童夢のオマージュ ~ イノセンツ ~

京都みなみ会館で10本目、最後の映画は「イノセンツ」。



ノルウェーの映画で、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞で4冠を獲得した作品。監督・脚本は、『わたしは最悪。』で米アカデミー賞 脚本賞にノミネートされた鬼才エスキル・フォクト。


『緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダ、自閉症で口のきけない姉のアナが、同じ団地に暮らすベン、アイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく小さな物体を動かせる念動力、アイシャは互いに離れていてもアナと感情、思考を共有できる不思議な能力を秘めていた。夏休み中の4人は大人の目が届かないところで、魔法のようなサイキック・パワーの強度を高めていく。しかし、遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり<衝撃の夏休み>に姿を変えていく─ 。』(公式HPより)



サイキック・ホラーというジャンルと言えるか、大友克洋「童夢」からインスピレーションを得たとのこと、「童夢」は読んだことはないが「アキラ」や平井和正「幻魔大戦」をちょっと思い出した。

子どもはやっていい事とやっては駄目なことの区別がつかず、虫を殺すといった残酷な事をやってしまう残虐性があると思うが、それが止まらずに最悪の事態を引き起こしてしまったという流れ。

猫好きは決して見てはならないシーンがあるなど、中々にしんどい作品だった。

でも、万人にはお勧めできないが、面白かった。

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