第110回のツール・ド・フランスは、ヨナス・ヴィンゲゴーの2連覇で幕を閉じた。
2位のポガチャルに7分29秒差を付けた。
その他、4賞ジャージは以下の通り
マイヨ・ヴェール :ヤスペル・フィリプセン
マイヨ・ア・ポア・ルージュ:ジュリオ・チッコーネ
マイヨ・ブラン :タデイ・ポガチャル
4賞ジャージが全て違う選手が着用するのは久しぶりだ。
シャンゼリゼゴールを勝利したのは、フィリプセンではなく、ボーラのヨルディ・メーウスだった。リム差でこのツール初勝利。これはちょっとびっくり。
アダム兄弟の1・2フィニッシュで始まった2023年のツール。
カヴェンディッシュのリタイヤ、第20ステージの1級山岳、地元の大ファンに迎えられる中、1位で走り抜けた今シーズン引退するフランスの英雄 ティボ・ピノ―と今年もドラマが生まれた。
中でもヴィンゲゴーとポガチャルの対決、特にポガチャルの挫折が印象的だった。溢れる才能で勝利を重ねてきたポガチャルが、16ステージ個人タイムトライアルで惨敗し、17ステージでまさかの大ブレーキ。
しかし、個人の能力だけで勝ってしまうのではなく、戦術・準備チームメイトのヘルプの大切さを感じたのではないか、20ステージでの勝利は今後の躍進を予感させるものだった。
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