ツールドフランス2010 第3ステージ 禍福はあざなえる縄の如し

第2ステージは、アタックを決め逃げ切ったシャバネルのステージとなった。
しかし、シャバネルは翌日にはマイヨジョーヌを失った・・・。

第3ステージは、全長213kmの長丁場であるが、
後半に石畳区間が計13kmに渡りコース設定されていた。
春のワンデイクラシックレースのパリ・ルーベという
レースと一部重なるコースのようで、
ロードレースファンにはおなじみの石畳であるが、
夏のツールには珍しい風景のようだった。
この石畳区間がレースに影響する、前半の山場といわれていたが、
昨日もあんなに荒れるとは。

まずはサクソバンク アンディ・シュレクの兄、
フランク・シュレクが落車→鎖骨骨折で途中棄権。
その落車の後ろで走っていたアームストロングとコンタドールが、
アンディ・シュレクとの差を付けられてしまった。

アンディとの差:コンタドール 31秒 アームストロング 1分21秒

ラストの個人TTがあるとは言え、4日目にして総合争いに
大きな差がつく結果となった。
コンタドールは別にして、最後のツールと言っているアームストロングは
この差をひっくり返すことができるのだろうか?
既に落車が1回、昨日もパンクが原因で差をつけれており、
7連覇時代からは運気がなくなっているようだ。

コンタドールも残り2Km以内でパンクか
機材故障のために、スローダウン。
サポートのヴィノクロフがちぎれたコンタドールを
置いて必死に集団を引く姿に
実況・解説者・視聴者も、すわコンタドールを置き去りか!
とやきもきした夜中だった。

ステージ優勝は、フースホフト。マイヨジョーヌは、
得意の石畳区間で力強くアンディを
引っ張ったカンチェラーラが1日で奪い返した。

ホントに何があるか分からない今年のツール。
第4ステージは、今の所いつものツールドフランスみたいにゆったりとした
レース展開が続いているが、果たして?

コメント