2022年1月の読書

 



1月の読書メーター

読んだ本の数:20
読んだページ数:3611
ナイス数:206

トマト缶の黒い真実 (ヒストリカル・スタディーズ)トマト缶の黒い真実 (ヒストリカル・スタディーズ)感想
新疆ウイグル自治区で栽培される加工用トマトを低賃金で子供たちが採取。南イタリアで中国産濃色トマトに水と塩を加えてイタリア産として再輸出。トマト31%添加物69%のトマト缶がアフリカ市場で販売されるなど、トマト缶の生産・流通の裏側を明らかにするポタージュ。 過酷な労働環境、食の安全軽視と儲け主義の企業群、グローバル流通の闇と知らないことだらけの一冊だった。
読了日:01月31日 著者:ジャン=バティスト・マレ


かかかか感想
独特のなまりで読みづらく慣れるのに時間がかかった。人によって相性がありそう。姉の遊び相手に生んだと母親に言われ、離婚を機に心を病んで暴れるかかとの現実と、唯一の逃げ場であるはずのSNSの中でも仮の姿でしかないようで、こちらまで苦しくなった。デビュー作、若い才能を感じる作品であった。
読了日:01月25日 著者:宇佐見りん


おじさまと猫(8) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(8) (ガンガンコミックス pixiv)感想
神田さんの娘・息子が登場。二人ともキャラクターが濃い。森山バンドに新たな展開が生まれるのだろうか。
読了日:01月23日 著者:桜井海


DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ (角川新書)DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ (角川新書)感想
著者はオープンなコンピューターアーキテクチャー「TRON」の開発者。DXは単なる情報化・デジタル化ではなく「やり方のイノベーション」という定義。「程度の問題」という諦観が今の日本には必要な気がする。
読了日:01月22日 著者:坂村 健


往生際の意味を知れ! (1) (ビッグコミックス)往生際の意味を知れ! (1) (ビッグコミックス)感想
7年前に姿を消した元カノを忘れられない主人公の前に元カノが登場。出産記録を録画して欲しい、精子が欲しい、と1巻から突飛な展開。ちょっとサイコ感も感じる。この後どう展開するのか、これ。
読了日:01月22日 著者:米代 恭


沢村貞子の献立 料理・飯島奈美沢村貞子の献立 料理・飯島奈美感想
「365日の献立日記」から手に取った。料理研究家 飯島さんが沢村貞子さんの「献立日記」を元に料理を作る。「献立日記」には詳しいレシピが載っているわけではないので、再現は難しいだろうが楽しそうでもある。
読了日:01月21日 著者:飯島 奈美


グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴングッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン感想
東京バンドワゴンシリーズ 第16弾。 研人のバンド〈TOKYO BANDWAGON〉が、レコーディングのために我南人と訪れたイギリスで事件発生。盗難美術品を巡るMI5も巻き込む大掛かりな事件だったが、人を愛する気持ちはいつもの東京バンドワゴンだったかな。
読了日:01月19日 著者:小路 幸也


THE BIG ISSUE 422号THE BIG ISSUE 422号感想
第8次「コロナ緊急3カ月通信販売」スタート。 ・特集 もう 自分電力 / スペシャル企画 ストリートキャット・ボブ / ドイツ、ベーシックインカムは人生を変えるのか? / 新春エッセイ:“犬歯”から考える進化論――更科功
読了日:01月18日 著者:ビッグイシュー日本


アンガーマネジメント 叱り方の教科書アンガーマネジメント 叱り方の教科書感想
出来事が起こる→出来事に意味づけする→怒りが生まれる。 怒りという感情を理解する/自分の「べき」を知る、怒りのメカニズムを知ることができるアンガーマネジメントの基本テキスト。
読了日:01月17日 著者:安藤俊介


ワンダフル・ライフワンダフル・ライフ感想
障害者、介護、優生思想など重たいテーマが盛り込まれている。頚損の妻が「ありがとう」を言わなかった理由がせつないが女性らしい。このトリックとテーマとはまり具体としてはあの小説の方が好みだな。
読了日:01月13日 著者:丸山 正樹


フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術 (PHPビジネス新書)感想
日本企業でなぜ人が育たなくなったのかの分析から始まり、フィードバックの基礎理論・応用、実例まで。 フィードバックは「情報通知-耳の痛いことでも部下のパフォーマンス等に対して情報や結果をちゃんと通知すること」と「立て直し-部下が自己のパフォーマンス等を認識し、自らの業務や行動を振り返り、今後の行動計画をたてる支援を行うこと」の二つの要素から成り立っている。ティーチング・コーチングも絡めた重層的な取り組みの構築が必要で有効になるのではないかと感じた。
読了日:01月11日 著者:中原 淳


北北西に曇と往け 3 (ハルタコミックス)北北西に曇と往け 3 (ハルタコミックス)感想
観光案内のような前巻の内容から、探偵ものに戻った。弟・三知嵩もサイコパスのような能力を持っているのか?兄弟そろって変わった力を持ってるもんだな。
読了日:01月10日 著者:入江 亜季


奇跡のバックホーム奇跡のバックホーム感想
脳腫瘍で嘱望されたプロ野球生活を諦めざるを得なかった元阪神・横田選手の引退試合での奇跡のバックホームに至るまで、半生を含めて綴った。このバックホームは話題になっていたが、まだそんなに実績を残した選手じゃなかったことは知らなかった。いかにファン・チームメートに愛されていた選手だったのかわかるような内容だった。
読了日:01月10日 著者:横田 慎太郎


九条の大罪 (2) (ビッグコミックス)九条の大罪 (2) (ビッグコミックス)感想
痴ほう入居者から財産をむしり取る悪徳介護施設からお金を取り戻すために、恩師の弁護士との対決。介護施設の闇も描かれていく。
読了日:01月09日 著者:真鍋 昌平


葬送のフリーレン(6) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン(6) (少年サンデーコミックス)感想
1級魔導士試験 2次試験 ダンジョン 零落の王墓編。受験者の複製体が敵とは手ごわい。最終3次試験へと進む。
読了日:01月08日 著者:山田鐘人,アベツカサ


日経おとなのOFF 2022年 絶対に見逃せない美術展(日経トレンディ2022年1月号増刊)日経おとなのOFF 2022年 絶対に見逃せない美術展(日経トレンディ2022年1月号増刊)感想
2022 絶対に見逃せない美術展 / 来日名画で学ぶ 西洋美術600年 必修作品52 / 東博の国宝 驚きの全公開 必見の絵画 TOP10 / 見ないと分からない ど迫力!巨匠 ゲルハルト・リヒター
読了日:01月08日 著者:


おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)感想
天才ピアニスト・ジョフロワと5匹の捨て猫の一巻。ジョフロワが父の気持ちも知る流れも良かった。
読了日:01月07日 著者:桜井海


チ。―地球の運動について― (5) (BIG SPIRITS COMICS)チ。―地球の運動について― (5) (BIG SPIRITS COMICS)感想
オグジー・バデーニも退場し、次は25年後に引き継がれるのだろうか。
読了日:01月04日 著者:魚豊


サーベイ・フィードバック入門――「データと対話」で職場を変える技術 【これからの組織開発の教科書】サーベイ・フィードバック入門――「データと対話」で職場を変える技術 【これからの組織開発の教科書】感想
「勘と経験に基づくマネジメント」からの脱却し、データを活かして組織を変える方法。取り組みにすぐにも使えそうな考え方が紹介されていた。 サーベイフィードバックの基本の3ステップ 1見える化:チームや組織の課題を可視化 2ガチ対話:データが示す結果について対話を通じてフィードバック 3未来づくり:自分たちの未来を自分たちで決めてアクションプランを練る サーベイだけで組織変革の正解は得られないというのはその通りだろう。
読了日:01月04日 著者:中原 淳


この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかたこの世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた感想
原題:The Knowlegde 副題:How Rebuilt Our World Scratch 核戦争、感染症、小惑星の衝突など、文明が破局を迎えた後にどのように再建するかという思考実験を通じて、人類が蓄積してきた膨大な知識を失うことなくいかに後世に伝えるかを考える。農業・工業・医療・食料・時間/場所の認識、意識していないがなくてはならない物なのに、基礎は知らないものばかり、とても生き残ることができなさそうだ。結構細かく書いてあるので写真・図があるとわかりやすかっただろう。
読了日:01月01日 著者:ルイス ダートネル

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