お盆の大阪 森ノ宮ピロティホールで立川談春独演会が開催された。
15日(土)の回に参戦。
「札所の霊験」と「紺屋高尾」の2席。
お盆ということで、いつもとは客層が違って家族連れが多い、落語が初めての人に聞かせる話じゃないとのこと。落語家になって3回目、師匠の談志からやってみろと言われて取り組んだ4つの噺の内の1つだそうだ。
「札所の霊験(上)」のあらすじをチャッピーにまとめてもらったのが下記。
越後高田藩の武士・水司又市(みずし・またいち)は、江戸詰めとなって江戸に出てくる。ある日、根津権現近くの遊廓を通りかかった又市は、そこで美しい遊女・小増(こます)を見かけ、その美貌にすっかり心を奪われる。
小増は根津の遊廓・増田屋の売れっ子。又市は何度も通って小増を呼ぼうとするが、彼女には馴染みの客がいて、なかなか相手にしてもらえない。それでも諦めきれない又市は、ついには刀まで質に入れて金を工面し、小増に二十両もの大金を贈る。
しかし、小増の態度は変わらない。とうとう腹を立てた又市が遊廓で騒ぎを起こすと、小増は「金で自分を自由にはできない」と言い放ち、二十両を突き返してしまう。
そこへ現れたのが、榊原藩の上役の息子である中根善之進。小増の馴染みでもある善之進は、又市を「身分の低い田舎侍」と見下し、小増を諦めるよう言い渡す。さらに又市の額を扇で突き、傷を負わせる。
遊女に振られた悔しさと、衆人の前で顔に傷をつけられた屈辱。二つの恨みを抱えた又市は、善之進を待ち伏せし、ついには斬り殺してしまう。
事件後、小増は深い後悔に沈むが、やがて商人・藤屋七兵衛に身請けされ、本名のお梅として新しい人生を歩み始める。しかし幸せは長く続かない。火災や商売の失敗が重なって家は没落し、一家は江戸を離れて越中・高岡(富山)へ移り住むことになる。恋慕から始まった一つの出来事が、関わった人々の運命を次々と狂わせていく――そんな因縁の序章として幕を閉じる。
聞いたことがないので正解がわからないが、3回目ということか言い間違いがあったり、
本人としても乗り切れないような雰囲気も漂っていたが、小増の裏切りにはムカムカ、水司の無念さが染みわたる話だった。
こんな話があるのかと談志も驚いたのは「下」、翌日の16日(日)に演じるとのこと。
これから寝ずに覚えると笑わせたが、気になる。
「紺屋高尾」
遊郭の話で統一したか十八番と言える紺屋高尾。
「札所の霊験」が行きなれていないフランス料理屋とすると、「紺屋高尾」は勝手知ったる行きつけの居酒屋という感じか、活き活きと演じられた。
親方(ともちろん親方の奥さんも)の久蔵の夢を叶えてやりたいという気持ちが強く伝わってきた。
どちらも遊女に惚れた男の噺だったが、こうも結末が違うものかという気づきがあった。
舞台から客席を写真撮影され、三本締めでお開きとなった。
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