外国語映画、ハリウッドや邦画以外の映画の面白さにハマる去年今年。
昨年の映画No.1は、タイ「すれ違いのダイヤリーズ」。
今年に入って映画館で4本鑑賞したが、邦画1本にスペイン・韓国・ベトナムと
外国語映画がメジャーを占めている。
アカデミー賞 作品賞他4部門を獲得した「パラサイト 半地下の家族(기생충)」。
ネタバレするので詳細は何も書けないが、評判通りの面白さ、というかそれを上回る
ぶっ飛んだ展開だった。よくできている。
漢字語は耳に入ってくるので、韓国語やり直さないとなあ。
京都みなみ会館で見た「サイゴン・クチュール(Cô Ba Sài Gòn)」も面白かった。
公式HPでも「プラダを着た悪魔」x「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と
記載あるが、その通り。
1969年 サイゴンで9代続くアオザイ仕立て屋の娘 ニュイはミス・サイゴンに選ばれている。最新ファッションを追いかけ、古臭いとアオザイ嫌い、店を守る母親ともぶつかっている。
ひょんなことから2017年にタイムスリップし、没落した生家を立て直すために奮闘する。
タイムスリップして、2017年の自分と対峙する辺りは、タイムパラドックス的に?
ではあるが、この映画最大の見どころと言っても良し。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」というより「Doremon」にヒントを得たんじゃないか?
1969年のシーンでは男優が出てこないが、ベトナム戦争真っ只中。
子ども時代に、店のことを最優先し相手をしてくれない母親に対して、
反発と寂しさを感じているのも、確執の土台にあるのだが、これも戦争が背景にある。
アオザイの美しさが存分に堪能でき、プロデューサー・監督と女性が務めるなど、女性が強いベトナムらしい作品だった。
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