日:10月10日 著者:



ジェトロセンサー 2016年11月号ジェトロセンサー 2016年11月号感想
特集 アジア・オセアニアの新興都市
特別リポート プーチン流政策輸入代替の功罪
読了日:10月13日 著者:ジェトロ




障害者のリアル×東大生のリアル障害者のリアル×東大生のリアル感想
「障害者のリアルに迫る」ゼミの内容まとめと受講生の感想で構成。 のっぺらぼうという言葉が印象的だ。「障害者」とレッテルを貼る危険性。 障害者と健常者は、この社会が線引きしただけ。パラリンピックを見ているとそれを実感する。
読了日:10月14日 著者:「障害者のリアルに迫る」東大ゼミ


下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)感想
「まことに小さな国が、衰退期をむかえようとしている」。 「坂の上の雲」を引いて始まる本書。 日本は、アジア唯一の先進国ではない、もはや工業立国でもない、 成長せず長い撤退戦を闘っていかなければならないという趣旨。 日本と世界の縮図であるとする四国の例が興味深い。 四国が鎖国できるなら、四国の子供にコミュニケーション教育はいらない。 しかし橋は3本掛かってしまったのだ。
読了日:10月14日 著者:平田オリザ


りこんのこどもりこんのこども感想
親の離婚を経験した子供達へのインタビューを基に、脚色を加えた小説形式で6編。
読了日:10月17日 著者:紫原明子




ヘヴンヘヴン感想
著者の本は初読かも。いじめを受けているクラスメイトの主人公とコジマ、重苦しい絶望感が全編に溢れている。いじめる側の百瀬の論理、いじめられる側のコジマの論理、どちらも狂気を感じた。
読了日:10月19日 著者:川上未映子


イヤな自分とサヨナラする方法イヤな自分とサヨナラする方法感想
嫌な自分=性格にさよならして、柔らかな性格でいられるように練習し、 他人に取って魅力的な人になりましょう。自分の姿は自分でもよくわからないこともあるだろう。
読了日:10月19日 著者:小池龍之介



看護崩壊 病院から看護師が消えてゆく (アスキー新書)看護崩壊 病院から看護師が消えてゆく (アスキー新書)感想
医者不足が話題に上がっても、看護師不足は問題視されているか。 医師の診療補助の役目ではなく、療養上の世話の役目が軽んじられているとしたら、患者にとってもマイナスだ。 きつい・汚い・キケン・休暇が取れない・規則が厳しい・ 化粧がのらない・薬に頼って生きている・婚期が遅い・給料が安い 9Kの仕事だとはジョークにもならない。 2011年1月出版の本書、6年経っても改善されていないのではないだろうか。
読了日:10月21日 著者:小林美希著


海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)感想
映画でも登場したエピソード「桜の花の満開の下」「真昼の月」が収録。風太・裕太とすずの心の動きが気にかかる。すずが本当の妹のようになってきている。
読了日:10月22日 著者:吉田秋生



海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)感想
すずが鎌倉にやって来て、早くも1年。長女・幸の不倫も終わった。裕也の足づかいに1人気が付く風太の株が上がりっぱなし。
読了日:10月22日 著者:吉田秋生



BAR追分 (ハルキ文庫)BAR追分 (ハルキ文庫)感想
新宿三丁目交差点近く、「ねこみち横丁」の奥にある「BAR追分」。 道が左右に分かれる「追分」を店の名にし、昼は「バール追分」で定食を、 夜は「バー追分」でお酒を提供。人生の分かれ道に踏み入れた人々が集う店、夜に読むと酒とご飯を食べたくなってしまっていかん。
読了日:10月23日 著者:伊吹有喜


ほんとうに危ない スポーツ脳震盪ほんとうに危ない スポーツ脳震盪感想
脳振盪の症状/診断方法/脳振盪が起きた時にすべきこと/脳振盪を起こすスポーツの種類/指導者・スポーツをする子供の保護者が知っておきべきこと/慢性外傷性脳症とは、など脳振盪の教科書。学校クラブの指導者は読んで欲しい。 頭を直接打たなくても、脳が揺れると脳振盪を発症する可能性がある。 NFLが訴訟で和解したが、脳振盪を繰り返すと、慢性外傷性脳症を起こす可能性があることにも言及あり。
読了日:10月24日 著者:谷諭


神さまたちの遊ぶ庭神さまたちの遊ぶ庭感想
小説と思って読んでいたら実際の話でびっくり。 夫の希望で、北海道道央のトムラウシに一家5人で移り住んだ記録。 TSUTAYAまで60km、最寄りのスーパーまで37km、2009年7月に低体温症で 遭難事故が起こっている場所、どんな生活になるかと思いきや子供達の成長を実感することになる。人と人のつながりの大切さ、家族の絆、物がない方が気付くのだろうなあ。
読了日:10月26日 著者:宮下奈都


海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)感想
良いエピソードがてんこ盛りの巻。少しずつ距離が縮まる風太との恋心の初々しさと同時に、幸の不倫の恋を見届けながら自分の出自に関して心揺れるすず。心に残るおいしいご飯、すずの両親にとってはしらすトーストだったのかな。「ヒマラヤの鶴」の店長のシェルパのやり取りも好きだ。
読了日:10月26日 著者:吉田秋生


海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)感想
すずを宝物と言っていた母。風太キャプテン補佐に名乗り出る裕也。海猫食堂の終わり。決していい話ばかりではないのだが、丁寧に丁寧に描かれるので、登場人物のまっすぐさが際立つ。 「忘れないでおこう こいつがヘコんだときは 誰よりも早く気付けるように 好きだから」 
読了日:10月27日 著者:吉田秋生


海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)感想
相続問題に進路に恋とすずが少しずつ進んでいく。四月になればどこに居るのだろう。 アジフライ食べたい。
読了日:10月28日 著者:吉田秋生



海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)感想
四姉妹の恋が様々な方向に進展した巻。アフロ店長と千佳はかなり進んでいたのか。
読了日:10月29日 著者:吉田秋生




それゆけ! おやじヘルパーズ (介護ライブラリー)それゆけ! おやじヘルパーズ (介護ライブラリー)感想
還暦前後のおやじ5人が介護の世界に飛び込んだ。 介護を担う主体は、定年退職者、家庭の主婦、一部の若者しかないが、 そこそこ力がある・低賃金でも耐えられる・地域デビューが果たせる・ 老い支度になるとの理由で、おやじ世代の介護世界入りを進める。
読了日:10月31日 著者:東田勉


ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (1) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
今更ではあるが、「3月のライオン」前のハチクロはどんな漫画だろうかと思い手に取った。はぐちゃんの存在もよくわからないし、話があっちこっちに飛んでいる感じ。まだ良さがわからない。
読了日:11月1日 著者:羽海野チカ


ハチミツとクローバー (2) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (2) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
巻末の「ハチクロ これまで物語」で登場人物とストーリーの繋がりが整理できた。竹本と母親、花本先生と理花、四つ葉のクローバーを探すはぐみといったエピソードを読むと、変な感想だが「3月のライオン」と同じ人が書いた漫画だと感じる。
読了日:11月2日 著者:羽海野チカ


このあと どうしちゃおうこのあと どうしちゃおう感想
おじいちゃんの楽しくてちょっぴり哀しいエンディングノートを読んで、生きる喜びを知る。大人こそ「やりたいことノート」を書かないとな。
読了日:11月2日 著者:ヨシタケシンスケ


ハチミツとクローバー (3) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (3) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
そうか、好きな人とご飯を食べると緊張して美味しくないのか。遠い昔の話だな。
読了日:11月5日 著者:羽海野チカ




夫に死んでほしい妻たち (朝日新書)夫に死んでほしい妻たち (朝日新書)感想
家事や育児の意識のずれ程度かと思って読んだら、結婚前から価値観自体が合わなかった夫婦も出てくる。一番だめなのは、女性に対する精神的な駄目出し。結婚後の姓を変えるのは多くは女性、子育ての主体が女性という所も問題の根元だろう。
読了日:11月6日 著者:小林美希



明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)明日、機械がヒトになる ルポ最新科学 (講談社現代新書)感想
現実の科学はSFを超えている。 作家である著者が、人間と機械の境界を探るために7人の科学者を取材。 SR・3Dプリンター・アンドロイド・AI・ヒューマンビッグデータ・BMI・幸福学。各々の分野を勉強する前のガイドブックの役目も果たしている。 人間は普段、そのままの現実ではなく、自分の中のデータを見ているだけ。 「受動意識仮説」意識とは環境や単純な刺激によって、場当たり的に出力されるもの、など、知的好奇心を刺激されるワードに満ちている。
読了日:11月10日 著者:海猫沢めろん


羊と鋼の森羊と鋼の森感想
ピアノ調律師の話。主人公の成長の物語でもある。温かい人たち, 雰囲気に満ちている。外村の故郷は、トムラウシかな。
読了日:11月11日 著者:宮下奈都



ハチミツとクローバー (4) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (4) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
真山と山田と理花の三角関係がもどかしい。愛する人は決して手に入らない。
読了日:11月12日 著者:羽海野チカ




ハチミツとクローバー (5) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (5) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
いきなりの帰国で、森田・竹本の回へ。と思ったら、山田に動きがあり、四角関係か?成就する恋はあるのだろうか。
読了日:11月12日 著者:羽海野チカ



ダ・ヴィンチ 2016年11月号ダ・ヴィンチ 2016年11月号感想
12巻発売!テレビアニメスタート!実写映画先行先取り情報も!「3月のライオン」
声の表現者たちは、どう本を読んでいるのか。「男と、本。声優編」
読了日:11月12日 著者:




ニコニコ時給800円ニコニコ時給800円感想
「明日、機械がヒトになる」が面白かったので、著者の小説を初読み。漫画喫茶・アパレル・パチンコ屋など、時給800円の仕事をテーマの連作短編小説。あっと言う間に読み終わった。
読了日:11月14日 著者:海猫沢めろん



データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則感想
宇宙のあらゆる変化は、エネルギーのやり取りで起きているのに、人間の行動だけは「意思」や「好み」や「情」で決まるのだろうか? お風呂以外に身に付けたウェアラブルセンサのデータから、人間・組織・社会を読み解く。「明日、機械がヒトになる」を読んで手に取った。 意思とは関係なく、エネルギー保存の法則、U分布にしたがって行動してるなど、これまでの常識とはかけ離れているが、組織論としても読むことができる。
読了日:11月21日 著者:矢野和男


週刊東洋経済 2016年11/19号 [雑誌](そのメディアにお金を払いますか?)週刊東洋経済 2016年11/19号 [雑誌](そのメディアにお金を払いますか?)感想
そのメディアにおカネを払いますか?
「トランプ大統領」の衝撃
読了日:11月25日 著者:



BILLY BAT(1) (モーニング KC)BILLY BAT(1) (モーニング KC)感想
著者の作品にしては、タッチが違うのは何?と思いながら読み進むと、次々と謎が深まっていく。今どこにいるのかわからないほどの早い展開に引き込まれた。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



アオハライド 7 (マーガレットコミックス)アオハライド 7 (マーガレットコミックス)感想
修子の先生への恋も終わりを告げた。遠回りしたが、双葉が気持ちを決めたクライマックス。
読了日:11月26日 著者:咲坂伊緒



BILLY BAT(2) (モーニング KC)BILLY BAT(2) (モーニング KC)感想
下山事件を追いかけてると思いきや、キリストに戦国時代!?
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志




BILLY BAT(3) (モーニングKC)BILLY BAT(3) (モーニングKC)感想
一転して戦国時代の忍者者の一巻。巻物に関わるものに死が訪れる。全貌が見えないまま、ストーリーは進んでいく。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



坂本ですが? 1 (ビームコミックス)坂本ですが? 1 (ビームコミックス)感想
題名が気になっていた漫画。こういうシュールなストーリーだと、予想ができたような意外なような。
読了日:11月26日 著者:佐野菜見



BILLY BAT(4) (モーニング KC)BILLY BAT(4) (モーニング KC)感想
オズワルド登場、話はケネディ暗殺に向かうのか。
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志




BILLY BAT(5) (モーニング KC)BILLY BAT(5) (モーニング KC)感想
続くアメリカ編。JFKとKKK 黒人差別。 「正義ってのはなあ 頭で考えるもんじゃない。血と汗と涙流して行動するのが正義だ」
読了日:11月26日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



BILLY BAT(6) (モーニング KC)BILLY BAT(6) (モーニング KC)感想
ビリーに接することができる人物が増えてきて、流れが出来てきた感じ。チャック・カルキンの裏側が明らかに。今後どんな風に繋がっていくか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



アオハライド 8 (マーガレットコミックス)アオハライド 8 (マーガレットコミックス)感想
双葉の決意に揺れる洸。離れていって気づくものもある。遅いけど。
読了日:11月27日 著者:咲坂伊緒




BILLY BAT(7) (モーニング KC)BILLY BAT(7) (モーニング KC)感想
ビリーの予言通りに話は進み、JFK暗殺。次は巻物の謎へ突入か。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志




BILLY BAT(8) (モーニング KC)BILLY BAT(8) (モーニング KC)感想
いよいよ日本へ。忍者の巻がここに繋がってくるとは。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志




BILLY BAT(9) (モーニング KC)BILLY BAT(9) (モーニング KC)感想
とうとうアインシュタインまで登場。パラレルワールドにタイムスリップ?アポロ計画の書割りも出てきそうだが、このストーリーは収束するのだろうか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



BILLY BAT(10) (モーニング KC)BILLY BAT(10) (モーニング KC)感想
ついにタイムスリップ、時間転換まで入ってきた。折り返しまで来て、ますますややこしいぞ。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志



BILLY BAT(11) (モーニング KC)BILLY BAT(11) (モーニング KC)感想
このラストは、ケヴィン編は終了?この後は後継者に引き継がれるのだろうか。
読了日:11月27日 著者:浦沢直樹,長崎尚志




DIME(ダイム) 2017年 01 月号 [雑誌]DIME(ダイム) 2017年 01 月号 [雑誌]感想
2016→2017 モノ消費+コト消費の時代を生き抜く! ヒット商品&トレンド大予測! 全部見せます!
別冊付録 30年前の創刊号には 今、役立つ発想術が満載!
読了日:11月27日 著者:


Tarzan(ターザン) 2016年 12月8日号[呼吸と姿勢]Tarzan(ターザン) 2016年 12月8日号[呼吸と姿勢]感想
カラダ再起動 呼吸と姿勢
読了日:11月28日 著者:



小説集 夏の花 (岩波文庫)小説集 夏の花 (岩波文庫)感想
「鋼と羊の森」で著者を知り手に取った。
広島の被爆体験を基にノンフィクションのような作品。
よく出版ができたものだなあ。
読了日:11月30日 著者:原民喜


誰も知らない世界のことわざ誰も知らない世界のことわざ感想
「翻訳できない世界のことば」の第2弾。題名と通り、世界各国のことわざを紹介。イラストが良くて、部屋のインテリアにも。 「さて、羊に戻るとしようか」(仏)がお気に入り。
読了日:12月1日 著者:エラ・フランシス・サンダース


神様のカルテ (小学館文庫)神様のカルテ (小学館文庫)感想
松本訪問に際して、再読。重たいテーマだが、人に対する気持ちが温かいので、気持ちの良い読後感は変わらない。本庄病院のモデルとなった病院前にも行き、「365日 24時間」の看板も確認。
読了日:12月2日 著者:夏川草介


人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)感想
人工知能の研究の歴史から、ディープラーニングとは、そしてその未来の姿を初心者向けに解説。特徴表現学習が人工知能にとっては、発展のための大きな山を越えたのであれば、人類を必ず超えると説く。
読了日:12月3日 著者:松尾豊


週刊文春 2016年 12/8 号 [雑誌]週刊文春 2016年 12/8 号 [雑誌]感想
ユニクロ潜入一年
三代目JSB、和田アキ子、SMAP、宇多田ヒカル… 「紅白」凋落と「バーニング帝国」崩壊
読了日:12月5日 著者:



新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)感想
又吉 創造の四字熟語に書の組み合わせ。期待のハードルを上げすぎたか、もっと面白いと思っていた。「構内抱擁」がお気に入り。
読了日:12月7日 著者:又吉直樹,田中象雨



一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)感想
雑誌「CHINTAI」の広告キャンペーン「いい部屋みつかっ短歌」コンテスト中からの100首。 「住み慣れた六畳一間に別れ告げ 春には名字もリニューアルです」 「本当に住めば都になるのかな すみませんこの黒い跡なに?」 「父親と引っ越す前に一度だけゆっくり食べた定食がある」
読了日:12月8日 著者:枡野浩一


ハチミツとクローバー (6) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (6) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
竹本が自分探しの旅に出るが、それぞれが探し物をしている巻だった。
読了日:12月10日 著者:羽海野チカ




ハチミツとクローバー (7) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (7) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
竹本自分探しの旅、完結。良い人に恵まれたなあ。そしてはぐちゃんに告白。正に青春だ。
読了日:12月10日 著者:羽海野チカ




ハチミツとクローバー (8) (クイーンズコミックス―ヤングユー)ハチミツとクローバー (8) (クイーンズコミックス―ヤングユー)感想
人の気持ちは難しい。他人だけでなく自分の気持ちでさえも。真山と野宮の間で揺れ始める山田を追っていると、そんな気がしてくる。
読了日:12月11日 著者:羽海野チカ



父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌感想
母親はパーキンソン病、妹が統合失調症、父親が認知症。父と妹の同時介護を行いながらの執筆活動をされてたとは。「二人静」を読んでみよう。
読了日:12月14日 著者:盛田隆二



棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)感想
大崎善生 3編の他、棋士・作家などが将棋について書いたエッセイなど。 沢木耕太郎、坂口安吾、村上春樹、小林秀雄など豪華ラインナップ。 色川武大の「男の花道」が良かった。 2013年 渡辺竜王に挑戦した森内名人、三局目のぎりぎりの攻防の中で、 「自分の脳が普段使わないような所まで刺激を受けたような感覚を覚えた」にびっくり。トップ棋士の言葉、どれだけ使えば、そんな感覚になるのだろうか。
読了日:12月15日 著者:


ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)感想
最終巻前に山を作ってきたか、はぐちゃんの怪我と森田の決意。
読了日:12月15日 著者:羽海野チカ




ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)感想
最後の最後に題名が出て来たか。書かない自分で良いと言った森田ではなく、描くために花本先生を選ぶはぐみ。単なる三角関係の恋愛物語ではなく、どんな結果になろうとも自分の世界を貫き通す人生のストーリだった。そこが「3月のライオン」を書くことに繋がったのかも。
読了日:12月17日 著者:羽海野チカ


日本人の値段: 中国に買われたエリート技術者たち日本人の値段: 中国に買われたエリート技術者たち感想
退職後やヘッドハンティングを受けて、中国企業に渡って働く技術者を取材。R&D部署が、分解するのが仕事というのが複数出てきて、笑えない。 原因を追求し、考えられる対策を一つ一つ行い潰していくことができない 中国人が多い。しかし、この本にも出て来た美的に東芝が白物家電部門を売却したり、単に中国企業というくくりで語れない。
読了日:12月17日 著者:谷崎光


賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書)賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書)感想
2013年の統計で、632万トンの食品ロスが発生している日本。賞味期限3分の一ルールといった販売店でのルール設定を問題提起するが、根元には消費者のエゴがあることを指摘。買い物では賞味期限に近いものを手に取る、野菜は使い切るなど、少しでもロスを無くす行動を。
読了日:12月23日 著者:井出留美


アンと青春アンと青春感想
前作に比べると、ミステリ色が薄まり、アンちゃんの成長が目立った青春小説色が強かった。恋の予感も。
読了日:12月23日 著者:坂木司



週刊ダイヤモンド 2016年 12/17 号 [雑誌] (労基署が狙う)週刊ダイヤモンド 2016年 12/17 号 [雑誌] (労基署が狙う)感想
特集1残業禁止、年収激減 労基署ショックが襲う 労基署が狙う
特集2原発漂流”無理筋”の東電再編
読了日:12月26日 著者:


ペンギンと暮らす (幻冬舎文庫)ペンギンと暮らす (幻冬舎文庫)感想
ペンギンと暮らしたいが無理なので、夫をペンギンと思うことにした、でスタート。その次にペンギンはタコの頭が好き、と来るからびっくり。でも、全体的にほんわかエッセイ。

読了日:12月28日 著者:小川糸


女子校育ち (ちくまプリマー新書)女子校育ち (ちくまプリマー新書)感想
女子高に縁がなく、東京の学校もよく知らないので、そんなものかという感じ。取材日時が若干古いので、今どきとのずれもあるのではないか。
読了日:12月28日 著者:辛酸なめ子



「だから、生きる。」「だから、生きる。」感想
歌手でありながら声を失うという悲劇に見舞われながらも、
家族や周りの人への感謝の念に溢れている。
体調に関して、自分の直感を信じること。
ホームパーティーに来てくれたTOKIOが素晴らしい。

読了日:12月29日 著者:つんく♂


LEAF(リーフ) 2017年 02 月号 [雑誌]LEAF(リーフ) 2017年 02 月号 [雑誌]感想
京都・滋賀 おいしい&ご利益巡り
世界遺産の街 ルアンプラバン
読了日:12月31日 著者:



社訓「会社を大きくしない」  ―――我が社に競合は存在しない社訓「会社を大きくしない」 ―――我が社に競合は存在しない感想
著者は、明光電子株式会社 代表取締役。
電子部品の商社、「便利屋の側面を持った専門商社」という強みを端的に表現。どの会社でも強みを短く言えなければならないだろう。人材育成は、メンタルを鍛えること。
読了日:12月31日 著者:十川正明

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